「無」のカード

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「無」のカード - (2009/05/07 (木) 01:02:44) の編集履歴(バックアップ)


CLAMPの少女漫画『カードキャプターさくら』の登場人物。
ただし、原作には一切登場せず、劇場版第二作にのみ登場する。
同作における重要人物であり、『カードキャプターさくら』全体の最終ボスのような立ち位置である。
本編におけるユエを小さくして翼をつけたような少女の姿をしている。
CVは坂本真綾女史。

かつて大魔法使いクロウ・リードがクロウカードを製作した際、あまりの危険さから封印せざるを得なかった「53番目のクロウカード」。
極めて強大な魔力を秘めており、これ一枚で他の52枚と拮抗できるほどの魔力量である。
長らくクロウ・リードの家に封印されていたが、取り壊しをきっかけに現世に復活してしまった。
そして、桜の居る町で次々とものが無くなっていき、それはついには「さくらカード」にも及び始める。
柊沢エリオルいわく、「大切な人への想いを消せば封印できる」とのことだが、
それを無くしたくない桜は戦いに挑むことになる。

その能力は、「存在するものを消滅させる」というとんでもないもの。
「イレイス」のカードと似ているが、こちらは空間ごと消し飛ばしてしまう。
また、魔力量と特性も相まって、桜が使用する魔法は全く通じず、逆に消滅させられた。
実際のところは、孤独感からカードを自分と同じ、すなわち「無」の属性を与えようとしただけであり、
特別に邪悪なわけではない。このあたり、後続のリリカルなのはと少し似ている。

+ 結局…(ネタバレ)
桜の持つ52枚のカードは全て消滅してしまうが、アニメ版最終話で登場した「ハートが描かれた名前のないカード」を「無のカード」と合体させ、
その存在を反転させ、新たな名前を与え「希望(ウィッシュ)」のカードとしたことで、
消えてしまった者は全て戻り、事件は解決した。

おおまかなストーリー。MADですが。「無」のカードは3:00ごろから登場。

この「名前を与えることで存在を反転させる」モチーフはその後の後続作品でも踏襲され、そのたびに大きな効果を上げてきた。

『カードハンターさくら』に登場する「無」のカードは、本編で登場した本体の姿をしている。
原作における最終ボスだけあって全体的なステータスは高めに設定されている。

MUGENでは

セラヴィ氏によるものが製作されている。
他のキャラクター同様、彼女?も東方緋想天風味のアレンジが施されている。
やはり全体的なステータスが高く、広範囲を覆う強力な魔法を撃ってくる。
中でも、特殊技「反存在」は、カウンターで発動し、 一定時間ダメージを無効化して与えられたダメージ分だけ回復する という外道技である。

また、他のキャラクターのデッキは53種類の構成だが、彼女のみ「無」のカードがデッキになく、52種類である。
まあ、その「無のカード」は自分自身だから仕方がないのだが……