2点間の距離を測れるブロック
ステータス
パラメータ名 |
値 |
ID |
75 |
通称 |
- |
英語名 |
Length Detector |
質量 |
0.5 |
空気抵抗 |
0 |
回転抵抗 |
0.05 |
HP |
- |
根元強度 |
- |
頭強度 |
- |
根元曲げ強度 |
- |
頭曲げ強度 |
- |
静止摩擦係数 |
- |
動摩擦係数 |
- |
弾性 |
- |
オブジェクト間の摩擦処理 |
- |
オブジェクト間の衝突処理 |
- |
破壊属性 |
- |
一体化(ウッドパネル) |
× |
一体化(鉄プレート) |
× |
入力キー |
初期値 |
効果 |
B |
検出 |
距離を検知する 「キー入力で検出を有効化」している場合のみ有効 |
設定 |
定義域 |
初期値 |
説明 |
キー入力で 検出を有効化 |
TRUE/FALSE |
FALSE |
上述の入力キーを押した場合のみ距離を検知するかどうか |
キーを離すと中止 |
TRUE/FALSE |
TRUE |
キー入力をトグル化するかどうか 「キー入力で検出を有効化」している場合のみ有効 |
反転 |
TRUE/FALSE |
FALSE |
出力を反転するかどうか TRUEで特定距離以下の検知、FALSEで特定距離以上の検知を行う |
距離 |
0.1~10~ |
2 |
検知する距離(m) |
基本情報
2つの小さな検知器からなるブロック。
ブレースなどと同様の設置方法を取る。
名前の通り、2点間の距離に応じてエミュレートすることができる。
エミュレート時は他の
AUTOMATION系ブロックと同様に、検知器のインジケータが発光する。
使い方
2点間の状態に応じて何かをするブロックはこれまでになかったため、「物理的に分離したマシンの合体」が実現する可能性もある。
相対角度計
ステアリングヒンジ等の回転するブロックと組み合わせて、
角度計のように扱うことができる。
角度計がシミュレーション開始時の角度との差に応じてエミュレートするのに対し、こちらは2ブロック間の角度差を検出できる。
検出距離しか調整できない都合上、検出角度の計算が難しいことが欠点。
センサーとの比較
距離計の登場以前に距離計測の役割を担っていたブロックとして、
センサーが挙げられる。
センサーは一定領域内部にオブジェクトが侵入した場合にエミュレートするブロックであるため、
サスペンションなどで2点間の距離を変える機構と併用すれば、ボタンのような装置が作れることが知られていた。
この装置の欠点として、
センサーが他のオブジェクトの侵入によっても反応してしまうことが挙げられる。
そのため、ボタン装置の制作は少々難儀であった。
しかし、距離計は検知器の間にオブジェクトがあっても誤作動を起こさないため、これらの用途に関していえば
センサーの上位互換と言える。
また、
センサーが「領域内部にあるオブジェクトを探す」という重い処理を行っている一方で、距離計は「2点間の距離とある数値と比べる」という軽い処理を行っている。
そのため、PCの負荷軽減にも寄与する。
センサーにしか担えない仕事も当然ながら存在する。
例えば地形検知、弾検知、他のマシンの検知などだ。
したがって、距離計は
センサーが従来行っていた仕事の一部を引き受けつつ、その使いやすさを高めたブロックであると言える。
逆の観点から見ると、距離計の登場によって
センサーを
センサーとして使いやすくなったとも言えるだろう。
両者の得手不得手を見極めて、上手に使い分けよう。
関連項目
最終更新:2023年05月03日 21:23