レッドレンジャー

"It's Morphin' Time!!!(訳:よし、変身だ!!)"

アメリカの特撮番組『Mighty Morphin Power Rangers』に登場するヒーロー。
原典は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のティラノレンジャーである。
パワーソード(龍撃剣)という専用武器を使用する。
専用ゾードはティラノサウルスダイノゾード(守護獣ティラノサウルス)。後に、強化されたレッドドラゴンゾード(龍星王)、
ニンジャーから託されたレッドエイプゾード(ゴッドサルダー)や、レッドショーグンゾード(レッドサルダー)も使う。

当初の変身者は格闘技の達人のジェイソン・リー・スコット。
パワーレンジャーのリーダーとして戦っていたが、後に青少年平和会議のメンバーに選ばれ、
グリーンレンジャー=トーマス・オリバーにリーダーの立場を託し、ザック達と共にスイスへと留学した。
その後は、ニンジャ選手権の優勝者であるロッキー・デサントスがレッドレンジャーを引き継ぐ事となった。
リーダーは引き継げなかったが。他にも作中の行動で視聴者からパチ中毒だとかネタにされ易い

ジェイソンは、『パワーレンジャー・ジオ』(超力戦隊オーレンジャー)でも、
ゴールドレンジャー(キングレンジャー)としてパワーレンジャーに一時的に復帰している。
その後、『パワーレンジャー・ワイルドフォース』(百獣戦隊ガオレンジャー)の第34話「Forever Red」でも、歴代レッドの一人として登場、
初代レッドレンジャーに変身した。

『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』(海賊戦隊ゴーカイジャー)でも、
トロイ・バロウという青年が、過去のパワーレンジャー達を模したレジェンダリー・レンジャーキー(レンジャーキー)を使用することで、
一時的にレッドレンジャーの姿に変身して戦うことがある。

『パワーレンジャー・スーパーニンジャスティール』(手裏剣戦隊ニンニンジャー)ではシリーズ25周年のレジェンド枠として登場したが、
この時の変身者はロッキーだった。

+パワーレンジャーという作品
パワーレンジャーという作品

パワーレンジャーとは、日本の特撮作品「スーパー戦隊シリーズ」を海外用にローカライズした作品群である。
これが生まれた発端は、サバン・プロダクションズのハイム・サバンが日本を訪れたときに、
スーパー戦隊シリーズを視聴したことがきっかけと言われている。
しかしこのコンテンツを輸入したいというサバンの意に反しアメリカから見た当時の日本の特撮は、
日本特撮の始祖ともいえる「ゴジラシリーズ」や版権プロダクションに恵まれ、
ハワイ限定でヒットした「キカイダー」を除いて出来の悪い子供騙しと言う偏見を持たれていたため
粗製乱造時代の負の遺産があったのも事実だが、単純に好みの違いもある(トランポリンアクションは当時のアメリカからは安っぽく見られていた))、
業界関係者の理解を得るのに難航していた。
そこでサバンは東映との交渉の末、{変身者の俳優は全て現地の役者を使い、戦闘パートは日本のものを流用して、
ドラマパートは新撮する}という、革新的な手段を実行したのである。
こうして生まれた「パワーレンジャー」は、当初はアメリカの専門家からは否定的な見解を持たれていたが、
1992年のパイロット版を経て、1993年にテレビ放送されるや否や社会現象になるほどの爆発的なヒットを飛ばしたのである。
(どれぐらいかと言うと、クリスマスに子どもにパワーレンジャー玩具をせがまれるも売り切れ続出で右往左往していた親たちの様子を元に
 シュワちゃんが『ターボレンジャーマン』の玩具を求めて大騒動に巻き込まれると言うコメディ映画が作られたほど)

日本のオリジナルの作品と比較すると、アメリカの規制の関係などから、
  • 戦いはガチの殺し合いというよりも、格闘試合のような感じに見せる。
  • 銃の形をした武器は全てビームかレーザーにして実銃を連想させないようにする
  • 多民族国家なこともあり差別呼ばわりを避けるため、変身者の性別・人種はなるべく散らばらせる(基本的にイエロー担当が女性であることが多い)(例外として「マイティモーフィン・エイリアンレンジャー」(忍者戦隊カクレンジャー)と初のイエロー不在である「パワーレンジャー・ダイノチャージ」及び続編の「ダイノスーパーチャージ」(獣電戦隊キョウリュウジャー)で、いずれも初期メンバーが男4:女1)
  • 1話限りの怪人はあくまで怪物であることを強調したうえで倒す。人間っぽく見える悪役は殺すのではなく、結果的に改心させたり封印するにとどめる
  • 味方側の変身者は基本的に死亡しない
などの違いがある。
またアメリカで好まれる作風に対応して「バイクアクションを増やす」「ある程度キャラクターの設定をアレンジする」などもよく見受けられ、
結果的に多少別物ではあるが新たな面白味が生まれることも多い。
一例として、「パワーレンジャーS.P.D.」(特捜戦隊デカレンジャー)は、
(地上波ではないものの)日本でもデカレンジャーのキャストによる吹き替え版が1年をかけて放送された程。
あとページ冒頭の掛け声が『特命戦隊ゴーバスターズ』に逆輸入されていたりもした
(正確にはパワーレンジャーは変身者が「It's Morphin' Time」と叫ぶのに対し、
 ゴーバスターは変身者が「Let's Morphin」と叫び、変身アイテムが「It's Morphin' Time」と応える)。

ただ、人気を博した一方、当時の「とにかくヒーローを悲惨な目に会わせる」という風潮であったアメコミに対して、
「様々な人種・立場の人間が一致団結し真っ向から誰からも解りやすい正義を掲げて戦う」という、
アメリカの理想を形にした本作はアメリカのインテリ層を大いに慄かせた。
なにせかつて太平洋戦争で倒したはずの国が、いつの間にか復活して自分達以上に自分達の正義を表現してみせたのである。
パワーレンジャーのみならず、様々なアメリカ製品が日本製品に追いやられてゆく中、ロボコップ3の様に80年代から90年代のハリウッド映画において、
「日本に経済的に支配されたアメリカ」という作品が多かったのも、そうしたアメリカの日本に対する恐怖の現われなのだ。
故に、パワーレンジャーは子供向けコンテンツにすら浸透する日本の娯楽に対する否定、所謂「ジャパンバッシング」の始まりともなっている。

ちなみに、韓国では2004年頃から日本のスーパー戦隊シリーズの吹き替え版をパワーレンジャーとして放送している。
こちらも中々に好評のようで、キョウリュウジャーに至っては社会現象と呼べるほどのヒットを飛ばし、
人気作でも続編は作らない、というスーパー戦隊の掟を破り韓国独自の続編まで作られたほど
(海賊版ではなく日韓共同制作のちゃんとした公式続編であり、国内においてもYouTubeバンダイチャンネルにて配信中)。
こちらでも(番組自体が15分×12話と短編な事もあってか)ロボット戦がほぼフルCGいう新たな試みが行われている。
Angry Video Game Nerdがゲーム版をプレイ


+リブート版
2017年3月にアメリカで公開されたリブート版でもリーダーとして登場。
本作のジェイソンは選手生命を断たれたアメフト選手という設定に変更されているほか、前の変身者が司令官キャラであるゾードンとされている。
(TV版でもゾードンは以前は変身体があったことが示唆されているが、
 「5人の地球人に力を授けた」と公言されているため少なくとも日本におけるジュウレンジャーの姿ではない)。


MUGENにおけるレッドレンジャー

Alexei Roschak氏製作

MUGEN1.0用のキャラ。製作期間は2週間らしい。
ちびキャラというほどではないが小柄なため、リーチが短め。
近接攻撃がメインのキャラで、ライジングタックルのような蹴り技も使用できる。
超必殺技は1ゲージ技の剣撃「Super Power Sword」、パワーソードから衝撃波を放つ2ゲージ技「Power Wave Burst」、
相手の上空から雷を落とす3ゲージ技の「Power Bolt」がある。
ゲージ技以外では飛び道具に乏しいため、「Power Wave Burst」と「Power Bolt」に頼ることが多い。

Gary Fisher aka ermac氏製作

SFCのゲーム版『Mighty Morphin Power Rangers』のドットを使用したもの。
「ステルスレンジャー」によって透明になったり、巨大ロボ・メガゾードを呼びだしたりして戦う。


このほか、海外のロダにアームドティラノレンジャーに相当する「red ranger with the power shield」という製作者不明のキャラが存在する。

出場大会

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