デミトリ・マキシモフ

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#ref(demitri_ds.jpg,,left,title=下半身ぴっちり)
&br()&br()&br()&br()&br()
#image(demitri-anotherwin.gif,title=マントは翼を変化させたもの)

&font(24,i,b,#483d8b){「魔と闇を統べる者&br()&br()&space(3)この私こそがふさわしい」}
#image(demitri_stand.gif,left,title=立ち上るタマネギ臭)

初出作品:ヴァンパイア The Night Warriors 
出身地:ルーマニア 
生年月日:1483年 誕生日は不明。 
身長:197cm 
体重:101kg 
種族:ヴァンパイア 
#clear

「闇の貴公子」「気高き魔の眷属」
『[[ヴァンパイア]]』シリーズに初代より登場するキャラクター。魔界の覇権を狙う貴族階級マキシモフ家の若き当主である吸血鬼。
ゲームタイトルの「ヴァンパイア」とは正しくデミトリのことであり、シリーズを総称する''主人公的存在''である。
しかしその立ち位置は主人公と言うよりも、「[[モリガン>モリガン・アーンスランド]]を引き立てるための一摘みの塩」のようで、
人気はあるものの[[主人公として扱われることは少ない>主人公(笑)]]。
なにせ『初代』OPの登場シーンもデミトリは最初と最後にシルエットが映るだけ。
上半身裸(っぽく見える)で艶っぽいモリガンに完全インパクト負けしている。
というか悪役もしくは[[ラスボス]]ポジションにしか見えないので&link_anchor(*1){*1}、
設定を知らないプレイヤーが主人公をモリガンと勘違いするのも仕方ないのかもしれない。
声は登場するゲーム作品全てにおいて檜山修之が出演。OVAやドラマCD及びカセット等では大塚明夫や塩沢兼人が演じていた。

性格は紳士的。闘争心と覇気に溢れるが、思慮が足りない訳でもなく、常に冷静で深い叡智をも併せ持つ。
並々ならぬ野心家ではあるが卑怯なことを嫌悪しているため、ベリオールへの反逆も自分の魔力を底上げした上で
真正面から仕掛けていくなど、ただ冷静で冷酷なだけではなく、胸の奥底に「激情」を秘めているのもデミトリの魅力の一つだろう。
加えて、[[ガロン]]の父親であるバラバ・クロイツを「生涯に類なき好敵手」と称するなど、傲慢なだけでなく相手の力量を評価し
それを賞賛することもできる。
また『セイヴァー』のエンディングでは、モリガンが血の儀式を拒んで体を石化させても全く動ずることなく、
寧ろどう料理するかを楽しんでいるかのような余裕を見せ付けた。その在り方は典型的なダークヒーローと言える。

『ヴァンパイア』という作品の特色の一つに、キャラクターデザインがどことなく[[アメコミ]]調であるという点があるが、
筋肉隆々な体躯に全身タイツのような燕尾服(と言うよりは燕尾服のような全身タイツ)、
そしてマントという姿のデミトリは中でもその度合いが高い。
髪型があまりにも特徴的で、タマネギ頭呼ばわりされることもある。この髪型は『ハンター』の勝利台詞で髪が乱れるのを気にしていたり、
『セイヴァー』のフレンドシップ([[挑発]])ではヘアスプレーで固めていたりと、結構拘りがあるらしい。
因みにこの姿は一種の変身能力によるもので、自分が強力な攻撃を出す際や逆に攻撃を食らった際などに見せる
[[蝙蝠の翼を持った悪魔のような姿>レッドアリーマー]]がデミトリ本来の姿だそうである&link_anchor(*2){*2}。

#region(外部メディアでの扱い)
漫画『ヴァンパイア ~終末の使者[[ビクトル>ビクトル・フォン・ゲルデンハイム]]~』では悪役として登場するが、全体的に小物臭のするキャラとなっている。
上記の正体を表して[[フォボス]]の大軍を率いて世界征服を企んだが、最終的にはフォボスが暴走して失敗した。
…まぁ、まだゲーム自体が発表されて間もないころの作品だし、そもそも漫画自体がビクトルを主役に添えるという
斜め上の路線の方向性の作品だったため、この扱いも正直仕方ないのかもしれないが。

それに対して『セイヴァー』のコミック版『ヴァンパイアセイヴァー 魂の迷い子』においては、
最強クラスのキャラとして描かれている。
ガロンのドラゴンキャノンを片手でかき消したり、[[バレッタ]]の兵器全てに対しダメージ無しなど、
終盤で[[ザベル>ザベル・ザロック]]に心臓を貫かれて倒されるまで終始圧倒的な強さを見せつけていた。
ザベルもデミトリを倒したあと力尽きたので、実質的には相討ちに近い。
#endregion

CAPCOMと他社とのコラボレート作品にも多数登場。
格闘ゲームでは『[[SVC>SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS]]』。その他SRPGの『[[ナムカプ>NAMCOxCAPCOM]]』やRPGの『XEdge』などに登場する。
前者はモリガンがいない代わりに…という感じだが、後者2つでは共演している。
しかし外部出演では[[女>モリガン・アーンスランド]][[性>フェリシア]][[陣>レイレイ]]に出番を奪われることが多い。主人公なのに…。
『MVC3』のプロデューサー、新妻氏のTwitter内での発言からするにやはり[[ミッドナイトブリス]]が外部出演への足枷となっているようである。
だがこの度発表されたカプコン・セガ・バンナムのクロスオーバー作品『プロジェクトクロスゾーン』に参戦が決定。
なんと[[ダンテ]]とコンビを組むことになった。
#region(『SVC』)

#ref(Demitri_SVC.jpg,,left,width=295,title=溢れ出るカリスマ)
&br()&br()&br()
#image(demitri_portrait.gif,title=「今夜はキミの血で乾杯といこう!」)

&font(24,i,b,#dc143c){「フッ…&br()&br()&space(3)私に敗北は似合わない」}
#image(demitri_svc.gif,,left,title=オーラのお陰で日光の下でも活動可能)

#clear

『[[SVC>SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS]]』では当然ながらSNKによる完全新規のグラフィックで登場したが、かなり背が高く描かれている。
登場キャラが怪物ばかりの原作ではさほど大きい部類ではないが、実は設定上デミトリは大男である。
身長197cm、体重101kgはあの[[自爆親父>ルガール・バーンシュタイン]]とほぼ同じで身長175cmの[[リュウ]]と比べると22cmも大きい。
このため、遠立弱Pは地上戦では大柄な敵にしか当たらない。

線画の質だけ言えば決して高くないが、しっかりグラデーションをきかせた立体感ある塗り方が筋肉質な身体にマッチしており、
原作とは方向性の違う魅力を得ている。同作の書き下ろしキャラの中では人気を集めたようだ。 
ちなみに彼の代名詞といえる技、ミッドナイトブリスでは「デミトリの髪型のモリガン」とでも言うべき姿になる。

#endregion
#region(『NAMCOxCAPCOM』)
『ナムカプ』にも登場し、割と早いうちからモリガンと共に仲間になる(フェリシアやレイレイはもっと早いが)。
プライドの高い性格は傲岸不遜にまでレベルUP。自身を最強と疑わない誇り高さと共に、
悪口以外は人のいう事を聞きやしないKYっぷりを見せつける。
会話の端々に嫌みや皮肉を入れるのが主な仕事。ただ理知的で冷静な面は変わりなく、
魔界や神界の裏事情にも詳しいため解説役を担当することも多い。

モリガンとは反目しているようで、たまに思いやりを見せたり一緒にMA攻撃(スパロボにおける合体攻撃)をしたり、
とっても紳士的。というかツンデレっぽい。
でもお約束で「タマネギ頭」だの「ピチピチタイツのマッチョマン」などと[[小牟]]に呼ばれている。
ちなみに、「カオスフレア」の強化技である「ゲットマイレイジ」(『ヴァンパイア』だとES版発動時のボイス)に
「&b(){ゲットマイ零児!}」という、[[このゲームの主人公>小牟]]を[[狙う>阿部高和]]危ない[[空耳]]がある。
念のために説明しておくと、「Get my Rage!」つまり「我が怒りを受けよ!」と言った意味になる。

#region(性能)
幸運が低く、気絶値を自分で回復出来ない以外は能力・技共に非常に優秀であり、
[[邪神>KOS-MOS]]や[[武神>ガイ]]といった一部のぶっ壊れた性能を持つ連中を除けば、
[[リュウ]]や[[スタン>スタン・エルロン]]&[[ルーティ>ルーティ・カトレット]]、キャプテンコマンドーのように上位キャラとして扱われている。
代名詞であるミッドナイトブリスは''残念ながら''相手を女性化する効果はなく(SRPG故敵が多いから仕方ない)、
普通に相手の体力を吸収するスキルとして扱われている。だがこの技にはちょっとした応用技があり、
スパロボのように「HP○○以下で撤退する敵をこのスキルで規定HP以下にしても、ボスは撤退しない」のである。
というかMPさえ足りていれば''HPを1にすることも可能なので、後は普通に殴って終了''である。なんというボスキラー。
後半のボスは「スキル耐性」を覚えている場合が多いのでこの戦術は使えないが、
その頃には撤退ボスなんていないから問題無し。
ちなみに、同じようにMAP上でダメージを与えるスキル([[毒>ストライダー飛竜]])では、上記の撤退条件付の敵にターンが回った際に
毒ダメージで規定HPを下回ってしまうと即撤退してしまうので使えないし、スキル耐性があれば毒状態にすら出来ない。

#endregion
#region(EDネタバレ)
エンディングでは、各世界に散っていったかつての仲間達を自分の居城に集めてパーティを開いている。
女神イシターの力を借りたらしく、比較的壁の薄い魔界や[[幻想界>ギルガメス]]、[[神界>ワルキューレ]]は勿論のこと、
[[魍魎界>タキ]]や[[物質界>ケン]]、果ては[[未来世界>キャプテンコマンドー]]や[[三途の川>ジューダス]]にまで手紙を送っている。
モリガンには「たまにはいいことをする」と感心されていたが、実際はナムカプヒーロー達を
[[新たに台頭してきた新勢力>ジェダ・ドーマ]]に対する尖兵にしようと企んでおり、即行で前言撤回されていた。

…ちなみに、パーティ自体は[[一部の>リュウ]][[自重>三島平八]][[しない奴ら>アーサー]]のせいで、いい感じに台無しになってしまった。
[[ナムカプだからしょうがない>○○だからしょうがない]]
#endregion
#endregion
#region(『XEdge』)
#image(demitri__CE.jpg,title=「今宵は格別の血に酔えそうだ… そう思わないかね?」)
#clear 
コンパイルハートの『XEdge』にも参戦。
リリスと共に敵側に召喚され、何度か戦う事になる。
本作における数少ない隠しキャラであり、リリスのイベントをこなすと途中でリリスと共に仲間になる。

外部出演前作のナムカプのようなツンデレとも取れるような要素は全くなく、全体的に落ち着いた威厳を感じさせる雰囲気となっている。
(戦闘ではいつも通りの声を聞かせてくれるが、イベントパートではなかなかに渋い声を聞かせてくれる。)
ただ喋り方が落ち着いていようと、作中で本人が言うとおり''「アーンスランドの当主を倒す事にしか興味がない」''ので、終始険悪な雰囲気である。
部分的な記憶喪失と言うゲストキャラの設定上、最初はモリガンの美貌を称賛する発言こそみられるものの、
徐々に記憶が復活していくとモリガン個人への執着が見られるシーンは見られない。あくまでも魔界の権力争いに主軸を置いている様子。

ジェダの企みに関しては気づいた上で放置しており、仲間にならないルートにおいては最終戦で「ジェダは絶頂から叩き落す」と酷いドS発言をしている。
仲間になる際には、モリガンから「あたし達が潰しあったら最終的に喜ぶのはジェダ」と諭され、決着をつけるのはジェダを倒した後で、と言うことになる。
(その酷く拙い説得にもかかわらず、仲間になってくれる)

性能的には前衛である物理系として便利なSTR、VIT、LUKの成長が優秀である。特に周回や課金で大量のPPをかけるとすぐにステータスUPに反映される。
特殊能力も攻守共にバランスがいいため使いやすいタイプ。
攻撃スキルは連携の都合上、何故か[[プリニー]](ディスガイア)と相性が良かったりするが。
下位連携ではリリス、中~高位連携ではフェリシア、すべての連携ではジェダと相性がいい。
モリガンとは魔法系闇属性の連携が可能なものの、物理系キャラのデミトリとモリガンとしては効率が悪く、デミトリ加入後は闇属性吸収の雑魚敵が増えてくるので敵との相性が悪い。
また、その他のケースでもモリガンと組ませるくらいなら他の4人と組ませた方が効率がいい。
#endregion
#region(『プロジェクトクロスゾーン』)
モリガンによってダンテを紹介された事が縁でダンテとタッグを組んで参戦。
登場時期はやや早い部類に入る(モリガンやレイレイに比べればだいぶ遅いが)。
別世界の魔界からやってきた魔族に怒りを向けるなどプライドの高さは健在だがダンテとタッグを組めるあたり協調性はナムカプよりは高い。
基本的に理知的なのだが…魔界村では『.hack』シリーズのステハニーを追いかけるイベントにてステハニーが語尾にゴブゴブつけるため
「まとめて相手をしてやるゴブ、…いや、してやろう!」と大ボケをかましている。
因みにここのボイスありの会話だが…デミトリ、無限のフロンティアのハーケン、ジャスティス学園の伐、そしてステハニーと敵味方全員檜山氏担当である(通称「''大檜山村''」)
性能のほうは移動力やSPD強化するものなど切り込み隊長的なものを覚え、反撃回数を増やすなど攻撃特化といえる。
余談だが戦闘前会話で「最近生き血を吸ってない」という発言があったためデミトリをあまり知らない層からはミッドナイトプレジャーのかみつきが頭突きに見えたとか見えなかったとか。
#endregion

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**キャラクター設定
ルーマニアの山中深く、満月の夜のみ現れる闇の眷属の城。
ゼルツェライヒ(土地の管理者の名前にもとづく)と呼ばれるその城は、元々は魔界貴族マキシモフ家の居城であった。
100余年前、城の主であるデミトリ・マキシモフは、この城ごと魔界から追放され、人間界にやってきた。
魔族にとって、太陽の光はやっかいな代物だった。魔王との戦いで満身創痍のデミトリにとってはなおさらだ。
直接浴びれば、体内組織が破壊され、消滅してしまう。
太陽光と人目を避けるため、デミトリは残った力を振り絞り、偏光フィールド(薄い魔力の膜)で城を覆った。
それからというもの、彼はこのフィールドの維持と体力の回復、傷の治療に専念した。
およそ50年、彼は城の寝室から一歩も出ることはなかった。
徐々に体力が戻ってくると、彼は満月の夜のみ偏光フィールドを解き、夜の外気に肌をさらすようになる。

この頃から、偶然居城に紛れ込む人間が現れはじめる。
どこで、うわさを聞きつけるのか城の調度品や財宝を狙う輩が寝所に土足で上がり込んでくる。
それさえあれば勝てるとでも考えているのか、十字架や木の杭、ニンニク、聖水、銀の弾丸をこめた散弾銃など、
さまざまな武器で無謀にも襲ってくる。
デミトリは苦笑を禁じえなかった。彼にはそんなものは蚊ほども効きはしない。
低俗この上ない種族ではあったが、その生き血はデミトリの舌を楽しませた。
とくに、汚れをしらぬ乙女の生き血は、魔界でも滅多に口に出来ない極上のワインを思わせた。
生き血を吸われた人間達は身も心も魔に犯され、デミトリに絶対の忠誠を誓う僕(しもべ)となる。
現在、約40名ほどが居城に住み着き、デミトリの世話をしている。

本来の力を8割方取り戻す頃になると、魔力による偏光フィールド(オーラ)を体にまとうことが可能になる。
太陽光をも一時的にさえぎる強力なものだ。闇を制し、光をも克服したデミトリに弱点はなかった。
少なくとも、人間が彼を倒す手段は完全に封じられたことになる。屈辱にまみれた100年、しかしその見返りは大きかった。
様々な能力と知恵を身につけ、「闇の貴公子」は魔界復権に向けて着実に力を蓄えていく。
先の宇宙生命体[[パイロン]]の来襲は予想外の事件だったが、この戦いを経てデミトリはますます最強を自覚するのだった。

#region(魔界の誕生)
「魔界創世記」によると、魔界とは「神の体そのもの」であるとされている。
無の空間に突如として現れた「最初の生命体」こそが魔界を形作った者であり、すべての魔界生物はその子孫であるというのだ。
また、魔界貴族による統治がはじまったのは約200万年前。
現在のアーンスランド家の直系祖先にあたる、魔王ゼルル・アーンスランドが「初代皇帝」と文献に記されている。
これ以前の記録についてはあらゆる資料が失われており、真実を知る術はないに等しい。
何者かが意図的に歴史を改竄して伝えた可能性が高いが、その真相もまた闇の中である。

#endregion
#region(魔界案内)
魔界の中心にある大地、魔大陸。血の色を思わせる赤い土、どこまでも深い漆黒の断層、不気味にうごめく森の木々。
瘴気に満ちた洞穴、骨まで溶かす毒沼、そして無数にはびこる闇の住人たち。
その広さは、概算でも人間界における地球全大陸面積の数百倍。
外周を取り囲む海洋の大きさとなると想像もつかない。魔王ですら全魔界の隅々までを掌握しているわけではない。
海洋のさらに外周には、高密度に圧縮された大気による壁が立ちはだかり、その外へ出ることはかなわない。
古代文献によれば、そこには他の世界に通じる次元の裂け目があるとされているが、もちろん実証できた者はいない。
魔大陸中央には標高8000kmを超すデビル山脈が切っ先を連ね、落差3000kmに達する魔界大瀑布、
通称「ヘブン・トゥ・ヘル」が近づく者を暗黒の滝壷に引きずり込む。
魔大陸に面する東側の海が大魔海、西側が大魔洋と呼ばれる。大魔海は約一万度の炎、大魔洋は絶対零度の氷で満ちている。
ふたつの海が交わる境界には、深く陰界まで達する亀裂(幅200km)が」走り、暴風と雷鳴の絶えることはない。
数百兆種を超える魔界生物があちこちに生息し、それぞれのテリトリーで独自の社会を構成している。
ひ弱な人間など1日と生きていられないような過酷な世界、それが魔界なのだ。

#endregion
#region(扉について)
魔界と人間界は「扉」と呼ばれるある空間のひずみを介在してつながっている。
それは魔界中央にそびえる活火山、大魔峰ギララ・ギラ山頂のさらに真上に位置する。
光や重力、あらゆる力をねじ曲げる漆黒の裂け目が、一定周期(約2週間)で開閉を繰り返しつつ、空間に浮かんでいる。
その口がもっとも大きく開くとき、魔界と人間界はほんの数秒間、物理的に接触・結合する。
互いの空間を繋ぐトンネルができるというわけだ。

「扉」が発見されたのは約2000年前。異変は、何の前触れもなくやってきた。
魔界生誕の頃より近づく者を極炎地獄に誘ってきた、ギララ・ギラ吹き下ろしのファイアブリザードが、
ある日突然その活動を止めたのだ。
レペ家の当主(当時のギララ・ギラ周辺地帯の領主)が、その原因を探るため、使いの者に調査させた。
山頂付近に異常があるという報告を受け、そこに赴いた当主は、そこに莫大な魔力の濁流を見た。
そして直後に、その流れに飲まれてしまったのだ。
相当な実力の持ち主、魔界貴族であるレペ家当主をも一瞬にして葬り去る「扉」の出現の知らせは、
その日のうちに魔界全土に伝わった。

それは魔界に生じた新たな恐怖であった。無防備に近づく者は、一瞬にして次元の彼方に消されてしまう。
「扉」は魔界の住人にとって、死を招くもの、あるいは「死」そのものとして恐れられるようになる。
結局、「扉」はあらゆる不吉の元凶とされ、当時の魔界権力者たちの協議の結果、封印が施されることになった。
実際には、権力者達が権力を維持し続けるために「扉」の利用価値を知られる前に隠匿した、というのが正しいようだ。
以後、「扉」はまるで存在そのものを忘れられたかののように沈黙を守り続ける。

しかし…魔界貴族達は「扉」についての研究を続けていた。
やがてそれが「人間界」と呼ばれる別次元との接点であることがわかる。
また、そこには彼らが「魔力」と呼ぶいわば生命力の源が、「(悪しき)魂」として無尽蔵に存在することも確認された。
魔界を統治する3大貴族達にも対抗しうる「力」が、「扉」の向こうに眠っていることがわかったのである。
「扉」をめぐる水面下でのにらみ合いを続けつつ、やがて魔界は戦乱の時代に突入していく。
そして高まった緊張は、霊王ガルナンの死をきっかけに爆発するのだ。

#endregion
#region(魔界生物の階級)
(1)Class S(Lord)
魔界の頂点に君臨する実力の持ち主たち。
魔界三大貴族の当主たち、すなわち
-〝魔王〟ベリオール・アーンスランド
-〝霊王〟ガルナン・ヴォシュタル
-〝冥王〟[[ジェダ・ドーマ]]
の三人のことである。
この中でもベリオールは、S+級とされ、他の二者より飛び抜けた存在となっている。
 
(2)Class A(Noble)
魔界貴族と呼ばれる階級の当主たちを主に指す。
デミトリもA級魔界貴族の一員である(ただし魔界追放のあとはB+級に格下げとなってしまった)。
彼らは魔界七貴族と呼ばれ、虎視眈々とS級三大貴族の動向をうかがっている。
-レペ家・・・当主:パーシモン・デ・レペ(male)
人間界への扉のあった地、ギララ・ギラの領主。
魔界ではアーンスランドにつぐ古参。
-マキシモフ家・・・当主:Demitri Maximov(male)
魔王ベリオールに挑んだ若き野心家。
戦いに敗れ人間界に追放され、100年後に蘇る。
-ハートランド家・・・当主:グレゴリオ・ハートランド(male)
魔界一の色男。日々女をはべらし享楽にふける。
腹心メジーナは彼の強力な女性参謀にして絶対隷属者。
-クロイツ家・・・当主:ゼル・クロイツ(male)
ハートランド家と対立する特攻貴族。乱暴者。
最も人型とかけ離れた外見(翼竜wyvern)を持つ。
-ダレイ家・・・当主:トーラス・ダレイ(male?)
魔界のコレクター。いろいろなアイテムを所有する。
[[「般若(Hannya)」「鬼炎(Kien)」>ビシャモン]]も元は彼の所有物だったらしい。
-ギルマン家・・・当主:シエラ・ド・ギルマン(female)
魔界哲学者。著書「闇の開闢(水沢註 かいびゃく。物事のはじまり)」「私と魔界」など多数。78か国語を話し、1400種の魔法を操る。
-フネチカ家・・・当主:当主兼名誉師範代エド・フネチカ(male)
格闘家集団。当主のエドは魔拳法666段の腕前。
精神性を重んじるあまり実戦性に欠けるきらいあり。
なお「帝王」オゾムのランクはA+級といったところ。

(3)Class B+(Soldier)
特殊能力を有し、標準以上の魔力を行使する「戦士」たち。
「ダークストーカーズ」と総称される階級である。その数は魔界全土に約一万。
ゲームに登場するプレイヤーキャラの実力はこの階級付近。

(4)Class B(Citizen)
ClassB+に比べて実力的に劣る階級。
魔界の住人のほとんどがこの階級に属する。総数約600万。

(5)Class C(Slave)
Class A,Bの労働力、または家畜として扱われている奴隷階級。
彼らの存在なくして魔界の経済は成り立たない。
誤って魔界に紛れ込んだ人間もおり、この階級に分類されている。その数およそ、12億。

(6)Class D(Beast)
下等な魔界獣が位置する階級。人型の魔界生物以外をこう総称する。
下等とはいえ人語を解する者もおり、それぞれの社会を形成している。経済力でClass Bより上位にある者もいるくらいだ。
また、なかにはClass B+に相当する魔力を持つ魔界獣も2000体以上確認されている。
「般若」「鬼炎」らもこの階級に分類されるが、Class B+に匹敵する力をもつ。
その種類は300億を超えるといわれている。

#endregion
#region(三大魔界貴族の当主達)
(1)アーンスランド家の当主ベリオール-魔界最大の実力者
別名「魔王」・・・・魔界の事実上の統制者。サキュバス族の娘[[モリガン>モリガン・アーンスランド]]の保護者。
身長200mを超す巨躯、4本の腕、4つの目(2つは手のひらにある)を持つ。

彼が他の魔族にくらべ別格の扱いとなっているのは、「最も強大な基本魔力」を持っているからである。
一般的な魔界獣ならば数十万匹、デミトリのような魔力A以上の魔界貴族でも
数百人分に匹敵し(あくまで概算)、魔力による(物理的)攻撃力は、理論上最強である。
彼の体は、常に魔力による薄い防護膜に覆われている。百万度の熱線にも耐えうるその膜に触れるだけで、半端な魔族は消滅する。
4本ある腕のうち、2本は常に胸に組み力を封印しているが、過去に一度全ての腕を解放したことがある。
その時には1本腕のひと振りで魔界貴族200人をなぎ払ったといわれる。

彼はこうした強大な力を持ちながら、魔界の全権掌握や完全支配には興味を示さなかった。
これは「無欲」という意味ではない。わざわざ征服せずとも、最強の彼にとってはすでに魔界は己自身も同然であった。
とはいえ、彼が名実ともに「魔界の支配者」であることは疑う余地がなく、その地位を狙う魔界貴族同士の権力抗争は絶えることがない。
デミトリとの戦いでベリオールは「扉」の空間ごとデミトリを人間界へ押しやることで勝利を得たが、
「空間の破棄」は自身にもダメージを及ぼす結果になった。有り余る魔力も、この戦いをきっかけに少しずつ衰えていく。
しかし、それにつけいるだけの実力を持った[[ジェダ>ジェダ・ドーマ]]やガルナンらはすでに没しており、彼を脅かす存在は現れなかった。
(オゾムが「帝王」を名乗ってはいたが、ベリオールの力には遠く及ばない)
着実に進む魔界の衰退。ベリオールの力が完全に失われるとき、それはかろうじて保たれてきた闇の秩序が崩れさる時である。

(2)ヴォシュタル家当主ガルナン-魔界の頭脳
通称「霊王」・・・・3大魔界貴族の中ではもっとも高齢(死亡時32000歳)。
魔獣使役による魔界一の情報網を持つ。2万年以上もヴォシュタル家の当主を務めた。
彼もかつてはベリオールに劣らぬ魔力の持ち主だった。性格でいえばむしろベリオールなどより、よっぽど残忍で攻撃的である。

彼は魔界のさらに底辺に存在する「陰界」と呼ばれる世界にすむ魔獣たちを召還、使役出来る特殊能力を持っていた。
陰界の魔獣は知能が低く、統率行動をさせるには多大な魔力を消費してしまい、普通は割に合わない。
しかしガルナンは彼だけがもつ特殊な思念波によって、陰界の生物の神経系を直接コントロールでき、わずかな魔力で彼らを操る事が出来た。
ただ他の二人にくらべ、彼はいささか高齢であった。徐々にその能力を有することの優位性が薄れ、
単純に「魔力」という強さの基準で測るなら、すでに他の二者にはかなわない状態となっていた。
しかしながら、その使役能力は「情報収集」という形で役立った。
彼は後に「魔界の頭脳」の別名で呼ばれるようになり、若い頃の「暴君」のイメージは様変わりした。

ガルナンが2万年にわたりヴォシュタルの主を務める間、広大な魔界全域のあらゆる情報が彼の居城に集められた。
権力者達の行動はすべてガルナンに筒抜けであり、下手に動けない状態が続いた。
もちろん、かの「扉」発見の後の顛末(てんまつ)もガルナンの知るところであり、ジェダやベリオール、他の魔界貴族の動きを封じていた。
ガルナンは図らずも「魔界の番人」の役目を果たしていたことになる。
ガルナンの死後、ヴォシュタルの家系は衰え、「番人」たる存在は事実上消えた。
彼の死が魔界の猛者どもを一気に「覇権略奪」に駆り立てる引き金となった理由はそこにあったのだ。
#endregion
&size(9){電波新聞社『ALL ABOUTヴァンパイアセイヴァー』より}
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**キャラクター性能
#image(C21.gif,title=ミッドナイトプレジャー)
-『ハンター』
下方向に強い飛び込みから、下段スタートのチェーン[[コンボ]]とガード不能の「ミッドナイトプレジャー」の2択が強力。
しかし、飛び込みに至るまでが単調にならざるを得ないので中堅キャラと言うには弱く、弱キャラと言うには強い中途半端なキャラになっている。

飛び込みが強力なキャラは、基本的に立ち回りで飛び込みやすくするための布石を張ったりするものだが、
このキャラの場合は[[飛び道具]]である「カオスフレア」が追っていける程スキが少ない訳ではないし、
消えるダッシュも各種[[必殺技]]を出さないと止まらないため、こまめに間合いをつめる事も出来ない。
また、差し込みに強い通常技も特に無いので歩いて近づくのも難しく、どこかで不意をついて飛ぶか、
「デモンクレイドル」を当てて[[起き攻め]]に転じる必要がある。
その他の選択肢として、中距離からダッシュの無敵を利用して「ミッドナイトプレジャー」と「デモンクレイドル」で強引に[[2択>択一攻撃]]を迫る手もあるが、
これもハイリスク・ハイリターンであり、立ち回りで有利に立っている時にあえて取りたい選択肢ではない。
なぜならば移動距離が一定のため、出現地点を読まれると逆に不利となるからである。
ここの選択肢がもう少し強かったらキャラとしてもっと面白かったかもしれないのが残念なところである。

相手が上級者であるほど飛び込みにくく、どこかでダッシュからのジャンケンに勝つのを期待しなければならないのが辛い。

-『セイヴァー』
デミトリの強さと言えば、まず「デモンクレイドル」の高性能ぶり。
発生5F(強は4F)で出始めに無敵判定があり、裏側にも攻撃判定があるためめくりにも有効。
しかも、着地硬直が1Fしかないという破格の性能である。
基本は対空に、それ以外ではダッシュからも、連係にも、相手から攻められていてもクレイドルで逆2択的なことも可能。
また、空振りでもゲージ溜めとして優秀。
勝因で一番多いのは「クレイドルがよく当たったから」で、逆に敗因は「クレイドルが当たらなかったから」という程デミトリにとって重要な技。
ちなみにGCで「ESデモンクレイドル」を出すと一発目はガード不能になる。
故に、この技がデミトリの戦いにおける全ての起点になると言っても良い。
そして次に「ミッドナイトプレジャー」の存在。
無敵判定こそ無いが移動スピードが速く威力が高い上に、移動投げにも関わらず投げ判定の発生が1Fと異様に早い。
このため、2択の完成度やワンチャンスで与えるダメージ量の強化が期待出来る。
更に、技後の隙がほとんど無いのでジャンプしても反撃出来ないどころか、逆にデモンクレイドルで落とされる事も考えられる。
プレジャーはゲージを2つ使用するが、デミトリは全キャラ通してもかなりゲージを貯めやすいキャラなのであまり気にならない。
他にも強P通常投げが殆どのキャラに対して自動二択になり、もし受身を取られてもこちらのターンを継続させられるのも強み。

しかし言ってしまえばこれだけがデミトリの誇れる点であり、性能的には中堅キャラ。
それも[[フェリシア]]のような万能タイプの中堅ではなく、上述通りある一点にだけ突出しているため、いわゆる[[波動昇龍]]キャラにも関わらず使い難い。
ジャンプは単調で距離がなく、ダッシュにはコマンド技と[[挑発]]以外ではブレーキがかからない。
また通常攻撃の性能も微妙で、[[ザベル>ザベル・ザロック]]や[[サスカッチ]]のように積極的に攻められるわけでもない。
さらに[[中段]]もなく、喰らい[[判定]]も他キャラに比べると大きい。加えて2択成功時等、相手を転ばせた時以外はこちらのターンが継続しない等々。
これらの性能でデミトリが相手に勝利するにはまずは「クレイドルを当てること」そして「死なない努力をすること」が必須である。

ダークフォースは「ダークサイドマスター」。発動すると二匹のコウモリが召喚され、デミトリの攻撃判定の少し先に遅れて攻撃を仕掛ける。
連続技のダメージアップが狙えるが、コウモリのヒットでタイミングがずれる事もありかえって連続技を妨害することも……
更にプレジャーの乱舞がコウモリの攻撃で仰け反りが大きくなってスカる為、ゲージを使ってまで付ける意味があるかというと微妙な所。
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**MUGENにおけるデミトリ
-ヴァンパイア系
#region(Gal129氏 ヴァンパイア歴代仕様)
完全[[原作再現]]。ラウンド開始時に初代、ハンター、セイヴァー2性能かを選択できる。
また、gal129氏製作の[[パイロン]]やrei氏製作ジェダと戦わせると、体力ゲージがセイヴァーのインパクトダメージゲージに変化する。
AIも搭載されており、堅実な戦い方で強い。
さらに[[ミッドナイトブリス]]の使用率を''相手がブリスに対応しているか否かで別々に設定が可能''という素敵っぷりである。

#endregion
#region(vanity13氏 ヴァンパイアセイヴァー1&2仕様)
ほぼ原作再現。
だが、AIが搭載されていないため、動画での出番は少ない。

#endregion
#region(あきまち氏 ヴァンパイア仕様(アレンジ))
ES必殺技が無い代わりに超必殺技がいくつか追加されている。
残念ながらミッドナイトブリスとAIは無い。
mimimimi氏が改変して闇の貴公子版デミトリを作成。
必殺技をES版に対応させ、SVC版のエクシードなどを組み込み、さらに瀕死時自動ゲージアップなどのアッパー仕様となっている。

#endregion
#region(ですからー氏 ヴァンパイア仕様(アレンジ))
画像がいくらか拡大されており、実際の設定に近い身長になった。小ポトレが怖い。
演出や性能はアレンジされており、アドバンシングガードがある、チェーンコンボをキャンセルして必殺技を出せるなどかなりのアッパー調整。
原作の必殺技、EX必殺技は全て搭載。原作でES版が無かった技には追加されている。原作の前ダッシュはSVCと同じくコマンド技として再現。
廉価版ミッドナイトプレジャーな、突進技も兼ねた連続入力技「ナイトプレジャー」がコンボの幅を大きく広げている。
EX必殺技はボタンによってレベルが三段階に変わり、ミッドナイトプレジャーも最後のボタンで変更できる。
またEXとしてSVCのデモン・フレアも実装している。
AIが標準搭載されている。サイズ変更により伸びたリーチで牽制し、懐に入れば的確に投げを決め、
相手に隙ができれば上記のナイトプレジャーでガンガン攻めてくる。ゲージ技はあまり使わないがかなりの強さ。
なお、ミッドナイトブリスは対応キャラはもちろん、一部キャラにはデミトリ側で用意された画像を表示するようになっている模様。

#endregion
-SVC系
#region(bad darkness氏 SVC仕様)
原作再現。EXCEEDのコマンドは多少簡略化されている。
2010年11月のiswebライト終了でbad darkness氏のサイトは削除され、後にAZAMI氏のサイトで公開されていたが、2012年5月21日のiswebベーシック終了でそちらも削除、完全に入手できなくなった。

コケココ氏製作のものと[[プレデター・ウォリアー]]のAIも手掛けたガンホール氏の[[AI]]が存在していた。
前者はカオスフレアでの牽制やデモンクレイドルでの対空・突進は変わらないが、
通常のカオスフレアに混ぜてES・カオスフレアをぶっ放して来たり、バットスピンを上手く使ってきたりとよりトリッキーな動きをし、かなり強い。
ミッドナイトプレジャーを[[ぶっぱ]]・連続技とよく使ってくるが、頻度はそう多くないもののミッドナイトブリスもきっちり使ってくる。
だが、HPが閉鎖され入手不可。
後者はミッドナイトプレジャーの使用頻度が高く、連続技やダッシュからはもちろん[[ガーキャン>ガードキャンセル]]ステップから狙ってくることも。
各種必殺技を使ったデミトリらしい立ち回りに加え、エクシードも積極的に使ってくるなど、こちらも強力なAIとなっている。
また、氏のAIを導入するとさりげなくブリス対応キャラが増える。
ただし、キャラによっては消えたり字幕や巨大な顔(カットイン)を掴むシュールな光景となるため、
それが嫌と言う人は、柊・竹・梅氏がガンホール氏のAI用に「プチ[[原作再現]]パッチ」を製作していた(現在は公開停止)のでそちらを参考のこと。
このパッチを当てると、掴まれた敵が喘ぐようになり、カットインを掴む不具合も解消([[一部>大道寺きら]]を除く)されて、
[[柊・竹・梅氏御自身が>御剣珠緒]][[ブリスを>伊達政宗]][[手掛けた>メカ沢新一]][[キャラクター>鶴屋さん]]にも対応するようになる。

また、カッ昏倒氏による、効果音がSVCからKOFのものになるパッチも製作されていた。

#endregion
#region(YoungKirei氏&Take.K氏作 SVC仕様(アレンジ))
YoungKirei氏とTake.K氏の合作である。
SVC版をベースに、多彩なアレンジが施されたデミトリ。
製作コンセプトは「全盛期(=ベリオールに挑んだ時)の力を取り戻したデミトリ」であるらしく、
必殺技をキャンセルして別の必殺技、超必殺技へ移行できるなど、
全体的にかなりのアッパー調整。
(ただし、ベリオールに敗北し100年の眠りから覚めた後である現在の方が、設定上はパワーアップしているのだが)

動画内では技や演出の豪快さからか、もっぱら「&b(){派手ミトリ}」と呼ばれている。

特筆すべきは新たに搭載された多くのオリジナル技。
その数たるや、&b(){必殺技4種、超必殺技14種、一撃必殺技1種の計19種}に及ぶ。
技の一つ一つが非常に凝っており、単に数が多いだけではないその演出は必見。
同梱のマニュアルによると製作者のYoungKirei氏は『ヴァンパイア』稼動当初から
デミトリが持ちキャラであるらしく、「溢れるキャラ愛を目一杯注ぎ込んだ」とのこと。
[[…すごい製作者だ。>・・・・すごい漢だ。]]

原作版で使用できた必殺技、超必殺技ももちろん全て搭載されており、
ミッドナイトブリスには相手の体力、パワーゲージを吸収する効果が追加。
デモン・フレアは三連射するなど演出、性能にはアレンジが加えられている。
また、一部技のコマンドは簡略化されている。
通常技は概ね原作版と差異はないが、SVCではコマンド技となっていた
無敵状態となる特殊ダッシュは入力したボタンによって移動距離が変化。
ハイジャンプ及び空中ダッシュも搭載され、機動力がかなり向上している。

選択したカラーによって使用可能な技に制限がかかる仕様になっている。
1P~6Pカラーはノーマルモードであり、特殊技『リミットディゾルヴ』を
使用すると効果時間中のみ制限技が使用可能になる。
7P~12Pは特殊カラーとなり、制限技の常時解除、体力・パワーゲージが
一定時間ごとに微量回復するようになる。

8段階にレベル調整が可能なAIも標準搭載されており、
今後の動画出演に期待である。

&nicovideo(sm14343999)

余談であるが、吸血鬼つながりなのか[[この>アルクェイド・ブリュンスタッド]][[二人>暴走アルクェイド]]に対してSVC風の
[[特殊イントロ]]が発生する。あと自分自身にも。

⑨氏のサイトで代理公開中。

#region(大会ネタバレ注意)
[[3つの心が1つになれば勝てるトーナメント 【改造3vs3】]]では
[[暴走アルクェイド]]、[[レミリア>レミリア・スカーレット]]と「吸血鬼」チームとして参戦。
ランセレの妙やチームメイトにも恵まれたが、優勝候補と目されていた難敵「傘」チームを
初めて破るなど善戦し、並み居る強敵チーム達を抑え決勝戦にまで進出。
「傘」チームと同じく優勝候補の一角であった「ビーム」チームと激闘を繰り広げ、
惜しくも敗れたが準優勝と優秀な成績を収めた。

&nicovideo(sm17135819)
#endregion

#endregion
#region(EX-Inferis氏 アレンジ仕様)
[[Lord Ravenous]]でおなじみの氏によるもの。
デモンクレイドルで3割減ったと思ったら今度は弱パンチ以下の威力だったり、敗北しても勝利ポーズをとって何処かへと消え去る、
[[乱舞>乱舞技]]の最後で[[4体に分身>フランドール・スカーレット]]したデミトリがバットスピンする際にダメージが存在しない等、
バグの多さからバグデミという不名誉なあだ名を与えられた。
どうやら[[AI]]の記述がState-2にあるのが関係しているらしい。
ただし、オリジナル技や[[フェイタリティ>究極神拳]]の演出などのクォリティ自体は非常に高い。

#endregion

***出場大会
#region
''シングル''
#list_by_tagsearch_cache([大会],[シングル],[デミトリ・マキシモフ],sort=hiduke,100)
''タッグ''
#list_by_tagsearch_cache([大会],[タッグ],[デミトリ・マキシモフ],sort=hiduke,100)
//↓未処理
-[[年忘れだよ!主人公ランダムタッグトーナメント]](エキシビジョンマッチ)
''チーム''
#list_by_tagsearch_cache([大会],[チーム],[デミトリ・マキシモフ],sort=hiduke,100)
''その他''
#list_by_tagsearch_cache([大会],[その他],[デミトリ・マキシモフ],sort=hiduke,100)
//↓未処理
-[[主人公vsボス LvUP付き成長バトル]](修行相手)
''更新停止中''
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''凍結''
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''削除済み''
#list_by_tagsearch_cache([削除済み大会],[デミトリ・マキシモフ],sort=hiduke,100)
//''非表示''
//#list_by_tagsearch_cache([非表示大会],[デミトリ・マキシモフ],sort=hiduke,100)
#endregion

***出演ストーリー
#region
[[A・B・C]]
[[Drえーりん診療所]]
[[Monochrome]]
[[MUGEN'S EVERYDAY'S]]
[[MUGEN STORIES INFINITY]]
[[Tea Party of Witches]]
[[悪魔城ドラキュラ ~cross in mugen~]]
[[イングリッドの愉しい学園生活]]
[[ウサギの大冒険]]
[[仮面ライダー778]]
[[クロス・イン・ワンダーランド~夢幻武闘劇~]](血嫌、悪魔城枠)
[[サイキョー流珍道中第二幕 サイキョー漫遊記]]
[[主人公への道]]
[[戦国無限]]
[[それは意味のない交差]]
[[血が嫌いな吸血鬼]]
[[七夜が往く]]
[[はい、X人組作って運動会]]
[[はい、○人組作って運動会]](ブリス要員)
[[パチュリー・ノーレッジは静かに暮らしたい]]
[[ヒナナイの剣]]
[[飛竜の旅]](第5話)
[[楓流メイフィールド]]([[A・B・C]]から出演)
[[プロジェクトB]](主役?)
[[暴君の日常]]
[[むげコン!]] 
(第1回)└[[暇つぶしにうってつけの日>>http://nico.ms/sm9369964]]
[[無限市吸血鬼事件]]
[[夢幻の新世界]]
[[無限の果てに。]]
[[ロック・ボガードの憂鬱]]
#endregion

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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
『ヴァンパイア』という作品は人間が登場せず、本来は悪役となるはずの化物たちが主役となる当時斬新なゲームだった。
その悪役たちの中で主役と言えば悪役の中の悪役という表現をされて然るべき存在と言える。
つまり彼の処遇、ひいてはシリーズ歴代主人公(特に男主人公たち)の扱いは至極真っ当なものであったのだ。
とはいえ不憫な事には変わりがないのだが。

&aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}}
#region(正体)
#image(demitri-demon.jpg,title=吸血鬼というよりは魔人や悪魔と言われた方がしっくりくる)
#endregion

#image(head.gif,left,title=なんとも野心溢れる笑顔である)
&br()
&font(24,i,b,#483d8b){「『絶対』の力は&br()&br()&space(3)存在するのだよ。&br()&br()&space(5)例えばこの私がそうだ」}
#clear

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。)
//主人公,吸血鬼,魔物|CV:檜山修之|

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