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旧世界(ファイティング・ファンタジー世界)

登録日:2026/02/26 Thu 17:29:49
更新日:2026/08/14 Fri 19:51:25
所要時間:約 60 分で読めます




旧世界とは、ゲームブック(以下GB)及びTRPGシリーズ『ファイティング・ファンタジー』(以下FF)に登場する架空の地名である。



【概要】


FFシリーズの殆どの作品で舞台となっているファンタジー世界「タイタン」を構成する3つの大陸のうち、北東に位置する大陸であり、3つの大陸の中では最も文明化された地である。かつてアランシアからこの地を発見した開拓者達は、この地を皮肉にも「新世界」と呼んでいたという。
地方によって著しい違いがある大陸であり、住んでいる人々は大部分がこの大陸の出身である。人間の王国を繋ぎ合わせたような大陸であり、北西部の「北の国」、その南のガランタリア王国、そのさらに南のフェンフリィ王国、ガランタリアの東のブライス王国、大陸中央部の山岳地帯モーリステシア、北東部のラドルストーン王国、モーリステシアの東の無法地帯カーカバード(カクハバード)、南西部のレンドルランド、南東部のアナランドの、大きく9つの国や地域に分かれている。
また北の国、ガランタリア、ブライス、フェンフリィは、全世界の邪悪と混沌の勢力が侵略の猛威を振るった「魔法大戦」が終結した後、2年以上にわたって「四王国戦争」を繰り広げた歴史がある。


【地名】


ここでは、文庫本として出版されたGBや『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー』(以下AFF)『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版』(以下AFF2e)等のTRPGルール用シナリオの他に、『ウォーロック』等のアナログゲーム雑誌に掲載されたミニGB及びミニシナリオ、ソロアドベンチャー(以下ソロアド)の情報も反映する。
また日本では未訳の作品からの情報や、日本オリジナル(以下和製)作品からの情報も反映するものとし、未訳作品のタイトルは英語表記とする。
このシリーズは、同じ名称や肩書でも翻訳者によって異なる例が多いため、言葉によっては複数の呼び方を記載したり、原語版での表記を参考に、漢字表記にカタカタのルビを振る等して記載する(例:「ブリムストーン龍」と「硫黄ドラゴン」→硫黄龍(ブリムストーンドラゴン))。
なお『ソーサリー』4部作の各作品は、3作目『七匹の大蛇』以外はリメイクの度に作品名が変更されているため、『ソーサリー1』『ソーサリー2』『ソーサリー3』『ソーサリー4』と記載する。


北の国(ノースランド)

旧世界北西に位置する国。南のガランタリア王国とは、険しいごつ岩連峰によって区切られている。過去に2年以上にわたって繰り広げられた「四王国戦争」において、ガランタリアに侵攻した国の1つでもある。

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ごつ岩(クラグロック)連峰

パズルGB『魔術師タンタロンの12の難題』、『Dead of Night』に登場。「北の国」の南に連なり、南のガランタリア王国との国境となっている、越すに越せないとされる山脈。あらゆる種類の無法者と異教の結社の住処となっている。ここの高地には、策謀の神(運と偶然の神とも呼ばれている)ロガーンに仕える古の一族とされる冥府魔術師団(ネザーワールドソーサラーズ)の部落が存在する。彼らは世界の善と悪の均衡を保つために活動する謎の多い連中であり、身に着けた者をあらゆる危険から守る「七色指輪」をガランタリアの貴族に贈った事もあれば、旧世界の北に広がるオニクス海に、巨大な悪魔魚ビヒモスを放った事もある。

  • 硫黄龍(ブリムストーンドラゴン)の洞窟
『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。ごつ岩連峰の南の麓に位置する洞窟。古の時代から生きている邪悪な赤龍(レッドドラゴン)である硫黄龍(ブリムストーンドラゴン)が住んでおり、南の白水川付近に住む人々から略奪した財宝を貯め込んでいる。だが同時に、この龍の存在が危うい境界のバランスを保ってもいる。

  • 狭き峠(ナロウパス)
『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。ごつ岩連峰の危険な谷間。四王国戦争の際、当時のガランタリア王コンスタインと王妃と側近達は、ブライス王国と内通していたターグ男爵の裏切りによってこの地に案内され、ターグの手勢の北方(ノース)人達の襲撃を受けて皆殺しにされた。

  • カスピッド山
『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。ごつ岩連峰東部の山。ターグ男爵がコンスタイン王暗殺の罪で逃亡した際、この山の南の麓でダヴィナ妃と合流し、2人でイーチャム修道院へと逃げ込んだ。

  • マイユールの塔
『Dead of Night』に登場。ごつ岩連峰のどこかに建てられている、黒い塔。魔界の魔王子である蛇魔人(スネークデーモン)マイユールの居城として使われている。かつてガランタリアで国王の側近に憑依して農民を抑圧する政策を取り、反乱を招こうとして、魔人を追う者(デーモンストーカー)の異名を持つ聖堂騎士(テンプラー)に阻止されたマイユールは、ここを拠点としてデーモンストーカーへの復讐を企んでいる。

●ガランタリア王国

『Dead of Night』、パズルGB『魔術師タンタロンの12の難題』等の舞台。旧世界北西、「北の国」の南に位置する国。北のごつ岩連峰の麓、南のミンナー川とその東にある魔女の牙連山、東のボーダー川を境界とした地域である。かつては旧世界で最も重要な国とされ、四王国戦争を始めとする、多くの歴史的事件を経験してきた。快活な農夫と富裕な市民が住む平和な国だが、国境には未だに騒乱を引き起こす者達が潜んでいる。四王国戦争でコンスタイン王と王妃が、後継者を残さず暗殺された事から、宮廷魔術師(コートウィザード)タンタロンが新たな王となり、彼の活躍によって四王国戦争は終結した。だが国内には多数の解決すべき問題が存在し、タンタロンの寿命も残りわずかとなっていた。そこで彼は、大冒険探索行「タンタロンの12の難題」を開催し、この難題を全て解決するだけの知恵と勇気を持つ者を王位継承者とする事を決めた。
タイタン世界では、魔法大戦以前の年号は「旧暦」と呼ばれ、大戦が終結した旧暦1999年以降は「AC(アフターケイオス)」と呼ばれている。タイタン世界を舞台とする作品では、その殆どがAC284年前後を舞台としているが、ガランタリアを舞台とした作品は、四王国戦争の終結したAC178年前後を舞台としたものが多い。

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北ガランタリア

AFF2eルールブック『ヒーロー・コンパニオン』に掲載。ガランタリア北西部、ごつ岩連峰の南西の麓に接した地域。アルフレッド・ドレマーズ公爵が名目上この地を支配しているが、多くの場所が彼の直接支配の範囲外である。また反乱の噂がある事から、王に見張られている。人口の大部分は村や小さな街に住み、公爵の城も点在する。

デュニンガム

『Dead of Night』に登場。ごつ岩連峰南西の麓に位置する村。中央には木造の監視塔が建てられている。蛇魔人マイユールに仕えるオークの軍勢に占領されて荒廃してしまう。

グレイドンの森

『Dead of Night』に登場。デュニンガムの南に広がる森。内部には複数の村や宿が点在し、街道も開かれているが、蛇魔人マイユールが活動を始めた事に伴い、不死の怪物や魔人(デーモン)が出没するようになった。

  • メルトン川
グレイドンの森北部を東西に横切るように流れる川。東から流れ、森を横切って西の白水川へと合流する。

  • アクムーア
グレイドンの森北西部、メルトン川の北河岸に位置する村。蛇魔人マイユールの軍勢によって村の大部分を破壊され、土地を腐敗させるガスを生産する生体工場「土地荒廃(ランドブライト)」を建設されてしまう。

  • スタンフォード
グレイドンの森北部、アクムーアの東に位置する村。木々の生い茂る低い丘に囲まれ、いくつかの畑の中央にある市場である。8人の骸骨の騎手にいくつもの農場を荒らされている。

  • アストンブリ
グレイドンの森北東部、スタンフォードの東南東に位置する村。伝染病の蔓延により、立ち入り禁止となってしまう。村を出て街道を北に進んだ先には宿屋があるらしい。

  • ウェッドンブリッジ
グレイドンの森西部、アクムーアの南に位置する村。村長はロモンド。狂暴な月魔人(ムーンデーモン)の群れに毎晩襲撃されている。

  • ウェイ川
ウェッドンブリッジの南を流れる川。ウェッドンブリッジの東にある「フェン湖」から西へと流れて行き、グレイドンの森を出て「ウナギ海」へと流れ込む。

  • 沼上コルトン
グレイドンの森中央部、スタンフォードとメルトン川の南に位置する村。長く続く農場が何マイルにも広がる沼地に覆われており、沼の上を行き来する連絡路が作られている。長老はおらず、賢者と呼ばれる老女が代理を務めている。邪悪な死霊術師(ネクロマンサー)マグランドに占領され、圧政に苦しめられている。

  • 吊るし人(ハングマン)の宿
沼上コルトンの南に位置する、1階が居酒屋になっている宿。主人は粗暴な外見の(マン)オークであるクレンパー。月に一度、刑死者の幽霊が旅人の魂を奪いに来るという噂があるらしい。

  • 角が丘(ホーンドヒルズ)
グレイドンの森南部に広がる丘。予言者(シーア)シャリーナの小屋が建てられている。

オークヒル

『Dead of Night』に登場。グレイドンの森の南東に位置する村。「自殺者は分かれ道の下に葬らないと夜中に化けて出る恐れがある」という言い伝えがある。

カラスの浅瀬(クロウフォード)

『Dead of Night』に登場。グレイドンの森の南に位置する農村。デーモンストーカーの異名を持つ聖堂騎士の故郷であり、彼の両親が暮らしているが、彼に恨みを持つ蛇魔人マイユールによって、その両親が誘拐されてしまう。

オニクス海

『魔術師タンタロンの12の難題』、雑誌掲載和製ミニGB『暗黒の三つの顔』に登場。北の国の東、ガランタリアとブライスの北に面した地域の海。冥府魔術師団によって巨大な悪魔魚ビヒモスが放たれ、海に漕ぎ出す猟師がいなくなってしまう。

ウナギ海

『Stormslayer』、AFF2eシナリオ『The Hunt for the Black Whale』に登場。旧世界の西に広がる海。霧がたなびく海が広がる、これと言った特徴に乏しい海域だが、所々に海藻の森が見られ、ごつごつとした岩が突き出ている事もある。大ウナギが多く生息している事から名付けられ、海蛇や海竜等、凶悪な生物が棲んでいるため、海に出る船には海を司る妖術使い(ソーサラー)が必要とされる。鯨の神である「鯨王」の化身、あるいはその落とし子も言われる、全長60メートル以上の巨大で獰猛な角鯨である白鯨黒鯨が出没して付近の船を沈めており、最近ではフェンフリィ王国の財宝を積んだガレオン船「ミンの宝石」号を沈めて財宝を飲み込む被害を出している。

  • 大ダコ断層
『Stormslayer』に登場。ウナギ海の海底のどこかにある黒サンゴ礁の底にある断層。その縁には水の神ハイダナの聖堂があるとされるが、見つけた者はほとんどいない。

  • イトマキエイ海溝(デビルフィッシュリフト)
『The Hunt for the Black Whale』に名前のみ登場。ウナギ海の底に存在する、イトマキエイが生息する海溝。鮫の女神カルカラの水中神殿がある北方の海藻の森を目指していた鮫の半獣人シャーキンの戦士種族カルカラス達が、ここを通った際に黒鯨に飲み込まれたらしい。

  • 番人岩(センチネルロックス)
『The Hunt for the Black Whale』に名前のみ登場。ウナギ海に突き出ている大岩の一つ。大型船クエストレル号のエイカブ船長は、初めて指揮を執った船でこの付近の大ウナギを追っていた際に、黒鯨の襲撃を受けて船を破壊されており、それ以来、黒鯨の退治を夢見ている。またこの付近の海底には、魚人(フィッシュマン)達が水の神ハイダナを崇める神殿が存在していたが、魚人達共々、黒鯨に飲み込まれたらしい。

  • ヴァンゴリア
『The Hunt for the Black Whale』に名前のみ登場。ウナギ海の波間に沈む、伝説の大陸。ここの都市の古代遺跡で人魚(マーフォーク)を狩っていた(シー)トロール達が、黒鯨に飲み込まれたらしい。
なお、ヴァンゴリアは1993年にイギリスとアメリカで発売された、スティーブ・ジャクソン考案のトレーディングカードゲーム『BattleCards』の舞台であるが、これがタイタン世界のものと同一であるかどうかは特に設定されていない*1

白水(ホワイトウォーター)

『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。ガランタリア北部を流れる川。ごつ岩連峰南西部から南東へ流れ、途中で西からのメルトン川と合流し、その先で東に流れを変えながら西南西に分流を作り、東のオニクス海へと流れ込む。

クリスドン

『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。白水川上流、メルトン川との合流点付近の東河岸に位置する街。住人の多くは貧しい生活をしている。

シグネット

『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。クリスドンの南、白水川の西南西の分流の先にある湖の東河岸に位置する街。有徳の騎士ダンスタブル卿の従弟クランス卿の故郷でもある。

ハム

『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。ガランタリア北部。ごつ岩連峰と白水川中流に挟まれた地域。ガランタリア首都ロイヤルレンドルへ送られるはずの王家の水晶が、盗賊達に盗まれる事件が発生している。

  • グリーンベック川
ハム地方、白水川の北東を流れる川。ごつ岩連峰南部から南東に流れ、途中でごつ岩連峰南東部から南西に流れる支流と合流し、そのまま南東へと進んでオニクス海へと流れ込む。

  • ゴーチェス(Chessog)
ハム地方、グリーンベック川の合流地点の西河岸に位置する街。ハンナを長男とするハムの4王子の故郷でもある。街の名称は、英国版では「Chessog(チェソグ)」だが、この名称は謎解きのヒントになっており、日本語ではそれが成立しないため、日本語版では「ゴーチェス」に変更されている。

  • 夜の司祭の寺院
グリーンベック川のどこかの河岸に建てられた、朽ちかけた寺院。カルト教団「フランクスの月礼拝者」に所属する夜の司祭(ナイトプリースト)達に捕らえられ、魔法でカエルにされたハムの4王子が閉じ込められており、彼らは矛槍を持った4匹の大ツノガエル(ホーントード)*2に監視されている。

  • カスパー
ゴーチェスの東北東、オニクス海沿岸に位置する港街。かつてガランタリアの貴族から「七色指輪」を盗み出した死霊術師(ネクロマンサー)ツァールが住んでいた街であり、彼の死後は老錬金術師モルファスがその遺産を、指輪も含めて引き継いでいる。裏切り者ターグ男爵の故郷でもある。

  • カープの門
カスパーの北西に位置する、南北を向いた門。門の北側には、北の廃鉱へと通じる道が続いている。

  • ギャンビット・グータ城(Gambit Castle)
カスパーとカープの門の北西に位置する城。ここを含めた周辺地域のどこかの地下に、裏切り者ターグ男爵の隠れ場所があるらしい。日本版と英国版では、城の名称がやや異なる。

  • キャットグレープ葡萄園
ギャンビット・グータ城の南に位置する葡萄園。地主は不明。

  • イーチャム
カスパーの南西、キャットグレープ葡萄園の東に位置する村。

  • イーチャム大修道院
イーチャムの南に位置する大修道院。ターグ男爵の忠実な友人である僧正(ビショップ)が住んでおり、一度はターグとタヴィナをかくまうも、コンスタイン王党派の一団の探索が近付いた事から、2人を放逐せざるを得なくなった。

  • シンクホール宿
イーチャムとカスパーを結ぶ街道の途中にある宿。

  • グレイクラウド荘園
キャットグレープ葡萄園の南、イーチャムの西に位置する荘園。イーチャムの騎士ニーブリング卿が支配している。

  • 頂の丘
イーチャムの南西に位置する丘。付近には「癒しの井戸」がある。

  • フォリン
グリーンベック川河口の南西側の河岸に位置する街。四王国戦争の際、「スキンの戦い」でガランタリアに勝利をもたらして戦死した英雄ホルンヘルムの故郷である。四王国戦争の影響で荒廃している。

  • 吹きさらしの(ウィンドスウェプト)荒野
『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。フォリン付近の荒野。ここには英雄ホルンヘルムの財宝が地中に隠されているが、その場所は本人しか知らず、財宝の手がかりとなるものは、彼の妻セレンドラが持つ、地図と遺言を残した巻物のみである。またこの巻物には、「己一人のために宝を掘り出す者にはホルンヘルムの霊が永遠に呪う事になるだろう。発掘された宝の全てはフォリンの人々に帰すべきである」という警告も書かれている。

エーデ川

『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。ガランタリア西部から中部にかけて流れる川。西部から東北東へと流れ、首都ロイヤルレンドル付近で南東から流れる支流と合流、北北東へと流れを変えて北のオニクス海へと流れ込む。その流れの激しさにより、度々耕地に被害をもたらしており、川をせき止めるためのいくつもの試みが失敗に終わった末に、4人の老学者によって、8つの給水栓で流れを調節する堰が作られたが、4人は堰の原図を紛失してしまい、どの給水栓を閉じれば流れをせき止められるのか、分からずにいる。

ファルゴンの小屋

『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。エーデ川の河口付近にある、ハムの4王子の友人で盲目の予言者(シーア)ファルゴンの家。

ミノタウロスの迷宮

『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。エーデ川の最も広がった場所付近にある、邪悪な牛人ミノタウロスの住む地下迷宮。ハムで王家の宝石を盗んだ盗賊がここに逃げ込んだ事から、宝石はミノタウロスの手に渡ってしまっている。入口は4つ存在するが、安全な道は1つだけで、他の3つには恐ろしい罠が仕掛けられているらしい。

ロイヤルレンドル

『Legend of the Shadow Warriors』『魔術師タンタロンの12の難題』等に登場。エーデ川の合流点の南河岸に位置する、ガランタリアの首都。多くの賢者(セージ)の故郷であり、旧世界の豊富な記録が集められている。大昔、建設者オージャンが彼の部族の何百年もの放浪を終わらせ、「平らな土地」を意味する「レンドル」という村を建設した事から始まり、その平野で発見した別の村と交易を行ううちに1つの城塞都市へと発展、オージャンの死後に街の統治者を受け継いだ息子の統一者レギュラスが人々を導いてレンドルを含む8つの大都市を建設、さらに都市間の条約でガランタリア王国を発足した事に伴い、レンドルの名前もロイヤルレンドルに改名された。地下には怪物の巣窟と化した下水道が通っている。街には業者によるゴミ回収の制度が設けられているが、それを利用しているのは少数の裕福な市民のみである。優れた石細工の交易場である石工の広場は有名な観光名所とされている。ここでは主に幸運と運命の女神シンドラや傭兵の神オスマニが崇拝されている他、あらゆる自然を崇拝する祭司(ドルイド)の寺院も存在し、そこは強力な不可解な勢力とされており、その独立性ゆえに国法と対立している。

レンドル平原

和製AFFシナリオ『タンタロンの立方体』に登場。ロイヤルレンドルから馬で3日の場所にある平原。中心部には小さな丘に大きな岩石を組み合わせて作られた「名もなき者の墳墓」があり、王侯貴族が埋葬されていたとされているが、墓荒らしに荒らされてめぼしい物は残っていない。またこの墳墓には、賢者「物探しのユギド」がいるらしい。

雷鳴連山

『タンタロンの立方体』に登場。ロイヤルレンドルから西に徒歩6日の場所に広がる連山。山々が雷雲に覆われている事が多く、あまり人が寄り付かない。また怪物や山賊も確認されている。

  • ルトリア
雷鳴山脈の東側の麓に位置する小村。閑散として雰囲気で、来訪者も少ない。

  • 裂け岩山
雷鳴連山にそびえる山の1つ。連山の中ではさほど高い山ではないが、そこへ行くには南のイーリー湖に注ぐ川を上流に向かう、滝のある岩だらけの谷間を進まなければならず、滝を避けるなら高い山を2、3つ越えなければならない。山の中腹には名の由来である大きな裂け目がある。

  • 再生の迷宮
裂け岩山の裂け目の向こうにある地下迷宮。かつて魔術師タンタロンが「平衡の立方体」を封印したとされる迷宮であり、その入口である鉄の扉は、タンタロンがロイヤルレンドルの王宮に遺した「タンタロンの石」がなければ開かない。

マジャール峠

『Legend of the Shadow Warriors』に登場。ロイヤルレンドルの南に位置する峠。ロイヤルレンドルから南へ続いている大商用路の途中にあるが、商用路でも最も狭い岩だらけの道であり、深い峡谷を挟んだ東西の崖、それぞれ道があり、ロイヤルレンドルから出る者は東側の、向かう者は西側の道を使用するのが不文律となっている。

ゴーント

『Legend of the Shadow Warriors』に登場。マジャール峠の南に位置する街。若い市長エニアンに統治されている。人間に化けて社会に混乱を巻き起こす植物生命体マンドレイクによって住民の一部が成り代わられ、狂気の街と化してしまう。またこの付近では、ガランタリアで独自の名声を広めている「ドリームサーカス」が活動しているらしい。

ナーブリー

『Legend of the Shadow Warriors』に登場。ゴーントの南西に位置する街。この付近では、王国に騒乱を起こそうと企む存在が暗躍しているらしい。南には田園地帯が広がっている。

カウルドンリング

『Legend of the Shadow Warriors』に登場。ゴーントの南南東に位置する、古代の環状列石を頂いた草深い丘。精霊神の中心地域であり、有事の際には「大地の母」と「角ある神」が英雄に力を貸す場所として使われる。

タス川

『Legend of the Shadow Warriors』に登場。ゴーントやナーブリーの南を流れる、急流の川。南西から南東にかけて広がる魔女の牙連山の西部から南東に流れ、途中で同じく連山から流れる支流と合流し、南東から流れるカンブル川と合流、そのままエーデ川の支流として北西に流れる。

シャタック

『Legend of the Shadow Warriors』に登場。ゴーントの南に続く大商用路を南に進み、タス川にかかる橋を渡った先にある、小さな街。老数秘術師(ヌメロロジスト)パルクリーサスが住んでいる。

フィックリング

『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。エーデ川河口の東、北のオニクス海沿岸に位置する城砦都市。漁業で栄えた街だが、冥府魔術師団がオニクス海に放った巨大な悪魔魚ビヒモスの被害を受けて漁ができなくなり、住人達は悪魔魚の退治を絶望視している。すぐ下の海浜には小さな漁村がある。

魔術師の泉(ウィザーズウェル)

『Legend of the Shadow Warriors』に登場。マジャール峠の東、エーデ川を渡った先の、樹木の茂った低い丘陵地帯にある、魔法の泉。低い岩に老魔術師の顔が刻まれ、泉を見下ろしている。泉の水を飲むと回復効果をもたらすが、効果は一定していない。またこの地域は、追い剥ぎが出る事でも知られている。

ハミカスの小屋

『Legend of the Shadow Warriors』に登場。魔術師の泉の北東に位置する小屋。知識の豊富な老隠者(ハーミット)ハミカスが住んでいる。

ハスティングス荒野

『Legend of the Shadow Warriors』に登場。魔術師の泉の南、沼地と荒野からなる地域。

  • ハスティングス
ハスティングス荒野の中にある街。邪悪な女吸血鬼(バンパイア)ウルザが操る、土から生み出されたカボチャ頭の怪物ハグウォーツの群れに毎晩襲撃され続けている。

  • ウルザの塔
ハスティングスの西に出現した、高さ100フィートの塔。大昔に滅ぼされるも復活し、吸血鬼を越えたワンファイアになったと自称する女吸血鬼ウルザが、魔法で地面から出現させたもので、彼女はここを拠点として、怪物ハグウォーツの軍隊を生み出して世界を征服しようと企んでいる。

カンブル川

『Legend of the Shadow Warriors』『魔術師タンタロンの12の難題』等に登場。ハスティングスの南を流れる川。南の魔女の牙連山の東部から北西に流れ、南西から流れるタス川と合流、そのままエーデ川の支流として北西に流れる。

カンブルサイド

『Legend of the Shadow Warriors』『魔術師タンタロンの12の難題』等に登場。カンブル川中部の浅瀬の上に建てられた、小さな街。南の魔女の牙連山に隣接しており、連山から度々邪悪な怪物達が襲撃してくるため、人々から遠ざけられている。街から少し離れた場所には牢獄塔があり、そこは邪悪な存在に度々利用されている。

ハンブルヒル城

『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。ロイヤルレンドルの東、フィックリングの南に位置する城。

魔女の牙(ウィッチ・トゥース)連山

『Legend of the Shadow Warriors』『魔術師タンタロンの12の難題』等に登場。ガランタリア南東部に広がる山脈。南のフェンフリィ王国との国境に面している。様々な邪悪な種族の巣窟になっており、族長ウッガモンゴ率いる黒サソリ(ブラックスコーピオン)族と大岩(ビッグボールダー)族の2つの(マウンテン)オーク族が争っている他、地下には(ダーク)エルフの邪教の寺院が存在する。また南部には「闇の山(ダークマウンテン)」と呼ばれる山が存在するが、詳細不明。

  • 禁断の洞窟
『Legend of the Shadow Warriors』『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。魔女の牙連山西部にある、メデューサが住む洞窟。メデューサは自らの視線で石像にされた犠牲者に恋をするとされており、洞窟内の部屋に石像を集め、同じ部屋に石化解除の薬も置いているらしい。

巨獣発掘現場

『Legend of the Shadow Warriors』に登場。魔女の牙連山の南西のどこかにある、巨大な骸骨の化石が埋まっている岩場。神話の怪物パン・テリックの巨獣の骨であり、南のフェンフリィ王国の首都チャランナブラッドから来た考古学者ギニョールが発掘作業を続けている。

カーンステイン

『Legend of the Shadow Warriors』に登場。魔女の牙連山の南の麓に位置する、貧しいが陽気な村。この地は2千年前は「アスル・ナ・ネメス」と呼ばれ、終末の指揮者(ウォーロード・オブ・ザ・アポカリプス)ヴォイヴォッドが引き起こした戦争によって1万人の死者が出た大戦場となっていた。童話の存在とされていた5人の「影の戦士」に襲撃され、壊滅的被害を受けてしまう。村の周囲には、フェンマー墓地や「龍滅の岩(ドラゴンディンロックス)」と呼ばれる岩が存在するが、詳細不明。
魔女の牙連山を国境とする場合、この地域はフェンフリィ領になるが、『Legend of the Shadow Warriors』内ではガランタリア領とされている。

ザリキスの聖堂

『Legend of the Shadow Warriors』に登場。カーンステインの南に位置する聖堂。終末の指揮者ヴォイヴォッドが封印されている。5人の「影の戦士」はヴォイヴォッドの副官であり、ヴォイヴォッドが封印された際に姿を消したが、2千年の時を経て復活し、主君を目覚めさせて新たなる恐怖の時代をもたらそうと企んでいる。ここの周辺には、古戦場や古代王の石塚が存在する。

クラスト

『Stormslayer』に登場。魔女の牙連山の南の麓の丘にある村。立て続けに発生する地震によって大きな被害を受けてしまう。村長は鉄工鍛冶のアルトゥロ。

深淵鉱山(ファゾムディープマイン)

『Stormslayer』に登場。クラスト付近の丘陵を登った場所にある、かつてドワーフが発見した鉱山。ドワーフ達は地中深くの闇に埋まっていた何かを発見してから、鉱山を閉山して立ち去り、クラストの者は誰も鉱山に入って何かを見つけようとはしない。以前ここで働いていたドワーフの1人であるブロックが、この付近でビール醸造の仕事をしながら暮らしている。

ウィア川

『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。ガランタリア東部を流れる川。南東の山岳地帯モーリステシアから北へと流れるボーダー川から北西に分流する川で、大きく蛇行しながら北のオニクス海へと流れ込む。

ウィア(タウン)

『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。フィックリング南東、ウィア川の西河岸に位置する街。王国の腐敗の巣と呼ばれ、王国のありとあらゆる不快な生物が邪悪な習わしと共に寄り集まっている。特に老魔女(ハグウィッチ)はその術に長け、ガランタリアの白術者(ホワイトマジシャン)達に絶えざる脅威を与え続けている。

バッドランド

『Moonrunner』に登場。ガランタリア東部の国境周辺の荒野。多くの盗賊や暗殺者等がはびこる無法地帯として知られている。

  • 境界(ボーダー)
『Moonrunner』『魔術師タンタロンの12の難題』等に登場。ガランタリア東部の端を流れる、東のブライス王国との国境を兼ねている川。南東の山岳地帯モーリステシアから北へ流れ、途中で北西に分流を作り、さらに南東からの支流と2度合流しながら北のオニクス海へと流れ込む。

  • 希望の果て(ホープスエンド)
『Moonrunner』に登場。ボーダー川中部付近の西河岸に位置する、岩の多い荒れ地。四王国戦争中に、「死の手」の異名を持つブライスの異端審問長官にして戦争犯罪者カラム・グルールが残虐行為に及んだという審問塔の残骸となる壊れた壁が残されている。またこの塔は、グルールの邪悪な魔法実験場でもあり、その実験によって生まれた有毒性ヘドロであるアシュヴァールの溜まりが複数残されている危険地帯でもあるため、ガランタリア兵が定期的に警備している。

  • ペンクフル
『Moonrunner』に登場。希望の果てから南東6キロメートル先、ボーダー川西河岸に位置する小さな村。霧と共に現れる亡者(アンデッド)である霧歩き(フォッグウォーカー)の群れに襲撃され、致死率の高い疫病を蔓延させられてしまう。

  • ブラックヘイヴン
『Moonrunner』に登場。ペンクフルから南へ4キロメートル、ボーダー川にまたがる、バッドランドの中心となる街。10グループもの都市衛兵団が巡回しなければならない程の無法都市である。第二次四王国戦争を起こそうと企むブライス貴族の派閥と関連する、魔道士(マグス)ラドゥを指導者とする秘密結社「人狼(ワーウルフ)陰謀団」に掌握されているという噂があり、この街に潜伏して邪悪な陰謀を進めているとされるカラム・グルールとも繋がりがあるらしい。この街の埠頭は、世界征服を企む悪の秘密結社夜になると人を恐怖死させては闇に消える謎の怪物ショッカーに脅かされている。南門付近には、現在では忘れ去られているとされる第二の人生の神ベルテゴールの古代神殿が存在する。またこの街にある精神病院は観光名所として最も人気があり、退廃的な人々はこの都市で最も哀れで酷い場所へ、入場料を支払ってまで入りたがるという。

  • アイケン
『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。ウィア川とボーダー川の分岐点付近の西河岸に位置する街。有徳の騎士ダンスタブル卿の故郷でもある。

タックス

『魔術師タンタロンの12の難題』に名前のみ登場。ガランタリアのどこかに存在する街か村。ここの商人が、ダンスタブル卿がボーダー川を遡る途中で賊に捕らえられ、ボーダー川の東河岸にあるステイン城に幽閉されているという情報をロイヤルレンドルにもたらした。

ブンタームーン闘技場

雑誌掲載和製AFF2eソロアド『ブンタームーン闘技場』に登場。ガランタリアの暴君ブンタームーンが領内の森に建設した、木造の闘技場。残虐な闇エルフの戦士バゼオが管理しており、各地から捕らえてきた怪物を対戦相手としている。

●フェンフリィ王国

『Stormslayer』の主舞台。旧世界の西部、ガランタリアの南に位置する、裕福な王国。北のミンナー川とその東の魔女の牙連山、南の泥床川、東の大釜湖と火炎川を境界としており、多くの河川が流れ、小さな木立の散らばる草原が中心の、平坦で肥沃な国である。タイタン最高の林檎酒を製造する事でも知られている。かつては、耕作に適した土地を持ちながら、住民が陰気で怠け者で、貧乏な国であった。四王国戦争の際には、北の3つの国の戦乱に巻き込まれる形で参戦しているが、具体的な理由は不明である。そして終戦から数十年後、改革王チャランナが、北の国の冥府魔術師団から「王たちの冠」を贈られた事をきっかけに、フェンフリィはガランタリアに代わって旧世界で最も重要な国となった。チャランナ王は、被った者に統率力と判断力を与える「王たちの冠」の力で国に平和と繁栄をもたらし、さらに「4年毎に冠を国々の間で回していき、各国に秩序と平和を確立させてからフェンフリィ同盟に加える」という盟約を立案したのである。冠はラドルストーン、レンドルランド、ガランタリア、ブライスの順に回っていたが、アナランドに順番が回っていたところで、カーカバード北部に住むマンパンの大魔王に盗まれてしまう。

+ ...

イーリー湖(エアリア湖)

フェンフリィ北部、魔女の牙連山の西に位置する、霧に包まれた湖。湖底には伝説上の怪物ネッシー「イーリーサイドの獣」がいると言われている。また湖の周辺のどこかには、飛び立つと世の終わりを告げる嵐が大地を破壊するとされる伝説の怪物ストームドレイクの巣があるらしい。タナ街を救った「タナ街の英雄」の愛剣「地龍を噛む者(ウォームバイター)」は、この湖の湖底から発見されたものである。

  • イーリーサイド
イーリー湖の南湖岸に位置する、陰鬱な街。余所者は歓迎されないらしい。

  • イーリー沼沢
イーリー湖の東岸から広がる、悪臭を放つ沼地。王国の法の手が及ばぬ数少ない地の1つであり、犯罪者が隠れ家を作ったり、奥は(マーシュ)ゴブリンや鉄砲ガエル、肉食キノコ人のファンゴイドといった怪物の巣窟になっているらしい。

ミンナー川

イーリー湖の西から始まり、西のウナギ海へと流れ込む川。魔女の牙連山同様、北のガランタリアとの国境の役割も果たしている。

タナ(タウン)

イーリー湖の南西、魔女の牙連山から数歩1日の距離に位置する街。過去に吸血虫群(バンプリックスウォーム)を率いる真紅の魔女(クリムゾンウィッチ)に苦しめられた事があり、その魔女を倒して村を救った冒険者は「タナ街の英雄」と呼ばれている。

チャランナ川

フェンフリィ中部を南北に分断する、長大な川。東の大釜湖の北東部から西に流れ、途中でイーリー湖南東部に繋がる北向きの分流を作りながら西南西へと向きを変え、西のウナギ海へと流れ込む。かつては「フェムニス川」と呼ばれていたが、チャランナ王が「王たちの冠」で国を繫栄させた際に改名された。

チャランナブラッド

フェンフリィ西部、チャランナ川河口の南河岸に位置する、フェンフリィの首都。かつてここには「フェムニス」と呼ばれる首都があり、借金で首の回らない王や貧困にあえぐ商人のせいで滅びつつあったが、チャランナ王が「王たちの冠」で人民を国土の復興へと奮い立たせた事をきっかけに、自壊する前に取り壊され、国家が得た収益によって新しい港湾都市チャランナブラッドが建てられたのである。大きな建物、清潔な公園、街路樹の連なる大通りがあり、広々として開放的である。

大釜湖(レイク・コールドロン)(水晶湖)

チャランナ川上流にある広大な湖。北の魔女の牙連山東部から南西に流れる川の水と、東の山岳地帯モーリステシアの西部にある活火山の薪山から西へと流れる火炎川の水が流れ込んで形成されている。水面下にある温泉が水温を温かく保っており、温泉が活発になると湖水が沸騰する。また火炎川から流れる水には鉱物が含まれており、それが温水との化学反応によって水晶を組成し、湖周辺の街の住人に採掘されている。

  • 水晶都市
大釜湖の西湖岸に位置する、フェンフリィ第2の都市。大釜湖から採掘される水晶によって栄えた都市であり、北のガランタリアの首都ロイヤルレンドルと、南のレンドルランドの首都ポルアを結ぶ交易路の中継点の1つでもある。当初は「街の全てが水晶で建造された都」とされており、雑誌掲載和製ミニGB『暗黒の三つの顔』『大陸の追跡者』でもその設定が採用されているが、『Stormslayer』、雑誌掲載和製AFF2eソロアド『生死は不問、奪取せよ』では「ジパングの宮殿や民家は黄金でできているチャランナブラッドの街路は黄金で舗装されている」と信じるのと同じくらい迷信であるとされている。正義と真実の女神リーブラの、タイタン世界最大の寺院が存在する。この街の商人は高曜日になると、商業の神に敬意を払うべく、より活発に買い手に回るという。

  • 火炎(ファイア)
大釜湖の東、山岳地帯モーリステシアにある活火山の薪山から西に流れ、大釜湖に流れ込む川。水晶の原料となる鉱物を湖にもたらしている。

  • シャード・ワーフ
大釜湖のどこかの湖岸に位置する街。フェンフリィとモーリステシアの交易のために火炎川を航行する船の乗り場が存在する。

タンブルワイル

チャランナブラッドの南の方のどこかにある村。村長はギレス。邪悪な天候魔導師(ウェザーメイジ)バルタザール・シュトルが開発した魚型巨大飛行機械「嵐の目(アイオブザストーム)」の天候操作の影響で雨が続き、付近の湖が氾濫しかかって悩んでいる。その湖には堰が作られているが、それは数世紀前にドワーフが建造したもので、水門の開け方を知る者が村にいない。

遠吠え(ハウリング)平原

フェンフリィ南部にあり、フェンフリィと南のレンドルランドとの間に横たわる、無人の不毛な地。殆ど何も育成せず、大抵の時間は強風による砂嵐が発生している。

  • 絶叫谷(スクリーミングキャニオン)
遠吠え平原南部に伸びている、巨大な亀裂。平原に吹く風が、入り組んだ形状の断層からなる峡谷へと流れ込み、咆哮のような恐ろしい音を響かせるのが名前の由来である。好戦的な鳥人(バードマン)の縄張りが存在する他、谷の奥には「四方の風の番人」と呼ばれる謎の存在がいるらしい。

クォーツ

遠吠え平原の北東に位置する村。「嵐の目」の天候操作の影響で干ばつの被害を受けてしまう。

ヴァスタリン

フェンフリィの南境付近に位置する村。「嵐の目」の実験にされ、嵐と雹を伴った嵐に襲われて壊滅的被害を受けてしまう。

泥床川

フェンフリィと、南のレンドルランドとの国境線の役割を果たしている川。北東の大釜湖の南西部から細かく蛇行しながら南西へと流れ、ウナギ海へと流れ込む。2つの国の間で、この川がどちらに属するかで論争が行われているが、この川は川床に濃い泥が溜まり、塩の干潮も大きくて船の航行に不便な上、水が大釜湖からの鉱物とゴミで汚れて飲用にも適さないという、殆ど価値のない川でもある。

●ブライス王国

旧世界北部、ガランタリアの東隣に位置する、好戦的な王国。天然資源に乏しいため、東のラドルストーンや西のガランタリアと、国境線を巡って絶え間なく争いを繰り返している。かつての四王国戦争のきっかけも、ブライスのガランタリアへの侵攻である。西のボーダー川と東のダッガ川、南のモーリステシアを境界としている。現時点でこの地域を主舞台としている作品は無い。

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スティン城

パズルGB『魔術師タンタロンの12の難題』に登場。ブライス西部、ボーダー川中部の東河岸に建てられている城。ボーダー川で賊に捕らえらえた、ガランタリアのダンスタブル卿が幽閉されている。

ハンフォード

『Moonrunner』に名前のみ登場。ボーダー川がウィア川と分流した後で合流する2つの分流のうち、1つ目の分流の南河岸に位置する街または村。南のモーリステシアに含まれるのではないかという説もある。

インゴルシュタット

『Moonrunner』に名前のみ登場。ガランタリアのペンクフルの東、ハンフォードの北東に位置する街または村。

禁断の要塞

ブライスの中央部に位置する首都。この国の独裁的指導者は、ここを中心に、戦争のための準備にいつも人々を謀殺している。

迷宮都市

ブライス北部の半島の、西沿岸に位置する港街。街路が迷路のように入り組んでおり、海賊や邪教徒の避難場所として利用されいる犯罪都市である。地上からの入口は無く、船でしか入れない。
雑誌掲載和製ミニGB『大陸の追跡者』では、無類の宝石好きとして知られる海賊モスコがおり、とある地域から宝石「グリフィンの卵」を盗み出して世界を逃げ回っている盗賊デニスが、彼との取引を望んでいる。

クィル

ブライス北部の半島の、東沿岸に位置する港街。ここの酒場で、指抜き一杯の量を金貨一枚で提供される酒「クィルの水」は、外見も味も水そのものだが、少量でも3杯飲むと人間は死ぬとされている。

塩辛湾

ブライス北部の半島と、東のラドルストーンのサワーストーン半島との間に位置する湾。

ダッガ川

ブライス東部を流れ、東のラドルストーンとの国境の役割を果たしている、巨大な川。南のモーリステシアから北東に流れ、途中で南東からの2つの支流と合流しながら大きく蛇行し、北の塩辛湾へと流れ込む。

ダイア島

『Bloodbones』に名前のみ登場。クィルの北に位置する3つの極寒の島。大ウナギの一種であるグリールの漁の拠点になっている。賞金稼ぎのコニンが、邪悪な海賊王シナバーを倒した地でもある。

ダイア海

ブライス本土とダイア島の間の海。

ヴェンターク

『Knights of Doom』に名前のみ登場。ブライスのどこかにある都市。

●モーリステシア

旧世界中央部に位置する山岳地帯。頂に雪がかぶさり、雲に覆われる高山と陰鬱な森林が広がり、ここの山脈は越えていく事がほとんど不可能とされるため、他国からの訪問者は少ないとされる。危険な地で複数の小さな公国が争い合い、旧世界そのものと同じくらい長く血生臭い歴史があるとされる。

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雲峯山脈

モーリステシア東部に位置する、登頂不能とされる極寒の山脈。雪狼や雪男(イエテイ)が生息している。
雑誌掲載和製ミニGB『暗黒の三つの顔』では、アランシアのフラットランドに住んでいた善の魔法使いケマンダーが、邪悪な闇の精を瓶の中に封印してここのどこかに埋めたが、ケマンダーの死去による封印が解け、解放された闇の精はガランタリアとブライスの間に戦争を起こそうと暗躍している。

ラムレ川、チャルム川

雲峯山脈から南のラムレ湖へと流れ込む、並んだ2本の川。西側にあるのがラムレ川、東側にあるのがチャルム川である。

混沌の神殿

和製AFFシナリオ『タンタロンの立方体』に登場。モーリステシア北西部の地下に建てられている、ピラミッドに似た神殿。かつての魔法大戦の元凶となったとされる「混沌の落とし子(カオススポーン)」と呼ばれる怪物タンタフレックスが封印されている。魔界の魔王子である蛇魔人イシュトラに魂を売った裏切り者の英雄ロードラックスは、この封印の解放を企んでいる。

(ピューレ)

『Stormslayer』に登場。モーリステシア西部、フェンフリィに面した場所にある活火山。フェンフリィの大釜湖に水晶の原料となる鉱物を運ぶ火炎川は、この山から流れている。頂上には、水晶の鉱脈へと続く「火炎坑道」の入口が彫られている。

  • ゴブリン郷
薪山の中腹に位置する、黒色岩だらけの荒れ地。ゴブリンやホブゴブリンが出没する。

モルトヴェニア公国

『Vault of the Vampire』の舞台。モーリステシア北部に位置する公国。冷たく湿った空気に覆われ、霧の多い地域である。代々ハイドリッヒ家の伯爵に統治されており、ジークフリート伯爵の時代は平和に栄えていたが、彼が疾走して弟のライナーが後を継いでからは、彼の暴政によって地獄のような土地になった。

ハイドリッヒ城
モルトヴェニア北部の急な丘の上に建てられた、ハイドリッヒ一族の城。邪悪な吸血鬼卿(バンパイアロード)ライナー・ハイドリッヒを城主とした恐怖の城と化している。城内にはライナーの姉カタリーナ・ハイドリッヒを始めとするハイドリッヒ一族の兄弟達や使用人らといった人間の他に、様々な悪魔や亡者達が住み着いている。ただし、先代伯爵ジークフリートの例のように、ハイドリッヒ一族全員が悪人というわけではない。

幽鬼(ファントム)の森
ハイドリッヒ城南東に広がる森。東西に流れる血菅川によって南北に分断されており、北部では元戦士のバランドランが、南部では女狩人ヴァルドレッセが森番を務めている。中央部には南のレヴァーヘルヴンからハイドリッヒ城まで続く小道が開かれている。モルトヴェニアがライナー伯爵の支配下に入ってからは森の動物達が姿を消しつつあるらしい。

  • 血菅(ブラッドセッジ)
幽鬼の森を東西に横切るように流れる川。東側で北東と南東に分流する。東西どちらが上流なのかは不明。森の中に橋は存在せず、南河岸の小屋に住む不親切なノームのスニーベルが渡し守を務めている。

  • レヴァーヘルヴン
幽鬼の森の、南の外れに位置する村。住人はライナー伯爵の暴政に怯えて暮らしており、余所者に気を許していない。また城から度々送られてくる、首の無い霊御者の馬車によって村の若い娘達を攫われており、その娘達は2度と帰ってこないという。

ジャーグホッフェン
レヴァーヘルヴンの西にある街または村。詳細不明。

サールヴェン
『Vault of the Vampire』『Howl of the Werewolf』に名前のみ登場。レヴァーヘルヴンの東に位置する村。貴族の女妖術使い(ソーサレス)セリーナの故郷でもある。

プリツバッド
『Vault of the Vampire』『Howl of the Werewolf』に名前のみ登場。サールヴェンの東にある街または村。東のルプラヴィア公国の国境付近にあるらしい。

ルプラヴィア公国

『Howl of the Werewolf』の舞台。モーリステシア北部、モルトヴェニア公国の東に位置する、呪われた未開の地。凍える雪山や暗い森、霧の深い荒野を肉食獣や亡霊がさまよい、人熊(ワーベアー)人コウモリ(ワーバット)のような人獣、蛾男(モスマン)のような昆虫人間等が出没する地であり、ここに分け入る者は愚か者か頭のおかしい者だけと言われている。呪われた血統とされるウルフェン家の圧政に苦しめられている。その一方で、現在では3人しかいない黒薔薇騎士団の吸血鬼狩人(ヴァンパイアハンター)であるヴァン・リヒテン*3や、人獣狩人(ワークリーチャーハンター)である真紅の外套のカーチャといった、退魔狩人達の活動も見られる。先住民はモーリステシアの谷に最初に住み着いた遊牧民(ノーマッド)族のモルタニである。かつて、野心的なモーリステシアの貴族達が組織した秘密結社「地獄の名士会(カドレ・インフェルナル)」が存在していたらしい。

オルソヴ山脈
ルプラヴィア北部から北東部にかけて広がる山脈。

  • ウルフェン城
ルプラヴィア北部、オルソヴ山脈の麓の丘に位置するウルフェン家の城。奈落の狼魔人(ウルフデーモン)の力を得て獣憑きの王(アーチライカンスロープ)となったヴァルコラック伯爵が当主を務めており、彼の弟で黒き人狼である狂えるガロウル公と共に、この地に人獣や悪霊がはびこる元凶となっている。

  • ウルフェンシュタイン
ウルフェン城の城下の村。暗黒の地とされており、住人は村中で吠え猛る野生動物や亡者、人魔狼(ワーワーグ)人ネズミ(ワーラット)等の村を這い回る獣人への恐怖に夜ごとに苛まれているが、自分の住処から滅多に離れようとはしないらしい。

  • 裂け峰(サンダーピーク)
オルソヴ山脈南西部の麓にある、岩だらけの峰。色とりどりの水晶鉱脈へと続く洞窟が存在するが、そこは様々な大グモの巣窟となっている。

ガロウ峡谷
ウルフェンシュタインと、南の街ヴァーゲンホーフとの間に、南北に続く峡谷。数百フィートも陥没した山々で成り立っており、谷底には「暴れ川(レイジングリバー)」が流れている。ウルフェンシュタインとヴァーゲンホーフを行き来するためには、この峡谷に架かっている橋を渡る必要がある。

ヴァーゲンホーフ
ウルフェンシュタインやオルソヴ山脈の南、松林の林道の向こうにある街。市長はストラウヴ。貧困に苦しめられている上に、「ヴァーゲンホーフの人魔」と呼ばれる怪物が出没し、家畜や老人、女子供に被害が出ている事から、街総出で退治に躍起になっている。またこの付近の農場には、様々な変異動物が出没している。

バルシ
ヴァーゲンホーフから西へ徒歩1日ほどの距離にある村。近辺の土地での農業や、南や東の入植地まで続く森での林業で生計を立てている。バルシとヴァーゲンホーフの間には街道が開かれており、その中間点にはアルカナム教授が機械と人体を組み合わせたフランケンシュタインの怪物ゴーレム・ハルクの研究を行っている、放棄された風車小屋がある。また森の中へと向かう南東向きの小道もあり、その途中には獣化病の研究を行う元黒薔薇騎士団の学者ヴェレティクスの家がある。

首吊りの木亭
バルシと南のストリゴイヴァ村の間にある、荒野の中を通る街道の中間に位置する宿屋。無人の絞首台で揺れる首吊り縄が描かれた看板が特徴である。かつてこの地域では、「汚れたルクレ」と呼ばれる凶悪犯罪者に荒らされており、街道監視者によってこの宿の馬小屋で斬首刑にされた。だがルクレは邪悪な亡霊「首なし追い剥ぎ」と化し、この街道を通る者の魂を盗むようになったという。

湿原の荒れ地(フェンムーア)
首吊りの木亭のある街道の西に広がる、不毛の荒野。沼のように水気が多く、歩行に適さない地面がその名前の由来で、霧で方向が分かりにくく、底なし沼も存在する等、危険の多い荒野である。

  • 聖クルーシアスの癒しの聖堂
フェンムーアの北西の外れにある、小じんまりとした礼拝堂。数世紀前に数え切れぬほどの過ちを正し、悪を駆逐した古の聖人にちなんだ神殿であり、黒薔薇騎士団の神父(ファザー)コランが守人を務めている。またここは、癒しの泉の女神に捧げられた聖堂とされており、癒しの井戸が存在する。神殿周辺に出没してはフェンムーアの旅人を餌食にする魔人犬(デーモンドッグ)シャックに悩まされている。

ストリゴイヴァ
バルシの南、ルプラヴィアの西側の境界線付近にある谷の麓に位置する村。この周辺はルプラヴィアの他の場所と比べても呪いの強い場所とされており、狼の姿をした霧の亡霊「御声(ザ・ハウリング)」の群れが毎晩村の家を戸別に襲撃してくる事から、コンラッド村長の指揮の下、戦う準備をしている。この村からルプラヴィアの西の境界を東に越えた先には、老魔女の賢女(ワイズウーマン)ゼコヴァの住む石造りの小屋がある。

溺れ池
ストリゴイヴァの北東、バルシの南東に広がる森の中にある、澱んだ池。女半魚人のような怪物である水の宿命(ウォーターウィルド)の棲み処であり、「溺れる者の娘」と呼ばれる3人の霊が悲しみのこもった特殊な歌声で誘い寄せた旅人を餌食にしている。

マウン
ストリゴイヴァの東、ヴァーゲンホーフの南に位置する、荒廃した村。8階建てのマウン塔に住む邪悪な魔女にして吸血鬼伯爵イゾルデ・マウン夫人に隷属されており、住人達は病的なまでの無力感に囚われ、崩れかけた建物が並んでいる。

黒修道士(ブラックモンク)の修道院
マウンの北東、ギザギザに尖った丘陵地帯の先にある、石壁造りの建物。2つの丘の間に建てられている。黒いローブと頭巾に身を包んだ怪しげな修道士達が住んでいるが、彼らは決して相手に顔を見せようとしない。修道院長は名前も姿も不明だが、肥満体という噂がある。ここから西、マウンとヴァーゲンホーフを結ぶ街道を越えた先には、見分けがつかないほど崩れた廃墟があり、そこには何らかの邪念が残留しているらしい。

バソリア公国

『Howl of the Werewolf』『Stormslayer』等に名前のみ登場。モーリステシア北東部、ブライスやラドルストーンとの国境付近に位置する公国。悪魔や夜の支配者の領分とされており、吸血鬼卿や呪骨術師(ボーンシャーマン)死の魔導師(デスメイジ)タナトス率いる死の教団といった邪悪な者達の巣窟と化していたが、呪骨術師が「タナ街の英雄」に倒されたり、タナトスがラドルストーンから送り込まれたテラク聖騎士団に倒されたりと、浄化されつつある。またここで行われた聖戦の際、「光を追う者」の異名を持つ神秘主義者オーグム・ライトチェイサーが記した魔導書(グリモア)「ベイディミーカム・インフェルヌム」の写本が発見されている。

アンジュー
『Moonrunner』に名前のみ登場。かつてバソリアに存在していた都市。陥落後、廃墟の上に簡素な小屋が立ち並ぶ小さな集落が作られたらしい。

クロリア公国

雑誌掲載ボードゲーム『マンギーの黄金を求めて……』の舞台。モーリステシア東部に位置する公国。ここの言語であるクロリアン語はモーリステシアで広く話されている。様々な猿の怪物が生息しており、特にマンギーは旅人から黄金をかすめ取って巣にため込む習性で知られている事から、一部の冒険者がそれを狙って危険な山脈に入り込むという。またこの地域には木食いカブトムシ(ウッドビートル)が多く生息しており、川や湖に停められている小舟を食い荒らす等の被害をもたらしている。

ラムレ湖
『ソーサリー』4部作、『マンギーの黄金を求めて……』に登場。モーリステシア東部、その先のカーカバードとの境界付近に位置する湖。北の雲峯山脈からラムレ川とチャルム川が注ぎ込み、南東からジャバジ川が流れ出している。この湖の身に生息するラムレ魚は体長20フィートの大型だが大人しい魚で、繊細で甘く、中毒性のある風味で知られているが、魚の取引はカーカバードの港町カーレの商人ギルドに管理されており、この湖で釣りをする事は、カーレの法律では死刑に処される。また、盾乙女(シールドメイドン)と呼ばれる女戦士が沿岸を巡回している。

クールエ川
『ソーサリー』4部作に名前のみ登場。ラムレ湖の西にある小さな湖から流れる川。湖の南部から南へと少し流れ、東へと流れを変えて、ラムレ湖付近でジャバジ川と合流する。

スケルン公国

雑誌掲載ミニGB『邪悪な略奪者』の舞台。モーリステシアの公国の1つ*4。コーマック・キャルブレイス王に統治されていたが、王が王子コーウィンと共に、異教徒の手から聖杯を取り戻すべく3年間戦っている間に、王は戦死し、王室の資金も底をついた上に、王と王子の留守を狙った邪悪な略奪者バーナックに侵略されてしまう。

スケルンの城
キャルブレイズ家が城主を務める城。名称は不明。コーマック王が戦争で3年間不在の間、コーウィン王子の友人エヴァルド・センスケルが統治していたが、彼は山賊の首領バーナックの策略によって捕らえられ、城はバーナックと彼の配下のゴブリンとトロールの軍団に占拠されてしまう。

カリ
城の南にある街。街の守備隊指揮官ジョーケルを中心として、バーナックの侵略に抵抗している。

スカラー
カリの南西に位置する村。バーナックが年貢の一部として、住人の大半を奴隷及びトロールやゴブリンの食料として攫っていき、逃げ延びた者はカリに避難したために無人となっている。村の東には森があり、そこには老魔術師(ウィザード)アズムンドが住んでいる。

スロンガード(スロンガルド)公国

雑誌掲載ミニGB『スロンガード砦』の舞台。モーリステシアの公国の1つ*5。レンドルランド出身の邪悪な老魔術師(ウィザード)スロンガードが住んでいるが、彼が統治している訳ではなく、彼と公国の名称との関係は不明。

エルゴンの森
スロンガード公国のどこかにある森。魔術師スロンガードの手下達が潜んでおり、公正なファルファックス卿を始めとした、森を通る人々を捕らえている。

スロンガード砦
魔術師スロンガードの居城。邪悪な人間や悪魔達がスロンガードの手下となって働いている。また、師匠である善の魔術師(ウィザード)ガンドーンや、エルゴンの森で誘拐した人々を地下牢に閉じ込めては、世にも恐ろしい目に遭わせているらしい。

メンの迷宮

モーリステシアのどこかにある、たくさんの怪物が潜む迷宮。スミレ色を纏う魔導師(バイオレット・クラッド・メイジ)の狂えるメンが魔法の絨毯で一人旅の冒険者を誘拐しては、自らの娯楽のためにこの迷宮に放り込んでいるらしい*6

●ラドルストーン王国

『Spellbreaker』『Knights of Doom』等の舞台。旧世界北東部、ブライスの東に位置する王国。西のダッガ川と東のナンクヌ湾、南の雲峯山脈の麓、南東のイルクララ湖の北と西を囲む山々を境界とした地域である。現在はランノール王に統治されている。主要な支配勢力は、隣のブライスとの戦争が続いているため、軍事的傾向を持つ宗教組織になっている。その一方で、王国北部には秩序を重んじる人々の街ハラブナップが、東部には海賊の避難場所となっているカニ港街があり、多くの哲学を持った人々が混ざり合った奇妙な国とされている。

+ ...

サワーストーン半島

『Night of the Necromancer』の主舞台。ラドルストーン北部に大きく突き出た半島。半島最北端の東側は「サワーストーン岬」と呼ばれる。

ヴァルシノア城
サワーストーン半島北部沿岸に位置する城。かつてこの一帯を荒らしていたサワーストーン・ワームを倒した英雄アグラヴァインの子孫が城主を務めている。城主は勇気の神テラクの騎士団の一員として死の教団を駆逐するために3年間モーリステシアのバソリア公国へ赴き、その間は城代アンサンクが城の守護を務めていたが、その間に謎の黒衣騎士団(ザ・オーダー・オブ・ザ・ブラックシュラウド)が城に招かれて城内の警備に就き、本丸はアンサンクと黒衣騎士団以外は入場禁止となった。

悲嘆(ソロー)
ヴァルシノア城の南に流れる川。東方向に流れており、サワーストーン半島沿岸で壮大な滝となって北のダイア海へと流れ落ちている。

氷の指(フロストフィンガー)
ヴァルシノア城から徒歩数日の場所に位置する、北のダイア海に繋がる氷張りの湖の中央にある、岩がちな島に建てられている塔。青い氷と黒い石で作られている。悪魔に呪われし伝説の地とされ、死してなお動く「冬の王(ウィンターキング)」が神秘的な霊魔石(スピリットストーン)を守っているとされる。

スリース
ヴァルシノア城の南西側に隣接する、閑静な村。テラクの古い聖堂が存在する。ヴァルシノア城主の留守中に一部の家に幽霊が住み着く、共同墓地の土中に何かが潜む、村民が酷い悪夢に苦しめられる等の事件が発生するようになり、ジャーゲン市長が正義と真実の女神リーブラを崇拝する幽霊狩人(ゴーストハンター)ジョセフ・ヴァン・リヒテン(吸血鬼狩人ヴァン・リヒテンの弟である)に解決を依頼している。

魂の森(レイスウッド)
ヴァルシノア城の南西に広がる森。月の輝く夜には血みどろ(ブラッド)男爵率いる亡霊狩猟隊(ワイルドハント)が現世に囚われた死者の魂を地獄へと連れ去るという言い伝えがある。森の中心部には、黒魔術を操る盲目の老魔女(ウィッチ)マザー・トーズフットの住むあばら家が建っている。

塚荒野(バロウムーア)
スリース村の南に広がる荒野。古代民族が居住地としていた場所であり、古びた埋葬塚が点在するのが名の由来である。家族の死の前触れとなる咆哮を上げる漆黒の亡霊犬バーゲストが出現するという言い伝えがある。またここには、ヴァルシノア城やスリース村まで続く「荒野街道」が開かれている。

  • 九人乙女(ナインメイデンズ)
塚荒野の中部、ヴァルシノア城の南に位置する環状列石。中央には上向きの祭壇石が存在する。バソリア公国での聖戦を終えて帰路についていたヴァルシノア城主が、この場所で影の王(シャドウキング)を崇拝する死の侍僧(デスアコライト)が率いる刺客達に暗殺されるも、霊体となって復活する事件が発生する。

厳岩(グリムクラッグ)海岸
塚荒野を北東に越えた先にある海岸。付近には学問と妖術の神ハマスキスを崇拝する隠者(ハーミット)マイアディンが住む洞窟が存在する。

ハラブナップ

『Spellbreaker』『Bloodbones』等に名前のみ登場。ラドルストーン北部、ヴァルシノア城の南東の海岸に位置する港街。秩序を重んじる人々が住む平和な街で、ラドルストーンの好戦的な宗教組織とは敵対している。

クレイバリー

『Spellbreaker』に登場。ラドルストーン北西部、丘陵地の中にある村。ここには長年廃墟になっている修道院があり、そこには地獄の獣(インフェルナルビースト)クラキルが封印された「影の棺」ディマフロージュが秘蔵されている。邪悪な魔法使い(ウォーロック)ナゼクが率いる、魔女術の女神シェッカを崇拝する魔女(ウィッチ)集団「深夜の大釜(ミッドナイトコールドロン)」が、クラキル解放を企んでこの棺を狙っており、この地域で活躍する魔女狩人(ウィッチハンター)カラッドがそれを阻止しようと、戦士団を結成している。またこの村の北には環状列石が存在するが、それの詳細は不明。

枯らし森(ウィザードウッド)

『Spellbreaker』に登場。クレイバリーの南にある森。葉一枚無い、ねじれた木々が生えている。

タロウ

『Spellbreaker』に登場。クレイバリーの東、丘陵地の麓に位置する村。周辺の村が魔女達のもたらす様々な厄災の被害を受けている事から、魔女や黒魔術の存在を強く警戒している。西のクレイバリー、南南東のセルウィック、東のマサック、南東のフェンフォードとは街道で繋がっている。

セルウィック

『Spellbreaker』に登場。タロウの南南東に位置する村。地元の魔女クロウフット夫人に呪いをかけられ、さらに触れた物を腐らせる小鬼グリマルキンを送り込まれた事で、農業ができない状態にされている。

放牧森(パドックスウッド)

『Spellbreaker』に登場。セルウィックの西にある、小さな森。老魔女クロウフット夫人が使い魔達と共に、1本の巨大なカラスの足で支えられた家に住んでいる。

シーキン

『Spellbreaker』に名前のみ登場。セルウィックの南南東に位置する街または村。かつて「神が最初に作った人間は男ではなく女」という説を広め、異端者として処刑された、幸運と運命の女神チーラー(シンドラ)の巫女(プリエテス)シラーの故郷である。セルウィックや東南東のハヴァロック、南東のエンノックスとは街道で繋がっている。

グリミリー川

タロウやセルウィックの東、不毛の荒れ地を越えた先を流れる川。北から南へ流れ、その先にある沼地ブラックマイアの中央部に流れ込んでマイアメア湖を形成し、東に流れを変えて少しずつ東南東を向きながら流れていく。

ブラックマイア

セルウィックの東に広がる、霧深い沼地。身長3メートルの獰猛な人型生物グレンデル(湿地獣(フェンビースト))を始めとする恐ろしい怪物が住み着いている。またここは、珍しい薬草が数多く生えている場所でもある事から、人型生物「湿地の民」の薬草師サム・ボガードが住んでいる。

  • マイアメア湖
ブラックマイアの中央にある湖。霧に覆われた林のある小島が存在し、そこにはかつて地獄の獣クラキルを封印した殉教者エンタスの墳墓がある。

フェンフォード

グリミリー川の東河岸に広がる森林の南西部、ブラックマイアの北に位置する村。この地域では比較的平和な村だが、最近はブラックマイアに住むグレンデルに家畜を食い殺される被害に悩まされている。

マサック

グリミリー川の東河岸の森林北部、タロウの東、フェンフォードの北北東に位置する村。森の中を数キロメートル先に進んだ場所に住む狂った老婆であるウォードの魔女によって、村の井戸に巨大な悪魔ミミズ(デビルワーム)を住み着かされてしまう。

仮面公(ザ・マスク)の居留地

グリミリー川の東河岸の森林中部付近にある、壁で囲まれた前哨地の廃墟。鉄仮面を付けた残忍な無法者である仮面公が率いる略奪団が野営地として利用している。

ドリッドハム

マサックの東南東、森林の東端に位置する村。月に一度、同じ日付の夜になると、身長2.5メートルほどの死人めいた人間型怪物「猟人(ラーチャー)」が馬車でやって来て、うめき声を上げながら村を徘徊する。森林にはマサックやフェンフォードと繋がる街道が開かれている。

アリンの丘

『Spellbreaker』に登場。ドリッドハムの南、グリミリー川の東向きの流れを越えた先の、不毛の低い丘陵地。かつて大地の母を崇拝する戦闘司祭(ウォリアープリースト)ギュサインが魔人アラゴッグを倒して、この地から胴枯れ病を取り除いたという。東側には、モグラに似た人型地底民族モグラ人(モールキン)の占い師タルパスが住む洞窟がある。

  • アリル
『Spellbreaker』に登場。アリンの丘の中に位置する村。女長老マルヴァに統治されている。「アリンの丘」が名の由来である。「深夜の大釜」が活動を始めるのに伴い、村に大量の液病ネズミが発生するようになってしまう。村の西にはフェンフォードやセルウィックに通じる街道が開かれている。

  • ギュサインの埋葬塚
『Spellbreaker』に登場。アリルの南の丘高くに位置する、戦闘司祭ギュサインを埋葬した塚。石柱の円陣に囲まれ、大地母神を信仰する祭司(ドルイド)宗派に守られており、立ち入るには高司祭(ハイプリースト)カロエドの出す問題に正解しなければならない。

聖別川(リバー・サンクト)

『Spellbreaker』に登場。ドリッドハムの東を南北に流れる川。南で東南東へと流れるグリミリー川へと合流する。西河岸にある門前町ハロウズ・ウェルの手前にかかっている石橋には、旅人の神フールクラの小さな祭壇と一体化した立柱が存在する。

ハロウズ・ウェル

『Spellbreaker』に登場。ドリッドハムの南東、聖別川の西河岸に位置する門前町。木造と石造りの建物がひしめき合う街である。「ウェル」とは泉という意味であり、殉教者エンタスが湧き出させた癒しの泉で知られており、その源泉には女神の神殿が建てられている。基本的に平和な街であるが、その一方で、摘出の神トラバテンを崇拝し、神々に近付くために大いなる肉体的苦痛に耐えるべきと信じる狂信者「苦しみの侍僧(アコライトオブペイン)」達が活動しており、その残忍な行為故に民兵も含めた住人達に恐れられている。この街から北東のハラブナップ、南東のルーデ、北西のドリッドハム、南南西のアリルへと続く街道が開かれている。

ラシン大修道院

『Spellbreaker』に登場。ハロウズ・ウェルの東、小さな森林地と荒野を抜ける街道を徒歩で半日進んだ先にある大修道院。ダンスタン修道院長(アボット)とアルウィン副院長(プライヤー)の指導の下で、平和の女神エンカラ(ウスレル)の修道士(モンク)達が共同生活を送っている、聖別された地である。魔術における最も穢れた呪文が書き収められ、現世での焚書が不可能な「黒の魔導書」を保管していたが、これを用いて地獄の獣クラキルを解放しようと企む魔法使いナゼクに盗み出されてしまう。

ルーデ

『Spellbreaker』に名前のみ登場。ハロウズ・ウェルの南東に位置する街または村。

魔守城(デーモンキープアウトポスト)

『Knights of Doom』に名前のみ登場。ラドルストーン南西部、ダッガ川の南側の支流付近にある山脈の突端に位置する前哨基地。常に千人近い戦闘司祭(ウォリアープリースト)が駐屯する拠点であり、隣国ブライスからの兵士の侵入を監視するための要塞である。

フェチフェン

『Night of the Necromancer』に登場。ラドルストーン南部、バソリア公国との国境に位置する、村の廃墟。死に覆われる忌まわしき村とされ、100年以上前に滅びており、ずっと以前に洪水に見舞われたかのような有様とされる。現在では一部の亡者の巣窟と化している。

城砦(ザ・シタデル)

『Knights of Doom』に登場。ラドルストーン北西部に位置する城砦。これが正式名称かどうかは不明。非常事態になると、ここに国中の重役が招集されて会議が行われる。100年前に兄の国王チバラス9世を倒して国を鉄と血で支配しようと企むも、テラクの騎士団に滅ぼされた蛇蝎たる僭主(ユーザーピングサーペント)ベルガロスが復活し、国内に混沌をもたらした事から、ランノール王自ら騎士団を招集し、事態の解決を命じる。

ウェンデ川

『Knights of Doom』に登場。城砦の南の地域を流れる川。南のバナラスク丘陵とその北のラインの森を東西に分断するように北へと流れ、蛇行しながら北東へと流れを変えていく。

ウェンデフォード

『Knights of Doom』に登場。城砦の南、谷に囲まれた開拓地に位置する、ウェンデ川の蛇行部分の上部にまたがる村。この村の西には小さな森林があり、そこには老賢者(セージ)ハールインが隠居している2階建ての石造りの小屋が建てられている。

ハヴァロック

『Knights of Doom』に登場。ウェンデフォードの南の荒野に開かれた街道を進んだ先、シーキンの東南東、城砦からは馬で2日ほどの距離に位置する、ウェンデ川の蛇行部分の下部にまたがる街。大神官(アーキクレリック)ブライヤーが率いる、秘密主義の自称・慈善聖職者団体「ラインの牧師団」の寺院が街外れに存在する。

クリーブ荘

『Knights of Doom』に登場。ウェンデフォードの南東、ハヴァロックの東北東に位置する荘。小さな村落と鍛冶場を治めており、いくつかの小さな農場に囲まれている。主はタリス・ヴァレン卿。南のラインの森からやって来る、体長3メートルの大猪に脅かされている。

ラインの森

『Knights of Doom』に登場。クリーブ荘の南に広がる、太古の森。西側の一部がウェンデ川によって分断されている。古代の精霊達と(ウッド)エルフの力で保たれているとされるが、ベルガロスの復活によって国内に混沌がはびこるようになった事に伴い、枯死し始めている。エルフの森番で女妖術使い(ソーサレス)エライナや、森の原始霊ウォードウォーズ達が森を守っており、特に後者は侵入者に厳しい。この付近は「アイドの地」と呼ばれている。

エンノックス

『Knights of Doom』に登場。ハヴァロックの南西、不毛な荒野の先に位置する村。付近にはドワーフの鍛冶屋トーリン・シルバーブレードの工房が建てられている。村の東にある丘陵地帯には、優れた薬師の老婆が住む洞窟や、毒の息を吐く怪物コカトライスの洞窟が存在し、コカトライスは村の農場に被害をもたらしている。

デュナーの石塚

『Knights of Doom』に登場。エンノックスの南西、荒野を半日横断した先に位置する、古代王の陵墓。中心の石の輪を、東西南北4つの柄が取り囲む形で構成されている。4つの柄それぞれに入口が存在するが、そのうちのどれかには、亡者であるバンシーのカイルリーチが住み着いている。

アッサルト

『Knights of Doom』に登場。ハヴァロックの南、ラインの森の西端部にある、大きな岩場の空き地に建てられた村。西の廃墟の村ミルトンから毎晩やって来る、亡者の人さらい達に悩まされている。ハヴァロックやエンノックス、南南西のキャラスとは街道で繋がっている。

ミルトン

『Knights of Doom』に登場。アッサルトの西にある、濃い霧に覆われた廃墟の村。数十年前、村の司祭(プリースト)ギルダスによって死霊術師(ネクロマンサー)ケダブルが倒され、埋葬されたが、ベルガロスのもたらす混沌の影響でケダブルが亡者として復活し、ミルトンのかつての住人を亡者として復活させ、アッサルトの住人を誘拐しては亡者の軍勢に加えている。

キャラス

『Knights of Doom』に登場。アッサルトの南南西に位置する城砦都市。ベルガロスが率いる混沌騎士団の攻撃に苦戦している。

フォッセ

『Knights of Doom』に名前のみ登場。キャラスの西南西の街道を進んだ先に位置する街または村。

バナラスク丘陵

『Knights of Doom』に登場。キャラスやラインの森の南に広がる、広大な丘陵地。ベルガロスの居城であるケアスカール要塞や、100年前の古戦場、ベルガロスの軍に加担する混沌獣人(カオスビーストマン)の軍に滅ぼされた村等が存在する。

  • ハルンの物見砦跡
『Knights of Doom』に登場。アッサルトの南、バナラスク丘陵の手前に存在する、100年前の聖戦で使用された前哨基地の跡。現在では寂れ果て、砕けた石の跡しか残っていない。

  • 髑髏(ケアスカール)要塞
『Knights of Doom』に登場。バナラスク丘陵の中部に位置する、蛇蝎たる僭主ベルガロスの要塞。3方を急な断崖に囲まれ、門楼を入口としている。100年前にベルガロスが倒された場所でもあり、それ以来廃墟となっていたが、この場所に霊界と繋がる門が開き、ベルガロスと混沌騎士団が復活してしまう。

  • 聖堂騎士(テンプラー)の聖堂
『Knights of Doom』に登場。バナラスク丘陵の東端に位置する、無人の聖堂。数世紀前にラインの森エルフによって作られた、神の力が宿る槍アルフガルが保管されている。名誉ある聖堂騎士でなければ門は開かれず、この聖地が与える試練を乗り越えた者だけが、アルフガルの安置された部屋に入る事ができる。

ナンクヌ湾

『Bloodbones』に登場。サワーストーン半島と、東の半島との間に位置する湾。タイタンの12の海で最も恐れられた海賊王の1人で「血塗られた骨(ブラッドボーンズ)」の異名で知られるシナバーが率いる「黒髑髏(ブラックスカル)団」を始めとした、様々な海賊が出入りしている。湾の入り口付近には海賊の避難場所として知られるカニ港街が存在し、その東の岬は「マランの岬」、南の浜は「ロブスター浜」と呼ばれる。

カニ港街

『Bloodbones』の主舞台。ラドルストーン北東部、城砦の東、ナンクヌ湾岸に位置する犯罪都市。古い砦の外郭の中に街が建てられている。あらゆる海賊や山師の避難場所となっており、旧世界で最も危険な都市の1つとされている。旧要塞を公邸としている統治者のモンターゴ知事や、街の衛兵達も金に汚い者ばかりである。海賊王シナバーが率いていた黒髑髏団の隠れ家であるブードゥー教の死神クエズカリの隠し聖殿がこの街に隠されており、団員達が半年前に英雄コニンに倒されたシナバーの復活のために暗躍しているらしい。この街の寺院地区には護りの神ヴァイナー(フォーガ)の大寺院が存在し、大司祭(オーバープリースト)が統治している。

クラムビーチ

『Bloodbones』に登場。ハラブラップとカニ港町の中間に位置する、小さな漁村。10年前、黒髑髏団の略奪の被害を受けてしまう。

クラン

『Knights of Doom』『Bloodbones』等に名前のみ登場。カニ港町の南西に位置するドワーフの街。山の麓に存在し、周囲には荒野と大草原がある。かつて魔守城でテラクの戦士達を率いて好戦的なブライスのメラカス卿の兵士や蛮人(バーバリアン)を撃退したドワーフの戦士ローサーの故郷とされている。

グラマン、アダースフィールド

『Knights of Doom』に名前のみ登場。ラドルストーンのどこかにある地名。詳細は不明だが、「深夜の大釜」の活動により、アダースフィールドでは血の雨が降り、グラマンでは住人が「夜の魔女(ナイトハグ)」を避けるようになってから井戸が干上がったらしい。

マノッグ

『Knights of Doom』に名前のみ登場。ラドルストーンのどこかの地名。巨石遺跡(ドルメン)があるらしい。

●カーカバード(カクハバード)

『ソーサリー』4部作の舞台。旧世界東部、モーリステシアの東、ラドルストーンの南東に位置する無法地帯。西のモーリステシアの山々、北のイルクララ湖の北と西を囲む山々とナンクヌ湾、南の「アナランドの大塁壁」を境界とした地域である。かつてここに生まれた混沌との接触によって汚染され、野蛮な魔法と奇妙な自然現象が混じり合って産み落とされた土地とされ、盗賊や怪物、他の世界から追放された者達が住む野蛮な地である。危険な地ではあるが、統治されていないために軍隊は無く、内乱がいつまでも続いている事から、周囲の王国にとってはそれほどの脅威とは見なされていない。

+ ...

シャムタンティ丘陵

『ソーサリー1』の舞台。カーカバード南部、南のアナランドとの境界付近に東西に広がる丘陵地。数々の村が存在し、その中には悪戯好きな人間型種族エルヴィンの村や、呪術師(シャーマン)ワットー・グートゥーに統治された危険な首狩り族の村も存在する。狼やスカンク(ベア)のような肉食獣が徘徊している他、とある吊り橋の番人をしているせむし男の姿をした魔法生物ヴァンカスや、意地悪な老女妖術使い(ソーサレス)ガザ・ムーンといった、様々な魔法使いの住処も点在する。また丘陵中部では、ほとんどの呪文を無効化する防護霊気を纏った有翼小型人型種族である豆人(ミニマイト)のジャンが出没し、たまに冒険者に付きまとって、特に魔法使いの冒険者に迷惑をかけているらしい。

  • カントパーニ
シャムタンティ丘陵南部に位置する村。土レンガの藁葺き小屋で構成されている、人口160人の村。監督官ファレルに管理されている。盗賊、殺し屋等に隠れ家として利用されており、そのためか余所者は余り好まれない。

  • シャンカー鉱山
カントパーニの北東に位置する、ゴブリンの鉱山。かつては人間とドワーフが所有していたが、崩落が多く、丘陵の怪物の襲撃も多かったために放棄され、そこをゴブリンの「黒髑髏族」が手に入れた。宝石の掘削と精錬が行われており、労働者には(オーガー)もいるが、彼らの採掘の知識と技術はいまいちである。
英国のInkle発売のアプリでのリメイク版では、シャムタンティ丘陵にはかつて古代人の鉱夫達が築いた巨大都市が存在し、「王たちの冠」を鍛えた鉱石も彼らがこの地で産出したとされており、ゴブリン達はその力を持つ金属を求めてこの鉱山を採掘しているとされている。

  • シャムタンティ川(シムソーサ川)
カントパーニの北西を流れる川。川幅は20~30フィート、深さは20フィートで、流れは比較的穏やかである。河岸にはエルヴィンが度々出没する。
川の名称は、GBやAFF2eシナリオ版では特に決められておらず、d20システムTRPG版では「シャムタンティ川」とされているが、英国のInkle発売のアプリでのリメイク版では「シムソーサ川」とされている。

  • クリスタタンティ
カントパーニの北、シャンカー鉱山の北西に位置する、人口40人の村。銀鉱脈を発見した鉱夫クリスタットとその仲間の鉱夫達が、北北西のダンパスから移住して作られた村であり、銀鉱脈は枯渇したが小さな集落は残り、村が築かれた道を通行する商人を相手に商売をしている。最近は炭鉱を発見して新たな収入を得た。住人達は穏やかな性格であり、がっしりとした体格で、エール酒を好む大酒飲みである。また髪を頭の上にまとめてピンや骨で留める風習がある。

  • リー・キ
クリスタタンティの北にある洞窟。巨人(ヒルジャイアント)が住んでいる。入口の前には高さ約4.5メートルの門がある。
英国のInkle発売のアプリでのリメイク版では、この洞窟が存在する峰には「タウザー峰」という名前が付いている他、ここの巨人達はシャムタンティ丘陵に住んでいた古代人のなれの果てとされている。

  • メディキ森
クリスタタンティ北西に広がる森。美しいがずる賢い魔女(ウィッチ)アリアンナの住む小屋が存在する。
森の名称は、GBやAFF2eシナリオ版やd20システムTRPG版では特に決められておらず、英国のInkle発売のアプリでのリメイク版で登場する。

  • ダンパス
クリスタタンティ北北西、リー・キの北西に位置する、藁葺き屋根の建物で構成された人口70人の村。北のビリタンティと南のクリスタタンティの間の中継地点として貿易商が利用する。農業を生業としている。統治者はヴァーン・キンブル。人々は温厚で、見知らぬ者も歓迎するが、武器を持つ者は警戒する。
雑誌掲載和製AFF2eソロアド『シャムタンティの灯火』では魔女アリアンナに支配されている。

  • タッダパーニ(ウルスタンティ)
ダンパスの北東に位置する、小さな村。住民全てが伝染病に冒され、苦しんでいる。
村の名称は、GBやAFF2eシナリオ版では特に決められておらず、d20システムTRPG版では「タッダパーニ」とされているが、英国のInkle発売のアプリでのリメイク版では「ウルスタンティ」とされている。またアプリ版では、ウルスタンティの西、ビリタンティの南に、アプリ版オリジナルの「ジャイカ―廃鉱山」が存在する。

  • ビリタンティ
クリスタタンティ北北西に位置する村。村長はアイルデン・ソーンウッド。水浴びする事で様々な傷や病気を治療できる「水晶の滝」がある事で知られている。正義と真実の女神リーブラの神殿も存在する。ここでは年に1度、16歳以上の者が1日だけ子供に奉仕しなければならない「子供の祝祭」が行われる。
GBやAFF2eシナリオ版では「小さな村」とされているが、d20システムTRPG版では人口950人の「シャムタンティ丘陵最大の街」とされている。

  • トレパーニ
シャムタンティ丘陵北部にある、藁葺き屋根の家々で構成された、人口100人の人オークの部族スヴィンの村。住民は人間のように温厚な気質である。酋長プロセウスの血筋が耐えると恐ろしい天罰が村を襲うという古来の予言があるが、唯一の子である娘アレオンが略奪団に捕らえられ、生贄として怪物マンティコアの住む西の洞窟に放り込まれてしまい、助けてくれる戦士を求めている。

  • シャルネック
『Revenge of the Vampire』に登場。シャムタンティ丘陵西部、南にそびえ立つ「アナランドの大塁壁」の一部である北部大塁壁の西端付近に位置する村。「ゲートキーパー」と呼ばれる賢人が住んでいる。

  • 旧ブルーストーン鉱山
『Revenge of the Vampire』に登場。シャルネックの北に逸する鉱山。そのはるかな地下には、かつて「茨の騎士団」が吸血鬼の長老達を含めた多数の亡者を封印した「屍鬼墓場(グールクリプト)」が存在する。だが鉱山の深みで、この墓場から現れたと思しき亡者達が徘徊を始めた事から、鉱山は放棄された。

ジャバジ川

モーリステシアのラムレ湖南部から南東に流れ、東のカーカバード海へと注ぎ込む川。水は有毒で流れも速い上に、川には橋は架かっておらず、徒歩で川を渡る者は、川の上流にまたがる港街カーレを通らなければならない。また川の北岸には(ブラック)エルフの遊牧民が陣取っており、川を神聖なものと見なしているため、川を渡ろうとする者を攻撃してくる。

カーレ(カレー)

『ソーサリー2』の舞台。ジャバジ川上流にまたがる港街にして、旧世界を代表する人口11600人の犯罪都市。港街と言っても、海から離れているため、船はカーカバード海からジャバジ川を上って街に入る。悪名高き殺人鬼(マーダラー)ヴァンゴーンを始めとする多くの犯罪者の巣窟となっている上に、秩序を重んじる市民達が、これらから身を守るために街に多くの罠を仕掛け、どこに自分の罠があるか教え合わなかったために、誰もが自分の知る都市の区画から踏み出さずに動くようになった。人間やドワーフ、ノーム、黒エルフ、スヴィン等に加え、ゼリー状の蛸のような頭部を持ち、料理が得意な人型種族の鞭叩き(フレイヤー)、人間の店で働く有翼小型人型種族の翅人(マイト)*7といった、風変わりな種族も住み着いているが、中には目から熱線を放つ攻撃的な人型種族の赤目(レッドアイ)、静止して彫像の振りをする事で近付く者を餌食にするカマキリ男(マンティスマン)といった、危険な種族も多い。慈悲と優雅さの神クーガ、悪意の神スラング、妬みと嫉みの神タニット等の寺院が存在する。街の門は、シャムタンティ丘陵に出る南門と、北のバク地方に出る北門の2つしかなく、北門はバク地方からの攻撃に備えて魔法の力で閉じられている。北門は4行の呪文によって開き、カーレ第一の権力者サンサスは全ての呪文を知っていて、他の4人の権力者は1行ずつ呪文を知っている。この街には、肥喰らい(スライムイーター)が多数住み着いた下水道へ通じる魔法の穴が数ヶ所存在し、そこは一部の住人からは、気に入らない者を突き落とす穴としても利用されている。
英国のInkle発売のアプリでのリメイク版では、権力者達の内部抗争やとある奴隷商人によるクーデター計画、ゴブリンの軍勢の襲撃といった様々な要因が重なって、崩壊の危機に直面する。

バク地方(ランド)

『ソーサリー3』の舞台。カーカバード中部に広がる、未開の地。北のイルクララ湖とその先のヴィシュラミ沼、湖から南東へと流れるカラバク川、南のジャバジ川を境界とした地域である。北部のスナタ森とヴィシュラミ沼以外はほぼ全ての陸地が平地と荒野で構成されている。土地から発散されている混沌の力によって自然の力が捻じ曲げられて制御されており、奇妙な植物がそこら中に生え、小川は沸騰しているように泡立つか、浮氷の塊で軋みを上げるかしている。住んでいるのは主に遊牧民か、単独で行動する異様な生物達である。昼と夜は太陽の代わりに超自然力が支配しているとされる。マンパンの大魔王から「王たちの冠」を取り戻す使命を帯びた英雄は、この地で大魔王の腹心「七匹の大蛇」と死闘を繰り広げる事になる。
英国のInkle発売のアプリでのリメイク版では、この地は数千年前の古代世界イシュタラと繋がっており、「時の風」が吹く事でその周辺が古代世界か現代世界に交代する他、この地に複数存在する、時間を集める魔法の灯台で照らされる事でも変化が起こるという、時空の歪んだ地と化している。

バドゥバク平原
バク地方中部を占める平原。大型昆虫のバドゥ甲虫(ビートル)や炎を噴き出す火狐(ファイヤーフォックス)といった、危険な肉食生物が生息している他、半人半馬セントール(ケンタウロス)の群れや黒エルフの隊商といった旅の集団も存在する。またここのどこかの穴には、蛇使いマナタが住んでいる。

  • 魚尾岩(フィッシュテイルロック)
バドゥバク平原のどこかにある、魚を頭から埋めたかのように2つ突き出した巨大な岩。麓に洞窟があり、誇りの神フォーガを崇拝する隠者(ハーミット)シャドラックが住んでいる。

クラタバク草原(ステップ)
バク地方西部に広がる草原。バドゥバク平原とは傾斜地で区切られており、坂を下った先がクラタバク草原である。半遊牧民の生活を送る粗暴な原住民族のクラタ族(クラッタマン)の村や、東の「最果ての海岸」にある洞窟ダドゥ・ヤドゥの聖職者達が建設した、大地の女神スロッフの神殿の廃墟等が存在する。またこの地域で、謎の女妖術使い(ソーサレス)シャムが旅をしているらしい。

ヴァンティバク荒地
バク地方東部に広がる荒地。

スナタ森
バク地方北部に広がる不気味な森。姿を消せる肉食獣のスナタ(キャット)や、動物を絞め殺すくびり藪といった、危険な動植物が生息している。またこの森には、黒エルフの善の女妖術使い(ソーサレス)フェネストラの家がある。

イルクララ湖
バク地方北端に位置する、広大な湖。北からはイルクララ川とティンパン川が、北東からはヴィシュラミ川が注ぎ込んでおり、東からカラバク川が続いている。湖を渡るには渡し守テク・クラミンを呼ぶ必要があるが、彼を呼ぶ方法は一部の者しか知らない。水は重く濁っており、獰猛な肉食魚の飛魚が生息している。

イルクララ川、ティンパン川
北からイルクララ湖に注ぎ込む川。どちらも北の山から南の方へと流れ、途中で合流してから湖に流れ込む。西側にあるのがイルクララ川、東側の川がティンパン川である。ティンパン川の水は傷や病気を治す聖水として知られている。ティンパン川付近の峡谷は「ティンパン峡谷」と呼ばれる。

ヴィシュラミ川
北東からイルクララ湖に注ぎ込む川。北東のザンズヌ連峰西端から南西へと流れてイルクララ湖に流れ込む。

ヴィシュラミ沼
ヴィシュラミ川周辺の沼地。大ヒルや沼ゴブリンが生息している。

カラバク川
イルクララ湖から流れる、兄弟な川。蛇行しながら南東のカーカバード海へと流れ込む。

カーカバード海

カーカバード南東に広がる、荒々しい海。

最果ての(アースエンド)海岸

シャムタンティ丘陵とヴァンティ・バク荒地の東、カーカバード海に隣接する海岸。

  • ダドゥ・リー 銅の岩屋(銅山洞)
最果ての海岸南西部、シャムタンティ丘陵南東の沿岸に位置する洞窟。聖なる泉があるとされるが、実際にはただの水である。
英国のファン向け雑誌掲載ミニGB『Shrine of the Salamander』では、精錬工と金属細工師の神ヴァ―ラングの老高司祭(ハイプリースト)グランティを指導者とする司祭(プリースト)達が支配しているとされ、司祭達が様々な種族を使役して採掘している銅鉱山と、神々がタイタン世界を創造する際に用いた土塊を火妖界の玄武岩の窯で焼いて作ったとされるヴァ―ラングの聖なる偶像が設置された神殿が存在する*8
英国のInkle発売のアプリでのリメイク版では、「最初の魔術師達はこの洞窟の岩の亀裂から生まれ、サラマンダーによって引きずり出された」等、様々な言い伝えがあり、内部には魔術師が読む事を前提とした様々な仕掛けや謎かけの詩が存在する、実質的な魔術師の試練場と化している。

  • ダドゥ・ヤドゥ かすれ声の(クローキング)洞窟(呻吟洞)
最果ての海岸中部、ヴァンティ・バク荒地の東の沿岸に位置する洞窟。水晶鉱脈が存在し、この水晶から切り出された水晶レンズは、魔力を込める事で望遠鏡のレンズとして使用可能。
英国のファン向け雑誌掲載ミニGB『Shrine of the Salamander』では、前述の水晶鉱脈、泥沼の洞窟、大地の女神スロッフの神殿の洞窟、大ツノガエルの洞窟の四つの洞窟で成り立っているとされている。水晶鉱脈はオークの街ズズベックから来た開いた胃袋(ギャッピング・モー)族の監督官(オーバーシーア)モーグルに支配されており、彼らに貢物を捧げる(ダーク)ゴブリンの衛兵が守っていて、人間及び様々な人型種族の奴隷達が働いている。泥沼の洞窟は怪物と流砂に満ちた危険地帯だが、その先には様々なキノコの生い茂る洞窟があり、学問と妖術の神ハマスキスに仕える老賢者(セージ)ザレッドが住み着いている。スロッフの神殿は様々な巻き物が保管された図書館も兼ねており、治療を得意とする複数の司祭(プリースト)が暮らしているが、そのほとんどはクラタバク草原の神殿の再建に出かけており、現在では下級司祭(アンダープリースト)ジアムレと老司祭カスマンティだけが残っており、彼らは信者以外の立ち入りや資料の貸し出しに金貨を要求する。大ツノガエルの洞窟はカエルの神フーラックの聖地とされており、縄張り意識の強い知的生物である大量の大ツノガエルや、イモリのような人型種族グレモルが生息するほか、剣豪である人型種族の剣魚人メルクリオも住み着いている。この洞窟の奥にあるフーラックの神殿に、どこからか現れた、破滅の三叉槍を装備した火トカゲ(サラマンダー)のザクが住み着き、大ツノガエル達を支配するようになったが、それ以降は大ツノガエルによる川船襲撃が増加した上に、彼はダドゥ・リーの聖なる偶像を焼き上げた数十匹のサラマンダーの子孫であり、偶像の所有権は自分にあるという考えから、この偶像を盗み出してしまう。
洞窟の名称は、『モンスター事典』及びAFF2eシナリオ版『ソーサリー』に掲載されている地図では「クロアの岩屋」と記載されているが、創土社版『ソーサリー』では「呻吟洞」、『真・モンスター事典』では「かすれ声の洞窟」という名称が記載されており、英国版では「Croaking Caves」と記載されている事から、「クロアの岩屋」は誤訳と思われる。

ザンズヌ連峰

『ソーサリー4』の舞台。カーカバード東部、ヴィシュラミ沼やカラバク川の東の地域の大部分を占める山脈地帯。この地域を取り巻く山々は非常に険しく、徒歩で分け入った者はほとんどいない。「マンパンの大魔王」と呼ばれる邪悪な大魔導師(アーキメイジ)に支配されている*9。主に鳥人や殺生怪(ライフスティーラー)といった有翼人型生物が住んでいる他、オークの部族である切断腕族も確認されている。

低地ザメン
ザンズヌ連峰南部に広がる山岳地帯。自然環境は厳しく、野生動物は少ない。

  • アヴァンティ森
低地ザメン頭部に広がる森。森の野人(ワイルドウッドメン)の種族トリスタンが住んでいる。

  • ナゴマンティ川
低地ザメン東部を流れる川。アヴァンティ森中部から東に流れ、その先で北東の小さな湖から流れる支流と合流し、南西へと流れを変えて下流でカラバク川と合流してカーカバード海へと流れ込む。

  • シン
ナゴマンティ川の東に位置する、鳥人の地。ここの鳥人達は「篤志家(サマリタン)」と呼ばれ、マンパンの大魔王に力を貸すザメンの鳥人とは異なり、大魔王の支配に逆らっており、一部のサマリタンは大魔王の砦に潜入している。

高地ザメン
ザンズヌ連峰西部の高地。マンパンの大魔王の居城である「マンパン砦」が存在する他、大魔王に協力する鳥人の巣や、大魔王と対立する半獣半人の女族(シー)サチュロスの村が存在する。またこの地域のどこかに、大地の女神スロッフを崇拝する盲目の聖人コレタスが住んでいる。

  • マンパン砦
高地ザメン中部に位置する巨大な砦。黄泉の国の魔人(ネザーワールドデーモン)から力を授かったマンパンの大魔王の居城であり、彼に従う獣人(ビーストマン)、ザメンの鳥人、赤目、ゴブリン、下働きとして使役される臆病な小型人型種族下人(ミニオン)等の、数々の邪悪な存在の巣窟である。火山活動によってできた窪地の内側に建てられている。大魔王はザメンの鳥人の力を借りて、アナランドから「王たちの冠」を盗み出す事に成功した。そして冠の力を悪用して無法地帯であるカーカバードを統率し、旧世界征服のための勢力としようと企んでいる。

  • 聖コレタス亭
雑誌掲載和製AFF2eソロアド『マンパンの呪文』に登場。マンパン砦付近に、大魔王が倒された後に作られた宿屋兼酒場。主人は砦の事情に詳しい。

ズズベック

『真・モンスター事典』に掲載。カーカバード東部のどこかにあるとされる、オークの街。バドゥ甲虫にちなんで名付けられた屋外市場「甲虫(ビートル)市場」が存在する。

●レンドルランド

『Stormslayer』、雑誌掲載和製ミニGB『暗黒の三つの顔』等に登場。旧世界南部の王国。北の泥床川と大釜湖とモーリステシアの山々、東から南西方向へと連なっている「アナランドの大塁壁」を境界とした、広大な地域である。土地の大部分は野生馬の飼育にしか適さない草だらけの瘦せた土地であり、住人は貧しく、迷信深い。ただし、ここで育てられる馬は質が高い。隣国のフェンフリィに対しては、肥沃な平原、大釜湖での水晶採掘の盛んさ、漁場の豊かさと、多くの点で妬んでおり、長年対立している。東の丘陵地では、反抗的な野蛮人が未だに他国への侵入を繰り返し、国の恥辱となっている。中央部の大草原にはバトルカーンと呼ばれる戦士長に率いられた略奪騎馬民族が住んでいる。

+ ...

ロルトゥーナ

レンドルランド北部、大釜湖南東部の湖岸に位置する街。フェンフリィの水晶都市ほど盛んではないが、大釜湖からの水晶採掘が行われている。かつてここに存在していた宿屋「幸せな御主人亭」の邪悪な主人エーリック・ヴィナーは、宿泊客を殺害して所持品を奪い、人肉シチューの材料にしていた事で半ば伝説となっている。

プス

レンドルランド北東部、東のアナランドとの国境からやや離れた位置にある村。

稲妻塔(ライトニングタワー)

『Stormslayer』に登場。泥床川から南へ進んだ先の、地脈が露出した場所に建てられている、石と金属で作られたねじれた尖塔。階層毎の建築様式がでたらめに作られた、不安定な構造物である。避雷針が建てられている。かつてフェンフリィのチャランナブラッドの魔術学府で、精霊使い(エレメンタリスト)ニンバス・クラウドチェイサーの弟子であったが、無謀な実験に手を染めて追放された天候魔導師バルタザール・シュトルの研究所である。バルタザールは老科学者イニーゴ・クランクを騙して、彼の技術と自身の精霊魔術を合わせて魚型巨大飛行機械「嵐の目」を開発し、さらにレンドルランドの略奪騎馬民族と結託して、フェンフリィそのものに復讐しようと企んでいる。塔の周辺は岩崖であり、接近は困難な上に、様々な怪物が潜んでいる。

ポルア

『魂を盗むもの』に登場。レンドルランド西部、西のウナギ海沿岸に位置する港街にして、レンドルランドの首都。王国の主要な港だが、小さく衰退し、漁場もあまり豊かではない。

カヌニー

d20システムTRPG版『ソーサリー3』に名前のみ登場。レンドルランド中部、ポルアの東南東に位置する村。この村の周辺には足の速い鹿が生息しており、レンドルランドの魔導師(メイジ)は、狩人達が鹿を仕留めるのを助けるために、速く走れる「チーターの歩みのサンダル」を作っているという。

神々の金床

レンドルランド南部の山脈。高度な妖術を身に着けた3人の鬼の呪術師(シャーマン)3鬼(ザ・スリー)」が住んでいる。またこの周辺のどこかの洞窟に、「頭蓋砕きのヤーガース」率いる2500人のオークで構成された「骸骨砕き族」が住んでいる。フェンフリィの「タナ街の英雄」は、かつてレンドルランド南部で鬼の呪術師と戦ったとされているが、それが「3鬼」の事なのかどうかは不明。

●アナランド

『Revenge of the Vampire』の主舞台。『ソーサリー』4部作の主人公の故郷でもある。旧世界南東部の王国。東から南西方向へと連なる「アナランドの大塁壁」を国境とした低地であり、勤勉で誠実な国民が住む快適な土地である。始めは小さな交易都市の集まりであったが、アークル王朝の王達による思慮深い政治により、文明化が着実に進んでいった。この国では必要最小限の税金しか課せられず、王の収入の殆どは、彼自身の貿易や農地経営で賄われている。正義と真実の女神リーブラを守護神として崇拝している。またこの国には、優れた視力を持った人間型種族の物見頭(サイトマスター)が存在し、彼らの多くはその視力を見込まれて軍の警備兵として働いているが、一部の者は他国へ脱走して邪悪な存在に雇われるらしい。国王はフェンフリィから借り受けた「王たちの冠」を用いて、国の道徳を向上させていたが、とある夜にカーカバードのマンパンの大魔王が送り込んだ鳥人によって冠が盗まれてしまい、国が2年間に授かった恩恵の全てが消え、法、秩序、モラル、王の信頼が崩れ始める事態となってしまう。国王は大魔王から冠を取り戻す英雄を求めている。

+ ...

アナランドの大塁壁(グレートウォール)

アナランドの国境に連なる、長大な壁。かつてアナランドは、隣国レンドルランドの蛮族やカーカバードからの略奪者達の襲撃に40年間も悩まされており、対策として国全体を防壁で囲む計画が立てられ、構築されたものである。これは120年の大掛かりな計画であったが、略奪軍による執拗な妨害によって工事は遅れ続け、しかも国の資源の殆どを工事につぎ込んだ結果、国は破産と革命の危機に瀕し、結局は3個所が未完成のまま、125年後に工事は中止され、アナランドは交易や経済に集中できるようになった。北東のシャムタンティ丘陵側の壁は「北方大塁壁」と呼ばれ、東海岸からアナランド北部にある金水湖の北まで続いている。北方大塁壁から西へやや離れた位置からは、レンドルランドとの国境に沿って南西へと壁が続いているが、2個所の隙間が存在する。未完成とはいえ、国防にはそこそこの効果を発揮している。

  • カントパーニ門
アナランドの大塁壁のうち、北方大塁壁に存在する門。カントパーニの南側に存在する。

チョウベリー森

アナランド北東部沿岸に広がる森。チョウベリーの木が多く生えている事が名の由来。

  • チョウベリー学院
チョウベリー森の中に建てられた、軍の訓練校。アナランド軍に入る精鋭の戦士やサイトマスター達が訓練を受けている。

金水湖

アナランド北部に位置する湖。金属資源に富み、軽い金属の微粒子が水に支えられて浮かんでいるのが確認できる。北のシャムタンティ丘陵から2本の短い川が流れ込み、南から流金川が続いている。

流金川

金水湖から南方へと流れる川。蛇行しながら南東のカーカバード海へと注ぎ込む。

スカートン

金水湖の南東湖岸に位置する街。金水湖から金や他の金属を回収し、アナランドの富の大部分である延べ棒へと精錬している。

幻影の洞窟

グループSNEのホームページ掲載の和製AFF2eミニシナリオ『幻影の洞窟』に登場。金水湖のほとりに発見された、鉱脈の洞窟。魔物に乗っ取られたと言われているが、その正体は不明で、目撃情報が多岐に渡るらしい。

アークレトン

『Spellbreaker』『Revenge of the Vampire』等に名前のみ登場。流金川河口の東河岸に位置する、アナランドの首都。アークル王族の故郷でもある。

アナランド平原

『Revenge of the Vampire』に登場。北の金水湖から南のリーブラ湖までの間に広がる、肥沃で広大な平原。複数の村が存在し、国の住人の大部分がこの地で暮らしている。基本的に友好的な農民の住む村が多いが、南部には金に貪欲で浅ましい住人達の小さな村落も一部存在する。

  • ファーゲート
アナランド平原北部、アークレトンの西、レンドルランド側の大塁壁の、東側の影地に位置する街または村。

  • フェンドリンガム
アナランド平原のやや北東部に位置する村。

  • モータス邸宅
フェンドリンガムから東へ徒歩1時間の距離の平野に建てられた邸宅。数年前、住んでいた貴族が発狂して家族全員が殺されて以降、怨霊で満ち溢れた邪悪な場所となり、誰も近付かなくなったが、他国から来た見知らぬ伯爵によって買い上げられた。

  • ファーリ
アナランド平原の中央部に位置する村。市場の村であり、交易は盛んだが、修道院は無い。社交的な学者ハルカーが住んでいる。

  • カニ峰(クラブピーク)
ファーリの西、大塁壁の影地に存在する、花崗岩の岩山。頂上が2つに割れていて、カニのハサミのような形状をしている事が名の由来である。大昔、2人の魔法使いが死闘を繰り広げて相討ちとなり、死の間際に呪いを放った事から、この周辺は呪われた荒れ地となり、国境警備隊でさえ近付かなくなった。現在ではクザルヴァナー、シェヴェラ、カローラーの3人の邪悪な老魔女(ハグ)が、そこの洞窟に住み着いている。

  • スタンカスター
カニ峰の南西に位置する農村。友好的で純朴な農民が多く暮らしている。

  • ウラアク
ファーリの南東、カーカバード海沿岸に位置する街または村。

リーブラ湖

『Revenge of the Vampire』に登場。アナランド平原の南西に位置する、大きな湖。東から群れ魚川が続いている。かつて女神リーブラが、湖畔の病める男のもとに現れ、その病を治したと伝えられており、重要な聖地として崇められている。リーブラを始めとして、学問と妖術の神ハマスキス、狩猟の神アッチラ(密偵と野伏りの神エルスパー)等、多くの教団の寺院や修道院が湖岸を取り巻き、巡礼が世界中からこの湖へと旅をする。

  • 星々の殿堂(ザ・ホールズ・オブ・ザ・スターズ)
リーブラ湖岸に密集している修道院の1つで、ハマスキスの修道院。ガラスドームの小さな建物である。ここに住む修道士(モンク)達は風変わりで、自分達同士で籠り続け、奇妙でよく分からない研究をしているとされる。エンドレル、マーカス、セウォース、サンダーの4人の長老に治められている。セウォースは、かつて倒されたはずのモルトヴァニアの吸血鬼卿が復活した事を知り、その悪事を止めるべく調査を進めていたが、サンダーと共に行方不明となってしまう。

  • ヴァシル
リーブラ湖の北西湖岸に位置する街または村。修道院の密集地と思われる。

群れ魚(スクールフィッシュ)

『Revenge of the Vampire』に登場。リーブラ湖東部から流れる川。蛇行しながら東南東のガム湾へと流れ込む。

ガム湾

『Revenge of the Vampire』に登場。リーブラ湖の東南東に位置する湾。他の大陸との交易船が数多く行き交う。

奥アナランド

『Revenge of the Vampire』に登場。アナランド南部、リーブラ湖や群れ魚川よりも南の地域。香り草や珍しい植物が育っており、それらは港街ガムポートからの商人や交易船によって大陸中に運ばれている。

  • ガムポート
群れ魚川河口の南、ガム湾沿岸に位置する港街。様々な国の商品で潤う平和な街である。復活したモルトヴァニアの吸血鬼卿を追う盲目の吸血鬼狩人ヘンリック・ヴァン・デア・タムレンが、友人である星々の殿堂の長老セウォースを尋ねる途中でこの街を訪れるも、吸血鬼卿の刺客によって暗殺されてしまう。

グノウス

雑誌掲載和製AFF2eソロアド『真実の騎士』に登場。アナランドのどこかにある街。リーブラ湖のほとりにある正義の女神リーブラの神殿から盗まれた5つの呪いの指輪がばら撒かれ、災難をもたらしている。

●所在地不明


スローベン

『ソーサリー4』に名前のみ登場。旧世界のどこかに存在する、隠された都市。様々な魔術師ギルドが存在する。ここの死霊術師(ネクロマンサー)ギルドが開発したスローベン・ドアは、強力な魔法のかけられた扉であり、カーカバードのマンパン砦の防衛の要となっている。かつてブライスの反逆王子が変異体(ミュータント)の軍勢を作り出すために使用したとされる変異現象団子(変異体化の肉団子)(ミュータントミートボール)を開発したのも、ここの薬剤師である。かつてマンパンの大魔王は、魔法の杖を盗んだ罪でこの都市を追放されたという噂がある。また、ここのとある死霊術師は、謎に包まれた禁断の呪文ZEDを使用した数少ない人物の1人であるとされている。
英国のInkle発売のアプリでのリメイク版では、スローベンとはスローベン・ドアを製作した魔術師の名前であるとされている。

(ボーン)

『Bloodbones』に登場。ラドルストーン王国のカニ港町から南東へ数百リーグ以上先の海に位置するとされる島。女王ズィティーアが率いる原住民(ネイティブ)ウサイ族が暮らしているが、彼らは山の寺院に住むブードゥー教の死神クエズカリの高司祭(ハイプリースト)ラマツによって部族の戦士達を誘拐され、死者(ゾンビー)奴隷にされる被害を受けている。アランシアの街ハラックからこの島に移り住んだ魔術師(ウィザード)エラスムスも、ラマツの手下によって殺害されている。密林(ジャングル)にはカメレオン人間のような人型種族カメレオナイト、猿人(エイプマン)小妖精(スプライト)等の種族や、大カマキリや(ジャイアント)カメレオン等の危険な怪物が生息している。またこの島には、悪名高き海賊ブラックスカーの呪われた宝が隠されているという噂がある。

ラキンシアン洞窟

『Moonrunner』に名前のみ登場。旧世界のどこかにある洞窟。とある冒険者が探検したらしい。

デモス神殿

『Moonrunner』に名前のみ登場。旧世界のどこかにある、失われし神殿。とある冒険者によって再発見されたらしい。

オークヘルム

『Moonrunner』に名前のみ登場。旧世界のどこかにある地名。とある冒険者がここの敵陣を奇襲したらしい。

ヴァナン

『Moonrunner』に名前のみ登場。旧世界のどこかにある地名。とある冒険者がここに存在する吸血鬼卿と戦ったらしい。ガランタリアの一部の地域でここの吸血鬼卿ミレスク男爵の乾燥血液が取引されているが、彼が前述の冒険者と戦った吸血鬼卿かどうかは不明。

獄息峰(ヘルズブレスピーク)

『Knights of Doom』に名前のみ登場。旧世界のどこかにある山。ここの火山灰は、長寿の霊薬の材料の1つになるらしい。

骨塚(ボーンバロウ)

『Stormslayer』に名前のみ登場。旧世界のどこかにある、山バジリスクが住んでいたという塚。この山バジリスクは、フェンフリィの「タナ街の英雄」によって退治されている。

呪いの森

和製GB『四人のクイーン』の舞台。旧大陸の南の海岸沿いにあるとされるが、一般にはさほど知られていない森。常に霧が漂い、湖と湿地と密林と乾いた地面とが、自然の法則を無視して分布しており、多くの生物が棲む。また森の地形は魔法の力でしばしば変化するため、地図の描きようがないとされる。ここは善と悪が激しくせめぎ合う場所であり、善と悪と中立の神の神殿がそれぞれ存在する他、あらゆる呪いを解く神秘の泉もある。また森の中央には、偉大な老魔法使いデクストロの塔が建てられている。


【余談】

一部では、TRPGルールブック『スティーブ・ジャクソンのファイティング・ファンタジー』掲載のシナリオ『願いの井戸』『シャグラッドの危険な迷路』の舞台が旧世界にあるという説があるが*10、少なくとも現在の公式設定では、どちらもアランシアにあるとされている*11

雑誌掲載ミニGB『試練(ためし)の寺院』には、魔法の修行と学びの場である「大魔術学校」および魔術師志望の若者が挑む試験の場「試練の寺院」が登場する。クリア時の会話にて、将来与えられるであろう世界の平和にも関わる困難な任務および「王たちの冠」についての話題を振られることから、『ソーサリー』4部作の前日譚である(≒これらの施設も旧大陸のどこかに存在する)可能性が高い。
…と思いきや、実は冒頭から「中国の道教」が魔法の基本要素として挙げられるなど現実世界の地名が続出する*12ため、このGBの舞台は現実世界である。
となると話に出た「王たちの冠」は同名の別物なのか*13、あるいは後にこの者が“双方の”世界の平和を保つためにタイタン世界に送り込まれるのか…。



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最終更新:2026年08月14日 19:51

*1 『BattleCards』のヴァンゴリアの東に「ウナギ海」が存在する、『魔術師タンタロンの12の難題』に登場するシャントスの宝珠が『BattleCards』にも登場する、といった共通点は存在する

*2 『魔術師タンタロンの12の難題』では「大ツノトカゲ」と誤訳されている

*3 残る2人は彼の協力者であるカフカ老博士、後述する神父コランである

*4 当初は明確な場所は設定されていなかったが、『真・モンスター事典』で「モーリステシアでも特に謎めいた公国」と設定された

*5 当初は明確な場所は設定されていなかったが、『真・モンスター事典』で「モーリステシアでも特に謎めいた公国」と設定された

*6 これは、英国のファン作製ミニGB『The Maze of Mheng』に登場する迷宮だが、作者は後にAFF2e関連書籍の著者となるアンドリュー・ライトであり、資料集『エンサイクロペディア・アルカナ Vol.1』でもメン及びこの迷宮について言及されているため、実質的に公式である

*7 前述のミニマイトの親戚種族と思われる

*8 この作品は、厳密にはファン作製の作品だが、作者は後にAFF2e関連書籍の著者となるアンドリュー・ライトであり、『超・モンスター事典』の資料でもこの作品からの情報が言及されているため、実質的に公式である

*9 創土社版では「マンパンの大魔法使い」。言語版では「Archmage of Mampang」であり、厳密には「大魔王」は意訳である

*10 日本では『ウォーロック』35号の一部のコーナー等、願いの井戸が旧世界の城塞都市カーレにあると解釈された例がある

*11 前者は「アランシアの白水川付近」とする記載が『超・モンスター事典』等に、後者はこの迷路に登場する人物がアランシアにいるという記載が『真・モンスター事典』に存在する

*12 他には「エジプトの工芸品」「インドの音楽」「チベットの破戒僧」「ギリシャの戦士」「オーストラリアの原住民」など。

*13 タイタン世界とは並行世界として存在するアマリリア王国には、王家の宝物の1つとして「王たちの冠」が存在するが、『ソーサリー』に登場する同名の冠とは全くの別物である