曙光八百万

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曙光八百万 - (2020/06/08 (月) 21:30:46) の編集履歴(バックアップ)


アマテラス


「よいか、わたしは偉いのじゃ。たぶん最高に凄いのじゃ」


第七神座
神座万象シリーズにおける七代目の
神の名は「曙光(しょこう)」。本名はヒルメ
Dies irae PANTHEONの世界を統べる法則。

元となった渇望「化外を生まない」
(わに)*1にとっての楽園は、(こい)にとっての毒でしかない。
如何なる完成度を誇ろうとも栄枯盛衰、やがては滅ぶ。万人を救済する天上楽土に塗り潰そうが、生じた軋轢そのものが未来となって破滅を運ぶ
それは天狗道であろうと変わりなかった、畸形(ゆがみ)こそがその証明。
どれだけ弱かろうが、魂と心が有る限り、何処かで必ず渇望が育まれる。時の狭間か、宇宙の隙間か、手の届かないの外側たる虚無からさえも。
どだい多種多様な内界(こころ)を、天頂星一つで統べる事自体が不可能である。

だから代替わりそのものは良しとする。だが、今を生きる者として切磋琢磨してより良き未来を見据えて進むのだ。
曙光に今を託してくれた刹那黄昏に尽きぬ感謝を感じるからこそ、我らもまた良き形で継承して行かなければならない。
坂上覇吐久雅竜胆がその目に焼き付けた夜都賀波岐第六天波旬のような悲壮悲劇が生まれないように。
だから、曙光の世界ではどのような者にもその魂に見合った行き場所が見つかるようにしていく。
その法則は「歴代の神座世界を疑似再現し、魂の自由意思を尊重しつつ、人々の共生を促す」というもの。

総ての生命の魂があるべきところに導かれる世界。
進歩がない者は永劫水銀回帰
善に生きた者なら明星悲想天
悪に殉じた者には堕天無慙楽土
報われずに生を終えた者には黄昏輪廻転生といったように。
そしてそれだけに終わらず、人々が多様な価値観を許容して、互いに認め合いながら共存していく事を促し、継承して未来に希望を繋げていく。
これこそが絆の覇道太極、第七神座・曙光八百万である。

端的に言うならば、第五神座・黄昏輪廻転生をベースにその欠点の克服を図った法則である。
黄昏が危険分子もろとも一つの世界で(強引に)まとめて抱きしめてしまったのに対し、曙光は危険分子にもある種のガス抜きとしてその魂に見合った世界へ誘導する。
歴代の中でも非常に優れていた黄昏に工夫を凝らしているだけあって、自由型の理でありながら歴代でも類を見ないほどの安定性を発揮している。
なお、神咒神威神楽では第六を除く第一神座から第五神座までの世界を再現しているとの事だったが、神なる座に列し伝わる救世主では第六神座までを再現している事になっている。

当代の神座は高天原と呼ばれ、そこには求道神の面々と覇道神のヒルメが在住している。
基本的にその神々の中でバリバリと働いているのは死を裁く神・摩多羅夜行のみであり、彼は自身の行き先を見失ってしまったに寄り添い語らいながら化外の発生を未然に防いでいる。とはいえヒルメが言うには最近はほぼ無意識のオートに任せているとのこと。
その他の求道神たちは神座の守護者であり、自身の鍛錬に加え、たちに継承していく教師としての側面が強い。

なお、神座の中心に座しているのはヒルメの心臓と言える「桜の大樹」である。これは覇吐と融合していた畸形嚢腫と竜胆の有していた覇道が合わさり、「畸形本人が本人の分身の子供として新生した姿」と考えるのが妥当と言える。
舞い散る花弁はその一枚一枚が人の世界で人の魂。七枚花弁は神座の象徴。

非常に安定している神座ではあるが、如何に優れていようと座の世界のルールから逃れることは不可能。代替わりという破滅の要素は拭えない。当代の神が滅びる予兆とされる観測者の出現。謎の存在である観測者によるいつか訪れる滅びとは、ヒルメの死の訪れに他ならない。
故にそれを防ぐべく、八百万の理によるすべての時代の模倣再現を行い何故観測者は生まれるのか、神座という世界の根源とは何なのか、というすべての謎を解いていく空前規模の戦いこそがDies irae PANTHEONの物語である。
おそらくPANTHEONから第六神座を再現していることになっているのは上記の通り、観測者を知る為である。
なお、再現はあくまで模倣したものであるため完璧ではない。その時代の時間軸にはいない人物がいたり、話の流れが違っていたりする。


備考

なお、憶測の域を出ないが、シナリオライターの正田崇が「ヒルメと最も相性が良い神格は黄金」と挙げたのは、彼女の出自にとある物が関係しているからではないかと推測できる。


関連項目



  • Frohe Weihnachten! 提督と王子やりながら執筆してたらPCがバグって再起動して一から書き直しになった。間違ってたらすまんが、加筆訂正は頼む。 -- クリスマスにPCの前でもくもくと本項を書く爪牙 (2018-12-25 00:09:24)
  • いつも思うが、夜行さんだけ業務量が飛び抜けてるよな、 -- 名無しさん (2018-12-25 13:06:13)
  • 刹那でも黄昏でもなく黄金が一番相性がいいらしいが獣殿とヒルメの会話って想像つかねえ -- 名無しさん (2018-12-25 17:45:44)
  • 水銀が支配領域を拡張したせいで無限の平行宇宙×過去現在未来の無限の魂を裁くことになった夜行さん -- 名無しさん (2018-12-25 18:35:26)
  • 死後裁判は座の興亡期の兆しが座にいる覇道神じゃなくても知覚できるからいいシステムではあるwマリィの時はマリィ自身がアカン兆しを見て見ぬふりしちゃったからな… -- 名無しさん (2018-12-25 19:52:30)
  • 夜行さんの仕事って全てからあぶれた人の面談とその後の面倒じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2019-01-03 08:27:57)
  • 本来治世は覇道神の領分だけど、あぶれる魂という治世において危険信号が分かりやすく出る部分を覇道神と求道神で管理する権力分立してるんだよなw -- 名無しさん (2019-01-03 13:59:52)
  • 鯉のネタ元は多分今昔物語出展だろうけどこの話だと鰐鮫に勝って追い出してるし、比較的優美な扱いされてる側の魚だが実態は濁った悪環境でほぼ何でもバクバク喰って生息するゲテモノの部類だったりする -- 名無しさん (2019-01-27 14:06:01)
  • そういや、神咒の時には死後概念の更なる追加も可能ってあったけど、ようはアップデートってことなんだよな。そこは第三神座と同じだからこそ、水銀の発生のようにアップデートに端を発する致命バグを引き起こしかねないかも -- 名無しさん (2019-11-05 13:08:13)
  • あれはアップデートに因るバグではなく、座の始まりがタイムマシンだったことによる平行世界の発生が原因だったんじゃ?そこを解決できなかったからこその「潔く座を降りた」だったはず -- 名無しさん (2020-03-13 23:13:50)
  • 歴代の天を奉る覇道神と求道神六柱という過剰染みた戦力に加え、座のルール的に内部から崩壊する可能性が少ない上民の幸福度も高いと先人達を見習ってるだけあって割と完璧な天。だからこそミトラとナラカも重い腰をあげて動き始めたんだろうが -- 名無しさん (2020-06-08 17:22:28)
  • 語られてないだけで真我と天狗道も一応死後概念の一つに数えられてるんだろうか。天狗道以上におばさんの宇宙選ぶ奴なんていねーだろって感じだけど -- 名無しさん (2020-06-08 17:24:17)
  • ↑一部のドMならいるんじゃない?「リンチにされて転墜して発狂して悲惨な末路を遂げてミトラの玩具にされて人生台無しにされた超嬉しいいいいいいい!!!」って感じの奴 -- 名無しさん (2020-06-08 19:01:28)
  • 曙も正直波旬みたいな「触れただけで総てを破壊しようとする邪神」みたいなのに弱い気がするんだけど、そのへんどうなんだろうか -- 名無しさん (2020-06-08 19:13:27)
  • まだ出てきてないんじゃない?それを何とかするために覇吐たちも色々やってるんだろうし -- 名無しさん (2020-06-08 19:19:23)
  • 神座が優しすぎ&守護者が座に居る訳じゃないから予兆への対応が場当たり的だったって黄昏の反省点を内務夜行殿、情報集め紫織、方針竜胆とかみたいに高天原に分担出来てるのは結構な改善かなって -- 名無しさん (2020-06-08 20:42:00)
  • 宗次郎.... -- 名無しさん (2020-06-08 21:30:46)
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