あ行の用語集





【青の子】


 文字通り青をイメージカラーとしたキャラのこと
 変身ロワにおいてはなぜだかこの系統のキャラが不幸に遭いやすい印象を受ける
 現在の状況を纏めると

スバル…熱血対主催だったがノーザに洗脳されてキルスコアをあげてしまう。しかも現時点では6人も殺害しており、トップマーダーになってしまった。さらにノーザ殺害後にはアクマロの操り人形になったり、溝呂木に利用されたりと、外道キャラのおもちゃ状態となっている
さやか…三影にハートブレイクされ、スバルほど恒常的なものではないとはいえ溝呂木に洗脳される。さらには死亡したまどかやマミと合流した妄想に襲われ、最期は誤解で五代を殺した絶望でソウルジェムを濁らせ死亡
流之介…重傷を負った上、推測レベルとはいえ殿のマーダー化に気付いてしまい、その後の戦闘で死亡
美希…今のところ不幸な目には合ってない。空気だが
えりか…早期退場、しかも仲間に殺される

 こ れ は ひ ど い
 せめて美希には頑張ってほしいものである
 中の人がさやかあちゃんと一緒だけど
 というか空気という意味合いで逆に不幸な気がするが(第二回放送まで完全に空気)

追記
他にも、登場話で活躍したものの次の2話目で保護対象も守れないまま死亡した照井竜(トライアル)やガイアドライバーのフィルター機能を破壊された園咲霧彦(ナスカレベル2)など、青の子の不幸はとどまるところを知らない
さらに、ここで名前を挙げたキャラのうち、第二回放送後まで生き残ったキャラがmktnだけという散々な結果となっている



【安定と信頼のさやか】


 美樹さやかの身に巻き起こる不幸について、読み手より付けられた称号。
 彼女は原作において、作中最高レベルの不幸に見舞われた上で死を迎えてしまい、
 更には派生作品であるゲーム版において、アニメ版を上回る更なる不幸に見舞われるという悲惨な目にあっている(しかもこの不幸についてだが、ゲーム発売前のインタビューで脚本家が「今までこれほどさやかに優しくしたことはない」と発言した上で起きているのだ。誤解が無い様に一応付け加えておくと、さやかが原作より救われる展開も進め方次第では勿論起こるのだが、それを知らぬプレイヤーには「さやかは不幸が当たり前」という印象を更に植えつけられてしまった)。
 そんな彼女だからか、初登場話にていきなり三影によって心身共にボロボロにされてしまった際には、読み手諸氏から「ああ、やっぱり不幸になったか」「安定と信頼のさやかポジション」という、不幸になって安心したというとんでもない感想が寄せられてしまったのである。
 そして今もなお、溝呂木にいい様に利用されるという形で彼女の不幸は続いている。
 果たして、彼女が幸運を掴める日はくるのだろうか……

追記
結局幸せを掴めずに死亡したが、つぼみとの出会いにより多少は安らかな気持ちで最期を迎えることが出来たようである



【因縁】


 今ロワは、一応バトルものなので、何かと他の参加者と因縁のあるキャラクターが多い。元々、「正義と悪」という因縁は確かに持っているのだが、その中でも特に強いしがらみは、やはり、元の世界でも殺し合う必要があったライバルたちだろう。
 あるいは、それは友情に近いものかもしれない。時たまロワで新たな因縁が構築され、それが果たされる事もあるが、一応ざっと纏めてみよう。

【原作にあった因縁】
高町なのはVSフェイト・テスタロッサ:何もかもが対照的な二人の魔導師。何度もぶつかり合い、後に和解。
高町ヴィヴィオVSアインハルト・ストラトス:敵同士というより、スポーツのライバル。普段は仲が良い。
照井竜VS井坂深紅郎:照井は両親と妹を井坂によって殺害され、一時は復讐の鬼となっていた。
村雨良VS三影英介:かつては親友だったが、袂を分かった事で衝突する運命にある。
志葉丈瑠VS腑破十臓:互いの剣に何かを見出し、その後は何度も斬り合っているライバル。
志葉丈瑠VS血祭ドウコク:火のモヂカラに弱いドウコクと、父を殺された丈瑠。特に意識し合う敵である。
梅盛源太VS腑破十臓:実は丈瑠並に十臓と積極的に絡んで戦っているのは源太だったり。
月影ゆりVSダークプリキュア:ゆりの半身であるダークプリキュアは父を獲得するために戦う運命。
早乙女乱馬VS響良牙:あかねを取り合って戦う事が多い名ライバル。喧嘩するほど仲が良い。
天道あかねVSシャンプー:こっちはこっちで、乱馬を取り合って戦う事も。
桃園ラブVS東せつな:当初は敵同士で、一対一で決着をつけたくらいだったが、後に和解。仲間となった。
孤門一輝VS溝呂木眞也:孤門の恋人・リコを殺害した張本人が溝呂木。一時は憎しみに囚われる。
孤門一輝VS石堀光彦:本当の仇はコイツでした。ウルトラマンノアとダークザギの因縁はちょっと別物?
西条凪VS溝呂木眞也:かつての上司で憧れであり、互いに憎しみや執着を向け合う。
相羽タカヤVS相羽シンヤ:仲は良いが、お互いに相手を超えるべく戦う兄弟。後にシンヤは洗脳され、本当に殺し合う事に。
冴島鋼牙VS涼邑零:零は当初、鋼牙を父と妹の仇と勘違いして襲い掛かった。後に和解。
冴島鋼牙VSバラゴ:バラゴは鋼牙の父の仇にして、同じ男を師とする魔戒騎士。剣技も運命もまた表裏一体。
涼邑零VSバラゴ:零の本当の仇はバラゴ。
涼村暁VS黒岩省吾:なんやかんやでライバルになり、互いにいやがらせをしながら戦い合う仲。実は仲良い。

【ロワでの新しい因縁(特に強いもの)】
高町なのはVSスバル・ナカジマ:洗脳されたスバルが特に強い反応を示した相手がなのは。
アインハルト・ストラトスVSン・ダグバ・ゼバ:乱馬とともに、ダグバと戦闘。
左翔太郎VSゴ・ガドル・バ:どっかのロワでもそうだが、翔太郎はグロンギと因縁があるような…。ダグバとも戦った。
園咲霧彦VSゴ・ガドル・バ:子供たちを守るため、ガドルに挑み大敗。しかし一太刀浴びせ、ガドルの興味を引く。
大道克己VSダークプリキュア:何度も戦い、その果てに克己によってゆりが殺害される。
泉京水VSモロトフ:何故か二回も戦う事になった。夫婦漫才。
泉京水VS東せつな:京水は女に厳しい。戦わなかったがライバル視されている。
一文字隼人VSバラゴ:数回戦ったが、有耶無耶になり、結局バラゴがライダーを倒せる事はなかった。
村雨良VS大道克己:心なき者同士のシンパシーで、戦う事で生を証明するライバルとなった。
梅盛源太VSダークプリキュア:当初の戦いの後、再会して共同戦線。ダープリを救うために戦うも源太は無念の死。
腑破十臓VS大道克己:戦いを好む者同士。悪と悪の決戦。
花咲つぼみVSダークプリキュア:今回は明確に、ダープリの色々を知って助け出そうとしている。
来海えりかVSダークプリキュア:彼女だけダープリと因縁がないのはかわいそうなので、一応入れとく。同情票。
明堂院いつきVSダークプリキュア:彼女もまたダープリを助け出そうとしている。
美樹さやかVS花咲つぼみ:一話だけだが、いろいろあってぶつかりあい、後に和解。
佐倉杏子VSゴ・ガドル・バ:ガドルに仲間を奪われ、何度か交戦。
佐倉杏子VS血祭ドウコク:姫矢殺しの敵討ちで何度か戦う。親父のせいか、杏子が酔っ払いのドウコクに腹を立てる場面も。
早乙女乱馬VSン・ダグバ・ゼバ:祈里の仇であるグロンギを倒すために交戦。アインハルトとともに、ダグバに致命傷を与える事に成功するも乱馬、死亡。
響良牙VS村雨良:当初交戦する事になったが、比較的仲は良く、一緒に行動しているうちに仲が深まる。作中、村雨最大の理解者は良牙と克己だろう。
響良牙VS大道克己:彼とも何度か交戦しており、そんな中で克己の事も理解する。克己もまた死亡したが、克己のドライバーをなんやかんやで良牙が持っている。
桃園ラブVSモロトフ:マミやせつなを殺害したモロトフと決戦。二度の交戦の果てに、勝利と言っていいやら、完全敗北と言っていいやらな結末を迎えた。
相羽タカヤVSモロトフ:本編ではさほど大きな因縁はなかったが、今回はモロトフが打ち砕かれたプライドのために戦った。

まあ、ざっと見て強い因縁はこの辺りだろうか。
今後も生存者の中で、更に強い因縁が構築されていくかもしれない。



【受け継がれる力】


 本作の変身能力の多くは、人から人へと受け継がれていく力である。
 「ウルトラマンネクサス」で、ネクサスの光が「NXUS それは受け継がれていく魂の絆」と語られたように、力を受け継いでいく事がこのロワの裏テーマとなっている。
 ガイアメモリのように誰でも使える能力とは対照的な、「本人以外使用不可」な道具も、今作では原作の描写に倣って、受け継がれていく事がある。
 そのため、死者が出たとしても、その意思や力を継ぐ誰かが、やがて何かを果たしていく。

 参戦作品では、「ULTRAMAN」、「ウルトラマンネクサス」における真木舜一→姫矢准→千樹憐→西条凪孤門一輝のリレーが印象的だが、「仮面ライダークウガ」、「ハートキャッチプリキュア!」、「侍戦隊シンケンジャー」、「牙狼」など「先代」の存在や「後を継ぐ者」の存在がある事も多い。
 また、「らんま1/2」には先人が作り上げた技を、一部キャラクターが継承していく姿も描かれている。

 今作では、次のようなリレーが行われている。

ウルトラマンネクサス:姫矢准佐倉杏子蒼乃美希孤門一輝(ノア)
仮面ライダークウガ:五代雄介一条薫
キュアパッション:東せつな佐倉杏子
キュアムーンライト:月影ゆりダークプリキュア

 形ある物だけではなく、意思や魂もまた、次の者たちに引き継がれていく…。



【えりかの不幸】


 上記の【青の子】でも触れたが、参加者の来海えりかは早期退場しているのだが、彼女はなんと、死ぬまでに目撃・遭遇した相手が三人とも同作品のキャラなのである。
 というか、一日目の早朝に退場するまでに、花咲つぼみ以外の全員と遭遇しており、ある意味で同作キャラのジンクスを究めたのが彼女とも言える。

  • 明堂院いつきを発見し、追いかけるも気づかれずに追うのをやめる
  • 直後にダークプリキュアの奇襲を受けて気絶
  • えりかを人質に月影ゆりをおびき出したダープリに二人で善戦するも、直後にゆりに殺される

 など、とにかく同作キャラにフルボッコを食らっており、しかもいつきなどはえりかとすれ違ったことにさえ気づいていない(ここで遭遇できていればこの段階での悲劇は回避できた可能性が高い)。
 一見すると仲間に会うことは心強いようだが、それが必ずしも良いこととは限らない…。

 ちなみに、ダークプリキュアに至ってはハトプリの参加者全員(ダープリ除いて4名)と合流しており、ハトプリのキャラは比較的同作キャラと合流しやすいことになった。



【エンディング】


本ロワのエンディングについて。
変身ロワは、特殊なマルチエンディング方式を採用している。
ただし、物語が分岐するのではなく、物語のその時点での結末が後で塗り替えられるというのが正確なところ。
文字通り、結末が「変身」するのが変身ロワイアル。
主催を倒したかと思えば裏の主催が登場し、バッドエンドかと思えても諦めずに立ち向かい結末を塗り替え、ハッピーエンドが訪れればその中に影が生まれる。
本編終了から二年が経過した後、真のエンディングと呼ぶべき物語が繰り広げられていく。

以下の四種のエンディングすべてを迎えた後、この物語は終了する。

以下、変身ロワにおけるネタバレを含む


+ 開示する

最初のエンディング:主催勝利エンド


208話「崩壊─ゲームオーバー─(12)」で読み終えた際のエンディング。
参加者・石堀光彦の策略が成功し、ダークザギとして覚醒した彼に順に倒される仲間たち。
しかし、参加者同士が交戦している間に、主催側の当初の目的であった「全世界の管理社会化・支配」が完了する。
そのため、用済みとなった参加者たちは主催本拠地に向かうより前に管理済の世界に強制送還される事が決定。
多くのロワのように「脱出」するのではなく、バトルロワイアルそのものが目的の一つに過ぎなかったゆえに中断するのである。
一見すると殺し合いから解放されハッピーエンドに思われるかもしれないが、戻った先はかつての守るべき世界ではなく、管理されたディストピア。人々に向けられる感情も良いものばかりではなく、「追われる身」としてそれらの世界に投げ出される事になる。
wiki上ではここでゲームが一度終了しているため、普通のロワでは最終回までを示す「ゲーム終了までの本編SS(未)にはこの回までが載っており、以後は「ゲーム終了後の本編SS」として扱っている。

二番目のエンディング:対主催勝利エンド


219話「変身─ファイナルミッション─(10)で読み終えた際のエンディング。
上記のディストピアにてそれぞれが世界の状況を把握した後、彼らはそれぞれ時空管理局に探し出され、保護される。
管理局の尽力により再度、変身ロワイアルの世界に突入し、カイザーベリアルを倒すべくゲーム・リスタートする参加者たち。
加頭順や仮面ライダーコア、そしてカイザーベリアルなどの敵たちを撃退し、彼らは遂に「愛」によって勝利、世界を解放する。
戦士たちはそれぞれ別の道を行きつつも、世界同士が繋がった事で再び顔を合わせる機会に恵まれるなど、かなりハッピーエンド風味な形の大団円。
一方で、主催戦でラスボスと相打ちとなった響良牙、主催を倒した事で己の存在が消滅する涼村暁などの犠牲者も生じ、生還ののち仮面ライダーとして実生活の中で死亡する左翔太郎などもいたが、基本的に彼らにとって幸福な終わり方だったともいえた……。




はずだったが……。




三番目のエンディング:優勝エンド


エピローグとなる220話「世界はそれでも変わりはしない(1)」の中で予告され、同話の中で発生する事になるエンディング。
80年後、生還者が翔太郎同様、普通の人生の中で死んでいき、生きている参加者はの残り二名だけになってしまう。

この時、終わったはずのバトルロワイアルは、再び動き出す。
主催戦後も「最後の一人が願いを叶える」というシステムそのものが動き続けており、生き残った一人が願いを叶える権利を得るという結末が待っていたのである。

「彼」が求める願いは、「殺し合いそのものをなかった事にして正しい時間を取り戻す」事。
「彼女」が求める願いは、わからない。
少なくとも、「彼」が勝てば、80年積み上げられた多くの歴史も、変身ロワイアルの中での物語もすべて消えてしまう。

「彼」か「彼女」。
このどちらかが生き延び、「願いを叶える」までが、「優勝エンド」である。

四番目のエンディング:全滅エンド


優勝者もまた、死亡する事が確定している。
それを以て、物語は真の完結を迎える。
乞うご期待。



最終更新:2018年02月26日 02:30