高円寺六助

登録日:2025/09/20 Sat 00:03:00
更新日:2025/09/20 Sat 02:02:08NEW!
所要時間:約 9 分で読めるのだよ諸君。




誰にも負けない天才であることは事実だが


その才能をのために使うかどうかを決めるのは私自身だ



高円寺六助(こうえんじろくすけ)とはライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物。




【プロフィール】

学籍番号:S01T004668
所属クラス:1年Dクラス→2年Dクラス→3年Aクラス(堀北クラス)
性別:男性
身長:181cm
誕生日:4月3日
星座:牡羊座
部活動:無所属
自分の好きなところ:自分の全て
自分の嫌いなところ:なし
いつもいる場所:カフェ、トレーニングルーム
CV:岩澤俊樹

【パラメータ】

学力: 身体能力: 判断力:
知性: 協調性:E⁻ 入学時

学力:B⁺(78) 身体能力:(87) 機転思考力:(34)
社会貢献性:E⁺(20) 総合力:C⁺(60) 3年時(OAA)


【概要】

ライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物で本作の主要人物かつキーパーソンの一人。

作中随一の財閥である『高円寺コンツェルン』の跡取り息子で、家柄だけではなく本人の実力も紛れもなく天才と言える人物。主人公綾小路清隆とは物語開始~2年生終了時までクラスメートだった。

【人物・性格】

一言で言えば自由奔放傲岸不遜を混ぜ合わせたような人物で、協調性の無さで言えば作中屈指の問題児である同学年のリーダー龍園翔以上で、クラスに親しい友人と呼べる友人は皆無である意味ではぼっちなのだが、本人もこの事を歯牙にもかけておらず、同級生との交流よりも上級生の女子と放課後に遊ぶことが多いらしい。

本人曰く『同級生は幼稚園児程度』にしか見えないため、特別試験やクラス対抗戦を真面目にやる気が起きないとのこと。実際に作中で退学に関係なく本人が参加するメリットがないと思った無人島試験や体育祭は全てサボっている。

落ちこぼれと言われることが多いDクラスに配属されたことについても『自分の能力を正確に測ることのできない学校が勝手に決めただけ』と考えており全く意に介していない。
そもそもAクラス特権すら『卒業したら高円寺コンツェルンの跡継ぎになる事が決まっている』と全くの無意味と化しているのも原因か。

そんな高円寺だが、クラス内投票にて退学が決定し理性を失い暴れ出した山内春樹をあえて挑発してヘイトを自分に向けさせ周りの生徒に危害が及ばないようにしたり、山内の退学により自暴自棄になった平田洋介が平田を案じていた同クラス女子の王美雨に対して八つ当たり同然の暴力を振るった際には王を庇い平田を蔑むなど意外と常識人な一面もあり、根っからの悪人という訳でもない。

また混合合宿の入浴の際に風呂場で同学年男子が股間についているアレの大きさ比べをした際に拒まずつきあうなど意外とノリのいい一面もある。


【能力】

そんな唯我独尊な彼だが、実力は文句のつけようがない本物の天才で水泳の50mを軽く泳いで日本記録に迫るタイムを叩き出す、ベンチプレス200㎏を笑顔を浮かべながら余裕でこなすなど特に身体能力は常人離れしており、無人島サバイバルで南雲雅の策略で上級生に囲まれて襲われた際には彼らを一方的に赤子扱いし余裕で退けるなど圧倒的な戦闘能力も有している。

アニメ版では常人離れした身体能力が更に強調されており、素手で猪を狩猟したり、無人島試験では某忍者漫画の忍者達のように木から木へターザンのように飛び移ったり、命綱なしで高所から飛び降りても無傷と他のバトル漫画でも生き残っていけそうな人外の域に達している。

学力や洞察力も非常に高く、学力は堀北クラスの中でも最上位で同じトップクラスである堀北鈴音や幸村輝彦に匹敵する学力を有しており、洞察力も龍園の探していた黒幕が綾小路であることを即看破していたり、清隆がクラス移籍を試みようとしていることを二年生編の時点で見抜いていた数少ない人物*1である。

1年時の学年末試験では清隆と坂柳有栖しか正解出来なかった最高難度のフラッシュ暗算を初見でいとも簡単に正答したりと初めてやった分野でも軽々こなせてしまうなど資質という点では清隆をも凌駕していると言えなくもない。

無人島サバイバルで単独1位を取り300クラスポイント獲得という大きな成果を残し*2、れっきとした堀北クラスをAクラス昇格へと導いた立役者の一人*3であり、橋本正義からも『高円寺はヤバイ』、一之瀬クラスの神崎からも『抜きん出た生徒』と評されるなど他クラスでも彼の実力を認めている人物は多い。

以上の点から清隆からも『超高校級という言葉では収まらない』と評されるなど能力は高く評価されており、読者からも頭脳面と学力面双方にて清隆と1対1で対等に戦える数少ない人物である事からラスボス候補の一人とされている。


【人間関係】

高円寺からの呼び名は『綾小路ボーイ』。
物語途中で綾小路が常人離れした能力を有していることに気づくが、自分には遠く及ばないものだと考えておりあまり意に返していない。とはいえ、2年生編終盤から1対1で会話することも増えてきており、2年生編学年末試験で綾小路のとった行動に思うところがあったらしく『これ以上好き勝手しないように』と釘を刺していた。3年生編で清隆がクラスを移籍したことで敵対はほぼ確実になっており、今後彼との直接対決が何らかの形で行われることが予想されている。

ちなみに清隆の父篤臣も『清隆が御子息(六助)の所属するクラス(堀北クラス)のAクラス卒業を阻止したら1対1で会う機会を設けてもらいたい』と高円寺の父である高円寺社長に賭けを提案し、高円寺父も『意外に面白味のある男のようだ』とそれを了承した。

同クラスのリーダーを務める女子。
高円寺からの呼び名は『堀北ガール』。
歯牙にもかけていないが、彼女がクラスリーダーであることは一応認めており、2年生編の無人島試験で高円寺が単独1位を取った場合以後の自由を認めるという約束を守ってもらうため、堀北にプロテクトポイントを与えるという幸村の提案にも賛成している。堀北にとっては唯我独尊で自分勝手な彼の存在は悩みの種の一つである。

  • 王美雨
同クラスの女子。
高円寺からの呼び名は『ワンガール』。
高円寺が堀北クラスで気にかけているほぼ唯一の人物で、平田から彼女が八つ当たり同然の暴力を振るわれた際には彼女を庇っており、宝探しゲームではコンビを組んだりと意外と絡みは多い。王本人は覚えてないようだが高円寺は王から高育入学以前に何らかの恩を受けた模様。清隆も高円寺が彼女を気にかけているのは知っており場合によっては王を退学に追い込む可能性もなくはないと高円寺を挑発していた。

余談だがアニメ版2期では一緒に次回予告を担当している。

  • 須藤健
同クラスの男子。
高円寺からの呼び名は『レッドヘアー君』。
高円寺からは歯牙にもかけられていないが、須藤から一方的に敵視されており作中でも屈指の犬猿の仲。とはいえ、須藤も高円寺の身体能力の高さについては認めておりその部分ではライバル視されている。

同クラスの男子。
クラス内投票にて、堀北が退学すべき人物は山内とクラス全員に山内が退学すべき理由を説明した際には『異論はない』と即賛同していた。山内の退学が決定した際に『最後の最後まで君は醜く救いようのない不良品という訳か』とあえて挑発し山内に自分を襲わせるように仕向け、計算通りに山内が机で殴りかかってきた際には造作もなく受け止め『私に殺意を向けたんだ何をされても文句は言えないよ』と凄み、山内はあっさり怯んでいた。

高円寺からの呼び名は『ドラゴンボーイ』。
Dクラスの黒幕候補と龍園に思われた際に一度呼び止められているが、龍園が高円寺が堀北と組んで行動を起こす人物には到底思えなかったためあっさり解放された。龍園からは『俺とは違う方向に狂った人間』と評されている。ちなみに彼が命名した龍園の呼び名『ドラゴンボーイ』は坂柳に受けていた

高円寺からの呼び名は『リトルガール』。
ドラゴンボーイとは対照的に今度は龍園に受けていたが、坂柳本人は自身がコンプレックスを抱いている体型に触れられたためか怒りを露わにしていた。とはいえ坂柳の本性を薄々高円寺も感じていたらしく、クラス内投票の際に彼女を完全にアテにしている山内春樹に対して『リトルガールはそんなに甘くない』と警告しており、その高円寺の考えは的中することになる。


諸君、追記、修正は自由にしてくれたまえ!


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最終更新:2025年09月20日 02:02

*1 他は坂柳のみ。

*2 おまけにプロテクトポイントを獲得。

*3 堀北クラスのクラスポイントのうち約4分の1は彼が無人島試験で単独1位を獲得したことで得たポイントである