軽井沢恵

登録日:2025/09/14 Sun 00:16ː00
更新日:2025/09/27 Sat 00:46:03
所要時間:約 9 分で読めます



出典:『ようこそ実力至上主義の教室へ』第9話『最高の法は、最大の不正を生み出す。~Summum jus summa injuria.』より
2024年1月~3月/Lerche/©衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ3製作委員会


「私は、寄生虫。一人で生きることの出来ない、弱い生き物なのだ」


軽井沢恵(かるいざわけい)とはライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物。



【プロフィール】

学籍番号:S01T004718
所属クラス:1年Dクラス→2年Dクラス→3年Aクラス(堀北クラス)
性別:女性
身長:154cm
スリーサイズ:B76(C)/W54/H77
誕生日:3月8日
星座:魚座
趣味:SNS
特技:お喋り
仲の良い生徒:佐藤麻耶・松下千秋・森寧々
相性の悪い生徒:須藤健・池寛治
好物:チョコレート
苦手な物:勉強
部活動:無所属
自分の好きなところ:クラスの中心人物であること
自分の嫌いなところ:身体に残った傷跡
いつもいる場所:カフェ、ケヤキモール、特にカラオケ
CV:竹達彩奈


【パラメータ】

学力:D⁻ 身体能力: 判断力:C⁻
知性:D⁻ 協調性:E⁺ 入学時

学力:C⁻(44) 身体能力:C⁻(45) 機転思考力:B⁻(62)
社会貢献性:C⁻(45) 総合力:(50) 3年時(OAA)

※OAA=『Over-All⁻Ability』の略称


【概要】

ライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物で本作の主要人物かつヒロインの一人。

主人公綾小路清隆とは物語開始~2年生編終了まではクラスメートで、2年生編では交際関係へと発展していく。


【人物・性格】

金髪で髪型がポニーテールのギャル系の見た目をした美少女。
堀北クラスの女子の中心人物の一人であり、物語最序盤ではクラス一のイケメン男子平田洋介の彼女に収まっていた。
不良っぽい見た目通りのわがままでおまけに性悪な部分があり、井の頭心からポイントをカツアゲしたり、無人島試験で佐倉愛里をいじめたりと初期の頃はクラスの問題児の一人だった*1
ただし、これは後述のいじめを受けた過去を鑑みて自分を守るためであり、本来は自分から威圧的&暴力的な手段を取る性格ではない。


【過去】

軽井沢が高育で強気な態度を演じている理由には、中学時代に壮絶な苛めを受けた過去が関係しており、具体的には殴る蹴るの暴行は当たり前で、他にも落ちている物を無理矢理食べさせられる好きでもない男子に告白させられる自分の机に動物の死骸を入れられるとありとあらゆるいじめを受けていた。

中学時代のいじめで暴行を受けた際にできた左脇腹付近の大きな傷跡が現在でも残っており、これが高育入学以降も彼女の大きなトラウマとなっているため、いじめを受けた過去を隠すためならなんでもする覚悟を持っている。

自分を守るため、クラスカースト最上位の平田の庇護下に入ることを彼に頼み、平田自身も中学時代にいじめを受けたクラスメートを見殺しにした負い目があるため、その償いとして軽井沢との交際関係を了承し平田との偽りの恋人関係を演じることになる。


【能力】

学力や身体能力といった項目では両者とも平均以下で、他の主要ヒロインと比べると能力的には劣るのは否めない。
だが、学力に関してはいじめを受けていたことでロクに勉強ができなかったため芳しくなかった可能性が高く、龍園の尋問からもとっさに上手い言い訳を探して言い逃れたり、清隆と行動を共にするようになって以降は、彼の行動の意図を正確に読み取れたりと頭の回転の速さや判断力ではクラスリーダーの堀北鈴音にも引けを取らない。

堀北クラス女子の中ではカーストトップであることから情報収集がしやすく、裏で暗躍する清隆とは相性が良かった。
場を支配する能力や情報収集力に関しては清隆からも一目置かれている。


【人間関係】

物語最初期は平田の彼女を演じていたため接点はなかった。
だが船上試験をきっかけに接点を持つようになり、平田洋介に変わり清隆の庇護下に入る代わりに助手に任命される。
軽井沢も『清隆と組んで色々やっているときはちょっと楽しかった』と思うなど、助手の立場も悪くないと思うようになり徐々に彼に惹かれていく。龍園から拷問を受けた際に助けてくれたことで完全に惚れて一年生学年末で彼からの告白を受けた際には了承する。
それ以降は世間知らずの清隆を色々な所に連れまわしたり、清隆に好意を寄せる他の女子に嫉妬を見せるなど彼女らしい一面が目立つようになる。

しかし、2年生編ラストにおいて綾小路から別れを切り出され、交際関係を解消する。
一応、その理由は「恋愛の教科書として恋愛感情がないまま交際したが1年経っても軽井沢に恋愛感情を抱かなかった為」と言う綾小路にしては最低だが理解は出来る理由であり、「もし交際中に恋愛感情が芽生えていたら交際を継続していた」「むしろ芽生えろぐらいには思っていた」事も内心描写ながら描写された為さほど叩かれる事にはなっていない。
一方で軽井沢の方は泣きながら別れるなど清隆に対して未練がないわけではない模様。

同クラスの女子。
清隆を好きになったという共通点もあり、物語が進むに連れて親友同士になりクラスでは一番が仲が良い。
清隆と平田以外では軽井沢が自らいじめられた過去があることを話した数少ない人物の一人*2で2年生編後半以降は『恵ちゃん』『麻耶ちゃん』と互いに下の名前で呼び合うほどの関係になっている。

  • 平田洋介
同クラスの男子。
物語初期は交際関係を演じていたが、真鍋からいじめを受けた際に根本的な解決ができなく保守的な平田に愛想を尽かし、偽りの交際関係は終わりを迎えることになる。
クラス内投票の際に山内が退学したことで自暴自棄になっていた平田を気遣っていた王美雨に対して、平田が粗暴で威圧的な態度で王に接した際には流石に軽井沢も平田に注意していた。

同クラスリーダーの女子。
物語初期~二年生編はあまり接点がなく仲もそこまで良くなかったが、3年生編になると清隆に袖にされた者同士という共通点もあるのか絡むようになっていき『清隆にクラス移籍したことを後悔させてやる』という共通の目的が出来たこともあり距離が縮まっていく。

他クラスのリーダーを務める男子。
1年生編終盤で彼から拷問を受けていたこともあり龍園には強い苦手意識を持っている。
彼の部下である山田アルベルトと石崎大地からは2年生編中盤で拷問の件で謝罪を受けたが龍園本人からは謝罪されていない。

  • 真鍋志保
他クラスの女子。
船上試験で彼女と大きなトラブルになり彼女や彼女の取り巻きからいじめられるが、清隆の庇護に入ったことでいじめは止まる。
彼女の存在が軽井沢に悪影響を与えることを危惧した清隆は石崎と伊吹に助言し、彼女を龍園の身代わりとしてクラス内投票で退学させるように唆している。

他クラスのリーダーを務める女子。
一年生編では絡みはほぼなかったが、二年生編中盤以降から絡みが出てくるようになり、清隆をめぐる恋敵という認識が一之瀬にあるためか、二年生編終盤の『生存と脱落の特別試験』で一之瀬から狙い撃ちにされ軽井沢は恐怖心を抱いてた。
三年生編開幕直後に軽井沢が『私が困って助けてと言ったとして一之瀬さんは助けてくれるの?』と一之瀬に問うが、一之瀬からはあっさり『助けないかなぁ』と返されていた。

後輩女子。
天沢が清隆にアプローチをかけることが多い上にデートを2度も邪魔されたこともあり、軽井沢は天沢に対して快く思ってない。
天沢も軽井沢に対しては内心邪魔だと考えており、一之瀬同様に仲は互いに芳しくない。


【余談】

  • イラスト担当のトモセ氏は軽井沢をヒロインとしてではなく1回きりの使い捨てキャラだと思い軽くデザインしたらしいが、使い捨てキャラどころか下記の通り作中屈指の人気ヒロインにまで出世しており、トモセ氏本人も驚いたと語っている。

  • よう実どころかラノベヒロインの中でも屈指の人気キャラの一人であり、『このライトノベルがすごい!』女性キャラクター部門で2015年以外の2010年代全てを独占し、2016年~2019年から4連覇中であった電撃ビリビリ少女の5連覇を阻止し、2020年&2021年は1位に選ばれた。


「で、何?もう追記・修正したくなっちゃったわけ?


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最終更新:2025年09月27日 00:46
添付ファイル

*1 佐倉いじめはアニメ版ではカットされており、カツアゲに関してもマイルドな形に変更されている。

*2 他は3年生編序盤で堀北に話したのみ。