ファイアーエムブレム 封印の剣

ファイアーエムブレム 封印の剣

2002年3月29日にゲームボーイアドバンスで発売されたシリーズ6作目。
加賀氏が抜けたためか、前作のトラキア776の発売から3年経って発売された。

エトルリアとベルンの二大王国のバランスがベルンの各国の侵略という形で崩れるというところからストーリーが始まる。
最初のメンバーに老いたパラディンがいたり、キルソードを持つ美系剣士がいたり、竜石で変身する幼女がいたりと、初期のFE(特に、第一作の暗黒竜と光の剣)をイメージさせる作りになっている。
携帯機ハードでの発売ということで、若年層の新規ユーザーがメインターゲットになっており、ストーリーはわかりやすい勧善懲悪になり、以前の作品であった近親婚などのアブノーマル描写が排除されている。

初心者の指南、支援会話、理・光・闇魔法による3すくみ、難易度選択等、後の定番となった新要素も多い。
スキル、騎兵の攻撃後の再移動はなくなっている。

殆どの兵種が男女1名以上加入するように設計されており、女勇者であるエキドナなどの珍しい兵種についたキャラも仲間になるのも特徴。

ゲームバランスとしては槍・斧の命中率の悪さ、しかも鋼シリーズ手槍手斧ばかり使ってくる敵、回避型のソードマスター遊牧騎兵が非常に強力など、かなりの回避ゲー。支援効果もあわせて回避率100%、必殺率100%を達成したり、高い山にこもったバーサーカードラゴンナイト軍団をちぎっては投げたり、とかなり特定の強兵種が存在する。

また、成長率はバランスが良いのに初期値が弱すぎるウォルトや、あまりの命中率の悪さを誇るソフィーヤ、レベルだけ高い割にステータスが追いつかないノアなど、扱いにくいユニットが散見される。

GBAシリーズでは一番の売上(約32万6000本)。
本作の発売前に月刊少年ジャンプにて本作のアナザーストーリーを描いた漫画「ファイアーエムブレム 覇者の剣」が連載。
また、封印の剣作中で覇者の剣のキャラをイメージした武器が登場する。
2023年6月23日からは「ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online」でも配信された。

章タイトル

- ノーマルモード -

第1章 運命の息吹
第2章 ベルンの王女
第3章 後れてきた者
第4章 同盟の崩壊
第5章 炎の紋章
第6章 しかけられた罠
第7章 オスティアの反乱
第8章 再会
第8章外伝 烈火の剣
第9章 霧にけむる島
第10章A あらがう者たち
第10章B 対立のはざまで
第11章A 西方の勇者
第11章B 自由への脱出
第12章 真実の敵
第12章外伝 天雷の斧
第13章 救出作戦
第14章 理想郷
第14章外伝 業火の理
第15章 竜の娘
第16章 王都奪還
第16章外伝 至高の光
第17章A 海の道
第17章B 司祭の教え
第18章A 凍てつく河
第18章B サカの掟
第19章A 冬将軍
第19章B ブルガルの攻防
第20章A イリア解放
第20章B 灰色の狼
第20章外伝A 氷雪の槍
第20章外伝B 疾風の弓
第21章 封印の剣
第21章外伝 黙示の闇
第22章 見果てぬ夢
第23章 ベルンの亡霊
第24章 伝説の真実
終章 暗闇の向こう

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最終更新:2025年02月10日 16:36