白鬼院凜々蝶

登録日:2012/03/16(金) 22:39:37
更新日:2018/03/22 Thu 15:40:21
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時間は重みだ。僕はそう思う。




白鬼院(しらきいん) 凜々蝶(りりちよ)は『妖狐×僕SS』の登場人物。本編の主人公。


物語開始と同時に「メゾン・ド・章樫」、通称「妖館」の4号室に引っ越してきた少女。
2月21日生まれの15歳。血液型はA型。身長145cmで、足のサイズは20.5cm。

食べ物は胃腸に優しく素材にこだわった物が好き。
嫌いなものは匂いや風味の強すぎるもの、味の濃いもの、
辛いものナマコのような見た目のグロテスクなものが苦手。

洋服の色は黒白灰色紺色茶色など、彩度が高いものでは明度は落としぎみのを選ぶ。

睡眠時間は平均で7時間程度。
入浴は睡眠の直前にする事が多い。

SSを務める御狐神曰く、

「エレベーターには右足から乗る」
「メガネのレンズは右から拭く」
「目玉焼きにかける醤油は左回り」

らしい。

良家の令嬢然とした可憐な容貌を持ち、実際に名家の家柄に産まれた生粋のお嬢様

高校一年生には見えないほどの小柄に加え、黒髪ロング、前髪ぱっつん、白い肌、ツリ目、
貧乳(作者曰く「胸以外の部分に肉がついてしまった残念なパターン」で、細いのにぷにぷにしている)、
黒タイツや黒ニーソで好んで着用するなどフェティシズムの塊のような外見を持ちながら、
更に内面はツンデレボクっ娘のいじられキャラで、
すぐ赤面したり涙目になるという紳士(一部淑女)のツボを刺激する様々な属性の保有者。

コミュニケーション能力が低く口を開けば悪態を吐いてしまうという悪癖があり、自分でもどうにかしようとしているが、
この癖を制御できずに嫌味を口にしては自己嫌悪に陥る。
その様子から野ばらに「凜々蝶ちゃんはツンデレじゃなくてツンしゅん」などと言われている。
この悪癖を治さなければ周囲の人間を不快にすると思い込んでおり、妖館にやって来たのもこれを治すため。
それ故悪癖が治るまで他人と親しくするつもりはないが、治すために尚更他人と接するべきだということに気付いていない。

毒舌なくせに妙に律儀で礼儀正しく、悪態を吐きながら挨拶したり、悪態を吐きながらお礼をしたり、
悪態を吐きながら他人に対しての気遣いを見せるというある意味器用なことを度々やってのける。

口の悪さとは裏腹に文面ではやけに素直で丁寧になり、
彼女をそういう目で見ていない反ノ塚が思わずキュンとなってしまうほどの威力がある。

変人揃いの妖館住人の中では常識人で、必然的にツッコミに回る機会が多い。
が、凝り性で几帳面すぎる面を逆に突っ込まれることも少なくない。

ペットボトルの蓋を自力で開けられない、男を突き飛ばそうとして逆に自分が吹っ飛ぶ、
肺活量が驚くほど少ないと、恐るべき非力さと虚弱体質の持ち主。
頭脳のほうは明晰で、高校には首席入学している。

性格は臆病かつ繊細、感受性が強く些細なことを気にしがち。
本来は真面目でお人好しな性分を持っているが、傷付くことを恐れるあまり、上記の悪癖が身についてしまった。
また、双熾が何の思い入れもない相手とキスしたのを目撃して「不浄だ」と不快感を露わにし、
反ノ塚の部屋でアダルトビデオを発見してドン引きするなど非常に純情。


遠い昔妖怪と交わった者の子孫であり、人と妖怪の二つの姿を持つ「先祖返り」。
妖怪形態は鬼で、得物は薙刀。

妖怪になると側頭部に羊のような角が生え、
巫女装束のような白の着物と丈の短い緋袴に襟巻き、手甲と足甲、腰には般若面を下げ、
花の髪飾りを付けた出で立ちに変化する。

戦闘能力は流石鬼というべきか、体力こそ無いものの、普段の貧弱さが嘘のように強い。
この点から妖館に入居する際シークレットサービスの護衛を断っていたが、
家の者がこっそり護衛を依頼していたため、双熾に護衛されることとなる。

初めは護衛など必要ないと突っぱねていたが、
双熾の押しの強さに負けてなし崩し的に世話を焼かれる内に彼の人柄に触れ、
次第にSSとしてではなく異性として思いを寄せていく。

先祖返りと呼ばれるものの類いは不思議と産まれ落ちたどの家系にも繁栄をもたらしてきた為、
先祖返りを血縁に持つ家系は彼女らを一族ぐるみで縁起物のように奉られることが一般的である。
凜々蝶も例に漏れず、幼い頃から大人達には大事にされ、子供達には逆にいじめられてきた。

しかし彼女を守ってきた大人達は白鬼院家の力が目当てなだけで、
誰も彼女自身を見てはいなかった。虚勢を張る癖が身に付いたのはこの事に起因している。

両親は健在だが先祖返りに親の要素は一切反映されないため、家族の情を向けられることはなかった。
一度だけ父親にぶたれたことがあるが、これは彼女が自由に両親と触れあえる妹を「羨ましい」と漏らしたことが原因。
「あの子がお前と比べられてどんなに惨めな思いをしているのかお前にわかるのか」と泣きながら叱りつけられ、
父が自分を見ておらず、自分に対する愛情を全く持ち合わせていないことを悟る。

この二点から他人が自分に見るのは家の名前だけで、
自分は存在として貧弱だと自虐する節があり、ありのままの自分に対して向けられる愛情に飢えている。


[人間関係]

  • 御狐神双熾
主従のような間柄だが、お仕置きされる側。
(ただしこれは双熾が一方的にへりくだっているだけで、本人はもっと普通に接することを望んでいる)

  • 反ノ塚連勝
幼なじみの兄貴分で、一話時点での唯一の友人。

  • 髏々宮カルタ
放っておけないと思っており、
餌付けしたことが切っ掛けで懐かれ、友人となる。

  • 渡狸卍里
カルタと仲良くなったことで交流ができ、学校では一緒に過ごすことが多い。

  • 雪小路野ばら
性的な目で見られていてちょくちょくセクハラされる。

  • 夏目残夏
からかわれつつもよく助言をもらっており、「お節介」と評している。

家が決めた許嫁同士で、熱心に文通を交わしていた仲。
昔はこの文通を心の拠り所にしていた。
実際には御狐神が書いていたが。


[第一部]
高校入学を機に妖館へ引っ越し、双熾を始めとする他の先祖返り達と出会う。
当初は他人との関わり合いを避けていたが、残夏の助言を受け徐々に周囲と打ち解けていった。
その中でも自分を認めてくれた双熾に特別な感情が芽生え……。



※以下ネタバレ。特に原作未読(アニメ視聴派)の方は閲覧注意























蜻蛉との一悶着で以前の文通相手が実は双熾であったこと、相思相愛であったことを知り、付き合い始める。
全てが順風満帆であるかのように見えたが、
カルタが何者かに襲われ昏睡状態に陥った事を皮切りに幸せな日常が崩れ始めた。

目覚めたカルタが人間の姿に戻れなくなり、
何とか彼女を元に戻そうと住人全員が手段を模索する中、件の襲撃犯が再びカルタの前へ現れる。

仲間の奮闘も虚しく襲撃犯の能力に掛かり、
心身の自由を奪われてしまった双熾が自ら命を絶とうとしたところに参じ、
双熾の自害を止め、彼を救うべく襲撃犯との一騎討ちに臨む。

だが、彼女も危うくその毒牙に掛けられそうになり、彼女を庇った双熾が首を刎ねられて死亡。
彼の首を抱きかかえ、慟哭に暮れた。


そして、時は流れ……。

高校入学を機に妖館に引っ越してきた彼女は自分のSSになるという御狐神双熾と出会う。
彼の顔を見た瞬間、様々な記憶がフラッシュバックし、訳も解らず涙を流すのだった。

第二部の時間軸から第一部の彼女は双熾の死後から八年以内には死亡している。
残夏が「彼女は見ていられなかった」と語る程酷い有り様だったらしい。


[二部]
第一部の凜々蝶の生まれ変わり。
性格は殆ど変わっていないが髪型と鬼状態の衣装が異なっており、
喘息を患っているなど第一部と比べてほんの少し差異がある。

前世の記憶を受け継いでおらず、双熾に対して微妙な違和感を覚えていたが、
第二部では面識のなかった反ノ塚との再会を契機に一部の記憶を思い出し、強い不安に駆られる。

双熾の暗示により「今の双熾」を「記憶の中の双熾」と思い込むことでこの不安から逃避するが、
蜻蛉に発破を掛けられ完全に記憶を覚醒。
ショックから倒れてしまう。

昏睡したまま反ノ塚と共に袖引き狢の異空間に引きずり込まれ、昔の仲間達と楽しく過ごす幸せな夢を見るが、
野ばらとの再会と、反ノ塚とカルタを相手に思いの丈を吐露しあったことを経て、残酷な現実から目を背けず戦うことを決意し、
「今の双熾」との契約を解消した。





「はっ、君ごときが僕の項目を追記・修正するというのか? 一応どうもありがとう、と言っておこうか。
 もっとも、君のような人間に良項目を作り出すことができるのか甚だ疑問ではあるがな」

(あぁぁ……またやってしまった……本当はお礼が言いたかっただけなのに……)シューン

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