電撃!ピカチュウ

登録日:2010/03/01 Mon 19:22:19
更新日:2024/02/17 Sat 07:03:07
所要時間:約 10 分で読めます




1997年~1999年にかけて別冊コロコロコミックにて連載された、上連雀三平ことおのとしひろ氏が描いていた『ポケットモンスター』の漫画
単行本は全4巻。

ストーリーや設定は基本的に当時のアニメ版(無印オレンジ諸島編)を追っていく形で展開するが、
隔月発売だった別コロ故に連載スピードが遅く、ストーリーが本編に追いつかないため、度々オリジナル展開も挟まれた。
また、アニメにおける複数のエピソードをまとめたような話もいくつか見られる。
ミュウツーの逆襲』の公開に合わせ、映画の前日譚~冒頭部分に相当する箇所が描かれたコミカライズ版が特別編として掲載されたこともあったが、残念ながら単行本未収録。


と、これだけ聞くと普通にアニメ版をベースにした正統派ポケモン漫画に見えるが…
この漫画は他のポケモン漫画とは決定的に違う点がある。


それはとにかく


エロい
エロいのだ





エロい
エロいのだ


大事な事なので二度言いました。


とにかく登場する女性キャラクターのほとんどがスタイル抜群のロケットおっぱい
しかもサービスシーン豊富

我らがマーメイドのカスミを筆頭にジュンサーさんジョーイさん、果てはロケット団のムサシまでムチムチでエロく描かれているのだ。

どう見ても子供よりも大きなお友達向けです、本当にありがとうございました。
ぶっちゃけ別冊とはいえコロコロに連載されていた事が未だに信じられない存在。

そのエロさから当時の多くの小学生達の「性の目覚め」「初オナ」のきっかけとなったとも言われる。
この漫画にお世話になった人は多いはず。




そして忘れてはならないのが、ポケモンたちの姿

本物の小動物のように可愛らしいポケモンもいれば、人間には太刀打ちできない猛威を思わせるポケモン、トレーナーとの深い絆を覗わせるポケモン…
トレーナーの免許制度や、近代的なシステム、地方の街並みに至るまで、当時のゲーム版では曖昧だった細かな設定が作者独自の解釈によって丁寧に作り込まれ、
まるでリアルかのように説得力のある味付けがなされており、コアなファンの中には描写だけでも最高峰と評する人さえいるほど。



主なキャラクター

ご存知主人公。綺麗なお姉さん好きでタケシと気が合う。
初期はシゲルのお姉さんに恋焦がれていた。
カスミに気があるのかはかなり微妙なところだが、他の男に口説かれているのを見て不愉快になる程度には意識している模様。
連載当初は帽子のデザインがアニメと異なっていたが途中から大人の事情によりアニメと同じデザインに変更された。

説明不要の電気ネズミでサトシのパートナーポケモン。可愛い。
カスミのことが大好き。

我らがマーメイド
アニメでの年齢は10歳だが、こちらでは作者の趣味で12歳という設定になっている。また髪の色も黒色。
念のために書いておくが、赤・緑版のカスミを見る限り、原作では明らかに黒髪ではない。
しかしどう見ても12歳には見えないナイスおっぱいを持ち、更に露出の多い服まで着こなしサービスシーンも豊富なけしからん人。
サトシとは良き喧嘩友達で、気があることを示唆する描写も多い、早すぎたツンデレである。
また、サトシだけじゃなくイーブイ少年のタイチくんにも鼻の下を延ばしている辺りショタコン年下好みの気がある模様

温泉でおっぱいを××××しているところをサトシに見られて可愛いお尻丸出しで驚くシーンには大変お世話になりました。
ぶっちゃけ電ピカ=カスミである。
初恋が彼女の人も多いのではなかろうか?

カスミ「あたしの胸ももっと進化しないかなぁー。」

しかし途中からまたも大人の事情により年齢相応の貧乳に変更され髪もアニメと同じ色に戻された。…残念…

おなじみお姉さん大好きな変態ジムリーダー
アニメでは15歳だったが本作では大人の男性として描かれており、他のジムリーダーと対等な立場で会話している姿が見られる。
突っ走りやすいサトシ・カスミと比べ、冷静に解説したり、出会った人々との仲立ちを担当する事も多い。
もっともコミカルさは据え置きなので、場面によっては変態度が上がってる気がしなくもないが。
サトシとカスミの仲を茶化すのが趣味。
参入時期はアニメより遅い。

サトシのライバルシスコン
アニメみたいにハーレム侍らせていたりはせず、嫌味な印象は比較的薄い。
単行本に挿入されていたオマケ漫画では自身の出番の少なさを嘆いていた(これはアニメ版も大して変わらないが…)。

ムサシコジロウニャースのおなじみ憎めない敵達。
ムサシが野生児ターサンに服の上からオッパイにむしゃぶりつかれるなど、よりエロくなった。
あとニャースがよりっぽくなり可愛い。
2話目の登場でアニメの決め台詞を披露するがサトシには「バァーカ」と尤もな一言で片づけられた。
実はサトシ同様に学業免除期間を利用してポケモンマスターを目指していたのだが、ポケモンリーグ一次予選で挫折。
ポケモンばっかりにかまけてろくに勉強をしてこなかったためにここまで落ちぶれてしまったという生々しい過去がある。
4巻最後にムサシとコジロウは結婚した事が判明、ムサシはしっかり妊娠もしている。

アニメではお馴染みのポケモン博士
原作より見た目が若干若くなっており、不精髭と笑顔の似合うワイルドで渋いおじ様といった風貌に。
ポケモンの生態調査のため各地を旅して廻っているという、後の『ポケットモンスター ルビー・サファイア』のオダマキ博士を思わせる設定。
シゲルの祖父だが、サトシとは山で出会うまで面識はなかった。

ポケモン先端科学技術研究所の天才でパソコンの転送システムやモンスターボールの発明者。
原作と違い、関西弁では喋らず、オーキド博士の助手として登場。
かなりイケメンになっている。

アニメなどとの印象は異なり、サトシ好みの優しいお姉さんになっている。
しょうもない理由でついつい超能力に頼ってしまう自分に苦笑するなど、お茶目な一面も。
しかし巨大ゴーストの夢喰いを受けてしまい……



■余談

  • この漫画、作者が【この漫画のエロ同人を描いてる事】が編集者にバレてしまったせいで僅か4巻で打ち切りとなってしまっている。
    何やってんだょ…上連(ry…おのとしひろ…
その後、同じく別コロでジョウト編〜AG編をコミカライズしたてしろぎたかし氏の「サトシとピカチュウ」が実質的な後継作。


  • 実は単行本版では少し修正が入っており、最も過激なのは雑誌掲載版である。
    谷間に顔を食い込ませるシーンが消えたり、パンチラが消えたり、あまりにも際どい服にスカートが付いたり。
    ただ、エロ以外の方面で加筆されたシーンもある。

    海外版の単行本ははさらに規制されており、露出した肌が服で隠されたり、エロい股がスカートで隠されたり。
    そしておっぱいが貧乳になっていたり、ロケットおっぱいが普通になっていたりする。


  • そして雑誌掲載前に編集部の判断で修正を入れられてしまったシーンがある。
    これは作者自身の同人誌内で明かされたことで、修正前のコマをいくつか公開している。

    受付のお姉さん達のおっぱいにはモンスターボールのマークがあった。
    風俗嬢に見えるとして温泉のシーンから女性が消えた。
    そしてカスミの温泉シーンは本来タオルが存在しなかった。


  • 連載終了後はエピローグ的(If)なエロ同人を描いている。
    タイトルは「ムサシとコジロウのこどものつくりかた」
    カスミもサトシとエッチしようとしたが結局できなかった。
    あとがきでは裸のカスミも描かれている。
    ちなみに一部のコマは単行本4巻の夜のシーンと同じ。

    また、同人誌内の裏話によると「大人の事情」だったのはサトシの帽子のマークだけで、カスミの変更は自身の都合だったらしい。


  • アニメ無印について、作者は脚本とキャラデザには批判的だった(当時の同人誌で嫌味を言っている。エロ同人誌と同じくこのスタンスも打ち切られた原因か)。
    だがその後もアニポケは視聴しているとのことで、ムサシがメインの『ポケットモンスター XY』63話放送後はpixivにムサシ達のイラストを投稿している。




追記・修正は、雑誌掲載版を読んだことのある方がお願いします。

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最終更新:2024年02月17日 07:03