このページでは【ゼノブレイド3】のキャラクター、
マシュー
を解説する。
【ファイアーエムブレム 烈火の剣】のキャラクターは【マシュー(ファイアーエムブレム 烈火の剣)】?を参照。
マシュー |
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他言語 |
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性別 |
男 | |
所属 |
シティー | |
声優 |
榎木淳弥 | |
初登場 |
【ゼノブレイド3】 |
「ウロボロスナックル」という手甲で戦う青年
DLCシナリオ『新たなる未来』の主人公。
エイと旅をしている。
元々はシティーの住民。メビウスの襲撃で壊滅したシティーの生き残り、そして行方不明になった妹のナエルを探して旅に出ている。
15年前に両親をメビウスとの戦いで亡くしてから、ナエルと共に祖父のゴンドウによって育てられた。
ゴンドウはかつてシティーで暮らしていた頃の再生体であったノアと【ミオ】の息子であるため、本編主人公の曾孫にあたる存在である。
使用するブレイド「ウロボロスナックル」は彼が作り出したものではなく、ゴンドウから譲り受けた先祖代々伝わるもので、これを使った格闘スタイルで戦う。
クラスはマーシャルアーティストで、細かく位置取りを変えずに相手の正面から攻撃するのが得意なアタッカーロール。
クリティカルゴリラことレックスがあまりにも規格外な火力な持ち主なせいで霞んで見えるが、本編のアタッカークラスと比べてもかなり高い火力の持ち主であり、主人公としての風格は十分。
正面からのブレイクを叩き込んでパーティの切り込み隊長を任せたい。
ただ単純にナックルで格闘戦をしているのではなく、ゴンドウによってウロボロスパワーを引き出し幻影と自分を一体化させる戦闘スタイルを身に着けている。
当時のシティーの間では古臭い戦闘スタイルと馬鹿にされていたが、祖父共々実力は高く本編が始まる前の段階で多くのメビウスを撃破しており、メビウス達からは「メビウスキラー」として恐れられていた。
竹を割ったような真っすぐな性格をしており、困った人を見捨てておけない情に厚い性分の持ち主。
その一方、深く考えずに突っ走る困った面もあり、メビウスキラーの異名も、避けられるはずのトラブルに首を突っ込むのを繰り返し、メビウスと何度も交戦した結果得てしまった物である。
エイからは事あるごとに叱られており、たまにマシューからも反論することがあるが、大体言い負かされる。
ただし、暴走しがちなマシューと面倒見の良いエイとで相性は良く、お互いに気を許し合って共に旅をしていた。
【シュルク】やレックスが率いるリベレイターの一員となって冒険を続ける最中で探し求めていたナエルと出会うが、彼女は本シナリオが始まる前に起きた子供たちが殺害される事件により世界に絶望しており、その精神状態とコアクリスタルの適正からアルファの依り代と化していた。
シティー襲撃事件も【ゼット】がアルファと同じトリニティ・プロセッサーに対抗しうる力「終の剣」の所有者であるエヌを、アルファと化したナエルを倒すために派遣したことで起きた物である。
そして他ならぬエヌこそかつてエムとなる前のミオとシティーで結婚し、間に息子であるゴンドウを授かったかつてノア本人であり、前述したマシューの曽祖父にあたる存在であった。
マシュー自身もその場に居合わせてはいたのだが、二人の孫を守るために父に立ち向かったゴンドウのウロボロスパワーの爆発によって気を失い、通りすがったエイによって介抱されたのをきっかけに二人で旅をするようになった。
オリジンに辿り着いて最後の決戦に向かうも、アルファの傀儡と化したナエルによって、オリジンの膨大な記録の中からかつて神クラウスが暮らしていた楽園「ラダマンティス」に連れていかれ「殺戮者であるメビウスが守ろうとしているモノには何の価値もない」「醜く争い続ける人間たちを切り捨ててこの楽園で一緒に暮らそう」と誘われるが、それを拒否。
結局は何一つ不自由のない平和な楽園ですら先を求める人々の手によって滅びたことを指して「どんな世界であってもいらない人間を見捨てていこうとすれば滅びが待ち受けているだけ」「ナエルがやろうとしている事はメビウスと変わらない」と述べてナエルを必死に説得。
ナエルも兄の訴えに心を動かされて己の過ちを反省するも、宿っていたアルファが彼女を媒介にして顕現。
アルファとの激闘の中で、共闘していたエヌが差し出した終の剣と彼が持つ「終の拳」であるウロボロスナックルをぶつけ合うと、ナックルの中になんと【プネウマ】のコアクリスタルが宿っていたことが判明。
プネウマとロゴスの共鳴反応が彼に宿るウロボロスパワーの真価を発揮させ、その場にいたエイとエヌを除く6名が合体した巨大ウロボロスが誕生。
その圧倒的な力でアルファを撃破することに成功し、その後はアイオニオンの依り代となったエイとシュルクとレックスを見送った。
本編終了後はかつてエイに言われたよう、シティー再建を目指して世界を回るためにリベレイターの元を離れ、
「マシュー・ヴァンダム、行ってくるぜ!」
の一言と共に外の世界へと旅立ったのだった。
ここにきて初めて彼こそが六氏族「ヴァンダム家」の始祖であったことが明かされる。
大勢の仲間に見守られた彼の新たな冒険への旅立ち自体は、シティーの再建を思わせる爽やかなものではあるのだが、本編の六氏族のヴァンダム家の彼そっくりの像の解説によると
「シティー再興後にはドイル家の始祖にシティーの全てを託し、放浪の旅に出立。その後の消息を知る者はいない。ヴァンダムの氏を持ち、始祖の子孫達がシティーへと帰還したのはそれから数百年後の事である。」
と書かれていることから、この旅立ちの後、
二度と帰ってこなかったらしい。
「ナエル・ヴァンダム」であるはずのナエルがドイル家の始祖となった上で彼がヴァンダム家始祖になっているのも、この数百年間の分断が原因か。