Gディフェンサー

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Gディフェンサー - (2011/12/20 (火) 21:33:12) のソース

#image(G-Difencer.png,title=ジェットスクランダーとはまた違う追加パーツとして礎を築いた名機だと思う)

&font(24,b,i,black){「カツ、Gディフェンサー、出ます!」}

『[[機動戦士Ζガンダム>機動戦士ガンダム]]』に登場する戦闘機およびガンダムMK-IIのサポートメカ。
型式番号はFXA-05D。主な武装はロングライフルとミサイル。
この機体の最大の特徴はガンダムMK-IIと合体しスーパーガンダムと呼ばれる形態になることである。
この時ガンダム側はGディフェンサーの武装を使用可能になったり、「Gフライヤー」に簡易変形による飛行が可能になる。
逆にGディフェンサー側はコクピットブロック(コアファイター)のみを切り離す形になる。
一応レーザー砲を2門装備しているものの武装面は貧弱であり、母艦へ帰還することが望ましい。
グリプス戦役で投入され高い戦果を上げたが、続編の[[『機動戦士ガンダムZZ』>フルアーマー・ΖΖガンダム]]における、
第一次ネオ・ジオン抗争ではアーガマには配備されなかった。それでもガンダムMK-IIは最後まで戦い抜いたが。
なお、後年のゲーム作品では、黒いティターンズ専用カラーのスーパーガンダムも登場しているが、
設定ではこの黒いスーパーガンダムに装着されているのはGディフェンサーではなく別のサポートユニットである。

劇中ではカツ・コバヤシ(声:難波圭一(TV版)、浪川大輔(劇場版))がパイロットを務めた。

#region(カツ・コバヤシについて)
旧名はカツ・ハウィン。一年戦争の戦火に巻き込まれ、ホワイトベースに乗り込むこととなった戦災孤児のひとり。
おとなしい性格で、一年戦争後はホワイトベースクルーの[[ハヤト・コバヤシ>ガンキャノン]]に引き取られ、彼の養子となった。
ぶっちゃけて言えばカツ・レツ・キッカの戦災孤児組は3人ひとまとめ的な部分が強く、彼単独で特に何かがあるわけではないのだが、
漫画作品『THE ORIGIN』では年長者としてレツやキッカをたしなめ、まとめるシーンもある。

#image(katu.png,title=そんな弾に当たるもんか!)

&font(18,b){「僕らにとって、いえ、母にとってはアムロさんはヒーローだったんです。&br() そんなことを言わずに、『地下にモビルスーツが隠してある』とくらい言ってください!」}

その7年後のグリプス戦役では、アムロや養父のハヤトと共にカラバへ参加。
高いニュータイプ特性を持っているものの、パイロットとしては半人前もいいとこで、
前作の大人しかったが真面目な性格はどこへやら。感情の起伏が激しく、独断専行、命令違反の常習犯となってしまった。
カツが登場して以降、それまでアーガマの[[問題児>ゴジータ]]だったカミーユが
''カツをいさめる側に回る''、といえば彼の素行の酷さが明らかになるだろうか。
監督を務めた富野由悠季氏は彼について、''「7年の歳月は子供を十分に変えてしまう長さ」''
''「(育っていく過程において)自制心(の涵養)が足りなかったのだろう」''と述べている。
また、後にティターンズの少女兵士、サラ・ザビアロフと接触した際には敵味方を越えた恋心が芽生えるが、
それによって突発的行動が更に加速してしまい、更にサラは心酔するパプテマス・シロッコの元に戻ってしまい、
裏切られたカツは人間不信に陥ってしまう。そして、終盤では怒りに身を任せてシロッコを討とうとするが……。

そして最終的には、ヤザン率いるハンブラビ隊との交戦中に、
無謀にも''ほとんど戦闘能力を持たない''コクピット・ブロックで突入し、小惑星に激突して命を落とすという悲惨な最後を迎えた。
死の際にはかつて愛したサラの幻影を見ている。死ねばサラに会えると思った時点で、彼は生きる気力を完全に失ってしまったのかもしれない。

&font(18,b){「サラ…また君に会えるんだね」}

その素行、反動的な言動は、明らかに幼少期の彼があこがれたエースパイロットの[[アムロ・レイ>ガンダム]]を模しており、
そしてその結果は''凡人が英雄を真似ることがいかに悲惨な結果をもたらすか''というシニカルなテーゼとして視聴者へと突きつけられている。
作中のサラとの関係も、かつてのアムロ、シャア、ララアの悲劇を再び再現したものであることからそれはより一層ハッキリしているだろう。
作中ではカミーユと同じく作品の「若さ」を担当するキャラであり、そのせいか彼に対しても批判意見はかなり多い。
その立ち位置から、後年の[[『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』>νガンダム]]におけるハサウェイ・ノアと比較されることもある。
しかし、そうした意見以上に、彼もまたZガンダムという物語に必要不可欠なキャラクターであることは言うまでもないだろう。
%%ちなみにキャラデザを担当した安彦良和氏は「こんなに活躍するならもっと手を入れるべきだったかもしれない」と割と酷いことを述べていたりする。%%

ちなみに養父であるハヤトは、続編の『機動戦士ガンダムZZ』で、ブライトにかつてカツが使用していた部屋を見せられるまで、
フラウや他の子供達にはカツの戦死を告げていなかったり、その後、ラカン・ダカランのザクⅢに搭乗しているドダイ改を撃墜されて戦死する際、
その最後の言葉が''「カツ…」''だったことからも、カツ達に対して血のつながりを超えた強い愛情を持っていたことが伺える。

#region(『スーパーロボット大戦』シリーズでは…)
スーパーロボット大戦シリーズにも幾度と無く登場している。
Gディフェンサーが未登場の%%(もしくはフォウ辺りに取られた)%%場合はネモやジェガン、ヘビーガンといった量産機に搭乗することが多い。
原作に比べると、アムロなど周囲に頼れる大人が多いためか、ちょっと拗ねた子供程度にまで性格は落ち着いている。
更に、死亡イベントが全く採用されないため、基本的に最後まで生存する。%%こいつにイベントを割く時間がないとか言ってはいけない。%%
そのぶん扱い的には割と空気であり、『α外伝』では軟禁されていたのを助けてもらったらジュドーに「いたのか」などと言われたこともある。
しかし、一部作品ではサラを説得することで仲間に出来るため、重要な扱いをされることもある。
ただし、サラを仲間に出来るのは『第四次』と『Z』だけなのだが……。その他の作品でもサラの死亡描写は少ないだけマシだと言えるが。

性能に関しては昔から二軍パイロットの代名詞とされており、回避能力が致命的に低い場合が多い。
昔であれば大人しくスーパーガンダムの複座にでも座ってろ的な扱いが多く、多くのスパロバーにその性格も相まって弄られてきたのだが、
近年ではサポート役として優秀な精神コマンドを多く割り当てられたため、むしろサポートに関しては優秀な立ち位置となることが多い。
扱いとしても[[地球潰しをしようとするかつての上司>サザビー]]やラスボスに対し専用の戦闘台詞が設定されるなど優遇され始めており、
更に、声が劇場版の浪川氏に変わった『Z』では、低いなりに素の性能が底上げされているため、
リ・ガズィやガンダムMK-II(黒)辺りに乗せると思わぬ活躍をすることもある。伊達にNTではないのである。

ただし、前作である『機動戦士ガンダム』が、ZやZZと共演させるために意外と原作再現の機会に恵まれないためか、
カツ・レツ・キッカの三人組の一員である、カツ・ハゥインとしての出番は''スパロボでは一切ない。''
貴重な原作再現の機会だった『GC/XO』でも、『未来ロボダルタニアス』の戦災孤児グループがその代わりを務めている。
一方で、『第三次』では養父のハヤトが一年戦争時代の少年なのに対し、カツがグリプス戦役時代の姿で出てきたこともある。
ハヤトが序盤で抜けるため両者の邂逅は無かったが、一体どういうことなんだろう。%%まあ、アムロが一瞬で7年ぐらい老ける作品なんだけどね%%

なお、カツのファンからの弄られっぷりについてもっと知りたい方は「&b(){吉田創}」で[[ググる>Google]]ことを推奨。
#endregion
#endregion

#region(『スーパーロボット大戦』シリーズでは)
スーパーロボット大戦シリーズにもIMPACTまではガンダムMK-IIと合体できるユニットとして登場している。
スーパーガンダムの状態で精神コマンドが2人分使え、Gディフェンサーへの再分離が可能となっていることから、
コクピットが切り離されるという原作設定は無視されている模様。%%されても困るが%%
この頃はGフライヤーへの変形はできないが、MS形態のままでは飛行できた(原作では重力下で戦っていない)。
元々の性能に加え、二人乗りが可能であるという点から%%カツのような%%二軍パイロットの育成には非常に適している。
ただし多くの作品においてはガンダムMK-IIとGディフェンサーで、貴重な出撃枠を二つも使う点には注意したい。
ロングライフルは射程、威力共に非常に強力だが、この時代は拡散バズーカをフル改造するとMAP兵器になったりしたので、
フル改造した拡散バズーカに威力で抜かれるなんてことも多かったりした。

その後の作品ではGディフェンサーは単独ユニットとしては登場せず、スーパーガンダムとして出撃するようになった。
『第2次スーパーロボット大戦α』及び[[『第3次α』>ディス・アストラナガン]]では、出撃前に選択できる換装パーツ扱いである。
しかもガンダムMK-IIは2機いるのにGディフェンサーは一つだけ。『GC/XO』でも2機いるMK-IIのうち1体だけがスーパーガンダムになる。
[[『MX』>ガルムレイド]]ではガンダムMK-IIが登場しないためずっとスーパーガンダムのままである。%%ZZにスーパーガンダムは未登場なのだが%%
近年では原作通り1人乗りになり(ただし、以前から一人乗りはCOMPACTなどで何度か採用されている)、
『A』ではついにGフライヤーに変形するようになったが、今度はGフライヤーに変形するとGディフェンサーのコクピットが現れるようになった。
ちなみに原作でもMS形態からGフライヤーへの変形は行なっているが、当然Gディフェンサーのコクピットは欠けた状態である。
ただし、原作の設定でもGフライヤーの状態であれば二人乗りのままで運用することが出来る。
『Z』ではロングライフルが小隊攻撃として使用可能なため、小隊の火力を上げる援護役として活躍した。

……ここまで、スーパーガンダムと合体した場合を前提として語ってきたが、
Gディフェンサー単騎の運用は性能が低すぎてほぼ無理である。%%一部作品じゃガンダムMK-II及び合体した状態でも倉庫行き性能だし%%
ただし[[IMPACT>アルトアイゼン・リーゼ]]限定で単騎の性能でMK-IIを上回っている。まあ勿論合体して運用した方が更に強いのだが。
#endregion
#region(『Gジェネレーション』シリーズでは)
Gジェネレーションシリーズでは多くの作品に登場。本作では複数機体の合体システムが存在しない為、スーパーガンダムを作成するにはGディフェンサーとガンダムMk-2を揃えて設計する必要がある。
Gディフェンサー自体は宇宙・空中での高い適性と移動力、射程の長いロングライフルとミサイルを使用できるものの
1マスから2マスの間で使用できる武装が存在しておらず、防御力も低めで戦力として投入するには心もとない。
射程の長さから支援機として使えないことは無いが、支援機としてはもっと優秀な機体は他にもいくらでもいるし、機体育成を見込むのならばコアブースター等の一年戦争の戦闘機の方が成長が早く使いやすい。
ぶっちゃけ、スーパーガンダムの為だけに存在していると言っても過言ではないだろう。
#endregion
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**MUGENにおけるGディフェンサー
[[Ζガンダム]]も作った猫飯氏のものが存在している。
パイロットは原作通りカツ・コバヤシ。ドットには『スーパーロボット大戦』シリーズの物が使われている。

STG仕様のキャラだが体力は通常のキャラと同じ仕様。
STG仕様ではあるが
-自動で少しずつ前進し、後ろに戻ったり止まることは出来ない。上下移動や加速は可。
-武器のミサイルとロングライフルは弾数制で使い切り仕様。
と変わった仕様であるが、このGディフェンサーの最大の特徴は……
-壁に衝突すると爆散、&b(){カツは死ぬ。}
-[[ストライカー]]として後ろからハンブラビを呼べ、射撃をしながらGディフェンサーに近づいてくるが、&br()その攻撃は勿論Gディフェンサーを狙っており、それを受けて体力が0になれば&b(){カツは死ぬ。}&br()更にハンブラビに近づかれると格闘攻撃を受けて&b(){カツは死ぬ。}&br()加速で振り切れば攻撃は避けられるが壁に接近するため衝突し&b(){カツは死ぬ。}
-勿論体力が0になっても、&b(){カツは死ぬ。}
-勝利ポーズは帰還するために飛び去るというものだが、この時も壁に衝突して、&b(){カツは死ぬ。}
つまり、どうあがいても&b(){カツは死ぬ。}
おまけに大ポトレではカツの後ろに&b(){[[死兆星]]}が輝いている。
AIはないみたいだが、あってもなくてもカツが死ぬことに変わりはない。
&nicovideo(sm14539429)

この他、とけい氏のクラシックΖガンダムでもストライカーとして登場するが、
敵に衝突の後にハンブラビの攻撃を受けて爆散、&b(){カツは死ぬ。}
敵に避けられた場合は、床に衝突してバラバラになるので&b(){カツは死ぬ。}
仕様上はただの超必殺技扱いなので、ゲージさえあれば何回でも呼び出せ、何回でも&bold(){カツは死ぬ。}

***出場大会
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#co(){
wikiスレで異論が出たのでタグサーチの変更についてはもうしばらく待ちます。
''削除済み''
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''更新停止中''
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''凍結''
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''非表示''
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}
//***出演ストーリー

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