ブタメン

登録日:2011/10/11 (火) 11:02:19
更新日:2024/02/20 Tue 16:43:31
所要時間:約 4 分で読めます




本格的な項目の前に、ある一人語りに耳を傾けてほしい。


皆、平等にあった子供だった頃の時間。

今の私達にとって何気なく使っている百円玉は、昔の自分にとっては何よりの大金だった事を覚えているだろうか。

それをポケット、もしくは手で握りしめながら、夕暮れが差し掛かる道路を走る。

目的地は……駄菓子屋。

より取り見取りのお菓子に囲まれ、どれにしようかと目を輝かせていると、ふとある物に目が入る。


気がつけばそれを手に取り、店員のおばあちゃんに声をかけた。


「おばあちゃん、ブタメン頂戴!」
「はいはい、60円ね」



[概要]
ブタメンとは、おやつカンパニー製造のミニカップラーメンである。決してブタ面のメンズの略ではない。
目を回したブタの顔がプリントされた容器が目印。
駄菓子屋やスーパーの他、コンビニなどでもよく販売されている。

いくつか味の種類はあるものの、やはりとんこつ味が一番認知度が高いと思われる。

お値段は駄菓子屋やスーパーにもよるが、現在は税込で86円辺りが相場。大体70円前後+税と考えてもらうと良い。
かつては60円ほどで買えたのだが…物価の上昇とか色々あるのだろう…。

粉末スープが既に乾燥めんにかかっているため、蓋を開けて直接熱湯を注いで3分待つだけである。



冷静に考えると、10~30円くらいが相場の駄菓子屋の中において86円と、やや高めの値段のブタメンだが、それでもなおこれを懐かしんだりする人は少なくない。
100円のうちの60円、今では80円以上も使うブタメンはたまにしか食べられない子供にとっては最高の贅沢なのだ

誰もが一度はこのブタメンに夢中になる時期があったのだ。

学校からの帰宅時にこっそり食べたり、放課後友達と遊んだ帰りに食べたり……
駄菓子屋の横にある古びたアーケードゲームのお供にしたり、あるいは夏休みのプール後に食べるのが好きだった者もいるだろう。



ブタメンを楽しむシチュエーションはまさに無限大なのだ。


以下、定番の味の種類

  • とんこつ味
  • しょうゆ味
  • タン塩味
  • カレー味

以下、限定味などの特別な商品

  • カルビ味キムチ風味
  • こってりチキン味
  • にんにくダイナマイト味
  • みそラーメン味
  • うまうまあんかけ味
  • 和風らーめん味(ダイソー限定 恐らく現在は販売終了)
  • えびぱいたん味(ダイソー限定)
  • ご当地ブタメン沖縄そば味(数量限定)
  • ご当地ブタメン熊本ラーメン味(数量限定)
  • ご当地ブタメン北海道みそバターラーメン味(数量限定)
  • ご当地ブタメン北海道スープカレー味(数量限定)
  • ブタメン焼そば
  • ブタメンパスタ ペペロンチーノ味
  • だがしかしブタメン 明太マヨ味(数量限定)
  • ベビースターブタメン(カップではなくベビースターのような袋タイプでそのまま食べる)
  • ブタメンBIGとんこつ味(期間限定かつセブン限定 通常カップ麺サイズ)



[当たり制度の廃止]

2008年7月7日、おやつカンパニーHPにて、当たり付きのブタメンを廃止することが発表された。
これにより、ブタメン全種類のパッケージに表記してあった『当たりつき』の文字も消えてしまった。
そのため、現在では蓋を開けても当たりの文字は拝めない。残念。
現在は当たり蓋の代わり?に蓋を集めて応募するプレゼントキャンペーンが時々行われている。



[100円ショップのブタメン]
実はこのブタメン、項目内にも書いてある通り100円ショップで2個100円+税、およそ1つ50円+税で購入することができる。
現在スーパーなどではおよそ70円+税、およそ80円前後の一般ブタメンと比べると20円近い金額の差がある。
約200円出してブタメンを複数買う際、100円ショップのものの方が1個多く買える。

これはお得だ!…と思ってしまうが、100円ショップのブタメンは一般ブタメンとはまた別の商品で、パッケージも異なり、安さの分麺の量も3gほど少ない*1。感覚的にカップヌードルでいうところの「スープヌードル(あっさりおいしいカップヌードル)」みたいな感じで、価格の100円ショップ版、単体の量の一般ブタメン、単純にどちらが良いとは一概に言えなかったりする*2。売ってるのが100円ショップなので、買った後お湯を注いで帰り道に…などの楽しみ方はまず無理なのも人によってはマイナス。

でも量が少なくなったとはいえ、お手軽に沢山の味を楽しみたいときや、とにかく量を食べたい贅沢な人にとっては多くの量を買えるは嬉しいし、スーパーじゃ売ってない限定味なんかもあったりするので、一般ブタメンを嗜んでる方も時には100円ショップにも足を運んでみてはいかがだろうか。


あなたは三分待つ派?それともお湯を入れてすぐ食べる派?




追記・修正はブタメンを食べながらお願いします。

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最終更新:2024年02月20日 16:43

*1 一般ブタメンに入ってる麺の量が30gなので、たった3gでも全体で見ると10分の1と結構な量が減っている。

*2 一般ブタメンでたまに行われている蓋の応募マークを集めて応募する懸賞キャンペーンも、物量作戦を防ぐためか100円ショップ版の蓋はキャンペーンの対象外。