サイの花屋(龍が如く)

登録日:2012/01/13 Fri 11:17:00
更新日:2024/04/20 Sat 18:27:43
所要時間:約 6 分で読めます




龍が如くの登場人物。

CVはプロレスラーの藤原喜明。

龍が如くシリーズでは外伝を含む(実写は除く)唯一の皆勤。
…だったのだが、過去を描いた龍が如く0で遂に記録が途絶えてしまった。
そして5以降の登場無し。

神室町の西公園の男子トイレの奥の扉の中にある秘密のスポット賽の河原
完全に寂れた、というよりホームレスしか居ない人生の墓場とでもいうべき公園。
というのが表の顔だが、実際には地下に江戸時代の遊郭の趣がある大規模な歓楽施設がある。
その賽の河原を統治する凄腕の情報屋こそがサイの花屋である。

元は警察官で情報を横流しする際に花束を渡していたことと、賽の河原の賽(サイ)から「サイの花屋」と呼ばれるようになった。
しかし刑事である伊達真に告発されてしまい、警察官を辞職した経歴を持つ。

この賽の河原は彼の所有物という訳ではない。
かつて神室町一帯に地下鉄を通そうとした際、誤って温泉を掘ってしまい計画が頓挫した。
その地下鉄になり損なった跡地を政府高官の超VIPらが秘かに買い上げ、情報管理能力を見込んだ花屋に運営を任せたという経緯。
そのため、ここには超一級VIP等極一握りの人間しか足を踏み入れることを許されず、
その中でも花屋が認めた人間以外、カジノや闘技場などの遊戯施設は使用できない。

彼の経営する地下闘技場は、複数ある地下闘技場の中でもかなりイカれている。
巨大斧を振り回す巨人だの、銃火器や猛獣との戦いだのとの3連戦ワンデートーナメントをかつては頻繁に行っていた。
比較的穏やかな2010年頃ですら、1試合で1対40で戦わせたり、
この頃のチャンプ、イワン・イブラヒモビッチは半年間100試合、つまり2日に1試合はデスマッチをやらされる、トンデモスケジュールで無敗を記録していた。
人外魔境か古代ローマの公開処刑場の様相を呈している。

花屋は手下として大量のホームレスを擁し、更には神室町中の一万台の監視カメラ等を使って情報収集している。
彼の情報は法外だが、情報料の代わりに依頼者にしか出来ない仕事やツケで情報を渡すこともある。


妻とは離婚しているがタカシという息子がいて、近年までタカシは親父のことを知らなかった。
このタカシの件で桐生には大いに世話になったので、彼限定で情報をおまけしてやることが多い。
が、基本的に依頼の重さと料金は厳守し、求められた以上の情報を親切心で公開してやることは無い。

上は羽織だけ、という何ともラフな格好で登場する。ただ、胸やお腹はゼイ肉たっぷりで非常にだらしない体。しかもそれを隠そうとしない。流石です←


【龍が如く】
桐生一馬が賽の河原にやってきた際は、ホームレスの番人に通す許可をして賽の河原に通した。
この頃は、紛争の絶えないリアル修羅の国から来た身長2mを優に超える筋肉お化け、G・B・ホームズが、
花屋が任された地下闘技場のチャンプと花屋の護衛を兼ねていた。
彼曰わく「ヤクザは死ぬほど嫌い」だそうだが、消えた100億事件には興味があり、桐生に自分の地下闘技場で3連勝すれば情報を渡すと持ちかける。
そうして見事3連勝を果たした桐生に情報を渡した。

また、息子のタカシが京香というヤクザの娘に恋をしていて、桐生がタカシの恋路を手助けした際は京香の父と共に涙した。


【龍が如く2】
賽の河原のホームレスタウンが真島吾朗に買われてしまい、そこに神室町ヒルズを建設することから、
拠点を地下からミレニアムタワーの50階に移し警察の下請けになった。
しかし、花屋の知らない所で内部の裏切り者が桐生をハメようとし、更にミレニアムタワーの電力を近江連合の林弘に攻撃されてしまい、
結局は元の賽の河原の地下に戻ることになった。
また、神室町の至る所に爆弾が仕掛けられた際は爆弾の場所の特定に尽力した。
また今作でもタカシが登場し、京香が浮気しているのではと疑い花屋に情報を聞く。
京香の件は誤解だと知り安堵するが、タカシが自分の父が誰なのかを聞いた際は、ちゃんと京香を幸せにして自立出来てからまた来いと伝えた。


【龍が如く 見参!】
こちらは時代劇版なので正式にはサイの花屋ではなく本阿弥光悦。
自宅の地下は忍者屋敷となっていて、忍びを使って情報を仕入れている。
宍戸梅軒に盗まれた仏像と引き換えに情報を渡す。
宮本武蔵の手配書の似顔絵を書いたのは彼であるが、武蔵に協力をする。


【龍が如く3】
神室町ヒルズ建設は一旦凍結したが、未だ賽の河原は真島が所有しており、真島に一角を借りて情報屋をしている。


龍が如く4
神室町ヒルズ建設が再開し、真島は賽の河原の地下を手放したことから再び賽の河原の統治者になる。
冴島大河が賽の河原にやってきた際には情報の代わりに闘技場で命を懸けたデスマッチをさせて冴島を試した。
しかし冴島は相手を殺さず彼の本心を知ると情報を渡す。
そしてホームレスとなり落ちぶれた冴島の育ての親である笹井英樹に合わせた。
しかし葛城勲と城戸武に襲われ体を縛られた。
冴島が上野誠和会如きに捕えられてしまったことは彼の能力からすれば有り得ないと言える珍事だが、
G・B・ホームズに代わり地下闘技場の現チャンプ、イワン・イブラヒモビッチが人外染みた強さで、
かなり消耗でもしていたのかも知れない。

今作でも再びタカシが登場し、ようやく自立した彼が結婚式に父を呼びたいからと父の場所を尋ねる。
そして情報料として主人公達を使ってタカシに最後の試練を与え、タカシは見事合格する。
だが、花屋はお前の父は死んだと伝える。
しかし、最後に使いをよこして自分が父であると分かるヒントを与え、タカシは花屋が父であると悟るのであった。
また、今作から児童公園のマンホールからも賽の河原に行けるようになった。


【クロヒョウ】
右京龍也が賽の河原にやってきた際にドラゴンヒートで10連勝が不可能と言われる秘密と戸田の情報をツケで渡す。
しかしそれ以上の情報はツケを払うまで売らないと語った。
少々ぶっきらぼうだったり皮肉を口にしたりするが、基本的には変わりつつある龍也を応援していた。


【クロヒョウ2】
ツケを払わせる代わりに、滞納していた別の客の取立てをやらせて依頼を引き受け出した。
偶々人探しの依頼をしにいった龍也が室内のモニターで目的の人物を発見した際には料金を請求しなかったり、何だかんだ龍也には甘い。
が、謎の殺し屋、田中一郎の経歴等は教えはしても、阿修羅の真の狙い等、明らかに知ってる情報をサービスしてやることは無く口の堅さや皮肉は相変わらず。

現役時代最強の力士と言われた阿修羅の大場の実力を龍也に尋ねられた際、
「まあまあ」
と答えている辺り、彼の闘技場は人外を囲いこみすぎて感覚がマヒしてしまっているらしい。


【龍が如く OF THE END】
ゾンビ出現に情報がありすぎて困惑するもゾンビ出現の原因を調べる。
また、逃げ遅れた人間を賽の河原の地下に避難させる。
真島に二階堂の場所を教える、堂島大吾に近江連合との連絡を取らせる、桐生に二階堂と武器商人DDが繋がっていることを教えるなど、今作では大活躍する。


【龍が如く 維新】
「サイの風呂屋」という情報屋として登場。
風呂屋というのは風呂屋で情報を渡すからで、作中ではその贅肉まみれの裸体を堪能(?)できる。
わずか一日足らずで天念理心流の使い手の情報を掴んだが出番はこれだけ。



…追記・修正するのも 金がかかるんだよ

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最終更新:2024年04月20日 18:27