レディリップ

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レディリップ - (2020/04/12 (日) 16:00:22) の編集履歴(バックアップ)


アメリカの特撮番組『Mighty Morphin Power Rangers』に登場するモンスター。
原典は『五星戦隊ダイレンジャー』に登場する「口紅歌姫」。原語版の名前は「Lipsyncher」。
シーズン2の79話「恋のジャマ者」に登場。
担当声優は、原語版ではアレックス・ボースタイン氏、日本語吹き替え版では山川亜弥氏。

パワーレンジャーであるキンバリーとトミーのデートを見てイラッとした敵の首領・ロード・ゼッドが、
トリニー・クワン(初代イエローレンジャー)の口紅をパースヘッド(ガマグチ法師)と共にモンスター化させた存在。
口唇の形をした大剣を武器にして戦う他、口から破壊音波を放つ能力を持つ。

トミー、キンバリー、ザックはパースヘッドの能力で動きを止められてしまい、
トリニーとビリーは彼らを元に戻す装置の開発に専念したため、最終的にジェイソンことレッドレンジャーとの一騎打ちになる。
破壊音波でレッドレンジャーを圧倒するが顔面を傷付けられた事で、彼女を援護しようとしたゼッドの巨大化爆弾で巨大化。
レッドドラゴンサンダーゾードと一進一退の攻防を繰り広げるが、パースヘッドの能力から解き放たれた他のレンジャーが駆け付けた事で敗れる。

本来は『ダイレンジャー』のキャラだが、まだこの頃はパワーレンジャー交代の概念が無かったため、
ティラノレンジャーことレッドレンジャーと戦う新撮のバトルシーンが使用されている*1
レッド戦
巨大化戦

ゲーム作品『Mighty Morphin Power Rangers: The Fighting Edition』では紅一点のプレイアブルキャラクターとして参戦している。
リーチは短いが二段ジャンプに空中ダッシュなど機動力に優れている。

なお、口紅歌姫およびLipsyncherは、そのセクシーなデザインから国内外で密かに高い人気がある。


MUGENにおけるレディリップ

DarkSide Joe氏による、『The Fighting Edition』のドット絵を使用したアレンジ仕様のキャラが公開されている。
火力はかなり控え目だがコンボ性能は高く、特に空中から放つきりもみキックは強力。
当て身技や2段ジャンプ、背後へのワープなど、トリッキーな技も使用できる。
飛び道具の破壊音波は、技の出こそ速いがリーチが短いため、使いどころが限られる。
超必殺技では、大量の破壊音波を出したり、自分を中心にエネルギーフィールドを展開したりする。
総じて、手数の多さでダメージを重ねるタイプのキャラと言える。
AIも搭載されている。

出場大会



*1
『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の特撮部分流用で始まった『パワーレンジャー』は、人気になって延長され第2シーズンが開始された。
普通に考えれば『ジュウレンジャー』の次の『五星戦隊ダイレンジャー』の特撮部分を使って引き継げば良さそうなのだが。
  • 追加戦士のキバレンジャー以外ダイレンジャーのスーツが使われない(巨大ロボはダイレンジャーの物に変更)。
  • 敵幹部も「仮面をつけたシャダム」がゲスト敵(モンド・ザ・マジシャン)として一度出てきただけ。
  • 第2シーズンに怪人が流用され始めるのが遅い(第2シーズンは第61話からだが、第74話で初めてダイレンジャー怪人が出る。)
  • ついでに戦闘員も『ジュウレンジャー』のゴーレムが強化された設定のオリジナル。(『ダイレンジャー』の戦闘員コットポトロは出てこない)
と、「『ダイレンジャー』はパワーレンジャー化がしづらかったんだろうな」と素人にもなんとなく想像できる出だしになっている。

また、米国に撮影当時のスーツの大部分が送られなかったようで、新撮シーンと『ダイレンジャー』からの流用シーンを組み合わせて、
さながらMAD作品のようにパワーレンジャーと怪人を画面内に同時に出す事なくバトルを演出したケースが散見され、
唯一スーツが変更になったホワイトレンジャー(キバレンジャー)に接近戦の大半を任せてたりもする。
第3期以降の怪人(『カクレンジャー』出典)以降はそうした問題は改善される事となり、翌年の『忍者戦隊カクレンジャー』では、
敵幹部に役者顔出しのキャラを出さないようにしたり、『パワーレンジャー』側でも主人公達のスーツこそジュウレンジャーのままだが、
中間形態の忍び装束のようなものを設定して戦闘員(パワレンオリジナル)戦だけでもやりやすくしたり、
他の星で活躍していたという設定の「エイリアンレンジャー」(カクレンジャーのスーツを流用)をセミレギュラーで出して、
こいつらで『カクレンジャー』の画像を流用できるようにしていた。


役者顔出しだと新規撮影が面倒になるため。
実際『ジュウレンジャー』のバンドーラ(『パワーレンジャー』ではリタ)は、最終的に若返った設定にしてアメリカ側で用意した役者に演者を変更している。
顔出し幹部は『激走戦隊カーレンジャー』で復活したが、この時も顔出しだったゾンネットだけアメリカで新撮影の女性首領に差し替えられていた
(これ以後はアメリカの方で役者を変えて撮影し直す事が多くなった)。