すのっら しゅっぱん
中央暦1643年6月に出版したフリッグデイにて、『
温室育ち グラカバル殿下の遊惰な日々』という見出しの記事を出し、同記事内で「グラカバルは安全な場所にしか行けない臆病者」という趣旨の批判記事を出した。
……のだが、
それを当のグラ・カバル本人が読んでしまったことで、当人は最前線である
バルクルスへの視察を強行。
結果、カバルは
第二次バルクルス基地攻撃に巻き込まれて捕虜となり、さらに負傷したことで日本に治療のため移送。さらにをそれを受けた帝国が
前代未聞の大艦隊を日本に向けて派遣するも大惨敗し、
帝国が滅亡しかねない大損害を受ける一因となってしまった。
なお、カバル出発直前の時点で王款庁職員らは同記事の記者を不敬罪で逮捕し、『フリッグデイ』そのものも休刊に追い込むことを決意している。
書籍6巻の付録には6月のフリッグデイの見出しが載っているが、その見出しも『
巻頭特集・実録! 特務軍司令ミレケネス大将閣下の麗しきお姿』だの、『
外務省のアイドル・シエリア嬢 爛れたレイフォリア勤務!?』だの、いかにもゴシップ誌である。
一方で『連戦連勝を重ねるグラ・バルカス帝国軍に見えた陰り』や『帝国を蝕む軍需産業に闇ー贈収賄を否定する政府高官の呆れた言い訳とは』など核心を突いた見出しも有り、ただのゴシップ紙ではない可能性もある。最も帝国の世論からずれた事を言って売上を伸ばしているだけかもしれないが、言論の自由が保障されていない強権国家で体制への非難と受け取られ兼ねない内容を出版するのは中々に反骨精神があるのかもしれない。
※既存の[[コメント]]に返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。
過去のコメント
ここを編集
〔最終更新日:2024年11月12日〕
最終更新:2024年11月12日 22:50