英数字の用語集





【FUKO軍団】


 今ロワの薄幸なキャラたちのこと。基本的に、「改造人間」、「同族殺し」、「異形」のような感じのキャラが多いため、変身ロワにはほとんど日常作品など参加しておらず、戦いが隣にある連中があるような奴らが参戦していることが多いのだが、その中でも、一人でインフィニティ復活させられるレベルでFUKOのゲージを上げまくれるような連中はこちらに記す。

相羽タカヤ

 安定のFUKO。家族殺しの宿命を背負わされたテッカマンで、アニメ史上最も不幸とまで言われる戦士。
 本作では、参戦時期的にブラスター化が可能であるが、本人はその弊害をよく知らないうえに、シンヤとの戦いで使用し、弊害によってのた打ち回って気絶した後、京水に殺されかけている。
 また、相羽ミユキもタカヤよりも先に逝ったが、タカヤと同じくらいFUKOである。

原作での活躍
  • 幼少期に母親が火災で死亡。
  • アルゴス号に乗って旅に出るも、本人含め家族や乗組員全員がラダムによってテッカマンにさせられる。
  • しかし、本人は辛うじて父親に助けられ、洗脳されずに済むも、父親は死亡。同時に、テッカマンとなった家族を殺す宿命を背負わされることになる。
  • 最愛のが洗脳されずに生きていたことが判明するが、すぐに目の前で自爆。
  • 強化されてブラスターテッカマンへと変身可能になるが、ブラスター化すると記憶が消えていくことが判明。
  • 弟や兄を倒した後、死んだかと思われたが、廃人となって地球にやってきた(最終回)。
  • 後日談では、彼もまた他のテッカマンと同じように暴走したことが明らかになっている(その後は記憶を取り戻したり、自由なブラスター化が可能になったり、やや救われているようだが)。

月影ゆり

 プリキュア界のFUKO代表にして、おそらくプリキュア史上最も不幸な幼女のトラウマ。
 基本的に幸福やウルトラハッピーが隣にあるプリキュアにおいて、こんなに境遇が暗いキャラは異例である。
 本作では、参戦時期が原因でマーダー化し、仲間を殺したり、その全部が無駄だと教えられたり、幼児化したり、最終的に精神まで幼児退行しながら幸せな光景を思い浮かべて死んだり、始まってから終わるまでほとんどFUKOである。

原作での活躍
  • 父親が行方不明になり、数年後も母親がそこから立ち直れていない(毎日のように父のご飯を用意)。
  • 団地で母親と二人暮らしと、なんか妙にリアルな家庭。
  • パートナー妖精が目の前で殺される(しかも黒ずんで消し炭のような感じで消えていくトラウマな死に方)。
  • 母親をダークプリキュアに襲撃される。
  • 何度もゆりを狙い、パートナー妖精を殺した因縁の相手・サバーク博士が自分の父親だった。
  • やっとの思いでダークプリキュアを撃退(実質的殺害)したら、「ダークプリキュアはお前の妹だ」と言われた。
  • その後、父親が目の前で爆殺された。
  • これらの不幸に対するフォロー一切なしに最終回で、まるでハッピーエンドのように片づけられた。

美樹さやか

 鬱アニメと言われている「魔法少女まどか☆マギカ」の魔法少女で、この作品を象徴するキャラの一人。
 魔法少女に対して明るいイメージを持っている人を驚かせたが、ぶっちゃけ上のゆりよりはマシ。一応、ミンキーモモも交通事故で死ぬし、セーラー戦士も全滅するし、おジャ魔女も友達が病死したし…有名な魔法少女は意外と不幸体質も多い。
 本作では、対主催だったのだが、登場話から色々あっていつものさやかになってしまった。

原作での活躍
  • なんか魔法少女と魔女の争いに巻き込まれ、目の前で巴マミがグロ死。
  • 幼馴染で、さやかが好意を寄せるバイオリンの名手・上条恭介は交通事故で手の自由を奪われる。
  • 彼に手の自由を与えるために魔法少女として契約してしまう。
  • 契約して魔法少女になった後、なんか物凄く悲惨な運命について教えられた(ソウルジェムが本体になったり、魔女化することが判明したり)。
  • モタモタしているうちに、親友・志筑仁美も恭介のことが好きだと判明し、彼女のほうが先に告白して成就してしまい、失恋。
  • ソウルジェムが濁って魔女化し、佐倉杏子の手によって葬られた。
  • 最終回で改変された世界では、マミや杏子など死亡した魔法少女が復活したのだが、さやかだけは消えた。

園咲霧彦

 こいつは比較的まともなのだが、FUKOというより不憫。
 本作では、割とグイグイ生き残ったが、序盤でもトップクラスの瀕死ぶり、園咲冴子による無視、守ろうとした山吹祈里早乙女乱馬がその後立て続けに死亡…など、かなり不憫な存在である。
 しかも、原作で早期退場したせいで、左翔太郎園咲冴子くらいしか面識のある人物がいない。

原作での活躍
  • 敵の幹部だったが、本編1クールあたりで急に退場する。
  • その際、妻であった冴子の裏切りが死の原因である。
  • ふうとくんキーホルダーを左翔太郎に託したが、その後しばらく放置された。
  • 妻の冴子は霧彦そっちのけで、新しい恋人作ってた。
  • やっと回想やらで再登場したと思ったら、妹がドーパントになっていた。
  • その妹が最終的に全ての記憶を失った(霧彦のことも忘れた)。


 まあ、最初に記述した通り、本作に参戦するほとんどのキャラが重すぎる境遇を持っているため、こうして羅列するとほとんどキリがない。特に「仮面ライダー」シリーズは人間としての幸せを奪われたうえに、身内の死や同族殺しが多く、本郷猛は親友(サソリ男)に裏切られて葬ることになり、結城丈二は知らぬうちに人殺しの手伝いをされて助手まで殺され、沖一也は同僚や師匠が殺され、村雨良は記憶と姉と人間の体を奪われ……とかなり悲惨。しかも全員両親が死んでいる。
 「ウルトラマンネクサス」の参戦キャラには、幸福なキャラが一人もいない。孤門一輝は唯一心の支えだった恋人が死んだし、姫矢准は戦地で親しい少女を喪ったし、西条凪は幼少期にビーストに家族を殺されたし、溝呂木眞也はアンノウンハンドに操られて殺人を散々させられた挙句に死亡した。石堀光彦もウルトラマンの模造品として生み出され生きてきた存在であり、悲しい存在といえば確かにそうでもある。
 「魔法少女まどか☆マギカ」、「宇宙の騎士テッカマンブレード」も鬱アニメと言われるだけあって、かなり不幸体質ばかりである。
 他には、母親に虐待を受けながらも母に尽くし、自分がクローンであると知り母親に拒絶されたフェイト・テスタロッサ、生まれてからほとんどの時間を自由を奪われラビリンスで感情を殺して生きてきた東せつな、最悪の名前が原因で名乗ることさえできずに生きてきたパンスト太郎なども超悲惨な連中がいる。
 片親や両親がいないキャラ、両親が殺されたキャラなども多い。



【JCキラー】


 モロトフことテッカマンランスの別名である。
 何故こう呼ばれるか……それは、彼のキルカウントや戦闘相手に注目すると、ほとんどJC(女子中学生)ばかりであるためである。
 巴マミに関しては、厳密にはマミ自身による消耗で死亡しているが、実際のところマミに致命傷を与え、放っておけば死ぬあたりまで消耗させ、ダメージを与えたのは彼であるため、主催者公認キルカウントに指定された。
 どちらにせよ、東せつなというJCを殺害しており、彼の無双っぷりはとどまることを知らない。

 戦闘相手も、最初の戦闘相手は巴マミ桃園ラブ、二番目の戦闘相手は佐倉杏子東せつなと、全員女子中学生であった。ラブに対しても、かなり深刻なダメージを与えており、マミによる回復がなければ、この後の行動に対する影響は大きかっただろうと思われる。
 で、マミ&ラブ戦が原因で、彼はプリキュアと魔法少女に執着し始めることになっている。
 彼が成人男性である事を考えればあまりにも情けない気がするが…。

 ちなみに、彼がこうしてJCを相手に無双しまくる理由は、一説によると「スーパーロボット大戦W」において、幼女(ミヒロ・アーディガン)にボコボコにされたことが原因だとされている。
 出典は「宇宙の騎士テッカマンブレード」であるため、今ロワに参戦している彼とは全く無縁の出来事なのだが、心のどこかにはこの時の記憶があるのかもしれない。

 魔法少女やプリキュアは女子中学生だが、「魔法少女リリカルなのはシリーズ」のキャラは女子小学生まで含まれる。
 今後、彼女たちに会った場合、ランスさんはどう行動するのか気になるところである。



【mktn】


 プリキュア界で最も不遇っぷりが目立つキャラ・キュアベリーこと蒼乃美希のあだ名(ラブによる愛称・美希たんの母音をとってmktn)にして、このロワでも案の定空気な少女の称号である。
 他ロワの某仮面ライダークウキや、今ロワの某テッカマセランスのように、本編での不遇っぷりをロワで挽回するキャラが多い一方、彼女は当ロワにおいても非常に不憫。
 他に今ロワ序盤の空気キャラといえば、冴島鋼牙一条薫姫矢准血祭ドウコク孤門一輝など、戦闘力の強さが異常な連中ばかり。
 生身であるはずの一条さんもファンからネタにされるほどの万能ぶりであり、孤門は所属している部隊がウルトラ史上屈指のチート防衛軍の前線であるうえに最終回で最強のウルトラ戦士になってしまうような男だった。
 要するに、彼らに関しては強すぎて扱いづらいというのが原因で空気と化した可能性が高い。ネクサスや牙狼は把握している書き手が少ないのも一つの原因かもしれない。

 …ゆえに、上に名を連ねる空気たちの中では異質。
 なんだか原作でもロワでも可哀相なことになっている。
 孤門ともども、序盤の話では他キャラ視点で始まり、オマケのような扱いで描かれていることが多く、mktnたちのコンビがメインに書かれた回は第一回放送までに一度もない。その後も他キャラの視点から始まることが非常に多いため、空気というか他キャラのオマケと化している。
 辛うじて放送後に変身はしたものの、それは別に戦闘回というわけではなく、ほとんど戦闘にも関わらない。
 ようやくまともに戦闘したのが第二回放送終了後である。

 一応、仲間のプリキュア自体はかなり多く参戦しており、mktnはハトプリ勢を含めた仲間について考えるシーンが多い。
 …しかし、その反面で他のプリキュアが揃いも揃ってクロスオーバーする他参戦作品との絡みが多く、mktnのことをちゃんと覚えてる人は少なめである。つぼみに至っては、フレプリ参加者全員に無視を決め込んでいた。 



 ……とか何とか当時は言っていたが、気づけばちゃっかりド終盤までちゃんと生存。
 途中合流した杏子などとは反発しつつも友好的に接し、同作のラブとも合流して一緒に行動するなど、尖ってないぶんわりと安定的な立ち位置で立ち回り続け、友人を心配し続けたりリアリストになりきれなかったりといった一面も魅せつつ、理性的で居続けられる精神的成熟ぶりが功を制した。
 最終的には、最初に合流した孤門ともども、主催戦で重要な役割を担う事となり、彼女抜きでは対主催陣営が詰んだ可能性がある場面もチラホラとある。
 不遇で目立つ機会は少なく、エイプリルフールでネタにされたりもしたものの、最初に合流した相手とほぼ離れる事なく最後まで戦い続けたパロロワ的にも珍しいタイプのキャラクターとなった。


最終更新:2018年02月26日 01:54