アメリカのマーベルコミックスの漫画『スパイダーマン』シリーズに登場するヴィラン(悪役)。 空を飛ぶ能力を有した老人であり、ヴィランチーム「シニスター・シックス」の一員。 [[スパイダーマン]]とは長いつきあいの宿敵同士である。 本名はエイドリアン・トゥームス。かつては電器技術者であり発明家であった。 だが、共に仕事をしていた会計のグレゴリー・ベストマンが資産を横領し、全ての財産を奪ってしまった。 怒った彼は最後の発明品である翼型の飛行装置を手に、ヴィラン「ヴァルチャー」となった。 ヴィランとしての能力は、なんといっても翼型の飛行装置である。 これによって空を自由に飛べることはもちろん、年齢不相応の体力を使用者に付与できる。 また、翼を剣のように鋭くして敵を切り裂くことも可能。 さらに、当然ながら発明家であるため、これら以外にも新しい装置を作り出す能力も持っている。 基本的には悪党らしく悪辣な性格であるが、体を悪くした時にネイザン・ルビンスキーの世話になって以来友人関係になったりと根っこの部分では人間らしさも持っている。 後にルビンスキーがスパイダーマンの関係者であることを知り、人質に取るつもりで捕まえて空を飛んだところ、 心臓発作を起こしてそのまま死んでしまった。そのことを深く悔いて、一度は自首したほどである。 最後は、スパイダーマンの叔母でありルビンスキーの恋人でもあったメイ・パーカーから、 「酷いことを言ったのは謝るがどうしても許せなかった。だから神の裁きに任せることにする」と、 とてもヴィランにかけるものとは思えないような言葉までもらっている。 娘や息子、孫などもおり、息子の嫁と孫(病気持ち)には金銭援助を惜しまなかったという面もある。(もっとも、その手段は強盗だったのだが……) **MUGENでは 海外の制作者であるHobgoblin氏とWucash氏の合作であるヴァルチャーが存在している。 原作どおりの飛行能力を持ち、空中を自由に飛び回れるため地上戦主体のキャラに強い。 戦法は、空中機雷や広範囲に対する羽根射撃など、相手を固めるものが中心である。 その一方で必殺技を含めて攻撃力が低いため、今ひとつ決定力に欠ける面も持つ。 ***出場大会 [[アメコミ・海外キャラと大規模タッグGP]]