HW Instrument(Hardware Instrument)
HW Instrument(Hardware Instrument)は、1つのトラックで外部音源へのMIDIノート送信と、外部音源からのオーディオ入力を同時に扱えるハイブリッドな
HardWareデバイスです。
MIDIとオーディオの統合管理、遅延補正、エフェクト適用など、ハードウェアとソフトウェアの境界を感じさせないワークフローを実現します。
概要
主な特徴
- MIDIとオーディオの一元管理
- 1つのトラックで外部音源へのMIDIノート送信と、外部音源からのオーディオ入力を同時に扱えるハイブリッドなデバイスです。
- これにより、MIDIトラックとオーディオトラックを別々に用意する必要がありません。
- MIDI出力先の選択
- 使用するMIDIインターフェースやMIDIチャンネルをデバイス内で指定でき、複数のハードウェア音源を個別に制御できます。
- オーディオ入力の選択
- 外部音源からのオーディオ信号を、オーディオインターフェースの任意の入力チャンネルから受け取る設定が可能です。モノラル/ステレオ入力も選択できます。
- 遅延補正(レイテンシー補正)
- 外部機器とのやり取りで発生するレイテンシー(遅延)を自動で補正します。
- これにより、ソフト音源とハード音源を混在させてもタイミングのズレを最小限に抑えられます。
- Bitwigのエフェクトやモジュレーションとの連携
- 外部音源から取り込んだオーディオに、Bitwig内蔵のエフェクトやモジュレーションをそのまま適用可能です。
- これにより、ハードウェア音源もソフト音源と同じ感覚でサウンドデザインできます[8]。
- バウンス・エクスポート時の注意点
- ハードウェア音源のサウンドはBitwig Studio内で直接バウンスやエクスポートできません。録音したい場合は、オーディオトラックでリアルタイムレコーディングが必要です。
- 利用シーン例
- 外部シンセサイザーやサンプラーをBitwigのトラックから直接演奏・録音したい場合
- ハードウェア音源のサウンドにBitwigのエフェクトやモジュレーションをかけて加工したい場合
- 複数の外部音源をMIDIチャンネルごとに分けて制御したい場合
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最終更新:2025年05月20日 10:12