ナツメ(ポケモン)

登録日:2011/08/05 (金) 00:10:18
更新日:2024/06/16 Sun 04:50:20
所要時間:約 7 分で読めます




なにげにスプーンを投げたら曲がって以来……私エスパー少女なの。

戦うの好きじゃないけど、貴方が望むなら……私の力見せてあげる!




出典:ポケットモンスター、22話『ケーシィ!ちょうのうりょくたいけつ!』、1997年4月1日~1999年1月21日まで放送。
OLM TEAM OTA、テレビ東京、SOFTX(テレビ東京メディアネット)、小学館プロダクション、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


ポケットモンスター』シリーズの登場キャラクター。

CV:荒木香恵(アニポケ)、田中理恵(ポケマス)



概要



「エスパー しょうじょ」(初代FRLG)→「エスパー レディ」(金銀HGSS以降)。


超能力者であり、エスパータイプのポケモン、あるいはエスパータイプの技を覚えたポケモンを使う。
ファイアレッド・リーフグリーンで追加されたポケモンジャーナルによると、勝負の時にポケモンに声をかけなくても気持ちを伝える事ができるらしい。

元々ジムであった格闘道場の空手大王を負かし、ジムにさせなかった。
戦うのは好きではない、とのこと。
ジムトレーナーは初代ではヤマブキジムでしか戦えないサイキッカーと一貫してゴース族しか使わないきとうしの2種類。
さいみんじゅつやゆめくいが使えるから実質エスパータイプ
金銀水晶時代はきとうしからイタコに変わっており使う手持ちもエスパー統一に。

彼女に勝利するとジムバッジの一つ「ゴールドバッジ」ついでに「サイコウェーブ」のわざマシンをくれる…が、正直本編ではほぼ使い所がない。
VC版でラッキーポリゴンマタドガスあたりに覚えさせて最新作に転送すればフリーで活躍してくれるかもしれない。
なぜか初代ではフーディンの「サイコキネシス」を忘れさせて覚えさせているため、エースのフーディンは案外強くない。
FRLGでは「めいそう」になっており、対戦はもとより本編でも大いに役立つ。

名前の由来はクロウメモドキ科の落葉高木「棗(ナツメ)」。

花言葉は「健康の果実」「若々しさ」。
古来より様々な薬効で重宝されている植物である。

当時としては重宝されたエスパーポケモンの使い手である事や、超能力→気功をイメージしているのかもしれない。


外見的な特徴としては、黒髪ロングでパツパツの服を着た、いかにもミステリアスな女性。通称にしおかすみこ

初代の服の色は白で、 何故かを携帯していた。 後述するポケスペで悪人にされたのはこれが原因だろうか?
最初期は八人目に相当する最後のジムリーダーとなる予定であったらしく、
鞭にはナツメが最初に目にするエリートトレーナー的な位置にあり、
この先のチャンピオンロードで遭遇する何人かのエリートトレーナーの先駆け的な意味があったと思われる。
なお、その頃の資料ではトキワジムが最初のポケモンジムとなり、
トキワのジムリーダーもサカキを幼くしたワルガキのような見た目だったりする。
一説には「ナツメは元々ロケット団の幹部としてデザインされたのでは?」ともされており、実際服装やムチなんかはロケット団っぽい。というか、どう見てもモンスターボールを浮遊させているエリカの方が遥かにエスパータイプ担当っぽく、ナツメ自身にエスパーを想起させる要素はほぼ皆無である。
また、この時期のデザインはアニメ版のムサシの元になった可能性がある。

金銀とFRLGではえんじ色。
公式イラストは金銀の時期に、「ポケモンカードゲーム」の各種カードや「ポケモンジムバッジシリーズ」にて杉森建氏が描き下ろしている。
ジムバッジのイラストは「ポケモンひけるかな?」にも使用されている。
この頃が最も目つきが鋭い。

FRLGのコスチュームは金銀のものを多少アレンジしている。




が・・・・・・




ハートゴールド・ソウルシルバー


HGSSではかなり垢抜け、高田清美風の普通の女子大生っぽくイメチェンした

どうしてこうなった!?

紅色のキャミソールに白のズボン、なんか光っているリングを両手に着けて髪は少し短くなってカール。

もはや「超能力が使える普通の女性」といったところ。
ヤナギマツバと並び、HGSSでだいぶ印象が変わった人。

賛否が大きく分かれるが、こちらの姿のファンも大勢いる。

デザイナー曰く「オシャレに目覚めた…んだと思います」との事。
(HGSSのキャラクターデザインは海野隆雄氏が担当した)

登場モーションは武道でもやらせたら似合いそうな感じである。


ブラック2・ホワイト2


ポケウッドで何故か女優をしている。

どういう経緯かは不明だが、主人公と同じでスカウトされたらしく、スターと呼ばれる程の人気で、彼女専用の楽屋がある。
オシャレに目覚めたのも納得できるかも。

本番では選択肢次第ではアドリブとギャグ満載のセリフを聞くことができる。

主人公とは「魔法の国の不思議な扉」で共演、ナツメ扮する敵役兼ヒロインのジュジュベ様と主人公扮する王子王女が対決する事になる。
カットインがクール。
ジュジュベ様はボールを浮かばせるアクションをするが、VFX技術では無く本人の力で浮かばせている気がしてならない……
男主人公のカルトエンドはファン必見。


ちなみに、ポケモンワールドトーナメントの黒服からは

「ああ! みらいよちされてえ!!」

とか言われている。

…ジュンサーさんこいつです

ちなみにジュジュベはスマホゲーム「ポケモンマスターズEX」でハチクマン共々まさかの登場。
イベントを進めれば理由はちゃんとあるのだが…BW2をプレイした人からしたら腹筋に悪いイベントである。

使用ポケモン


赤・緑・青

ユンゲラー  Lv.38
バリヤード  Lv.37
モルフォン  Lv.38
フーディン  Lv.43

ピカチュウ

ケーシィ   Lv.50
ユンゲラー  Lv.50
フーディン  Lv.50

ポケモンスタジアム2(表)

フーディン
ユンゲラー
バリヤード
スリーパー
ナッシー
ルージュラ

ポケモンスタジアム2(裏)

フーディン
カビゴン
バリヤード
スリーパー
ナッシー
プクリン

金・銀・クリスタル

エーフィ  ♂ Lv.46
バリヤード ♀ Lv.46
フーディン ♂ Lv.48


ポケモンスタジアム金銀(表)

フーディン♂
バリヤード♀
スリーパー♂
プクリン♀
オオタチ
ヤドラン

ポケモンスタジアム金銀(裏)


HGSS

エーフィ  ♂ Lv.53
バリヤード ♀ Lv.53
フーディン ♂ Lv.55(オボンのみ

HGSS(強化後)

フーディン ♂ Lv.60
エルレイド ♂ Lv.53(オボンのみ)
ソーナンス ♀ Lv.53
ルージュラ ♀ Lv.54
バリヤード ♀ Lv.56
エーフィ  ♂ Lv.58

BW2(PWT カントーリーダーズ)

フーディン ※ Lv.50(ナモのみ)
スリーパー ※ Lv.50(オボンのみ)
バリヤード ※ Lv.50(カシブのみ)
ヤドキング ※ Lv.50(リュガのみ)
エーフィ  ※ Lv.50(ヤタピのみ)
ルージュラ ※ Lv.50(カムラのみ)

※性別はランダム

BW2(PWT ワールドリーダーズ)

フーディン ※ Lv.50(カシブのみ)
メタグロス   Lv.50(たつじんのおび)
ナッシー  ※ Lv.50(タンガのみ)
ヤドキング ※ Lv.50(こだわりメガネ
エーフィ  ※ Lv.50(たべのこし)
シンボラー ※ Lv.50(いのちのたま)

※性別はランダム

BW2(ダウンロード「でんせつの ポケモンどうしのたたかい」)

ミュウツー   Lv.50(エスパージュエル)
フーディン ※ Lv.50(ナモのみ)
エーフィ  ※ Lv.50(カシブのみ)

※性別はランダム

LPLE

バリヤード ♂ Lv.43
ヤドラン  ♀ Lv.43
ルージュラ ♀ Lv.43
フーディン ♂ Lv.44

LPLE(強化後)

バリヤード ♂ Lv.56
ルージュラ ♀ Lv.56
スリーパー ♂ Lv.56
ヤドラン  ♀ Lv.56
フーディン ♂ Lv.57



赤・緑当時は最強と言われていたエスパータイプの使い手で、体感的な強さはかなりのもの。
ピカチュウ版では、直前のエリカがLv.30代のポケモンしか使わないのに対し、ナツメ様はオールLv.50と容赦ない。
(そのうち2匹は進化前だが)
特に切り札のフーディンは素早さも特殊も高い鬼門。

ただし金銀以降はエスパータイプの強さが見直されたことから、相対的な難易度はかなり落ちた。
あくタイプを連れていけば楽勝。
仮に居なくても「シャドーボール」や「メガホーン」で弱点を突いたり、はがねタイプで半減しながらちまちま削ることも可能。

基本的にエスパータイプらしく高火力の速攻を得意とするが、壁貼りや「めいそう」などの小技も多用する。
特殊特化したポケモンが多いので、物理技でゴリ押しでも案外いける。

ちなみに何故かモルフォンが居て浮いている(浮遊的な意味ではなく)のもポイント。
おそらく自力で「サイケこうせん」あたりを覚えるからだろうが……
ただ舐めてかかると、「しびれごな」や「ちょうおんぱ」などの搦め手を多用して非常に鬱陶しくなるので注意。


ちなみに彼女が仕切るヤマブキシティジムは、エスパー養成所というもうひとつの顔を持っている。
ポケモンの世界では、超能力は誰もが用いることができるスポーツの一つなのかもしれない。


メディアミックスのナツメ



ゲーム・アニメ・漫画と、メディアごとにキャラが別人レベルで違う事で有名である。
他の登場人物と比較してもそれが顕著である。

そのため、混同せずにそれぞれパラレルワールドの別人である、と思ったほうが良い。


アニメ


…来たわね。

CV:荒木香恵

無印編22話で初登場。
ゲームでは
エリカ→キョウ→ナツメ
の順番がデフォルトだが、アニメでは
ナツメ→エリカ→キョウ
となっている。まあ、ゲーム中でも可能ではあるが。

アニメでは目つきが鋭く感情を表に出さないキャラクターだった。
また、自身によく似た女の子の人形を連れている。
余談だが、サトシからは明らかに年上にもかかわらず登場当初「ちゃん」付けされている。

使用したポケモンはケーシィ→ユンゲラー。
バトル中に進化させるとサイコキネシスでピカチュウを操り圧倒する。

実は幼い頃に超能力を発現させて以来心を閉ざしてしまい、家を破壊し両親すら拒絶。
本来の明るい感情を別の“存在”に閉じ込めていた。

その影響でサトシ達と会った当初は非常に冷淡な性格をしていた。
シリアスな展開が多い無印編の中でもそれが顕著に現れている回である。


ロケット団の罠に嵌ったサトシ達は不思議な少女に助けられる。

その後、ヤマブキジムに訪れるとジムリーダー・ナツメの傍らにその少女の姿が。
「負けたらナツメの友達になる」を条件にサトシとのバトルを承諾。
しかし、ユンゲラーのエスパー攻撃は強力であり、結果はナツメの圧勝だった。
「お友達」とは挑戦者を人形にしておもちゃの街に閉じ込めてしまうというもの、その寸前一行は謎の男性のテレポートで難を逃れる。


それから一話おいて24話。
謎の男性のアドバイス通り、シオンタウンでゴーストを仲間に加え(というか憑いてきた)再度ヤマブキジム挑む。
だが、試合が始まる直前になって肝心のゴーストが姿を消し、サトシはやむなく試合放棄してしまう。

これにキレたナツメはカスミタケシを人形に変えてしまうも、サトシだけはまたもや謎の男性ことナツメの父親に救われ、事の経緯を知る。
同じ頃、人形にされた2人もドールハウスの中で先に人形にされていたナツメの母から真相を聞かされる。

ナツメは幼い頃に超能力が発現して以来、その力に取りつかれてしまったと……
少女の正体は元の明るい性格のナツメを閉じ込めた人形であった。


そして、いよいよバトルが始まったのだが、ゴーストは得意のギャグでナツメを笑わそうとする。
ナツメは無表情のまま一向に笑おうとしなかったが、これがゴーストの芸人魂に火を付けたらしく、
あれやこれやと策を弄し、最後には口から爆弾を取り出しナツメごと自爆。

そんな姿にナツメもついに陥落、心の底から笑ったことで本来の感情を取り戻し、“人形”も姿を消した。
元の明るい少女に戻ったナツメは両親とも和解、全ては良い方向に流れたのであった。

ちなみにゴーストはナツメの所に残った。 


ポケットモンスター(穴久保版)


「マジック勝負は命がけ!?」登場。
モノクロ漫画なので正式なカラーリングは不明だが、髪の色が茶髪(?*1)で、インバネス付きの長いマントを羽織っている。
何でこうなった?と思うような姿だが、赤緑時代のフィールドグラフィックは実際こうだった*2ので、これだけ見て穴久保先生が想像して描いた可能性がある。

なお、見た目のインパクトが先に来るが本人がエスパーだったり、使用ポケモンはユンゲラーという「エスパー」というキャラとしては正統派。


ポケットモンスターSPECIAL




なんと悪人である。


悪人である。


大事なことなので二回言いました。


マチスキョウと共にロケット団幹部として登場。
1章2章ではロケット団の制服を着ていた。
エスパーポケモンの他に自身のエスパーの力も遺憾無く出しきり、シルフビルの戦いでは三鳥を操り最後の敵としてレッド達の前に立ちふさがった。

性格は原作とは似ても似つかない極悪人。(その配慮なのか、原作よりも目つきがきつく、体型を変えている。)
レッドをシルフカンパニーに来させるためにマサラタウンの住人を全員誘拐するなどえげつない。
また、サカキに対して異常なまでに心酔しており、レッドを追い詰めているときに、
「あなたも素敵だけどサカキ様の魅力には遠く及ばない」だの「早くサカキ様に勝利の報告をしたい」などと叫ぶほど。

なお彼女は冷酷非道な性格であるが、三鳥を呼び寄せる前にブルーとやりあった際に、
お肌の荒れを指摘されて赤面したり、「自分の方がスタイルがいい」と煽られて怒りに任せ服を切り裂いたりした。

11歳の胸に負ける胸って……どんだけ貧乳なんですか…と思っていたらボールを仕込んでいただけだったよ。やったねナツメさん!


2章では他の幹部と共に四天王戦に赴き、フーディンの能力を使って生成した「運命のスプーン」を用いてイエロー達とチーム分けを行った。
結果としてブルーとタッグを組んでカンナと戦うことになる。
この時何故かブルーからお姉さまと呼ばれる。
一方で、追い詰められても「一度共に戦うと決めた相手を見捨てるわけにはいかない」という義理堅さを見せた。

最終的にはブルーの奇策によって勝利するが、彼女もブルーに騙されていたので勝利後には珍しく激怒していた。
この時の戦いでカンナから特殊な氷攻撃を受けており、手首に痺れが出る後遺症を負ってしまう。


3章ではポケモンリーグのジムリーダー対抗マッチにて登場。
その際に、カンナから受けた技の後遺症を療養していた時、行方があやふやであったレッドと会っていた事が判明する。

なお、その場面はポケスペでは貴重なお色気シーンともいえる入浴シーンであった。この時の髪を結った姿は中々…

対抗戦はツクシと対戦。
タイプ相性は不利であったが三幹部の名は伊達ではなく、バリヤードを用いて見えない壁を集めて家を作ったりアンコールで動きを封じて勝利した。
この作戦は後にクリスも見えないビルを作る際に使っている。
更に、12章にてこの戦術が「ポケモンバトル・エンサイクロペディア」なる本に収録されていることが明かされ、マーシュが同様の手法で最終兵器発動の阻止に一役買った。
ところでこのバリヤード、ストライクの連続斬りを数回くらいメガホーンを食らっても上記の家作りを同時にやっていたなどかなりタフ。
そればかりかサイケこうせん一発でヘラクロスを倒してしまう。


その後はサカキからロケット団の解散を公言された(後に撤回)為、長らく表立った活動はしてなかったが、11章にて再登場。
ゲーム通りポケウッドで女優をしているらしく、ファイツと接触した。
なお、コスチュームと髪型はHGSSに準じているが、セクシーな体型のゲーム版と比べると(胸的に)非常に無理がある。
変装のつもりなのかもしれない。

ロケット団の女とプラズマ団の少女。

互いのボスに心酔しているという共通点を持つこの2人の出会いが、どのような結果をもたらすのだろうか…!?


1~3章は10年以上前の作品なので、HGSSからファンになった人はあまりの違いに戸惑うだろう。
金・銀のリメイクである9章では未登場。

実のところ、彼女がロケット団から脱退したという描写は今もなお一つもない。
(レッドが「ロケット団」と言っているが、その時は表向きは解散宣言されていたので当然である)
本当に改心したのだろうか…!?

なお53巻の「作者のことば」では、ロケット団の制服を掲げてニヤつく作者二人に対し苛立ちを見せているが、果たして…?


電撃!ピカチュウ


こちらでは優しい天然系お姉さまキャラとして登場。
着物をアレンジしたお召し物が良く似合う和風美人。
原作ナツメとは全く雰囲気が異なる。
因縁のブラックフォッグとの闘いに敗れ眠らされてしまうも、ケーシィを通してサトシたちをサポートした。


ポケットモンスター全書


ドジッ娘属性が強めの美少女キャラ。衒いがない、だがそれがいい。

作中に登場するラプラスもたまたまテレポートに失敗したために出会ったという設定。

予知能力で対戦相手の戦略を読んで対応する戦法を駆使していたが、自身の実力は大したことはなくシゲルに完敗する。
サトシに「もったいないよ。未来は見えないからこそ面白いんじゃないか?」とアドバイスされたことで能力を封印する事を決意する。

なお、ポケスペとは逆にロケット団と敵対しており、サトシと協力して戦う。
ジムリーダーという立場上、こちらの方が自然な展開かもしれない。




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最終更新:2024年06月16日 04:50
添付ファイル

*1 モノクロ漫画なので不明だが、原作から登場したほかのキャラは原則、黒髪→ベタ、茶髪系→トーンという表現。

*2 髪がカスミやカンナ同様灰色表現、すその長い服着用だった。