エクスプローズ・ホーネック

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エクスプローズ・ホーネック - (2009/11/30 (月) 01:36:30) の編集履歴(バックアップ)



CAPCOMのアクションゲーム『ロックマンX3』に登場する8体のボスの1体。
をモチーフとしたレプリロイド。二つ名は「影の飛忍」。


原作におけるホーネック


元々はイレギュラーハンター第0特殊部隊の副隊長で、ゼロ?の片腕だった。
ゼロがDr.ドップラーによってドッペルタウンに招待された際、多忙だった隊長に代わって出席し、
そのまま洗脳されてイレギュラーとなってしまった。
以降は兵器工場を警備し、やってきたエックス?らを迎え撃つ。

ボス戦では常に上空を8の字に飛び回りつつ、急降下や蜂型爆弾で攻撃してくる。
爆弾は扇形に広がって飛ぶため、位置によっては逃げ場がなくなることもある。
また、ライフが減るとこちらを追尾するハチ型爆弾を断続的に撃ってくるようになる。
常に上空にいるため攻撃を当てにくく、長期戦になりやすい。
出来れば後回しにしてライフゲージを増やすか、弱点武器の「バグホール」を入手してから来る方が良い。
弱点武器が無いと「ラスボスのシグマよりも強い」と言われる事もある程だが、
弱点武器があれば突っ立ってショットボタンを押しているだけで勝てるという、
ある意味ロックマンのゲーム性を体現しているボスと言える。
倒すと特殊武器「パラスティックボム」を入手できる。

余談だが、『ロックマン9』にも蜂の巣をモチーフとした8ボス・ホーネットマンが登場。
蜂型のメカを出して襲わせたり、弱点武器の有無で難易度がかなり変わるという共通点を持つ。


漫画版におけるホーネック

岩本佳浩氏によるボンボン版『X3』では元・暴走族の頭であり、ハンターになる直前のゼロに喧嘩を売って敗北するも、
これを機にゼロの強さに憧れて改心し、ハンター組織に入ってゼロの部下になったという設定が追加されている。
初登場時はイレギュラーハンターであったが、本編冒頭の事件(ゲーム版で言うところのOPステージ)にて、
Dr.ドップラー配下の戦闘用レプリロイド・ヴァジュリーラFFによって拉致され、洗脳と改造を受けてイレギュラーとなった。

ゼロを超える強さを得ることに固執し、ゼロに挑戦状を叩きつけた上で、反動で自身の腕が弾かれる程の重火器を全身に装備して挑むが、
これに対しゼロは「こんなおもちゃに用は無い」と愛刀“ビームサーヴァー”を自ら捨ててホーネックに臨む。
ホーネックは丸腰のゼロに容赦なく一斉射撃を行い「これが強さだ!!」と勝ち誇るも、ゼロは倒れない。
そこでゼロが捨てたビームサーヴァーでの攻撃を試みようとするが、その両手でも持て余す程の大出力に驚き、
「あんたズリイよ。かっこいい事言っといてよ、こんなスゲー武器使ってたんじゃねぇかーッ!!」と叫んでゼロに斬りかかる。
が、ゼロはこれを真正面からヘルメットで受け止め、
「お前はこの程度の強さが欲しかったのか? 違うだろーっ!!」とホーネックをぶん殴って一喝。
ホーネックは自身の求める強さが「ゼロ隊長のような何者にも決して屈しない強さ」であることを思い出し、ドップラーの呪縛から解かれる。

己の情けなさのあまりゼロと顔を合わせられないホーネックに対し、
ゼロは「以前なら立ち上がる位の根性はあったぜ、ホーネック副隊長」と不器用な歓迎の言葉をかけ、
彼はイレギュラーハンター第0特殊部隊副隊長へと復帰を遂げたのだった。

ゲーム版『X3』は初めてゼロを操作可能になった作品であり、またホーネックはゼロとの関連性が明示されていることもあって、
岩本氏の『ロックマンX』シリーズでは初のゼロ単独の(エックスが一切関わらない)8ボスエピソードとなった。
また、『X3』の8ボスはホーネックのように「Dr.ドップラーに洗脳された」という設定の8ボスが多いため、
これを受けた漫画版『X3』は「洗脳を解く」というかたちボスを倒し、結果死亡しない8ボスが同シリーズ中で最も多い作品となっている。
洗脳が解けた8ボス達は終盤、今度は逆にエックスとゼロを救うために奮闘する。

MUGENにおけるホーネック

死門氏によるものが公開されている。
常に空中を飛んでおり、そこから左右にしか動けず降りることも上昇することも不可能。ガードもできない。
原作準拠なため技数も少なく3種類しかないが、地味な見た目に反し性能は相当に高い。
a技は誘導型の子蜂を5匹発射する。ガードは可能で、当たると受身不可能のダメージを受けるのだが、当たろうがガードされようが一定時間経過するまで子蜂が消えてくれない。
このため、とりあえず子蜂を出しておけば相手を固め放題。壁際で当たれば数秒間お手玉状態である。
b技はガード不能の蜂型爆弾を前方に4つばらまく。ただし空中には判定がないため、ジャンプで容易に避けられる。その性能上AI相手だとバンバン当たる。
c技は降下しながら尻のトゲで攻撃。真下にしか移動できないため当てにくいが、技発動中は全身無敵

これらの性能に加え、空中にとどまりコンボも繋がらないアーマー状態のため、AI相手なら何も考えずボタンを押しているだけで勝っていける。
技のバリエーションが少ないため、AIは搭載されているのかいないのかよくわからない動きだが、
現状でもそのAI殺しっぷりによって大概のキャラには負けない。もしかしたら狂キャラレベルくらいはあるかもしれない。