魔導大戦ストライクウィッチーズ外伝/Lost Children
魔導大戦ストライクウィッチーズ外伝/Lost Children(まどうたいせんストライクウィッチーズがいでん/ロストチルドレン)は、魔導大戦ストライクウィッチーズシリーズの小説作品またはそれを原作として制作された劇場版アニメ。
ファンの間での略称は「ロスチル」「LC」。
ファンの間での略称は「ロスチル」「LC」。
1 物語
ロストチルドレン。戦火の中でその身体に甚大な被害を受け、ストライカーを強制適合させるという救命処置により蘇生した少女達の総称。
平和な日常、健康な身体、家族、国、尊厳……数えればキリがないほどにかけがえのない物を失った彼女達は往々にしてその精神にも障害を負い、良くてウォー・マシンとして戦場の修羅となり、悪ければ当て所のない復讐行へと身を投じていった。
平和な日常、健康な身体、家族、国、尊厳……数えればキリがないほどにかけがえのない物を失った彼女達は往々にしてその精神にも障害を負い、良くてウォー・マシンとして戦場の修羅となり、悪ければ当て所のない復讐行へと身を投じていった。
あまりにも非人道的であるとされ、戦史上でもほとんど例のないまま抹消されたロストチルドレンのデータ。
この物語は、そんな"喪失の子供達”の復讐と救済、破滅の物語である。
この物語は、そんな"喪失の子供達”の復讐と救済、破滅の物語である。
2 作品解説
「スト魔女シリーズの中でも特に後味の悪い鬱ストーリー」として人気が二分される作品、それが本作LCである。
これまで一部キャラクターデザインおよび外伝のストーリーを手掛けるのみに留まっていたかざね氏が本作では監督・脚本を務めており、彼の「とりあえず女の子がひどい目にあえばいいんじゃないッスかね」という思想が色濃く反映された作品となっているのが特徴。
本編未見の客層にも純粋なファンタジー・SF・バトル作品としてアピールするため、明確な作中年代などは語られず、これ単体で鑑賞しても話が完結するようなつくりになっている。
これまで一部キャラクターデザインおよび外伝のストーリーを手掛けるのみに留まっていたかざね氏が本作では監督・脚本を務めており、彼の「とりあえず女の子がひどい目にあえばいいんじゃないッスかね」という思想が色濃く反映された作品となっているのが特徴。
本編未見の客層にも純粋なファンタジー・SF・バトル作品としてアピールするため、明確な作中年代などは語られず、これ単体で鑑賞しても話が完結するようなつくりになっている。
3 主要登場人物と兵器
神威・アレイスタ・ハーディーン(かむい・あれいすた・はーでぃーん)
若干16才にしてロストチルドレン特別編成部隊「トータルフィアーズ」の隊長を務める少女。階級は大佐。
先進連合とGAC連盟の国境線近くにあった小さな集落が彼女のかつての住まいだった。先祖代々の土地であると頑なに立ち退きを拒否していたその集落だったが、GACの日本侵攻の折、GAC側が放った斥候部隊によって蹂躙、前線基地として接収され、家族を皆殺しにされた挙句慰みものとして自分だけが生かされた経歴を持つ。
GACによって囚われていた期間は短いが、その期間中に全身の8割にも渡り致命的損傷を負っており、先進連合軍の救助を受けた際にはほとんど声にならないような声で「自分をロストチルドレンにしろ」と叫んだという。
戦いの末、自らの集落を滅ぼしたのが実はGAC連盟の尖兵ではなく先進連合の者たちであったことを知り、精神の最後の拠り所を失ったことから発狂。連合軍の本陣に特攻し、その命を散らした。
トータルフィアーズ隊に所属するロストチルドレンは全身を覆うストライカーユニットにより人外のフォルムへと変貌しているのが特徴で、神威のユニットのモチーフは「巨人」。また、これらのストライカーユニットは全て適合者の「恐怖」の感情にシンクロして力を発揮するようチューニングされている。
先進連合とGAC連盟の国境線近くにあった小さな集落が彼女のかつての住まいだった。先祖代々の土地であると頑なに立ち退きを拒否していたその集落だったが、GACの日本侵攻の折、GAC側が放った斥候部隊によって蹂躙、前線基地として接収され、家族を皆殺しにされた挙句慰みものとして自分だけが生かされた経歴を持つ。
GACによって囚われていた期間は短いが、その期間中に全身の8割にも渡り致命的損傷を負っており、先進連合軍の救助を受けた際にはほとんど声にならないような声で「自分をロストチルドレンにしろ」と叫んだという。
戦いの末、自らの集落を滅ぼしたのが実はGAC連盟の尖兵ではなく先進連合の者たちであったことを知り、精神の最後の拠り所を失ったことから発狂。連合軍の本陣に特攻し、その命を散らした。
トータルフィアーズ隊に所属するロストチルドレンは全身を覆うストライカーユニットにより人外のフォルムへと変貌しているのが特徴で、神威のユニットのモチーフは「巨人」。また、これらのストライカーユニットは全て適合者の「恐怖」の感情にシンクロして力を発揮するようチューニングされている。
絶望のストライカーユニット「スクリーミング・シンフォニー」
前述の通り、神威の中の「恐怖」とシンクロして力を発現するストライカーユニット。ほとんどパワードスーツのような見た目のこのユニットは、神経細胞の一つ一つに至るまで密接に結びつき、神威の肉体とほぼ同化しており、想像を絶する苦痛と引き換えに身体的・魔力的優位をもたらす呪われた鎧である。
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