神聖イルニクス帝国の領邦。高い栄養供給能力を持つパレカット山脈、そこから始まり幅広かつ曲がりくねって海に注ぐ大河ゼネル川、その流域に広がるペチア平原から成る。これといった首府を持たないが、港町の一つボガに大公と連絡を取るための狼煙台が設置されている。
人族とオークの調和が特徴で、例えば人族はオークが好まない「弱き獣」羊を管理し、数を調節して羊の大群が草原を食い潰さないようにしている。オークは彼らにとって食料としても敵手としても好ましい「強き獣」狼を狩ることで人間の財産である羊を守っている。漁船には人族とオーク双方が乗り込む。食べやすい小魚を前者が釣り、船を脅かす大魚は後者が銛で突き、種族の好みに合う食糧調達を安全に行うとともに生態系のバランス崩壊を防いでいる。
貢納で誤魔化しもゴネもせず、飢饉時には莫大な保存食を献上して対策に貢献するなど、歴代大公の皇帝に対する態度は忠実。豊かな土地柄に見合わず自警団レベルの戦力しか持たないものの、皇帝から強力な軍事的庇護を受けることで安全を確保している。全盛期エルニア帝国の掃討戦(後述)により魔物があらかた滅んだことも相まって、のどかで平和な国柄が実現されている。
現在の大公はミロミールニ世
人族とオークの調和が特徴で、例えば人族はオークが好まない「弱き獣」羊を管理し、数を調節して羊の大群が草原を食い潰さないようにしている。オークは彼らにとって食料としても敵手としても好ましい「強き獣」狼を狩ることで人間の財産である羊を守っている。漁船には人族とオーク双方が乗り込む。食べやすい小魚を前者が釣り、船を脅かす大魚は後者が銛で突き、種族の好みに合う食糧調達を安全に行うとともに生態系のバランス崩壊を防いでいる。
貢納で誤魔化しもゴネもせず、飢饉時には莫大な保存食を献上して対策に貢献するなど、歴代大公の皇帝に対する態度は忠実。豊かな土地柄に見合わず自警団レベルの戦力しか持たないものの、皇帝から強力な軍事的庇護を受けることで安全を確保している。全盛期エルニア帝国の掃討戦(後述)により魔物があらかた滅んだことも相まって、のどかで平和な国柄が実現されている。
現在の大公はミロミールニ世
歴史
原住民はオーク。全盛期エルニア帝国はこの地の制圧とオークの奴隷化を目指したが、オーク諸部族の山脈を利用した粘り強いゲリラ戦により難航。ついには専任の第二十軍団《パルゼナ》が創設されたが決定的勝利は成らず、むしろ「自由な狩りの民」の噂を聞きつけた人族の逃亡奴隷がこの地へ流入した。なおこの間、第二十軍団は八つ当たりで魔物を掃討している。
結局帝国は完全征服を諦め、ゼネル川の要所要所に監視基地を残して撤退した。 現在の多数派住民はゲリラ戦で数を大きくすり減らしたオークに代わり勢力を伸ばした逃亡奴隷の子孫である人族(パルゼン人と呼ばれる)で、エルニアの監視基地を基礎に発展した町々で漁業を営んでいる。
神聖イルニクス帝国が勃興すると、パルゼン人の大首長は大公に叙せられ人族とオーク族双方の支配者とされた。しかし歴代大公は驕ることなく、内外で穏健な態度をとり続けている。
結局帝国は完全征服を諦め、ゼネル川の要所要所に監視基地を残して撤退した。 現在の多数派住民はゲリラ戦で数を大きくすり減らしたオークに代わり勢力を伸ばした逃亡奴隷の子孫である人族(パルゼン人と呼ばれる)で、エルニアの監視基地を基礎に発展した町々で漁業を営んでいる。
神聖イルニクス帝国が勃興すると、パルゼン人の大首長は大公に叙せられ人族とオーク族双方の支配者とされた。しかし歴代大公は驕ることなく、内外で穏健な態度をとり続けている。
- 地名
ボガ(事実上の首都)
メリーシープ村
メリーシープ村
- 店舗
注意事項
平和な大草原エリアなので原則殺伐化は禁止。SSは例外
コサックとオークの国ってイメージ
コサックとオークの国ってイメージ