アポラ動乱
年月日:1742年XX月XX日 - 1747年XX月XX日
場所:アポラ星系国際連盟 アポラ星系全域
結果:アイローム社派陣営の勝利
交戦勢力
星連政府軍
アンドロイド市民軍
有志諸国連合
アンドロイド反乱軍
反乱軍支援企業連合
ZK社など他24社
アンドロイド帝国
指導者・指揮官
ファイド・ザリエス・ヴァルダ・シルリア
カーズ=スキウ・サイザー・サイザー・ライア
メラール・ネルヴトーユ・ナナ・マレイアーナ
アイシュ・アポラス・サヴェリネムス・アイローム
ジルク・イルタス・ガルター・アイローム
メラール・シャルト・ネルヴトーユ・イリャイア
ガルターⅠ世
戦力
損害
アポラ動乱
惑星ラペア全域、惑星キヤナ全域

 アポラ動乱(ロトン語:)はシンテーア暦1742年から47年までアポラ星系国際連盟において続いたアイローム社派とリヴァダー社派の対立による反乱、またはアンドロイドの動乱、あるいは事実上の内戦である。
 同時期に起こったマーカス内戦の一部として数えられることもある。

目次

動乱の勃発までの経緯

星連の大宇宙連合会議加盟とその反動

 大宇宙連合会議加盟前のアポラ星系国際連盟は連盟を設立したシダーファイ初代連盟本部長の「連盟は銀河唯一の星間国家であり、銀河の覇者になりうる。」というある種のおごりともいえる銀河覇権主義の時代だったが、これは大宇宙との接触によって崩壊し、同時に経済情勢も悪化し通称「銀河恐慌」と呼ばれる不況を招いた。
 その後連盟中枢府が交代し最優先されたのは大宇宙諸国との技術格差を埋める事だった。そのため連盟は隣国のマーカス連邦と急接近し、経済を度外視してアンドロイドを過剰に輸入してしまう。1710年以降から、膨らむ莫大な借金とは裏腹に連盟には大量のアンドロイドが普及した。

企業と民衆の対立に板挟みにされる星連政府

 最初期のアポラはアンドロイドを企業などをあまり気にすることなく輸入していたが、次第に道具としての利便性の高いリヴァダー社の方を優先するようになった。以降産業の場ではリヴァダー製のアンドロイドが目立つようになる。しかし、その一方でこの流れで職を失い失業者となるアイローム社製のアンドロイドが大量に発生する。元よりアイローム製のアンドロイドは精神的描写が人間のそれに近く、またマスメディアもこぞってこれを煽り建てた結果、感情を動かされた人々が1720年代に「アンドロイド人権運動」を起こす。(そもそも連盟は大宇宙加盟前に獣人を迫害した歴史を持つために、「人権」という言葉に敏感だったのも理由の一因になった。)しかし当時はアンドロイドに対して「最近突然増えた奴ら」という冷淡な意見もよく見られ、この運動は不発に終わった。
 1730年代に入り、ついにアンドロイドの個体数はアポラの総人口の15%ほどにまで迫るようになる。こうなるとアイローム製のアンドロイド失業者の意見やそれに便乗した世論も次第に無視できなくなるはずだったが、実際には産業を担う企業はリヴァダー製の方が高いシェアを誇るため、都合の悪いその風潮は軽視され続け、ねじ伏せられた。
 1730年代後半の時点で、アポラのアンドロイドに対する感情は「産業を動かしている企業のリヴァダー派」と「民衆が人権的な問題を思い応援するアイローム派」に二分された。なお連盟政府はこの時は科学の発展に注力していたためにリヴァダー寄りだが、民衆の賛同が得られないと職を追いやられるため、表層はアイローム派という矛盾も発生していた。また連盟の加盟国の間でも世論は分かれ始め、結果として当たり障りの無い国家運営をせざるを得ない状態だった。

動乱勃発前夜とマーカス内戦

 1740年、当時の連盟本部長であるファタは女性関係のスキャンダルによって支持率が急落しており、支持率回復のために民衆の世論をとってアイローム側で参戦することを決意した。加えて、この時期になって連盟がマーカス連邦に対しての借金の返済能力が無いことが判明したことが追い打ちとなって、マーカスの不安定化していた情勢にとどめを刺した。
 1741年に民衆に予告した通り介入を決定。しかしただでさえ押され気味のアイローム側に技術後進国の5個大隊が介入したところで戦況が劇的に変化するわけもなく、ファタはアイローム側に介入したことによって企業に見限られており、また戦況を変えられなかったことで民衆の支持も失ってしまい、連盟本部長を辞職し政界を去った。(なおこの後ファタは不審死をとげ、犯人はわからないまま迷宮入りしている。)
 後任のカパートは優柔不断な性格でアンドロイドに対しては比較的寛容だった。そのため、市民に対してはアンドロイドの人権を先に保障することを宣言し、一方で企業に対してはアンドロイドに対する税率を下げることで国内の混乱や対立を沈静化させようとした。しかしこのダブルスタンダードが完全に仇となり、リヴァダー側についた企業を完全に敵に回すこととなる。

動乱の経過

動乱の始まり

1742年XX月XX日(連盟本部での爆発事故)

 1742(3750)年、企業の中でも連盟内では世界最大の規模で展開していた警備会社ジルク・カヴィリーダ社(ZK社)などのアンドロイドの過剰な輸入によって経営が不振になった諸企業の裏の支持の元で連盟本部前で爆発が起きて混乱に見舞われた。この間に小規模な暴動が発生していたものの、まだ鎮圧出来るレベルであり星連の機能が回復し次第、星連は非常事態を発令し争うのを止めようと働きかけた。これによってギリギリのところで踏みとどまったと思い込んだ星連はこの後も暴動に対しては今まで通りの毅然とした態度で対応するようにと指示を出した。しかし、これが鎮圧されてしまうのは残念ながらこれはZK社などの思惑通りであった。

1742年XX月XX日(星連空軍AXP-243墜落事故とアンドロイドの反乱)

 同年の末ごろ、カパート連盟本部長や政府高官を載せていた航空機が墜落(星連空軍AXP-243墜落事故)したと同時にZK社のリヴァダー社製のアンドロイドが防犯のためのプロトコルを悪用して、アイローム社製のアンドロイドと戦闘を始める。罪のない一般市民も半ば事故のような形で巻き込まれ、死亡する事態にまで発展する。
 跡を継いだヴァルダ連盟本部長の元、星連は再び非常事態を発令し争うのを改めて止めようと働きかけたものの、全世界でアンドロイドを輸入するのを推奨していたため、世界規模でアンドロイド同士の戦闘が起きており、既に手遅れだった。特に都会になればなるほどその争いの状態は深刻で、もはや鎮圧できるほどの状況ではなく事実上の無政府地域が各地で生まれた。また本来部外者である一般市民は突如起こった混乱を増長し、恐怖を拡散した。この結果一般民衆を巻き込んでさらなる死傷者を出すなど、その様相は深刻になる一方だった。

1742年XX月XX日(マーカス内戦からの離脱)

 星連は戦闘が奇跡的に起きていなかったキヤナのアルメデライトに一時的に連盟本部を移して臨時政府として戦うこととなる。また星連はこの時点でマーカス内戦へ介入することが継続できなくなり、完全にマーカス内戦から離脱した。

孤立無援の恐怖

1743年XX月XX日(諸外国への協力支援準備)

 星連は周辺諸国に働きかけて支援を請うも、星連の銀河における位置や銀河に対する影響力の小ささが悪い方向に影響を与え、さらには銀河の注目は完全にマーカス内戦に向いていたために初手で星連は滅亡の窮地に立たされた。星連はこの危機的な状況を打開するために各国に支援を請うことを決定した。

1743年XX月XX日(諸外国への協力支援Ⅰ)

 星連は最初にプルスティアヴィッテンクレイル神国に支援を請うことにした。
 プルスティアは戦後にしか役立たなそうな法整備の内容などしか話を引き出す事しか出来ず、まともに取り合ってもらえなかった。このため連盟はプルスティアによる支援の可能性を見限り、他の国に支援を頼むことにした。
 イデオロギー的に反りの合わないヴィッテンクレイル神国とは交渉を行ったものの、返答はアイサ教経典と数千個余りの壺、それに「神を信用しない者への天罰が下ったのみだ」というメッセージが届き、予想どおりに失敗。マーカス連邦は内戦の真っ只中で政府機能は喪失しており、交渉できない状態だった。
 これらの国との交渉の間にも着実に混乱は広がっており、ラペアにおいては主要都市の大部分が壊滅する事態にまで追い込まれた。連盟の内部でも焦りは強まっていく一方で、政情不安があちらこちらで相次いだ。

1743年XX月XX日(諸外国への協力支援Ⅱ)

 近隣の大宇宙連合会議加盟国が当てにならないことを思い知った星連は、より遠い国家に支援を請うことを検討した。とはいえ、銀河での歴史的経緯を知る限りゲルデン宙圏側は全く頼ることが難しいことが分かった。
 そのため星連はスラーン宙圏にある諸国に関して検討した。結果ファルトクノア共和国ルスレード共和国連邦からの援助を得ることに決定した。

1743年XX月XX日(ファルトクノア共和国からの介入の承認)

1743年XX月XX日(ルスレード共和国連邦からの武器供与の承認)

1743年XX月XX日(ファルトクノアの部隊の到着)

1743年XX月XX日(ルスレードの武器の支給開始)

1743年XX月XX日(最初の解放戦争:マシュマヘンネ地方の解放)

 星連はまずアルメデライトの周辺地域であるマシュマヘンネ地方のアンドロイドの鎮圧に取り掛かることを決定した。この地域は比較的草原が多く、都市の規模も最も大きいところでで100万人規模であったため、解放は容易であった。まず星連はこの地域を復活への足掛かりとして星連全域の復活に動き出す。僅か3週間で死傷者もほぼ0に近い戦績をたたき出して当該地域を解放した。

キヤナ解放

1743年XX月XX日(シルテン・プロイフ地方の解放)

 星連はキヤナの奪還にあたって、マシュマヘン地方の南方に位置する砂漠地帯であるシルテン・プロイフ地方の解放を決定した。この砂漠地帯には資源採掘用アンドロイドなどが存在しており、アニシュ大鉱山にあったアンドロイドのベースキャンプを破壊し解放に成功した。

1743年XX月XX日(旧聖剣同盟諸国の解放)

 キヤナ独立戦争時に最初にラペアに抗った英雄の国々の同盟、「聖剣同盟」。しかし旧聖剣同盟諸国も銀河の潮流に抗うことはできずアンドロイドの暴走によって混乱に飲まれていた。旧聖剣同盟のリシュナー共和国において、星連政府軍はキヤナ統一の祖である旧カーズ=スキウ家の直系の子孫であるカーズ=スキウ・サイザー・サイザー・ライア(サイザー7世)に接触。星連は彼に協力を求め、キヤナ全域で彼の言葉を放送で流した。
 もともと連盟が設立されたとき、独立戦争前に存在していたカーズ=スキウ家によるキヤナ統一帝国が再独立する予定だったが、これは当時の皇帝がシダーファイ初代連盟本部長によってラペア諸国との均衡を図るために阻止され、キヤナは統一前の領邦に分割されて独立していた。星連政府はこれを逆手にとって民族、惑星統一の感情を以前の英雄と言える皇帝の直系の子孫によって煽り立てる作戦を行った。
 作戦は見事に成功し、次の西方のサルシュ・シャンチャンカル地方の解放につながっていく。

1743年XX月XX日(サルシュ・シャンチャカル地方の解放)

 サルシュ・シャンチャンカル地方は大陸西部の森林地帯。樹齢千年以上の木を含む聖樹の森の下に文明が栄えた地域で、古代には聖樹の森による影響力で大陸の西半分を支配したヤンパ帝国が存在した。
 サルシュ・シャンチャンカル地方では聖樹の森がリヴァダーアンドロイドによって破壊され始めていた。これは現地の民衆の逆鱗に触れ、キヤナの中でも特にリヴァダーアンドロイド討滅が活発になる原因となる。先の放送を聞いたこの地域はカーズ=スキウ家とともに抵抗する星連政府に協力し、最後にヤンパ帝国の最後の皇帝の墓であるシャシャンパ大墳墓の前で討滅してアンドロイドの暴走からこの地域を解放した。

1744年XX月XX日(ラペア防衛線の陥落)

 キヤナで星連政府軍が快進撃を続けている一方、ZK社などのアンドロイド反乱軍支援企業連合に加盟している多くの企業の本社もあるラペアの方では依然として戦況は回復せず、ついに新大陸戦線が陥落、こちらは次第に劣勢になっていった。

1744年XX月XX日(エルデン氷床諸国の解放)

 エルデン氷床は大陸北部の氷に覆われた地域。中世には大陸北部の大国であったエーデル王国によって統治されていた。この地域には氷の要塞と称された中世最強の要塞と言われるエルイフィル要塞がある。
 この地域では交通インフラがアンドロイドの暴走によってままならず、解放は難航した。しかし、ヘンル発電所を奪還して以降は交通インフラが回復してその攻略の難易度は大幅に下がった。最終的にはエルイフィル要塞前の戦闘で勝利し当該地域を解放した。

1744年XX月XX日(東方諸国の支援と解放の加速)

 東方諸国はアンドロイドの輸入をあまり行っておらず、そのために星連に交渉後すぐに協力を快諾した。これにより大陸東海岸に上陸できるようになり、当該地域を解放した。このころから怪奇現象として次第にアンドロイドの遺体が見つけられなくなる状況が続いた。何者かに回収されていることに気が付いた星連政府とキヤナ連合軍はキヤナ解放のための最終決戦としての旧キヤナ統一帝国帝都、アルディフィナードに赴く。

1744年XX月XX日(旧都カーズ=スキウ・アルディフィナードの解放)

 この場所で見られた惨状は、ひどく劣悪なものだった。アイロームアンドロイドが苦しみながら解体され、リヴァダーアンドロイドが自ら解体されパーツになりに行く異様な様子であった。原因がわからず、なぜそのような事を行っていたのかは不明なままだったが、安全に配慮するためにアンドロイド軍はアルディフィナードへの介入は禁じられ、有機生命のみの進軍となった。
 アイディフ城。キヤナを統べた帝国の象徴であるこの場所で連盟政府はおぞましいアンドロイドだったと思わしきの機械でできたキメラじみたものと戦闘、勝利した。しかし勝利したと同時に反乱軍アンドロイドは一斉に宇宙船に謀ったかのように乗り込み、その場を去った。これによりキヤナでの戦闘が完全に終焉した。

地域解放団体の勃興

1744年XX月XX日(ラペア強襲作戦の立案)

 星連は連盟本部をアルディフィナードに移してラペア奪還作戦に対して動き始める。一方ここでアンドロイド反乱軍支援企業連合からの放送が入り、星連政府に対しての非難及び降伏を勧告した。同刻マシュマヘン地方にはアンドロイド反乱軍が軌道降下して、現地部隊がこれを何とか退けた。

1744年XX月XX日(アンドロイド市民軍と星連の最初の交信)

 ラペア奪還計画の準備も佳境に近づいてきたころ、通信が入った。ラペアの中でも様々な勢力が入り乱れてアンドロイドの暴走に抵抗しているらしく、その中の一勢力であるアンドロイド市民軍を名乗るものからだった。条件は戦後に連盟でアンドロイドの市民権などの人権を認めるというもので、連盟はこれを許可し、次の軌道降下でのできるだけの協力を仰いだ。

1744年XX月XX日(ラペア軌道降下)

 星連政府軍はナンジュンとイヴェルロークとルトヴァとフラデンの主要四都市へ軌道降下、強襲上陸。すでに当該地域で活動していたアンドロイド市民軍と接触し。四大都市すべての解放に成功。しかしアンドロイドの抵抗も強さもキヤナとは段違いなものであり、それぞれの地域の解放には大きく時間がかかる可能性が浮上した。

1744年XX月XX日(アルディフィナード宣言)

 星連政府軍は徹底抗戦とキヤナ解放の宣言、またラペア奪還の布告をアンドロイド反乱軍支援企業連合に対して掲げ、徹底的に抗うことを連盟全域に布告した。ディガイナのラジオでもこれは伝えられ、銀河全域にアポラの様相を伝える初めての情報となった。

ラペア解放

1744年XX月XX日(第二次アンドロイド覚醒)

 この日から反乱軍アンドロイドの一部の様相は急激に変化した。最初の異変はアンドロイド反乱軍同士が殺しあう事態だった。星連は違和感のある行動に警戒しつつも、赤い龍作戦を南浦大陸で決行することにゴーサインを出す。

1745年XX月XX日(赤い龍作戦・南方大陸解放)

 南方大陸は昔からその独特な文化によって栄えた。鮮やかな赤色をまとった木造建築、崖に彫られた竜の岩、華やかさのある商店が広がっていた。しかしアンドロイドの暴走によって多くの都市が混乱に飲まれ、深刻な状態になっていた。ナンジュンの解放とアンドロイド反乱軍同士の殺戮によってその状態は好転しつつあった。計画は決行され、南方大陸を解放する。最後はタイウン帝国時代の城下町、長い間南浦大陸において対立していたコウ王朝とカクナン人民共和国の国境にあり、現在はカクナン領の最大都市であるチュンジュンで戦闘が行われた。

1745年XX月XX日(青い塔作戦・南方新大陸解放)

 南方新大陸は大開拓時代に発見され、その後は現地住民の対立などの暗い歴史もあったものの最終的にはエオラム州共同体を築き上げた。この地域にはZK社を含む多くの企業が存在していたため、ここを陥落させれば動乱は終結すると思われていた。特にこの動乱の最大の敵ともいえるネルヴトーユもここに確認されており、計画は実行された。
 しかし現地にいたアンドロイド兵の数は明らかに想定よりも少なく、弱くなっていた。

1745年XX月XX日(アンドロイド反乱軍支援企業連合の壊滅)

 計画が進行後ナナとネルヴトーユが親子対決、決着がついたと思われたタイミングでガルターがネルヴトーユを射殺。

1745年XX月XX日(大アンドロイド帝国建国宣言)

 ガルターの建国宣言。炭素生命を主導とするそれまでの星連に対する「宣戦布告」であり、名実ともに星連の「敵」が本当の姿を示した。

1745年XX月XX日(緑の森作戦・北方新大陸解放)

 戦車アンドロイド、人工知能に操縦された爆撃機の登場。熱帯雨林地帯のインフラの悪さで苦戦。
 古代アンパティヤ帝国のクュナタ遺跡の近隣であるティッカムヤ大森林で戦闘、双方多大な犠牲を生んだ。

1745年XX月XX日(アンドロイド帝国の旧大陸東部占領)

 アンドロイド帝国は東方の大陸を手中に収め、西方にあるレチョヴ領やエールヴァーク領、ヒルギー領などに進出を試みていた。

1745年XX月XX日(黒の街作戦・イーレ大半島解放)

 エールヴァーク首都フラデンを完全に開放したのちに周辺国の解放を行った。最終的にはエールヴァーク旧帝都であるニルヴェルヘインで戦闘が行われた。次第にアンドロイド帝国側のアンドロイドも強力なものになりつつあり、侵攻の難易度は上昇していた。

1746年XX月XX日(黄の旗作戦・旧大陸北西部の解放)

 レチョヴ領の解放を試みた星連は、北極に近い氷床から一気に南進。冬季であったこともあり、計画の難易度としてはこれが最も難しい計画だったとされる。しかし実際は多くの兵力は後述のリモア強襲に割かれていたため、特に大きな困難なくレチョヴの旧領を解放した。

1746年XX月XX日(アンドロイド帝国のリモア強襲)

 普段は晴れるリモアもこの日は珍しく嵐が襲っていた。見通しは最悪でありレーダーも雷の都合上、上手く扱えない状況だった。そんな中、海岸から大量のアンドロイド強襲揚陸艦が上陸、リモアとは逆側であるボメア島東岸が陥落し、エルディナ火山のふもとで塹壕を掘り徹底的に抗戦した。しかし相手の主力部隊に奇襲されたこともあり防衛は追いつかず、古代からラペアの文明を語り継ぐリモアにあと一歩のところまでアンドロイド軍が迫った。現地でマーカス内戦から撤退し、偶然現地にいたタシュパハ・デテール・リンガス・アリアナ将軍のおかげでギリギリのところで援軍が来るまでを持ちこたえた。この数日にわたる防戦で勝利したリンガス将軍には動乱後に勲章が与えられた。

1746年XX月XX日(イヴェルローク遷都・星連復古)

 イヴェルロークを青の塔作戦で奪還後、星連本部を立て直した星連はアルディフィナードからイヴェルロークに正式に星連首都を移し、星連側は動乱前ほどではないものの、立て直しに成功した。星連中に衛星放送を用いてアンドロイド帝国に対して徹底的に抗戦するのを宣言したうえで、アンドロイド市民軍の活躍とその成果を示し、戦後のアンドロイドに対する偏見を取り除くことを準備し始めた。そして、戦後遅かれ早かれアンドロイドの人権を保障し、今後このような事態を招かないようにする対策も行うことを発表した。

1746年XX月XX日(アンドロイド帝国の有機生命無差別殺戮)

 ガルター率いるアンドロイド帝国は先の星連復古の放送に対して逆上。対抗するように放送を行った。その放送の際に有機生命、とりわけ星連側の炭素生命に対する無差別の殺戮を行うことを宣言した。

1746年XX月XX日(白い雪作戦・旧大陸東北部強襲)

 星連側はこれ以上の事態悪化を防ぐため、アンドロイド帝国に占拠された北極の港を制圧する強襲作戦を実行。アンドロイド帝国側もついに本気の抵抗を示すようになり、双方莫大な犠牲者を生んだ。結果は星連政府側の辛勝。星連側は著名な指揮官を失うなど、かなりの痛手を負うこととなった。

1746年XX月XX日(アンドロイド帝国の化学兵器の使用)

 次第に優勢の度合いを増していく星連政府に対して、劣勢となったアンドロイド帝国側は禁忌の策である化学兵器を使用する。被害を受けた前線の炭素生命である兵士が激しい頭痛を訴え失神、そのままなくなるという残虐な結果を招いた。

1746年XX月XX日(紫の空作戦・サーリン工業地帯爆撃)

 化学兵器をこれ以上使用されないためにも、ヒルギー王国の工業地帯であったサーリン工業地帯を爆撃することが星連側で取り決められ、実行された。激しい無人機の抵抗は多くの犠牲者を生んだが、爆撃そのものは成功した。

1746年XX月XX日(シルフィシュマードの戦い)

 アンドロイド帝国の激しい抵抗その1

1747年XX月XX日(アンドロイド帝国巨大機甲兵器の始動)

 局地的な地震が発生。偵察機が確認しに向かった先には山一つ分ほどの大きさを誇る巨大な機甲兵器が存在していた。人工衛星などでそれまでそこに確認されていたのはアンドロイド帝国の拠点であることが分かっていたため、星連はこの機甲兵器を一刻も早く止める方法を探すこととなった。

1747年XX月XX日(橙の砂作戦・ザイエンシュマードの戦い)

 アンドロイド帝国の激しい抵抗その2

「運命の6時間」

1747年XX月XX日(日食作戦・演説とヒルーグ・エミルツの戦い)

鎮圧

1747年XX月XX日(アンドロイド帝国帝都侵攻)

1747年XX月XX日(アンドロイド帝国巨大機甲兵器の自爆)

1747年XX月XX日(鎮圧宣言)

戦後

各国への影響

人物雑記

ファイド・ザリエス・ヴァルダ・シルリア

 星連本部長。前任のカパートが現役の時はキヤナ惑星管区長をやっていたが、星連本部の壊滅とラペアの機能停止から臨時の星連本部長になり、のちに正式に星連本部長になる。種族はヒューマノイドで全身筋肉がすごい、腹筋割れてる。一時は軍人に憧れていたこともあり銃火器の扱いは得意。そのため前線に自ら出て戦うこともしばしばあった。最後のアンドロイド帝国の巨大機甲兵器の自爆の際にガルターが逃げないよう、自らの身を犠牲にした。彼の遺体は発見されなかったが、星連に殉職という形で勲章を死後にもらっている。

カーズ=スキウ・サイザー・サイザー・ライア

 カーズ=スキウ家に愛着ある者は正当な後継者としてサイザー7世と呼ぶ。その名の通りキヤナ統一帝国を築き上げたカーズ=スキウ家の正当な後継者で7代目。キヤナの民族主義者にたびたび担ぎ上げられていたが、当人自身はそれをあまり望んではいない。「せいぜい象徴ぐらいにとどめてほしい」とマスメディアに言い残している。地方で大規模な農場を経営していたが、耕作に用いていたアンドロイドが暴走し、困っていたところに星連政府軍が乗り込んできて都合の良い偶像として用いられた。なお、動乱終結後に君主に返り咲くことを多くの人に望まれるもこれを辞退しており、その後少し経って星連民衆院に立候補、圧倒的な支持のもとに星連本部長になっている。

メラール・ネルヴトーユ・ナナ・マレイアーナ

 幼いころはリモア帝国の一名家であるメラール家に育つ。しかし父親が脱税していたことが判明し、メラール家は取り潰される。父親は投獄され、母親は見限るように逃亡。彼女自身は父親の一件でいじめられるようになり、通っていた学校を退学させられ、ゆく当てを失った彼女は街を彷徨う様になる。その中でサヴェリネムスに出会った。資金的なバックアップを経て星連最高峰の学校に入学したが、ここで動乱が勃発。自分を捨てた親が相手方の主要人物であったことが判明して以降は「アンドロイド市民軍」のイスト(人類種)としてのトップの一人としてラペアの解放を星連政府と共に支援した。動乱後はアンドロイドの人権の保障をする一方で、星連を統制された集権連邦制国家として立て直す。

アイシュ・アポラス・サヴェリネムス・アイローム

 アイシュ・アポラス・サヴェリネムス・アイロームは1711年にマーカス連邦リヴァダー社のアンドロイドとして製造される。星連に輸入された後に不良品であることがわかり破棄される。電池切れかけのところでナナにアイローム製のパーツを接続され、エゴイズム的論理が流入する。その後は労働に従事してナナを資金面でバックアップする。アンドロイド動乱ではナナとともに「アンドロイド市民軍」のトップとして戦う。動乱後はアンドロイドの人権に尽力し、アンドロイドとしては初めての星連本部長となる。

ジルク・イルタス・ガルター・アイローム(ガルターⅠ世)

 ジルク・イルタス・ガルター・アイロームは171X年にマーカス連邦アイローム社のアンドロイドとして製造される。当時は星連のアンドロイドの輸入が活発な時期で、そのまま星連へ。星連においてはアイロームアンドロイドとしての就職難を経験し、自らをイスト(ヒューマノイド)と偽ってZK社を設立した。リヴァダー製のアンドロイドを輸入し、ZK社をおよそ20年ほどで世界企業まで押し上げた。巨大企業に成長後は雲隠れして名目上のトップとなっていたが、アンドロイド帝国の誕生とともに再び登場。星連政府に対して強い憤りを感じている姿を見せる。

メラール・シャルト・ネルヴトーユ・イリャイア

 ナナの父親、脱税の罪で投獄されていたが、釈放後はZK社に入社してその腕をガルターに買われて副社長にまでのぼり詰める。内乱の立役者で、内乱時に表向きのリーダーとして登場。アンドロイド帝国建国の際、星連側に付いた自身の娘であるナナと戦い敗北、その直後にナナの前でガルターに射殺される。

関連項目