ブラックフォッグ(電撃!ピカチュウ)

登録日:2011/02/13 Sun 19:07:55
更新日:2025/03/14 Fri 13:32:25
所要時間:約 4 分で読めます




漫画『電撃!ピカチュウ』の#4「シオンの塔」に登場したポケモン、ゴーストの通称。

恐ろしくレベルの高い特殊個体のゴーストで、通常ゴーストの大きさは1.6mなのだが、この個体は目玉だけでイワークの頭部(角含まず)とほぼ同じとかなりでかい。
また、高レベル故か霊体ポケモンなのに質量を持ち実体化している。
無数のゴースを引き連れており、何年か置きにカントー地方にやって来ては人間やポケモンを襲い命を奪って去っていく、という行動を繰り返していた。
当然大勢の人間から恨まれており、ブラックフォッグを倒そうとするチームも存在する。
ヤマブキシティのジムリーダー、ナツメもその一人(劇中の描写によると、11歳の頃にポケモンを殺されたらしい)。
何年間(ナツメの発言からして少なくとも10年以上)も退治できなかったことからわかるように、かなりの力を持っていて、劇中でも

  • ナイトヘッドを繰り出そうとし、それをオニドリルがオウムがえしではね返そうとしたところで、ナイトヘッドが放たれる前に更に夢喰いを使い、
    オウムがえしによって出現した自分の幻影ごとオニドリル、バタフリー、イワーク、イシツブテ×2を飲み込み戦闘不能にする。

  • 普通のモンスターボールの50倍の捕獲能力(並のポケモンなら消滅するほどの強さ)を持つ「ビッグモンスターボールX-1」にいったん入っておきながら、
    強引にもその内部で大爆発を使い脱出。

といった荒業を見せている。大爆発の使用後は体力が激減したが、それでも念力で石を飛ばして攻撃することができた*1
最後には、ピカチュウの電光一閃により動きを封じられ、サトシにゲットされようかというタイミングで自爆。消滅した。
「人間なんぞに捕まってたまるか」と言わんばかりの執念を見せつけた散り様であった*2


劇中で使用した技(解説は本編に記載されたもののみ)

  • 夢喰い…霊体ポケモンの必殺技。相手の魂を吸い取ってしまう。

  • サイコキネシス

  • ナイトヘッド…精神攻撃の一種。

  • 大爆発…攻撃したあと戦闘不能になる。

  • 自爆



余談であるが、ブラックフォッグはあのシオンタウン、そこにあるシオンの塔を根城としていた。

本作におけるシオンタウンは、創世記にその名を残す街(つまり遺跡みたいなところ)であり、
タケシ曰く「旧世紀、このあたりにはポケモンをとした宗教があった」らしい。

そして、跡には砕けた巨大な石像が残されていた。
その姿は、ブラックフォッグの面影を残していた。

それを聞いたサトシは、ブラックフォッグは人間に捨てられた神さまで、だから人間につかまりたくなくて自爆したのではないか、という仮説を立てていた。
恐らくは、信仰を失った神が零落した妖怪、或いは「祟り神」のようなものだったのだろう。


追記・修正は、ブラックフォッグに夢喰いされる前にお願いします。

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最終更新:2025年03月14日 13:32

*1 並のポケモンでは瀕死になるはずの自爆技を使って体力激減で済むあたり、コイツの規格外ぶりがうかがえる

*2 能力やらサイズやらいろいろと規格外すぎるので、サトシにゲットされていたら作品内のパワーバランスが崩壊してしまうからだろう