アットウィキロゴ

目玉焼き

登録日:2010/06/13 Sun 12:20:41
更新日:2026/04/17 Fri 19:45:51
所要時間:約 8 分で読めます




Q. 目玉焼きってなぁに?

A. 生のをフライパンにぱかっとして、
  そのまま卵本来の白身と黄身のバランスを崩さず焼き上げる。
  シンプルにして高い難易度を誇る料理だよ。

英語で言うとfried egg(フライド エッグ)
直訳して“eyeball burn”とかするとグロいことになるので注意されたし。

卵一つで作れば片目焼き、卵ふたつで両目焼き。
数を増やせばいくらでも目玉は増える。ひだまr(ry
まあ全部目玉焼きなんですけどね。

型を使えば様々な形を成し、そして目玉焼きに合わせる数々の調味料がシンプルな目玉焼きに無限の可能性を広げているのである……。

~作り方~

油をひいたフライパンの上に卵をぱかっとして、ふたをして焼き上げるのが一般的。
しかしたかが卵を焼くだけと侮ること無かれ、その焼き加減によって絶妙なハーモニーを醸し出すことができるのだ。
半熟ver ぷりぷりの白身にとろりとした黄身。熱々のご飯と合わせてもよし、かりっかりのトーストにあわせてもよし。
固めver ぷりぷりの白身にホクホクの黄身。これだけでも一食分になるくらいの満足感。もちろんご飯にもパンにも合う。
前述通り材料は卵のみ、作り方は焼くだけと、
非常にシンプルかつシンプルな料理ではあるが、その食べ方とアレンジの種類は非常に豊富である。
そして、美しい目玉焼きを作る為には、火力に細心の注意が求められる。

因みに、生卵を割る時に白身とはまた別の白い物体=カラザが出てくる。真に美しさを求めるならこれも取っておいた方が良いだろう。
しかしムキになって取ろうとすると黄身が割れて大惨事になりかねないので、十分ご注意を。

焼き方と名称

欧米だと、焼き方ごとに表現が変わる。
ホテルの朝食等で焼き方を問われることもあるため、覚えておくと良いかも。
Sunny Side Up(サニーサイドアップ)
恐らく、日本人が一番耳にしたことのある焼き方。
焼き方としては、片面焼きの半熟ver。
「太陽の面を上にして」の意味の通り、黄身を太陽に見立てている。
Basted Egg(ベイステッドエッグ)
「ベースドエッグ」と呼ばれることも。
こちらも片面焼きの半熟verだが、サニーサイドアップとの違いは蒸し焼きにしていること。
恐らく、日本人にとって最メジャーな焼き方。
なお、「片面焼きの固焼き」をダイレクトにいう用語は無いため、“Please cooked longer”(長めに焼いてください)のように時間で調整しよう。
Over Easy(オーバーイージー)Sunny Side Down(サニーサイドダウン)
こちらは両面焼き。
日本ではメジャーではないが、バーガーなどに挟む際は両面焼きの方が良い場合も。
なお、黄身はかなりトロトロ。
Over Medium(オーバーミディアム)
オーバーイージーよりも少し固めに焼いた両面焼き。
なお、以降黄身が固めになる順でTurn Over(ターンオーバー)Over Hard(オーバーハード)となっていく。

ポイント及び一連の流れ

  1. 卵を室温に馴染ませておく。予め卵を割って器に出しておくと良い。
  2. フライパンを良く熱し、そこに好みの油やバターを溶かす。
  3. 生卵をそっと、優しく、フライパンの上に流し込む。黄身が割れちゃったらそれはもはや目玉焼きではない。慎重に行こう。
  4. 白身がうっすらと固まってきたら蓋をして1分ほど待ちましょう。
  5. 黄身の表面にうっすらと白い膜が出来てきたら半熟目玉焼きの出来上がり~。固焼きにしたい場合はもう1~2分ほど焼くべし。
といったところ。

良い目玉焼きを作る為には、極弱火で油(バター)をひいたフライパンに落として焼くのがポイント。
強火で一気に加熱してしまうと、卵は荒い状態で固まり、口当たりも悪くなってしまう。
また、焼く際に水を加えるとびしゃびしゃになってしまうのでご注意。

極弱火でじんわり加熱する事によって、黄身も白身も柔らかに、そして口当たりの良いふんわりとした目玉焼きが完成するのだ。

パリパリに焼き上がった面を存分に楽しみたい人は、下が固まったらひっくり返して両面焼きにするとよいだろう。

ちなみに英語でフライドエッグなのは前述したとおりだが、ガチで揚げるタイプもある。
スペイン式で、区別のために「スパニッシュフライドエッグ」と呼ばれることも。
鍋にたっぷりの油を入れ、そこに卵を入れた後、おたまで油をかけながら揚げる料理である。
出来上がったら食パンの上に乗せるとよいだろう。
オリーブ油ならパンに沁み込んでさらにおいしくなる。


~食べ方~

さて、いざ食すとなると、ここで目玉焼きを語る上で最も重要なファクターにぶち当たる。
それは、

目玉焼きに何(調味料)をかけるか?

という問題である。
この問いかけはかの有名な「きのこたけのこ戦争」同様、決して結論が出るものではない。
憧れのあの人が自分と違う好みだったら、それこそ100年の恋も冷めてしまうというもの。
友人同士の何気ない会話においても、選択肢を間違えばその後の人間関係に差し支えることも…。

現在 Wikipedia に挙げられている主な調味料は、


以上10種類。

…○○なくね?と思った貴方、マイノリティーのようです。

因みにある業者が行った全国調査によると、日本人の2人に1人は「醤油」派とのこと。
次点で「ソース」派、そして「塩&胡椒」派が占める。

Wiki篭り諸氏が目玉焼きに何をかけるのかも気になる所。
コメ欄に書き込む際に名前欄に何派か書くのも一興だろう。




…しかし、争いの火種はそれだけではない。

目玉焼きを何に乗せて食べるか?

この問いも、決して終わることのない議論の対象なのだ。


安易に「いや、普通に皿に乗せるけど」などと考えてはいけない。
せっかくのアツアツ目玉焼きが冷めてしまうではないかっ!

かといって「じゃあ炊きたてご飯にオントゥー」というのも実に安直。
目玉焼きは米食民族だけのものじゃないんだよォ!

そして「ならトーストにでもプットオン!」と返すのは愚の骨頂である。
目玉焼きはパン食民族だけの(ry


……と、こんな感じの主張の押し付け合いを、グルメ漫画日本代表の『美味しんぼ』で大真面目に描いていた回があり、他にも「サニーサイドかターンオーバーか」「黄身はいつのタイミングで食べるか」を世界中の人々が大真面目に議論するというものだった。

まあ前述の何をかけるかと合わせて考えれば、醤油派は米に、塩胡椒ケチャソー派あたりはトーストに乗せればいいと思うよ。

どっちも美味いことには変わりない

~アレンジ~

原材料が卵のみというシンプルさ故、そのバリエーションは宇宙大に豊富。
以下に代表的なものを挙げておこう。

  • ハムエッグ、ベーコンエッグ
目玉焼きを作る際にハムやベーコンを添えたもの。
淡白な卵の味わいにハムベーコンの塩気がベストマッチである。
ベーコンからは脂が出るので、初めのサラダ油は少なめ(もしくは入れない)にするとほどよい。

  • エッグトースト
パンに卵を乗せてから焼くも良し、目玉焼きを作ってトーストに載せるも良し。
アレンジ料理の中でも随一の自由度を誇るひと品である。
某作品ファンからは『おべんとパン』と呼ばれる。
また、『ラピュタパン』もメジャーな呼び方であろう。
子どものころにラピュタを見た翌朝、アレを実践するも意外な難易度に挫折する人が続出したとかなんとか

ちなみにたまごポケットをつくるべくトーストを掘る場合は失敗に注意。リカバーが効かないので。

  • 目玉焼き丼
醤油をかけるだけのシンプルな丼ものだが、その分個人の好みで味付けが変わったりベーコンエッグverだったり野菜が入ったりアレンジも豊富。
卵かけご飯とは似て非なるもの。
ブルートレインの食堂車従業員のまかない飯としても知られ、「ハチクマライス」とも呼ばれていた。
ハチクマライスは現在鉄道博物館と京都鉄道博物館のレストランのメニューになっている。

ハワイアン料理の代表格。簡単に言えば目玉焼きハンバーグ丼。ロコロコではない。かといってロココでもない。
目玉焼きを抜くと料理が成立しなくなる為、アイデンティティー的に不可欠な存在である。
派生としてロコモコ丼なるものも。

  • 目玉焼きハンバーグ
有名レストランチェーンでもお馴染みのコンビネーション。
主張の強いハンバーグをまろやかな半熟目玉焼きが優しく包み込む至高の一品である。

  • ナシゴレン
インドネシア料理の代表格。簡単に言えば甘辛焼き飯目玉焼き乗せ。
醤油よりナンプラーを使いたい。

  • ガパオライス
日本人に人気なタイ料理の代表格。簡単に言えばバジル野菜炒め目玉焼きご飯。
実は本場タイでは目玉焼き(カイダーオ)はオプション。乗せる場合は油を多めにして目玉“揚げ”にするのがポイント。

店によっては具として入っていることも。

~蛇足~

なんとかバーガーとかの目玉焼きは形にぶち込んで焼くんだよ。
生卵を冷凍して、それを薄切りにして焼くと、一つの卵から小さい目玉焼きがいくつか作れるんだよ。
ガッテン流のおいしい目玉焼きの作り方なんてのもあるんだよ。


プロレスにはご飯のおかずが足りない時に、目玉焼きをご飯の上に乗せ醤油を垂らしてイッキ食いするという技があり、
大仁田厚は目玉焼き五個でどんぶり飯五杯、ミスターポーゴは目玉焼き一個でなんと炊飯器全部のご飯を平らげている。


目玉焼き、お待たせいたしました。
追記修正の際は↓の変更ボタンでどうぞ。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年04月17日 19:45
添付ファイル