概要
燃えるような赤い目、首のあたりで纏めた銀の長髪、眠そうな目と丸眼鏡、そして天空人らしい大きな角と翼で知られるアルカナ団の一員。
元はエルニア帝国の中級官僚まで登り詰めた、エルニア帝国の現地協力者の一族の出身。その為に同族の天空人からも一定数の恨みを買っていたとも。
しかしながら彼女が家を継いだ時、既に家は「財産はあるが官僚的地位はない」状態となっていた。
その為、彼女は金貸しと地方発行通貨ないし侵略された国とエルニア帝国の中央で発行された通貨の両替――つまりは銀行家の基礎になることを行い、沢山の富を得た。
元はエルニア帝国の中級官僚まで登り詰めた、エルニア帝国の現地協力者の一族の出身。その為に同族の天空人からも一定数の恨みを買っていたとも。
しかしながら彼女が家を継いだ時、既に家は「財産はあるが官僚的地位はない」状態となっていた。
その為、彼女は金貸しと地方発行通貨ないし侵略された国とエルニア帝国の中央で発行された通貨の両替――つまりは銀行家の基礎になることを行い、沢山の富を得た。
彼女は敏く、時勢を読め、そして裏では「奴隷の不経済さ」と「天空人同士の不均衡」を憎む人物であった。
エルニア帝国が徐々に末期的になってくる空気を読み、密かに出来たばかりのレジスタンスであるアルカナ団に接触した。
彼女は裏でアルカナ団の軍資金を手配する傍ら、両替商或いは金貸しとして表の顔を持ち続けた。
エルニア帝国が徐々に末期的になってくる空気を読み、密かに出来たばかりのレジスタンスであるアルカナ団に接触した。
彼女は裏でアルカナ団の軍資金を手配する傍ら、両替商或いは金貸しとして表の顔を持ち続けた。
そしてエルニア帝国が倒れ、神聖イルニクス帝国が建国されたその時。彼女は初代皇帝の元に運べる限りの財貨を持って行き、こう言った。
「老い先短い者より、新たな帝国がこれを持つべきだ」「解放された奴隷達に手に職をつけるためにこれを使え」と。
そこから先の彼の行方はわからない。
ただ天空人の集落に彼女と似た姿の読み書きを教える老人がいた伝承のみ残されている。
「老い先短い者より、新たな帝国がこれを持つべきだ」「解放された奴隷達に手に職をつけるためにこれを使え」と。
そこから先の彼の行方はわからない。
ただ天空人の集落に彼女と似た姿の読み書きを教える老人がいた伝承のみ残されている。
計算が得意で、献身的で、節制を好み、機会の平等を求めた彼女は今日では「節制」のアルカナの名で知られる。
因みに戦闘も多少出来る。
二本の長剣を扱う二刀流剣士スタイルであったとかなんとか。
二本の長剣を扱う二刀流剣士スタイルであったとかなんとか。
Cognosco spacium meum.
意味は「私は私の距離を知っている」となる。
『節制』カルメンの剣士としての奥義であり、ほんの一瞬で距離を詰めて相手の首を跳ねる。仮に一撃目が通らずとも、二刀流のためもう一つの攻撃が飛んでくる……という具合。
『節制』カルメンの剣士としての奥義であり、ほんの一瞬で距離を詰めて相手の首を跳ねる。仮に一撃目が通らずとも、二刀流のためもう一つの攻撃が飛んでくる……という具合。
なのだがカルメン当人の技量の低さと体力のなさが合わさり、格下を確実に葬る技にしかなっていない。
因みにだが、この技はマノンの暗殺術から着想を得ている。
因みにだが、この技はマノンの暗殺術から着想を得ている。
また、この技の開発より1000年以上前に、東マジョリアの更始帝と泰龍帝の二人が「仙術」として同じような技を扱っており、そちらは縮地と呼ばれる。
現在では縮地は東マジョリアで体系化されており容易に学べる。だが、西マジョリアでは東マジョリアから縮地が輸入されるまで途絶えていた。
現在では縮地は東マジョリアで体系化されており容易に学べる。だが、西マジョリアでは東マジョリアから縮地が輸入されるまで途絶えていた。