登録日:2010/12/31(金) 18:00:05
更新日:2023/09/22 Fri 08:33:53
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「存在そのものが居ながらにして一本の
日本刀───それがこのおれ、鑢七花だ」
やすりしちか
テーマ曲『Bahasa Palus』
長髪で、動きやすいよう上半身裸でいる青年。
身長がかなり高く、強靭な肉体を持つ(踊山の寒さには耐えられず、危うく凍死しかけた)。
虚刀流七代目当主。
六枝が島流しにされた後、姉の七実の代わりに後継者に指名。
虚刀流の技を全て叩き込まれた。
幼少期に関しては七実の項目を参照。
島で修業に明け暮れていたので世間知らずで、面倒くさがり屋である。
とがめに『上半身裸の馬鹿』と罵られるが、常識に囚われない柔軟な発想を以って敵を倒していった。
実際の所、とがめの奇策よりも役立ってたりする。
虚刀流の宿命により刀を一切扱う才能がなく、
汽口慚愧と特訓した際もなかなか上達しなかった。
年齢二十四、身長六尺八寸(約204cm)、体重二十貫、趣味無趣味。
人間としてではなく、一本の刀となるべくして育てられたため、感情の起伏が乏しい。
それ故に純粋無垢でもあり、物語序盤では善悪の判断もままならないまま考え無しに殺生してきた。
しかし物語が進む中、世間のものに触れ、数々の経験を積んでいき一人の人間として成長していく。
【本編での七花】
睦月某日。
真庭忍軍の真庭蝙蝠からとがめの刀集めの目的を知らされた七花は、蝙蝠を倒してとがめに協力することを決意した。
舟で不詳島を出る中、とがめはここで三つの約束を提示する。
刀を傷つけるな
とがめを守れ
かすり傷ひとつ負わせることは許さない
そしてもう一つ追加として
そなた自身を守れ
と言われ、それを約束した。
如月某日。
宇練銀閣の居る下酷城へ行く途中、七花の口癖をどうするかという話題が出て、
「ただしその頃には、あんたは八つ裂きになっているだろうけどな」
に決定された。
弥生某日。
三途神社に訪れた一行。
とがめが千刀・金殺の原型を探している中、七花は
敦賀迷彩と会話する中、自分が父親を殺したこと、とがめの出自は喋らない方がいいと戒められる。
卯月某日。
日本最強の剣士
錆白兵を倒して新日本最強の称号を得た。
戦闘シーンに関しては……残念ながらお蔵入りとなりました。
その際錆から自身が四季崎の失敗作であること、虚刀流は『束縛』されているという情報を得た。
皐月某日。
この辺りから感情が芽生えてくる。
校倉必戦でとがめに対する愛を認識、そして初めて刀の所有者を殺さずに刀の回収に成功した。
原作では最後に、迷彩に控えるべきと言われた真実をとがめに告げる(アニメでは翌月)。
水無月某日。
さすがに雪山に上半身裸では登らず上着を購入。
ど素人の
凍空こなゆきと戦って初めての負傷・敗北を経験。
真庭狂犬に乗っ取られたこなゆきを救うことにより、生かす戦いが本格的に導入された。
文月某日。
土佐にて実の姉の七実と対戦。
大敗北を喫し落ち込んでいた七花であったが、虚刀流最終奥義『七花八裂(改)』を編み出し、とがめの協力により七実を倒した。
姉殺しを経験したことで
一本の刀としての七花は折れてしまう。
代わりに、一人の人間としての七花が誕生した。
葉月某日。
対
日和号戦ではかつての自分を振り返った。
長月某日。
慚愧と修業していた七花はとがめに嫉妬されてしまう。
最終的にはとがめに惚れ直した。
神無月某日。
否定姫の屋敷での挙動により後の悲劇を招くことになってしまう。
彼我木輪廻と相対した時、対戦した女性が苦手であることが露呈される。
霜月某日。
新・真庭の里に訪れると四季崎記紀に身体を乗っ取られた
真庭鳳凰と再会。
ここで全ての真実を知った。
最初に交わした約束を果たせず、志半ばでとがめが亡くなった後、七花は死に場所を求め尾張城に赴いた。
最初に交わした全ての約束を七花は破る。
左右田戦で自身を守らなかった。
最後は尾張幕府八代将軍家鳴匡綱を倒して物語は終焉を迎えた。
以後はとがめの意志を継ぎ日本地図作成に乗り出した。
【使用技】
←左下↓斬+突
一の構え『鈴蘭』から強烈な拳底を繰り出す。
虚刀流最速の技。
↑右上→斬
二の構え『水仙』から繰り出す技。
詳細不明だったが、アニメでは『鏡花水月』とは逆の動きをしていた。
←(溜)斬→突
三の構え『躑躅』から繰り出される膝蹴り。
強敵相手に炸裂した。
↑左上←突
四の構え『朝顔』から繰り出される技。
相手の身体の内側にダメージを与える『鎧通し』。
突+蹴(連打)
五の構え『夜顔』から放たれる張り手。
『柳緑花紅』とは反対に相手の外側を破壊する。
↓右下→斬+突+蹴
六の構え『鬼灯』から繰り出される手刀。
ぶっちゃけいらない子。
↑(溜)↓蹴
七の構え『杜若』から繰り出される踵落とし。
足場がある場所ではクリティカル補正が掛かる。
←←↑↓←→斬+突+蹴
虚刀流の七つの奥義を全部同時に打ち込む技。
組み合わせは5040通り存在する。
『柳緑花紅』を放つ時に隙が生じるという弱点がある。
←→←→↑↑↓↓←→←→斬+突+蹴
上記の弱点を補った技。
『柳緑花紅』を最初に持っていくことで、隙の
無効化に成功。そこから720通りの組み合わせを全て行い試行錯誤の末、完成した。
奥義の順番的に一→五→七→三→六→二と放つ時が最高威力を出す。
虚刀流七代目当主───鑢七花
アニメでは細谷佳正が声を担当。
最初の
棒読み気味なのは演技であり、敢えて原作を読ませてもらえなかったらしい。それ故、最初と最後では演技がかなり異なる。
【虚刀・鑢での鑢七花】
最終話に登場。
『虚刀・鑢』は七花が『炎刀・銃』の後に否定姫から聞かされた
鑢六枝の物語、という形式で語られていた事が判明する。
話については半信半疑であり、感想は『親父は強かったんだな』という程度。
六枝の六刀流については知らなかった。
以下台詞
「とがめ、俺はあんたに惚れることにしたよ」
「───極めて了解」
「守るものがある奴は───強いんだぜ」
「とがめ以外のためには、心も身体も、動かないさ」
「おれはとがめに惚れてるんだからよ───裏切るわけがねえだろうが」
「とがめはな───どんな苦境にあったって、自分の決断を後悔することだけはねえんだよ」
「おれはとがめのために戦うって決めたんだ。それがおれのためでもある」
「いるかそんなもん!」
「ちぇりおぉぉー!」
追記・修正、出来るものならやってみろ!
但しその頃には、あんたは八つ裂きになっているだろうけどな!
- 確かに花はなかったけど、個人的好みで言うなら、とがめと手を繋いで再び旅立つラストであって欲しかった。 -- 名無しさん (2014-06-20 19:38:18)
- 右衛門左衛門とのラストバトルはかっこ良かったなぁ -- 名無しさん (2014-07-11 02:09:02)
- 「刀を傷付けない為」「自分を傷付けない為」に、本気で戦って無かった事が明かされた時にはびっくりしたが、良く考えて見ればそうだよな。・・・自分を守る?・・・こなゆき戦・・・ -- 名無しさん (2014-09-16 08:12:59)
- 四の奥義『柳緑花紅』って技の性質を考えたら、るろうに剣心の左之助や安慈が使ってた二重の極みによく似てるよな。 -- 名無しさん (2014-09-16 19:30:01)
- 「そ、そうだ、天下をやろう!」「いるか”そんなもん”!ちぇりおぉぉ!」 -- 名無しさん (2014-09-29 07:34:47)
- 元否定姫との旅も見てみたい気がする -- 名無しさん (2015-06-24 20:58:58)
- 細谷佳正のはまり役だと個人的に思っている -- 名無しさん (2016-06-25 14:17:36)
- バトル系でも家族殺しの主人公って割と珍しい気がする。 -- 名無しさん (2017-07-21 22:55:23)
- 約束全部破ったとしても右衛門左衛門戦でとがめの髪だけは守りながら戦ってるの熱い -- 名無しさん (2017-10-18 03:59:37)
- 虚刀流は血族の技って言われてたから、やっぱり八代目はいないんだろうか -- 名無しさん (2018-01-29 09:51:46)
- カプコンの格ゲーやってると七花八裂ってわかりやすいということに気づいた。オリコンからロック系乱舞に変わってるんだアレ。 -- 名無しさん (2018-02-19 18:19:43)
最終更新:2023年09月22日 08:33