メトロイドドレッド

登録日:2021/10/22 Fri 19:04:36
更新日:2021/12/02 Thu 16:39:38
所要時間:約 35 分で読めます





「探索」×「恐怖」

かつてない絶望にサムスは立ち向かう。



メトロイドドレッドとは、任天堂から発売されたNintendo Switch専用アクションゲーム。
メトロイドシリーズ』のサイドビュー作品としては5作目にあたる。





【概要】

2021年6月のE3ダイレクト、難産となっていたメトロイドプライム4の続報を期待していたファンに任天堂が提示した答え、それは『METROID 5』だった…。
メトロイドサムスリターンズ』から4年ぶり、2Dシリーズの完全新作としては『メトロイドフュージョン』から18年ぶりの新作メトロイドとなる。
開発は『サムスリターンズ』と同じくMercurySteamと任天堂の共同。

今作もまた1周目の難易度選択は存在せず、クリア後にサムスの被ダメージ量が2倍に増えるハードモードが解禁される。
シリーズお馴染みのタイムアタック&コレクション要素もあり、アイテム取得率やクリア時間に応じて合計14種類のイラストが鑑賞できるようになる。

本作で初めて生きた鳥人族が登場し、サムスとメトロイドの因縁にピリオドが打たれる。


【ストーリー】

『X』と『メトロイド』が過去の存在となりつつある頃、銀河連邦に自然環境で活動するXを撮影した差出人不明のメッセージが届いた。
映像が偽造でないことを確認した銀河連邦は、メッセージの発信元である惑星ZDRに7体のE.M.M.I.からなる調査部隊を派遣したが全機消息不明となってしまった。
そして、Xへの耐性を持つサムスに「惑星ZDRの調査」「E.M.M.I.の捜索」割に合わない報酬で依頼されることになる…


【主要キャラクター】


「問題無い…私がすべてを終わらせる」

宇宙最強のバウンティーハンターでありメトロイド。そして歩く爆破フラグ。
冒頭で謎の鳥人族に襲われた時に発現した’’何か‘’の負荷に耐え切れずにスーツの能力がリセットされてしまった。
今作ではおそらくゲーム描写では初めてチョウゾ語を話す。


◆アダム

「異論はないな、レディー。」

サムスがフュージョンの時から乗っているスターシップに搭載されている人工知能。
サムスに「このミッションの報酬額は適切とは言えない」「想定しうるリスクに対して妥当ではない」(意訳:この依頼はきな臭いぞ、注意しろ)と珍しく愚痴じみた事を言ったがスルーされた。
惑星ZDRは通信環境が悪いので、サムスとはアクセスルームで会話することになる。
また、管轄下であった前作のB.S.L.とは違い未知の惑星であるため正確なターゲットポイントを示すことはできず、サムスの戦いのデータを元に現状の推察・助言をするにとどまっている。


◆アームキャノンを持つ鳥人族
惑星ZDRに降り立ったサムスを襲い、追い詰めたが何故かトドメを刺さずにどこかに消えてしまった。


◆謎の鳥人族
アームキャノンを持っていないもう一人の鳥人族。サムスにお辞儀をしていることから敵意は無いようだが…?


【惑星ZDRの施設・エリア】

≪施設≫

  • アクセスルーム
アダムとの通信を行うことができる。今作ではアダムとの会話はログから見返すことができる*1ので、ストーリーが進行した時以外のタイミングでアダムと話すことはできない。
アクセスルームの扉がロックされている時がそのタイミングで、それ以外はセーブルームと変わらない。


  • マッピングルーム
そのエリアの大まかな部屋構造をダウンロードすることが出来る。ただし部屋の地形まではわからないので、E.M.M.I.ゾーン絡みではあまり役立たない気もする。
マップのダウンロード後はセーブルーム扱いになる。


  • セーブルーム
ゲーム中断可能なセーブが出来る。
この施設に限らないが初回起動時は時間がかかるのでタイムアタックではアクセスルーム以外スルーされる。


  • エネルギーリチャージステーション
  • ウェポンリチャージステーション
  • トータルリチャージステーション
エネルギーかミサイル・パワーボム、もしくはその両方を補給することができる機械で、エリア内に点在している。
初見プレイの休憩場所。


  • インタラクティブデバイス
『白い手』のアイコンでマップ上に表示されるギミック。


≪エリア≫

  • アルタリア
ゲームの開始地点にして惑星ZDRの最深部。
サムスがここに降りるのに使ったエレベーターと通路は破壊されてしまったため、ここから他のエレベーターやテレポータルなどを探して地上を目指すことになる。


  • カタリス
溶岩の煮えたぎる灼熱地帯。
鳥人族の技術によってここのマグマから得た熱エネルギーが各地に供給され、各エリアの機械類を稼働させている。


  • ダイロン
機械型の敵が多く配置された、生体研究所エリア。
背景ではロボットの製造ラインがあったり得体の知れない巨大生物が実験台になっていたりする。


  • バルエニア
およそ半分が水没した海洋研究所エリア。
シリーズとしてはグラビティスーツ獲得フラグに見えるが今作ではモーフボール同様なかなか焦らされ、不自由な移動を強いられる。


  • フェーレニア
かつて鳥人族が儀式を行っていた聖域。
神殿のような建造物内各所に鳥人族の息吹を感じる人工物があるが、現在は廃墟となっている。
エルンはその位置や内装の様子から、フェーレニアの一部を壁で囲って隔離した区画と思われる。

  • エルン
厳重に封印が施された隔離エリア。このエリアの中に入るとゲートが閉鎖され、ストーリーが進むまで出ることが出来ない。

  • ガヴォラン
比較的地表の近くにある、緑豊かな地下森林エリア。
古代生物が多く生息しているとのことで、敵性生物のほかに背景には小型恐竜のような生き物もいる。


  • ハヌビア
スターシップが停泊しているZDRの地表。背景をよく見ればOPで使った大型エレベータの入口もある。
しかしそこに行ける扉は厳重にロックされており、到着できそうにない。


【今作のサムスの能力】

ビーム系能力

  • パワービーム
サムスの生体エネルギーを変換して撃ち出す初期ビーム。ロボ系の敵には効かないので注意。
なにげにミサイルとは違い、連射コンに完全対応できるほどの最大連射速度を最後まで保ちづづける。


  • チャージビーム
サムスが最初に入手する能力。これを使うことでロボ系の敵をミサイル無しで破壊できるようになる。
今作でようやくチャージアタックの機能が明言されている。


  • ワイドビーム
ビームを3発同時に発射可能になるビーム。
ワイドビームゲートを開けたり、チャージショットでワイドビームボックスを押しやることができる。


  • ディフュージョンビーム
チャージショット着弾時に中範囲の爆発を放ち、ある程度地形に埋もれた敵や爆発物を攻撃できる。
範囲はだいたい着弾点から隣接した1マス程度。


  • グラップリングビーム
グラップリングブロックを引きちぎって壊したり、グラップリングゲートを開けることが出来るようになる。もちろん従来どおりのワイヤー移動スポットも存在する。
ビームはマグネットサーフィスにも撃てるので、マグネットサーフィスからマグネットサーフィスへと移動する事もできるようになり、さらにスパイダーマンっぽさが増す。
これはグラビティスーツがないときの水中での移動手段としてもなかなか馬鹿にならず、特に後半のE.M.M.I.ゾーンではフラッシュシフトと合わせて命綱となる。


  • プラズマビーム
複数の敵を貫通できるようになり、さらに今作ではロボ系のザコにチャージ無しで攻撃が通るようになる。
今作のビームも重ね掛け方式となっているのでワイドビームと併用可能。
一部のボス敵相手には連射コン最大の武器。


  • ウェイブビーム
地形や障害物を貫通しながら攻撃することが出来る波動ビーム。
向かい側や深く埋もれた爆発物・別通路のゲートなどを撃つことができるほか、崖捕まり中でも上側の敵に地形に食われずフルヒットできる。
最終盤の難関を越えた後に入手可能。


  • オメガキャノン
撃破したセントラルユニットからエネルギーを吸収することでアームキャノンが変化し、対E.M.M.I.専用兵器『オメガブラスター』『オメガストリーム』がターゲットを倒すまで一時的に使用可能になる。
研究の結果、壁抜けバグとかを利用して持ち出す方法が編み出されたのだが、使い勝手はとても悪いらしい。
詳細はE.M.M.I.『倒し方』の項目参照。


ミサイル系能力

  • ミサイル
初期装備。『フュージョン』以降と同じく、Rボタンを押しながら撃つ。

  • スーパーミサイル
『フュージョン』と同じく、今作のミサイル系能力はR+Yボタン1通りに集約されるアップグレード形式。
爆風の範囲と威力が大幅に強化されるが、連射速度が落ちてしまう。
入手してわりとすぐアイスミサイルに上書きされるためかなり地味な武器。


  • アイスミサイル
ボス以外の敵を凍らせることが出来るミサイル。凍らせた敵をダッシュメレーで粉砕する『アイスブレイカー(公式命名)』という隠しテクニックも存在する。
エンキという燃える障害物を破壊したり、収縮するキノコの床を一定時間凍らせて維持する等のステージギミック要素もある。

  • ストームミサイル
Rボタン長押しでポインタを合わせた敵をロックオン出来るようになり、さらに1ロックオンに対して3発の誘導式ミサイルが対象に発射される。
『プライム2〜3』の「シーカーミサイル」を高速化しただけでなく、敵に背中を向けた状態で撃ってもミサイルは180°回頭して敵に飛んでいく強力な武器。
ロックオン箇所は最大5つまで。大型の敵やボスには最大3重ロックオンして火力を集中させられることもある。

3発(1ロックオン)の誘導ミサイルの合計威力と1発のアイスミサイルそれぞれで、どうも相手によって威力にばらつきがある*4らしく詳細は不明。ミサイルタンクをろくに取らずにストームミサイルだけを撃ちまくると弾切れになりやすい…というのは確実に言える。
もしかしたら、敵毎に効きやすいミサイルが違うとか判明していない仕様があるのかもしれない。*5

常に動き回って攻撃するタイプのボス敵、スクリューアタック入手前で特に邪魔な電撃を纏った敵には非常に有効な攻撃手段となる。
相手に応じてアイスミサイルやビームと使い分けていこう。


ボム系能力

  • ボム
モーフボール時の攻撃手段。今作では『モーフボールランチャー』の起動にも使用する。
もちろんシリーズ恒例の無限ボムジャンプも可能。
今作はモーフボールの取得が遅い関係でボム取得も歴代と比べるとかなり遅めである。


  • クロスボム
ボンバーマン十字状に爆発するボム。Rボタンを押しながらボムを設置することでクロスボムに変化する。
弾薬消費などはないが、同時に設置できるのは1つだけ。
終盤入手にしては地味だが、単純に攻撃範囲が広くなるだけでなく、爆風を利用することで横に飛ぶことも出来るようになる。
…それに気づかないと入手直後に詰んでしまう。
無限ボムジャンプの難易度も下がるので、グラビティスーツ先行入手ルートを使う際は先に取っておくことをオススメする。
パワーボム入手後はR押しっぱなしでの発動ができなくなるので、チョンと押して撃つべし。


  • パワーボム
Rボタン長押しでパワーボムが置けるようになる。
…が、入手するのが最終盤なのでそんなに出番が無いということはない。
ちなみに、パワーボム入手前にパワーボムタンクはいくつか入手できるが『未詳アイテム』と表示され、効果発揮はお預けとなる。


パワードスーツ

フュージョンより後の時系列ということもあってか、全体的にデザインが大幅に変更されており、生物的かつ機械的なフォルムで、カラーリングもノーマル~グラビティスーツ通して白を基調としている。

  • ノーマルスーツ
サムスの基本的なスーツ。
配色は青+赤+白というトリコロールカラー。
Ver.1.0.3で修正された無敵バグを利用すれば、このスーツのままでZDRを脱出することが出来た。


  • バリアスーツ
ストーリー開始前のサムスのいつもの姿。オープニング時点ではフュージョンスーツからこの段階まで修復が進んでいた、という設定のようだ。
高温環境でダメージを受けなくなり、防御力やダッシュメレーの威力が上がる。
…が、「フュージョン」と違い低温環境でのダメージを無効化してくれないので注意が必要。


  • グラビティスーツ
防御力とダッシュメレーの威力を更にアップ、低温環境とマグマによるダメージや水中・マグマの速度低下を受けなくなるという最強のスーツだが、入手はスペースジャンプ入手後となる。…正規ルートでは。
グラビティスーツ先行入手ルートも発見されているが操作難易度が滅法高く人によっては詰みかねないので、一周目は正規ルート通りに進むことを強く推奨する。



身体系能力

  • スライディング
正確に言えば『新アクション』の分類だが、ここに記載する。
これまではサムスがモーフボールにならなければ入れなかった狭い通路に滑り込むことによって姿勢を低くして通り抜ける能力。スライディングの距離よりも通路が長かった場合はそのままモーフボールに自動的に変形する*6。『滑り込む』能力なので、段差がある狭い通路にはモーフボールを取得するまで入れない。
また、E.M.M.I.戦でのチュートリアルでもあったように、一部の敵の攻撃を避けたり潜り抜けるといった活用方法もある。
今作のモーフボール取得が遅めなのは、スライディングを追加することで狭い通路を通れるように出来たためだと思われる。

ゲーム内では説明されないが、崖の直前でスライディングを行い、空中に飛び出した直後にジャンプボタンを押して空中でジャンプする『スライディングジャンプ(公式命名)』という隠しテクニックが存在している。


  • モーフボール
サムスの代表的な能力。スペースパイレーツが模倣に超絶苦戦していたことでも有名な謎アビリティ
入手タイミングがいつもよりも遅めであることと、それに伴ってボムの入手も少し長引くためかOtherMと同様にスプリングボールが標準搭載されているというちょっと嬉しいオマケ付き。


  • スパイダーマグネット
マグネットサーフィスに貼り付くことが可能になる能力。
サーフィスがある限り、壁や天井を這い回れる。


  • スピードブースター/シャインスパーク
移動中にLスティックボタン*7を押すか、先にLスティックを押し込みながら走り出すとと起動、一定距離を走ると発動するシリーズお馴染みの高速移動能力。今作は細かい仕様でさり気なく使いやすさが上がっている。
今作では能力入手時に『シャインスパーク』についても説明されるので、隠しテクニックではなくなった。

が、前作までと違い 「着地・壁キック・スライディングを挟んでもブーストダッシュ状態が続く」「ダメージを受けてもシャイン溜め状態は消えない」 ことや「前方向に入れながら上り坂に突っ込むとブーストダッシュ状態に戻る」「回転ジャンプ中にY+Bボタンでその場発動&スティック入力でタメ短縮」「真下や斜め下にも突進できる」などの仕様の説明はゲーム内ではしてくれない。
また、今作ではボス戦でもシャインスパークを活用できる場所が多く、発動することさえできればほとんどのボスに大ダメージを与えることができる。

ちなみに、水中ではグラビティスーツを入手するまでスピードブースターは起動ができないが、シャインスパークだけは水中でも始動・移動可能。


  • スピンブースト
スペースジャンプの簡易版で2段ジャンプが可能になる能力。
発動出来るタイミングは「スピンジャンプの頂点から下降中」で、通常のジャンプやスピンジャンプの上昇中には発動出来ない。
入手後割とすぐのタイミングでスペースジャンプを入手することになる。後に、スペースジャンプの入手が大分後になってしまうグラビティスーツ先行入手ルートが発見されたことで有用性が見直された。
…と言いたいところだが、更に後にタイム短縮のためのテストプレイ作業研究が進んだ結果生まれたシーケンスブレイクのルート次第では、完全に必要なくなることも。


  • スペースジャンプ
スピンブーストの上位互換で、無限ジャンプが可能になる能力。
ただし、スピンブーストともどもグラビティスーツを入手するまで、水中では最初のジャンプ以上の高度には到達できない制限がついている。


  • スクリューアタック
回転ジャンプ中に強力な電撃攻撃を付与し、一部の敵の電撃攻撃を無効化する。
『サムスリターンズ』ではかなり威力が下げられ、当たり負けてしまう敵が多かったが、今作では見直されて、ほとんどの敵を1~2回の体当たりで一方的に倒せる破壊力のうえ、ザコには耐えられてもこちらがダメージを受けないようになった。
それどころか中ボスなどにも効き、相手によってはビームもミサイルも使わずシャインとスクリューで倒してしまえるほどになった。ただし中ボスには相打ちになる上、敵弾など相殺しない攻撃はそのまま喰らってしまうため過信は禁物。
シリーズおなじみだが、直立ジャンプ中に横入力+Bボタンで回転ジャンプ開始、回転ジャンプ中にYボタンでビームを撃つと直立姿勢に戻ってスクリューアタックを止められる。


メレーカウンター

『サムスリターンズ』から続投した体術。Xボタンを押すとアームキャノン振り上げやサマーソルトキックを繰り出す。
敵が黄色く光るエフェクトと音を出したときにXを押せば「メレーカウンター」となり、対象を気絶+ビーム即チャージで瞬殺できる。
さらにカウンター成功時の即チャージビームは対象を1確するうえ、ドロップするアイテムの量が大幅に増加する。動かずにYだけ連打がコツ。

今作では走りながらだと足を止めずに「ダッシュメレー」をするようになり、通常と違って直接小ダメージを与えて敵を押しのけるようになった。
カウンター範囲が実質的に伸びるので、ビーム予兆など、その場で動かない敵が光った場合はダッシュメレーで殴りかかれば良い。
ダッシュメレーの威力はバリア・グラビティとスーツパワーアップに応じて上昇する。

パワーグリップ

崖に掴まることができる身体能力で、初登場の『フュージョン』同様に標準装備。
また、崖から上に登る瞬間にタイミングよくジャンプボタンを押すと、通常よりも素早く駆け上ることができる『クイックライズ(公式命名)』というテクニックがある。

モーフボールが覚醒していれば、崖の上が1マスの隙間である場合そのままボール状態になって入ることができる。


エイオンアビリティ

いずれも使用時にエイオンゲージを消費し、またエイオンゲージが満タンの状態でないと使用できない。
ただし今回のエイオンは敵から補給するのではなく、自動回復するため惜しまず使って行ける。

  • ファントムクローク
透明化&無音能力。あらゆる敵に認識されなくなるが、発動中は移動速度とジャンプ力が大幅に低下してしまう。
E.M.M.I.ゾーン突破の切り札的存在。サムスを感知して閉まるゲートの突破にも有効。
ただし発覚状態のE.M.M.I.には効果がない。
静止状態<移動<ビーム発射の順にエイオンゲージ消費量が激しくなり、ゲージが無くなった後は高速でライフを消費する。
使用後のゲージ回復は最も遅く、移動していないとまともに増えなくなる。


  • フラッシュシフト
一定距離を高速移動する能力。3回まで連続で使用可能。
移動中は無敵ではないので注意。直前の床を踏むと閉まるシャッターの突破にもほぼ必要。
使用時にゲージをすべて消費するが、ゲージ回復速度はかなり早い。
ボス戦での攻撃回避だけでなく、E.M.M.I.を大きく振り切ったり、短距離の移動時間を切り詰めるのに非常に役に立つ。
ただし、グラビティスーツを入手するまでは水中では使えない。

使い勝手が良すぎるためか、やりこみの一環としてシーケンスブレイクを併用した「フラッシュシフトなし」の縛りプレイが続々と動画サイトに上がっている。

  • パルスレーダー
破壊可能なブロックなどを探知する攻略ルートを覚えている2周目以降は無視されることも多い不遇な能力。使用するとゲージをすべて消費し、効果が切れるまで回復しないので注意。

他にも、移動中の斜め打ちもフリーエイム仕様になる等、前作よりもアクションでの爽快感が増している。


【ボス敵】

『サムスリターンズ』と同じ制作ということで今作もボスは相当手強く、初見時は幾度も死に戻りを繰り返す死に覚えゲーの様相を呈する。
そして前作・前前作と同じく低難易度モードに類するものは全く存在せず、弱点などを明言化してくれることもほぼない*8
しかし、TIPSにも書かれているように「避けられない攻撃はない」。この手のゲームとしては(スピードブースターの仕様と同じく)、勉強熱心なプレイヤーなら倒すコツを掴むのはそれほど難しくないため、周回プレイが苦になることはないだろう。多分。
ムービーに回避や撃破のヒントがあったりすることも多いので、スキップせずにきちんと見直してみるのもいいだろう。
ちなみに、ボスの中には裏技的な速攻撃破のテクニックもあったりする。シャインスパークかシーケンスブレイクが必須だが。

また、ボスの攻撃にはメレーカウンター可能なものがあり、カウンター後のチャージビーム追撃まで成功すればグラブシーケンスという派手な攻撃カットに入る。
ただし、攻撃は手動なので見とれていると「振り回されたり敵の攻撃を避けたりしているサムスがアームキャノンをボスに向け続けているだけ」で終わる凄くシュールなムービーになってしまうので注意。でもそれはそれで面白かったり…


E.M.M.I.
徘徊エリアのセントラルユニットを倒すまでは逃げ回ることしかできない敵で、本作の「恐怖」(ドレッド)を体現する主な要素の一つ。詳細は項目参照。
安定して徘徊ゾーンを素通りするにはマップ・ルートを覚えてミスなく行動する必要があるので、そのルートを覚え込めば意外とゾーンを走破できる…とか油断してると捕まってGAME OVERになるので注意。


◆コルピウス
透明化能力を持ったサソリのような姿の原生生物。だがムービーを見る限り、透明化能力は近くの鳥人像のエイオンアビリティキューブから入手した後天的なものだと思われる。
撃破すると尻尾に入っていたキューブを取り戻し、『ファントムクローク』を入手することが出来る。
体験版でもシーケンスブレイクをすれば無理矢理戦えるが、戦闘BGMがなく、倒すとエラーでゲームが終了する。


クレイド
なんとシリーズお馴染みだったリドリーを差し置いて再登場。
第2形態の撃破方法はムービーをよく観察したり過去作を知っていると分かりやすい。
こいつにはなぜかボムやフラッシュシフトの先行入手に対応したギミックがあるなど、シーケンスブレイク絡みのネタが異常に多く仕込まれている。…が、初心者には難しいし上級者にとっても遠回りなので魅せ技である
詳細は項目参照。


◆ロボット鳥人兵士
固い・強い・速いの三拍子が揃った中ボス。
ビーム三連射、チャージビーム、突進しながら斬り込む赤と青の突進攻撃を使ってくる。
接触ダメージも含めかなり火力が高く、初戦時だと3,4発も食らえばサムスが死んでしまう難敵。
青突進はメレーカウンター可能だが、予備動作が分かりにくいためハイリスクローリターンだったりする。代わりに使ってくる赤突進の判定がやたらと広く、見てからジャンプするだけではほぼ食らうのが一因。
基本的に空中フラッシュシフトで後ろに回り込んで回避しミサイルを、使用可能なのであればストームミサイルをしこたま撃ち込めばいい。

終盤になると2体同時に出てきて挟み撃ちを仕掛けてくる。言うまでもなくこいつらに数の暴力をかまされるとひとたまりもないので、とにかく片方にミサイルを集中させて各個撃破するしかない。
一方で、大抵の交戦時、開幕に1度だけシャインスパークをブチ込める余地がある。
あと、正規ルート上では唯一スクリューアタックが効くボス。ほぼ相打ち判定なので、ノーマルモード向けの対処方法だが。

なお、メレーカウンターできる青い突進攻撃には規則性があり、チャージビームをスライディングで回避すると必ず次に使ってくる。
カウンターを狙おうとしてビームに当たったりスライディングのまま接触ダメージを受けるのはよくある話。スライディング→カウンターは硬直なくスムーズにできる。


◆鳥人兵士
槍を構えた鳥人族の兵士で中ボス枠。甲冑の形状はサムスのスーツそっくりである。
体色によって能力に差があり、楯を構えた個体も存在するが、もれなく接触ダメージ含めて火力が高い。
特に終盤に戦うエリート鳥人兵士はラスボス以上に一撃が重く、特にハードモードだとタンク4~6個前後が1ミスで消し飛ぶので、ドツボにはまったRTA*9走者をゴール一歩手前でブチ殺す高い壁となる。
フィニッシュ時にはメレーカウンターを2回行うQTEが必須。気を抜かないでおこう。


◆ドロギーガ
水槽にいる植物的な水棲生物。触手で電気の流れを阻害しているのでそこに集中砲火を浴びせてダウンさせよう。ダウンしたら水槽の水を全部抜いて核に攻撃を喰らわせれば勝てる。
硬い殻で弱点を守り、ゆらゆらと揺れる弾を落として攻撃してくるなどスーパーメトロイドのスポア・スポーンとの類似点が多いが……。
倒しても実質的な旨味がなく、壁貫通ビームバグによるスキップがやりこみのお約束となったことも含め『令和のスポスポ』という渾名がついたらしい…


◆エスキュー
ガヴォランに生息する昆虫のような飛行生物、クエツォアが突然変異したとみられる生物。戦うのはフェーレニアの外れである。
電気を纏っている時は攻撃が通らないので回避に専念しよう。特に誘導弾幕が厄介で、スピンブーストとフラッシュシフトを両方使うかモーフボールで普通に転がるかしない限り全弾回避が絶望的。
突入時に1度だけシャインスパークでダメージを与えることが可能なので、忘れずに走り込んで一撃お見舞いしてやるべし。シーケンスブレイクでスクリューアタック入手後にこいつと戦うと殆どの攻撃を無視してあっさり倒せる雑魚と化す。


◆実験体Z-57号
序盤に通る道の背景で拘束(解剖?)されていた個体。こいつがブレスを吐いた後は一時的に床がダメージ床と化すので、空中フラッシュシフトでの移動を心掛けよう。
上から薙ぎ払うビームは頭のすぐ側が安全地帯。終了時にそこにいるとすぐにメレーカウンター可能な噛みつきをしてくるので、グラブシーケンスに持ち込もう。
かなり広範囲の触腕薙ぎ払い攻撃はスペースジャンプで空中の中央に上手く陣取る。第2形態では腕を広げた瞬間に中央に当たり判定が出るので、一旦降りてからまた空中へ。

第1形態はダメージを与えると4本足で壁に張り付いてくるのでそこをミサイルで撃ち落とさないとなかなか次の形態に行かない。ストームミサイルで纏めて破壊してしまおう。Lを押さずにスティックを動かせば回避しながらロックオンができるし、第一形態破壊直後からRボタンを長押しして、腕が出てきた瞬間に全ロックオンして即発射すれば、初撃を喰らう前に破壊することも可能。

第2形態で厄介なのが、部屋の右側にある送風装置を作動させてからブレス攻撃を仕掛けてくること。作動中は左側の壁に当たってもダメージを受けてしまうので、サムスは装置が停止するまでの間、攻撃をジャンプで避けながら送風装置に向かってダッシュし続けなければならない。
攻撃が終わって送風装置が止まるまでの間、Z-57号の頭が一瞬だけ無防備になる。狙うのはゴリ押しも考慮しなければ難しいが、そこにシャインスパークで突撃すれば…
なお、シーケンスブレイクでアルタリア凍結前にスクリューアタックを先行入手してしまえばスルーできるようになる。


◆ゴッヅーナ
メレーカウンターのチュートリアルで戦った蟹のような生物、ムズビが突然変異を起こしたような姿。
前面の角から十字に炸裂する放電弾を使用してくる。正面装甲は分厚く攻撃は通らないしメレーカウンターも一切ないので、後ろに回り込んで攻撃しよう。
複数撒いてくるパターンは一見回避不可能だが、スピンブーストとフラッシュシフトでゴッヅーナを飛び越せば当たらない。
戦う場所がとても狭いうえ、飛び越すチャンスも限られているが、もう一つのチャンスはズバリ「足元」にある。




【余談】

  • 本作の構想は2005年頃から存在しており、当初はニンテンドーDS向けに開発されていたことが知られているが、技術的な制約などの理由で開発中止に終わっていたことが語られている。
    構想から10数年後、『サムスリターンズ』の開発に共に携わったMercurySteamの技術力、メトロイドシリーズの世界観やゲームシステムへの深い理解力に驚嘆したプロデューサーの坂本賀勇氏は、MercurySteamに本作の開発を依頼したことで、ついに完成に至ったのである。

  • 本作も『フュージョン』同様にアイテム取得率はエネルギータンク/パーツ・ミサイルタンク(プラス含む)・パワーボムタンクのみで算出する。
    また強制取得させられるタンクも存在しないため、「0%クリア」も理論上は可能であり、クリアするまでの様子を録画して動画投稿サイトにアップロードしている人もいる。

  • 満を持してのこのタイトルということもあるのか、発売から約3週間後の10月28日に体験版が配信された。
    それと同時に、主に序盤の攻略のヒントになる映像や、2Dメトロイドの歴史を振り返る映像*13がYouTubeで公開されるなど、シリーズの中でもぶっちぎりで広報に気合が入っている。
    ちなみに、任天堂の告知記事ではハロウィンの時期だったこともあって『ハロウィンは「メトロイド」で恐怖体験。』というタイトルが付けられ、サムスのヘルメットを模したジャック・オー・ランタンが宣伝画像に使われていた。

  • 21年12月1日に公式サイトが更新され、「メトロイド ドレッド レポート Vol.11 発売後特別企画 今こそ言える探索のヒント」が公開され、一部の隠しテクニックの公式名が判明した。

  • プレイヤーにとっても待望の完全新作ということで、タイムアタックなどの研究がかなり盛んに行われた。その結果、『スライディングしながらファントムクロークを使用して感知ゲート通過時間を短縮する』テクニックや、『ミサイルとミサイルの発射間隔にビームを撃つ』という攻撃方法が編み出されたりしている。

  • その過程で、シーケンスブレイクを大きく開拓したバグテクニックとして壁貫通ビームが発見されているが、これを有効活用するには複雑かつ精密な動作が必要なためか21年11月時点では修正されていない。
    遂には無敵になるバグまで発見された。こちらは他の「意図して操作しないと起こらない」バグとは違って通常プレイでも偶発的に起こってバランスを台無しにする可能性があるため、Ver.1.0.3で修正された
    公式もプレイヤーもテストプレイしてくれるゲーム。







◎【直ちに私に服従し、この項目を追記・修正せよ。】
 【私の方針だけが、このWikiの秩序維持を可能にするのだ。】
 【サムスよ、自らの使命を果たすのだ。】
 【これは命令だ。異論は認められない。】

この項目が面白かったなら……\あとは頼みましたよ/

最終更新:2021年12月02日 16:39

*1 この場合は「メッセージの文章を読み返す」形となる。このため音声を聞けるのはアクセス実行時の1回きり。

*2 Xは知識を複写するが、知性や意思までは擬態しないのが『フュージョン』における見解であり、それに従えば微笑んだりする様な感情表現をする可能性は低い。

*3 そもそもスターシップにはアダムへの寄生対策としてXが擬態した生物か否かを見破れるスキャン機能があるのだが、なのにこのXの侵入を許している。ちなみに、鳥人族の中には惑星ターロンIVにいた者たちのように強力な霊体を残すほどの精神力を持った者たちもいたが、それがソウハ族に当てはまるのか、はたまた別の分派であるのかははっきりしていない。

*4 3発(1ロックオン)の誘導ミサイルの合計威力とアイスミサイル1発の威力はほぼ同じ…という説もあるが、「『ラスボスが放つ黒弾はアイスミサイルだと4発で破壊出来るが、ストームミサイルの1ロックオン(3発)とアイスミサイル1発の計4発では破壊出来ない』一方で、『Z-57号の腕を破壊する場合だとストームミサイルだと1ロックオン(3発)で破壊出来るが、アイスミサイルだと3発撃ち込む必要がある』」という理由により信用度は低い

*5 ちなみに「ショットだと時間がかかるがボム、あるいはダッシュメレーなら1確」と言う敵が存在するので、敵種類ごとのミサイルの威力差も仕様の内なのかもしれない。

*6 モーフボール取得前に行ける地形には長い場所は存在しなかった…筈

*7 PS系コントローラーで言うところの『L3ボタン』

*8 『マオキン族にはビーム攻撃も有効』というTIPSが存在するぐらい

*9 アップデート1.02で明言されたが、今作のプレイ時間カウント(通称IGT)はチェックポイントコンティニューでも巻き戻される仕様となっている。

*10 イトラシュに行った後にもハヌビアに戻ることは可能。

*11 これが最も有力な根拠ではあるが、元来サムスは理不尽と判断した指示命令には背く気質であることから、仮に本物のアダム、ひいては生前のアダム・マルコビッチが同じことを言ったとしても聞かなかった可能性が高い。実際、本物のアダムにはフュージョン終盤で、生前のアダムには死にゆくアダムの弟・イアンを見殺しにしろと指示された件で反発している

*12 クレイドを中心にそれまで戦ったボスクリーチャーを融合させたような姿となっており、確認できるだけでも上半身はクレイド、下半身は実験体Z-57号、背中はゴッヅーナの甲殻と実験体Z-57号の棘、肘はコルピウス、腕と脇の被膜はドロギーガ、首の横から生えている小さな腕は鳥人兵士とエスキューで構成されている。また、コルピウスの肘の棘はレイヴンビークの翼に置き換わっている。

*13 イギリスの任天堂公式チャンネルが発売日に公開した映像に日本語字幕を付けたもの

*14 任天堂サポートの公式ページ:https://www.nintendo.co.jp/support/switch/software_support/ayl8a/103.html より引用

*15 脱出時に穴が開いている場所を抜ける