【東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング】

東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング とは、【ニンテンドーDS】用のゲーム。

概要

東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング


他言語

Brain Age: Train Your Brain in Minutes a Day! (英語・北米)
Dr. Kawashima's Brain Training: How Old Is Your Brain? (英語・欧州)

ふりがな

とうほくだいがく みらいかがくぎじゅつ きょうどうけんきゅうせんたー
かわしまりゅうた きょうじゅ かんしゅう
のうをきたえる おとなのでぃーえすとれーにんぐ

ハード

【ニンテンドーDS】

メディア

DSカード

ジャンル

脳活性化ソフト

発売元

任天堂

開発元

任天堂

プロデューサー

高橋伸也
岩田聡(エグゼクティブプロデューサー)

ディレクター

河本浩一

プレイ人数

1~16人

発売日

2005/05/19 (日本)

値段

DS:2,667円(税別)
WiiU:693円(税込)

レーティング

CERO:全年齢対象

同梱物

日本国外:ペンシルパズルと数独

対応機能

DSダウンロードプレイ

シリーズ

Touch! Generations
脳を鍛える大人のDSトレーニングシリーズ

移植・リメイク

【Wii U】?:【バーチャルコンソール】

日本販売数

3,846,502本

世界販売数

1,901万本

【ニンテンドーDS】向けに発売したゲームソフト。
タイトルの通り川島隆太教授が全面監修を行った知育ゲーム。
簡単な計算を解き続ける事や音読を行う事で前頭前野の活性化を行い、脳をトレーニングする事をコンセプトとしている。
操作はDSの性能を活かし、タッチペンによる書き取りとマイクで行う。
作中では【川島教授】?という、どこかで見たことあるポリゴンの姿に扮した川島が案内やアドバイスを行ってくれる。

過去のゲームハードでもこの手の知育ゲームは他社から販売されていた事*1があったが、基本的には売れないタイトルだったため発売前は殆ど期待されていなかった。しかし、本作はそういった前評判とは裏腹に口コミを中心に流行し、ニュース番組で幾度となく取り上げられ、徐々に販売数を伸ばし従来のゲームを遊ばない年配層を中心にジワジワと売上を伸ばす。そして遂には社会現象を引き起こす事に成功。知育ゲームが本体を牽引するという今までに無い現象が発生してしまった。

こうした経歴のため超ヒットタイトルでありながら当時は開発インタビューなどが全く行われておらず、【東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング】?トピックスで初めて開発の経緯について語られた。
それによると「ユーザー層拡大プロジェクト」の一つとして、書籍『脳を鍛える大人の計算ドリル』に岩田聡が興味を持ち、DSの発売日に岩田自ら川島の元へ訪問を行い、岩田の考え方に共感した事によって本作が完成。
4人までのデータを作って家族内のコミュニケーションツールとして使用できる仕組みは、川島の想いと岩田の気が合った事によって導入されたという。
また、川島教授の粗いポリゴンもやはりというか【アンドルフ】を元にした事が語られており、川島も「面白い」のが好きなのでOKが通った。

大ヒットにつき、バージョンアップ版【東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング】?が2005/12/29に発売。
更に2006年には日本国外への展開も行い、全世界で1900万本以上の大ヒット作品となった。

ゲームシステム

DS本体をノートのように扱うため、縦持ちでプレイしてタッチ画面には文字を書く事となる。

  • 個人データ
    ゲームを始める前には個人データを設定する。
    日付・利き手の確認を行った後に「色彩識別」と「計算20」で最初の脳年齢を測定し、名前と生年月日を入力する。
    入力後に最初のテストの脳年齢の結果が表示される。
  • 脳年齢
    脳の働き方の年齢を示す数値。問題を素早く正確に解くほど若い数値になる。最も若い数値は20歳。
    毎日1回だけランダムで選ばれる3つのテストをクリアする事で再測定が行える。
    グラフで日々の脳年齢の推移の確認も可能。
    また、お手軽版を使う事で個人データに登録していない人でも気軽に脳年齢チェックを行える。
  • トレーニング
    トレーニングは簡単な計算、記憶力クイズ、音読等が行える。
    同じトレーニングは何度でも行えるが、結果の記録は1日につき最初の1回目に行ったもののみが行われる。
    トレーニングの内容は条件を満たす事で増えていく。
    グラフで日々のスコアの推移の確認も可能。
  • 通信機能
    DSダウンロードプレイに対応しており、最大16人のプレイヤーと計算で対戦したり、お手軽版の配布を行える。

キャラクター

ゲームモード

  • お手軽版
    お手軽脳年齢チェックとお手軽トレーニングを行える。トレーニングは計算20のみ。
  • 毎日トレーニング
    メインモード。脳年齢のチェックやトレーニングを行える。
    「ハンコカレンダー」にはトレーニングが実行された日にはハンコが押される。これでトレーニングを行った日を一目で確認できる。
    日によって気まぐれな質問を行って数日後に回答を求められる「記憶力クイズ」、お題として出された絵を描く「お絵かきクイズ」が出される事がある。
    • 脳年齢チェック
      3つのテストを連続で行う。結果に応じて脳年齢が記録される。
      1日何回でも遊べるが、記録されるのはその日の最初の1回目の記録のみ。
      • 計算20
        簡単な計算を20問行う。
      • 色彩識別
        画面に表示される「文字の名前」の「文字自体の色」をマイクに話す。
      • 単語記憶
        画面に表示される28つの単語を2分間で覚えるだけ覚え、3分間で覚えた限りの単語を書く。
      • 高速数え
        1から120までの数字を声を出して数える。数え終えたらタッチする。
      • 順番線引き
        A→ア→B→イ→C→ウ…のように、英語とカタカナを上から交互に線引きする。
      • 数字数え
        ディスプレイ画面に様々な色の数字が映されるので、表示される問題に合った数字の数をタッチスクリーンに記載する。
    • トレーニング
      最初は3つのトレーニングしか行えないが、遊んでいくとトレーニングが徐々に増えていく。
      • 計算20
        脳年齢チェックのものと同じ。
      • 計算100
        こちらは100問の計算を行う。
      • 名作音読
        表示されている文章を声に出して読む。めくる際はタッチして行う。
      • 瞬間記憶
        ディスプレイ画面にある枠に一瞬だけ数字が表示される。その後、タッチスクリーンに数字と同じ位置に四角形が表示されるので、数字の小さい順に同じ位置の四角形をタッチする。
      • 文字数え
        ディスプレイ画面に表示される文章をひらがなにした際の文字数をタッチスクリーンに書く。
      • 人数数え
        家の中に人が出たり入ったりするのを見て、最後に何人残っているのかを書く。
      • 三角暗算
        ディスプレイ画面に三角形で表示される3つの数字と3つの記号に応じた計算式の答えを書く。
      • 時間計測
        上の時計の時刻から下の時計の時刻までに経過した時間を数字で書く。
      • 音声暗算
        計算を声に出して行う。
    • グラフ
      脳年齢チェックやトレーニングの記録をグラフで確認できる。
    • その他
      他のゲームで言うオプションモード。
      • 設定
        名作音読の文字の大きさや利き手の設定、個人データの削除を行える。
      • サイン変更
        個人データで登録したサインを変える。
      • ハンコデザイン
        ハンコカレンダーに押すハンコを自分でデザインする。
      • 教授語録
        川島教授のアドバイスを確認できる。
      • スタッフロール
        右下の人型アイコンをタッチするとスタッフロールが表示される。名作音読などと同じく、自動送りではなく手動でめくる。
  • 通信
    DSダウンロードプレイを行い、計算30での対戦やお試し版の配布ができる。

BGM

2024/11/26より【Nintendo Music】で配信。

関連作品

紹介動画

リンク

移植・リメイク

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最終更新:2024年11月26日 11:26

*1 主にイマジニアの『□いアタマを○くする』など