不意に携帯電話が鳴り響く。非通知からのようだ。嫌な予感がしたので電話に出ることにした。
内容はこうだ。「よくも我が-------邪魔-------死な-------19時に学校まで来い。
来なければ人質は勿論ここを破壊する。-------」ところどころノイズが入り聞き取れなかった。
橘は警察に電話しようか迷ったが警察を呼ばずに心の中の相棒に相談した。
「おい〜橘さーん聞こえますか〜槐ですがなんか学校で良からぬ事が起こったのだけど…この間の霧と同じ案件かな?もし同じ案件なら俺の出る幕はないから…
「俺様の案件だな」橘槐の雰囲気がガラリと変わる。
本来なら19時までに学校なら急ぐ必要があるが今回は魔霧が出てないので肉体強化の魔法を使い学校まで直ぐについた。
学校につく間不思議な少年に声をかけられた。不思議な少年は「お前は橘槐(邪神)の方だな?見るからにレベルは下がっているが魔法までは使えるようだな。クローン人形軍団には程遠いが。
橘は自分の正体を見たこともない少年に看破され挙げ句の果てにはレベルが低いと言われる始末である。
「ところでお前はどうして、俺様の名前ばかりか人形の事も知っている?俺様の本来の闘い方を知ってる人間なんかいないはずだぞ。」
橘は少年の胸ぐらを掴み問い詰めると少年は「俺の名はナハト」これで思い出さないか?」と橘を振りほどき説明を再開する。
「覚えていない…いや、知らないでも可笑しくはない。だって俺はあの世界ではただの中ニ病の痛い奴だからな〜しかし君達の闘いをいつも影で見ていたのさ」
「あの世界!そうかお前はあの世界の事を知ってる人間か!どうして俺様以外にここに居るかはこの際気にしないことにする。それで、中ニ病のナハトさんは俺様に何の用だ?今急いで居るんだ。用がないなら今すぐ消えな!」
「簡潔に言う。どうか学校の結界を壊してくれ。」どうやら目的は橘と一緒だったらしく同行することにした。
確かに学校の結界は一般人避けがしてあり無意識に学校に近ずけない仕掛けになって居る。本当に一般人なら学校など見えず工事中の敷地内に見えるであろう。
ここが学校であるとわかるのは魔法に携わる者で無ければならないが何故一般人のナハトに発見できたかと言うと疑問である。
結界を壊したければ空中に炎を灯せとご丁寧に壊せる答えまで書いてある。
結界を壊した橘とナハトは学校の屋上に到達する。
「橘。先にコレを渡しておこう。1回きりのテレポストーンだ。
いつでもどんな結界の中でもこの屋上に戻って来れる。」
そう言うとナハトは屋上の扉を開ける。
そこにあるはずの見覚えのある風景はなく火山帯であろうマグマらしきものが今にも噴火しそうな空間に出た。
「19時丁度だな。恐れをなして逃げたかと思っていたがもう1人のやつは良いとしてよく来たな橘!ここでお前らはゲームオーバーだ。先に忠告しといてやるとここは俺の固有結界の中ここから抜け出すには俺を倒すか殺すしか無いが、俺のレベルは70くらいだとしてお前らはせいぜい10未満だから力の差は歴然。今すぐ死ねい!」
「橘今すぐテレポストーンを使って元の空間に逃げるんだ。
こいつとはまだ闘ってはいけない相手だ。普通の魔法や神技も通用しない。
最後にこれだけは言わせてくれ。僕が眠りにつく時僕は目を醒ます。月曜日学校で僕を見かけたら声をかけてくれ。変わってる奴だが悪い奴じゃない。」
「わかった。なら月曜日また。ナハト…いや、アークエンジェルの1人。ガブリエルさん」-------
橘は貰ったテレポストーンで元の空間に戻っていった。
「俺はガブリエルではないんだけど今度君に会うときに【ただの中ニ病のナハトだ】
「別れは済んだか?こんなところに本当のアークエンジェルが居るはずもないだろ〜死ねー」
「「極寒の地の氷の神よ、我に力を与えたまえ。言葉は氷柱、氷柱は剣。身を貫きし凍てつく氷の刃よ、今嵐となり我が障壁を壊さん!エターナルフォースブリザード!!」
「馬鹿め。魔法無効のバリアと魔法反射は最初から仕掛けてあるは〜自らの唱えた魔法で凍りつくがいい。………何故、俺が…負けたのか」
「これはナハトが考えた最強最悪な呪文でね〜この呪文を唱えたら相手は死ぬんだ。どんな耐性や無効系のモノを使っていようがね〜ただし弱点は1つだけある。使用者である俺が肉体から離れると言う。要するに死だ。まぁ体の持ち主であるナハトは無事だがね。お前の敗因は中ニ病をなめすぎたことだ。」
最終更新:2019年01月30日 21:39