昏き海淵の禍神

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昏き海淵の禍神 - (2010/10/27 (水) 22:25:42) の編集履歴(バックアップ)


君たちはとんでもないものを目の当たりにする!
それは巨大などという言葉では筆舌しきれないほどの大きさを持ち君たちの目の前にある。
そして、その巨大なものは眼前の君たちに一瞥もくれず、ただそこでたたずんでいる。
これこそがこの世界樹の迷宮に巣食う最大の魔のはずである!
今こそこのくびきとも言える魔を打ち倒し、海都に真の意味での自由を取り戻したまえ!


ゲーム『世界樹の迷宮III』に登場する隠しボス。シナリオ的には真のラスボスとなる。

星海(宇宙)からやってきた『魔』である名状し難き神。世界樹とは途方もない時をかけて戦っていた。
ストーリーが始まる遥か昔、世界樹と共に舞台となる星に落下、追うようにやって来た世界樹に押しつぶされるような形で激突した。
そのまま、世界樹の根に封じられ、互い傷ついた力を癒しながら再戦の時をずっと待っていた。
ただ待っている筈もなく、『魔』はフカビトと呼ばれる眷属の王(真祖)を生みだし復活を促進させようと試み。
世界樹は自身の地に住み着いた人間たちの王家に接触しフカビトの策略を阻止しようとする。

当時の王『ザイフリート』に一部の都市を沈没させ*1(この時、世界樹は地上に抜け殻を残して共に落ちた)共にフカビトと戦いつづけた。
なぜ沈没させたかというと、『魔』は『人が『魔』に恐怖するほど強大になる』為であり
『魔』を知る人間がいれば居るほど強くなる(もし地上に出てしまった場合、世界樹でも止めることはできなくなるらしい)。

ゲームでは第六階層『昏き海淵の禍神』(名前と同じ…というかこの階層は『魔』そのものの中)の最深部にて眠っている。
第一形態と第二形態があり、第一形態は三つの技しか使わない(この時『魔』は『眠っている』)
また、この時に同階層に出現する触手を倒していない場合はHPや能力値が大きく上がる。
第二形態は『防御形態』と『攻撃形態』を使い分け圧倒的な力を振るってくる。
さらに第二形態でHP一定以下でパターンの崩れたランダムモードになり、40ターン経過するとランダムモードに加え、全てのパラメータが非常に高くなり完全に目覚めた状態になる。
最下層ボスらしく迷宮内全ての敵キャラの中で最強であり、正攻法での討伐は困難を極める。
最終的には結局ハメに近いことをすれば十分対応できるのだが。(1はPTの攻撃も防御手段も強力、2は全裸カウンター、呪いで即死、3はシノビ一人で完全勝利できる)
ちなみに倒しても暫くすれば蘇る(一応ストーリー上では倒していることに)。
まあ復活してくれないと最強武器が複数手に入らないので仕方ない。


元ネタはクトゥルフ神話に登場する旧支配者にして邪神クトゥルフ。
フカビトのデザインもクトゥルフの眷属である深きものどもとサメ(フカ)人間の二つを掛け合わせたようなものと
思われる。


MUGENにおける昏き海淵の禍神

ジョブチェンジシリーズやアドベントシリーズを制作しているプレート氏が
手書きで作成した攻撃形態が存在する。
画面を覆いつくさんばかりに非常に大きく、人操作での撃破を想定しているとのこと。
12Pでは超即死を使い、更に直死と自身の仕様以外では死ななくなる。

ちなみに作成した理由は禍神ソロクリア記念とのこと。
「夜、なんとも言い難い悪夢を見た!すっごい怖かった!!!」だそうだ。
……プレート氏は夜に窓のほうを見ないことをお勧めする。


*1
この時、ザイフリートの妹であるグートルーネは置き去りにされ、兄を待つために真祖の力を借り100年の時を不老で生きてきた。
真ルート以外では、この事が大きな悲劇を生むことになる。