おるだいか
グラ・バルカス帝国帝王府副長官。名前の由来は、時代劇の悪役「お代官様(おだいかんさま)」からと思われる。
軍需産業系企業
カルスライン社の
エルチルゴと癒着しており、便宜を図り賄賂を受け取る汚職官僚。初登場時も、帝都
ラグナの高級料亭ミルトコウモでエルチルゴから接待を受けていた。
皇太子
グラ・カバルを馬鹿呼ばわりしており、後述の奸計を鑑みると忠誠心には乏しい様子。これは作中に登場したグラ・バルカス人が忠誠心に篤いのを考慮すると異質であり、上司の帝王府長官
カーツとは正に真逆である。
軍需産業から更なる賄賂を受け取るため、グラ・カバルの前線への視察を利用しようとする。前線が危険な状態であるにも関わらず、
視察を帝王府権限で止めることも出来たのに情報を全て握り潰しその強行をアシスト。
その結果、視察先の
バルクルス基地が
陥落した際にグラ・カバルが連合軍側に捕まり、
日本懲罰作戦の発動とそれに伴う兵器生産が決定。本人の目論見は成功したかに見えた。
ところが、
日本国の消滅を確信していた彼の予想を裏切り、この作戦は
帝国史上空前の大惨敗にして大失敗。
一連の戦闘で、日本の軍事技術が帝国のそれを圧倒的に上回ることも判明し、帝国に滅亡の危機が迫る事態に凍り付く羽目になる。
彼の一連の行動は、帝国の完勝と日本国の消滅を確信していたが故にできたことであった。しかし、己の私利私欲のために皇太子を死の危険に晒すなど、明らかな国家に対する反逆・背信行為である。発覚すれば戦争の勝敗とは関係無く、失脚どころか確実に極刑であろう。
その危険に気づかないほど愚かだったのか。気づいていたなら何故それを承知で奸計を巡らせたのか。そもそも何故このような人物が帝王府副長官という要職に就けたのか……。
話的にも何らかの報いを受けねばならない立場なのは間違いなく、エルチルゴと共に今後の動向が注目される。
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最終更新:2024年05月21日 20:35