本項では長くなりすぎたファルトクノア史を紹介する。


戦前ファルトクノア史

第一次ファルトクノア紛争

アオカケスの翼は血に染まった。
→「ファルトクノア共和国

イスケ紛争

→「イスケ紛争

アクース内戦介入

アクース内戦において、ファルトクノア政府は社会行動党が牽引する社会主義体制の中で労働会議側勢力に賛同する勢力となった。これはヴァルエルク共和国による参戦要請を経て、派閥の支持に回った形であった。ファルトクノア共和国軍は2015年(19歳)にヴァルエルク軍のメーパ・ペズトゥーナテイ司令官によって非公式に作戦を指示されていた。エガ強襲降下ではユエスレオネ空軍隷下ファルトクノア空軍宇宙空間特別戦闘独立中隊隷下惑星降下独立中隊が作戦実行のために参戦しており、これを輸送するため輸送部隊が必要とされていた。共和国空軍は苦肉の策で、先の共同統合演習に参加していた士官学校の優秀者を集めてファルトクノア空軍ヘオサフィア特殊士官学校宙艦実習艦隊を編成し、エガまでの輸送を担当することになった。優等生であったレシェール・フミーヤ・ファイユは当然のようにこれに参加しており、クラウン・リン・レヴァーニ・クラリナイト少尉の率いる惑星降下部隊司令部を輸送することになっていた。ファルトクノア上空での準備中にレヴァーニは作戦統合会議に遅れてレシェールと顔を合わせ、彼女を怒らせることになった。レシェールは激怒し当時14歳のレヴァーニを下士官か兵卒だと思って上官とは気づかず、彼が入ってきた瞬間に殴る蹴るの暴行を加えたことでその場で問題となった。しかし、レヴァーニが「会議に遅れた自分が悪い」と不問にしたことや他に輸送を任せられる人間が居ないことから宙軍司令部から「実に不本意ながら、貴官以外にこの作戦を任せられる人間は存在しない」と下達が行われた。
 レシェールは惑星降下部隊を無事に降下することが出来た。彼女はファルトクノア本国に帰還することになったが、その際に副長などから強くレヴァーニに対する行いを咎められた。これに対してレシェールはレヴァーニのことを「臆病者で指揮官として二流」と言っただけでなく、「あんなのが降下部隊の前線指揮をやっているのであれば、あたしが代わっても大して変わらないでしょう?」と言い放って副官たちの顰蹙を買うことになった。ファルトクノア到着直前に輸送艦隊の旗艦艦長を努めていたレシェールは降下部隊が合意事項であった補給をヴァルエルク軍から受けることが出来なかったとの報告を受けるが無視する。降下部隊からの再三の救助要請と空軍司令部によって反転が可能かと尋ねられた時点でレシェールは疑念を抱き始める。そして、近くを護衛していたはずのヴァルエルク艦艇が沈黙したことから騙されたことを確信した。その直後にアクース政府軍の軌道上哨戒艇に発見されるがヴァルエルク軍の護衛艦艇の支援は受けられず数艦が被弾し、艦隊が散り散りになる中でレシェールは先陣を切って哨戒艇と戦いながら艦隊に呼びかけることで統制を取り戻し、兵装の少ない中で哨戒艇を撃退した。
 レシェール自身はすぐにでも戻って降下部隊を救助しようと提案するも、副官が燃料が無いことを指摘してファルトクノアへの帰還を余儀なくされた。ファルトクノア本国に帰国すると、第一復員団として盛大に歓迎されることになったがレシェールは余りの怒りで帰国して早々パレードには参加せず、すぐに寝込んでしまった。帰国から数日経つとレシェールは宙軍司令部に反転して降下部隊を救出することを進言するが、燃料がヴァルエルクから得られないことを理由に反転できなかった。レシェールは更に首相であるラヴィル・ドゥ・エスタイティエに面会して、助け出して欲しいと懇願した。ラヴィルは彼女の償いのためのその願いに救出を決意することになる。一方、地上軍ではファルトクノア軍から補給を行うことが出来ない旨を受け、戦闘は困難を極めていた。クラリナイトは小隊長でありながら、最高指揮官の元で雑用をやらされていたがその際に司令部の周りで迷子になっていたアクース人のチェスチュ・ソフヴァッハ(ćesć sofvohh)を保護する。保護の直後に司令部は敵の長距離砲火を受けて大爆発、最高指揮官含むクラリナイトの先任指揮官全員が不運にも死亡し、現場で大尉に昇進した。これにより全戦線の指揮についてはクラリナイトが責任を負うようになってしまった。しかしながら、大局の指揮の経験のないクラリナイトによる指示は前線を混乱させて、苦戦が続くことになる。そんな中、クラリナイトはチェスチュの指示を受けながら、指揮を行うことによって状況を打開していった。チェスチュはアクース民主革命で将校を努めていた名将の一人であった。チェスチュとの間には強い絆が生まれ、二人の指揮でファルトクノア地上降下部隊は防戦一方だったのが攻撃に転じることが可能になった。クラリナイトとチェスチュが時間を稼いでいるうちに本国ではラヴィル・ドゥ・エスタイティエ・ラタイハイトの外交的努力が行われ、サーヴァリア企業連合から輸送船を購入し、そこから燃料を引き抜いて輸送艦隊に補給を行うことに成功するが、クラリナイトが目を離しているうちにチェスチュが指揮中に司令部への長距離砲火を受けたことが彼の元に報告される。半狂乱状態のクラリナイトは政府軍を抹殺しようと無理な指揮を行い大量の兵士を撤退不可能な死の危険と隣り合わせにしてしまうが、チェスチュが生還したことが報告され二人の指揮で撤退を安定化させることに成功した。その間にヴァルエルクの裏切りを受けて地上降下部隊の救出を懇願されたファルトクノア首相であるラヴィル・ド・エスタイティエは地上降下部隊を助けるためにあらゆる外交手段を駆使することを約束した。ロフィルナ連邦共同体に燃料の購入を打診したが、当時海賊戦争中で被害が大量に出ていたために貿易船をフル稼働していて、燃料が足りていないとして拒絶されることになった。しかし、実際のところはロフィルナはニーネン=シャプチを後方支援しており、燃料が足りていたとしても利敵行為になり、外交的にも問題になるために拒絶したのであった。次にラヴィルはサーヴァリア企業連合に""燃料満たんの宇宙貿易船""を売ってもらうことを打診した。サーヴァリアはファルトクノアとの関係を持って自由解放連合内での亀裂を産むことを目的に貿易船をファルトクノアに売ったが、ラヴィルはその貿易船から燃料を引き抜いて自律強襲輸送艦に入れることになった。これだけの外交的努力をしたラヴィルに対して、司令官のスカースナ・ファルザー・エミーユはラヴィル・ドゥ・エスタイティエ・ラタイハイトと緊密な連携を取りながらもヴァルエルクの裏切りを受けた際に地上部隊の救援要請を聞きながら、レシェール・フミーヤ・ファイユに対して反転救出の不可を聞いてスカースナは輸送部隊の無事な帰還だけを目的に指揮を指示した。後のレシェールとラヴィルの努力には一切関わっておらず、これに関して軍総司令部に追求された時にスカースナは「私の仕事は政治家ではなく、軍人です」とのみ答えてその場を去っていったという。後にエガには、レシェールが率いる輸送艦隊が到着し、クラリナイトは救出されることになった。

ながれぼし事件

→「ながれぼし事件
シンテーア歴1739年1月17日、ファルトクノアは初めて国内への落下物被害を受けることになる。落下物自体に限らず、その衝撃波は建物の窓ガラスなどを破壊し、国民に大量の死者と負傷者を生むことになった。この自然災害ではラヴィル首相率いる共和国議会行政執行部首相府が中心に内閣による民間防衛施策を政令し、自然災害対応計画等を任務とするフィシャ・プレトゥエラフ長官率いる内務省環境庁の臨時チーム「緊急事態官房連絡委員会」が実際の対応を専門家と協議の上で検討した。
また、XXXXの惑星軍専門部隊による災害支援出動やXXXXのXXXX及びXXXXによる救援物資輸送などの国際的な支援を受けた。
ラヴィル首相は2020年2月20日にスラーン各地で持続的に発生し始めた落下物災害に対して、流星災害(理:Melifen zaktles)という災害名称を付して、対応を各所に命令した。緊急事態官房連絡委員会はプレトゥエラフ長官の命により、緊急事態官房連絡課として再編され、常設の自然災害対策部署として動くことが決定する。また、特に落下物災害に関わった現場人や専門家を集めて流星災害対策計画室が結成されることになった。
流星災害対策計画室の設立時、XXXX、XXXXのXXXX率いる中枢院関係者が同席した。後にXXXXのXXXX、ダン=ラ=ハンの後継者たる議会制民主主義獣人シャプチ国のオルサウ星衛主席、ヴァルエルク共和国の外交官が部隊訓練を視察した。

ラノー条約

 1735年に原加盟国として、アクースとニーネン=シャプチとの間に締約。ウェールフープ兵器共同条項の履行を担う。

ホートシェート条約

 1740年、リカルネ王国と軍事条約を締結。

ラヴィル派とリュイユ派の熾烈な政争

アクース内戦以後、ラヴィル・ドゥ・エスタイティエ・ラタイハイト首相率いる国体維持のために紛争介入に否定的なハト派であるラヴィル派とリュイユ外務省長官率いる影響力拡大のために肯定的なタカ派のリュイユ派が抗争を起こしていた。ファルトクノア宙軍の司令官であり、宙軍省長官であったスカースナ・ファルザー・エミーユはラヴィルから距離を起きながらも燃料不足などの理由から参戦に否定していた。これに業を似やしたリュイユは宙軍上層部の入れ替えなどで圧力を掛けようとしたが代替の人間が存在しないことから、これは失敗に終わった。このことから、リュイユ派であった内務省大臣ターフ・レシェファフが秘密航宙特殊部隊ゼーシャントを設立した。ラヴィルはこの特殊部隊の存在を知っていたが政治的な圧力よりこれを排除することは出来なかった。かといって、スカースナはラヴィルの指示に完全に同意して動いていたわけではなく、ラヴィルは彼女を信用していなかった。リュイユによるクーデターの可能性など政治的な圧力が強まる中、ラヴィルは首相直属の軍事組織を欲しがった。ラヴィルはルーワ・リーナ・ユリーサナン・ミナミラシャ・ラウィッラアン・ウィシヤ・フーン・ライシーラ陸軍省長官を予算拡大と引き換えに抱き込み、首相直属の軍事部隊を作るように圧力を掛けた。圧力に耐えきれなかったライシーラによって陸軍はこの首相直属部隊の構成に向かうことになる。
 政府は内閣からラヴィル派とリュイユ派に分裂に統制が取れなくなり始めていた。

マーカス内戦介入

マーカス内戦
ラヴィル派とリュイユ派の政争の中でファルトクノアはマーカス内戦へと介入する。リュイユ派は内務省警察庁捜査六課を燃料略奪などに出し、それに追随する形でラヴィル派はファルトクノア陸軍第619航宙技術実証研究大隊を投入し、様々な侵攻行為などを行い戦争犯罪を繰り返した。619部隊はアポラ動乱に際しても出動し、借金問題で困窮しているアポラを仲間として取り入れることに成功する。イェスカ主義化及びアポラ星連中央政府への集権化を押し進め、保護国とした。この時代に全体主義のハンゲンフォルタイナー・ザイユ・ファーダ・ルミリアがアポラにて台頭するが、政権掌握のところで619部隊によって暗殺することに成功した。また、ブレエルカ・スカルシュナによる特定技術者小隊(ファルトクノア)の設立などによって、リュイユが過激化しつつあったラヴィルに賛同する形で派閥闘争を沈静化させてゆくとともにラヴィルは独裁体制を強めてゆく。


対ヴァルエルク・プロパガンダポスター
「裏切り者国家ヴァルエルク 死ね!!!」

ファルトクノア経済保護圏成立

アポラ星系連盟の保護国化後、ファルトクノア経済保護圏と呼ばれる協力情勢が成立することになった。

ファルトクノア経済保護圏
ファルトクノア共和国
-経済保護圏(保護国、従属国、租借国など)
--アポラ星系国際連盟(保護国)
--天牌公国(従属国)
-関係国
--サニェーラ独立国(軍事交易、災害協力)
--ルスレード共和国連邦(軍事交易)
--アクース連邦(戦友国)
--ポード星連国家連合(戦友国)
-技術国
--クレデリア共和国(虚体技術)
--インテグラシオン連邦(軍事協力)

ファーダ暗殺

1756年、アポラ星系連盟において勢力を拡大しつつあったハンゲンフォルタイナー・ザイユ・ファーダ・ルミリア率いる全体主義を危険視したファルトクノア共和国首相府は619部隊に抹殺を命じ、これを暗殺した。

保護国財政健全化法の可決

アポラ星連の保護国化に伴い、ファルトクノア共和国議会は保護国財政健全化法を可決した。財政健全化のために要求したものは以下の通り。

  • 宇宙戦闘艦の管理移譲
  • アポラ宙軍の民営化
  • 宙軍の輸送艦を宇宙遊覧船に利用

アポラ星連星間軍事予備組織結成

1765年、ラヴェルト宙圏のファルトクノア経済保護圏アポラ星系国際連盟とファルトクノア共和国間で自衛能力再構築協定を締結、後にファルトクノア共和国とサニェーラ独立国に支援され、星間軍事予備組織(理:Stelaveisi'a acen farterniesnelen alarta / SAFA)を結成する。
また、アポラ・サニェーラ間の違法アンドロイド交易にて、表向きファルクトクノアからやって来た各地の機械亜人保護をサニェーラ独立国に依頼した形で偽装した。ファルトクノア共和国はアポラからアンドロイド売上のマージンを受け取るだけでなく、10000体のアンドロイドを保護受託と称して輸入した。

シルミア監査官補佐事件

ラヴィルは独裁体制を強化するために連邦統治監査官レシェール・ハルトシェアイユをヘオサフィア県にある619部隊の詰め所に幽閉する。統治監査官はユエスレオネ連邦の中央政府役人であり、緊急事態宣言によって統治主体を連邦議会行政執行部に移行することが出来る。ラヴィルはこの権限を持つレシェールを幽閉することによって、緊急事態宣言による統治主権の剥奪を法的に防ごうとした。レシェールはブレエルカ・スカルシュナに監視されていた(なお、殺害されることは無かった)。連邦統治監査官補佐アルテア・ファルザー・シルミヤは捕縛を逃れてユエスレオネ連邦へと帰還し、これを連邦議会で報告した。ラヴィルはこれを否定すると共にレシェールの無事を示していたが逆らえば家族諸共皆殺しにすると脅されていたレシェールには逆らうすべはなかった。問題であると認識したターフ・ヴィール・ユミリア社会党党首はさらなる調査を主張したが、野党連合の国民会議派はこれに対して主権侵害であるとして連邦議会では議論が紛糾した。こうしているうちにファルトクノアへの緊急事態宣言発令の可能性は無くなったのであった。


シルミア監査官

第二次ファルトクノア紛争

ラヴィルによる独裁体制の強化に対して、海軍中将ハルトシェアフィス・ブラーディヤ率いる「ファルトクノア社会民主主義グループ」(FDAS)が蜂起し、民主主義的選挙の履行と連邦調査団の受け入れを承認することを目指して政府軍と戦闘を起こした。ラヴィル含む政府首脳陣はこれに大激怒し、共和国新聞では「ヴァルエルクの差し金」「ショアンの陰謀」などの憶測が飛び交った。最終的にブラーディヤは619部隊によって暗殺され、海軍反乱軍は総崩れとなった。

第二次宇宙大戦

ニーネン=シャプチが有する植民地であるシャグマ=ラゴンにおいて、独立運動が激化した。ヴァルエルク共和国が植民地側に着いたことによって新秩序同盟と自由解放連合の対立が決定的となり、ファルトクノアにおいてもユエスレオネ議会の決定を仰いだ結果、自由解放連合と共にシャグマ=ラゴンを解放するために帝国主義者を排撃するために戦争に加わるという宣言(ユミリアの弓矢)を発表し、参戦する事を決定した。また、新秩序同盟の一国でありファルトクノア共和国の隣国であるショアン王国はベリオンの支援を受け、ファルトクノアに宣戦布告を行い、本土での緊張状態が加速した。最終的には戦争でロフィルナ連邦共同体政府に対して多額の賠償金の代わりに100年の租借地や特別な経済協定を結ぶなどの成果を上げたが、裏で協商連合との繋がりを指摘され、ヴァルエルク共和国ら自由解放連合との関係は悪化の一途を辿った。

ファルトクノア経済共栄圏成立

ファルトクノア経済保護圏成立後、ファルトクノア経済共栄圏と呼ばれる協力情勢が成立することになった。

ファルトクノア経済共栄圏
ファルトクノア共和国
-経済保護圏(保護国、従属国、租借国など)
--アポラ星系国際連盟(保護国)
--天牌公国(従属国)
--ラーツォルペン公国(租借国)
-関係国
--サニェーラ独立国(軍事交易、災害協力)
--ルスレード共和国連邦(軍事交易)
--アクース連邦(戦友国)
--ポード星連国家連合(戦友国)
-技術国
--クレデリア共和国(虚体技術)
--トラフィーナ文明統一機構(令咏術)
--インテグラシオン連邦(軍事協力)

連邦化政策の過激化

→「連邦化政策

保護国天牌国


戦後ファルトクノア史

ファルトクノア内戦

内戦の発端となったMLFF創設者アイラニーヤ・アレス・レヴィア

内戦の後の軍政の後、政権の長となったイプラジットリーヤ・アレス・レヴィア

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最終更新:2023年03月04日 18:21