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FAERTHALE


"Narian、知りたいの?私たちエルフの秘密を?" ─ ' Keeping of Castique'四作目より、Kaolyen Greyborne


紹介

Kingsreach大陸の最西端に位置するFaerthale。大陸の中でもその土地環境は際立っており、険しい山道や魅惑的な密林の洞窟、多様性豊かな山林地帯が同居しています。


エルフの国土の南東部はSilent Plainsと接しており、西端部は荒れ狂う海に面しています。西端部ではN'ylemの川からの水流が崖に面した沿岸に向かって勢いよく流れ落ちていますが、その水源は殆ど利用されることはありません。

大地を覆う広大な森林地帯は主に二つに大別されます。ひとつはエルフが育んだFaerthaleの森と、エルフが来るより前から存在する古代の森林地帯です。

北方には、エルフがおよそ800年前Aegisの山麓に築き上げたFaerthaleがあります。この峻立する山岳保護地は当初の要塞としての役割を越え、エルフの多様性ある文化を象徴する基盤となりました。この雄大な地より、エルフは自らの未来を話し合い、その三つある分派は平和を保ちつつも、お互いに主導権を握ろうと争っています。


しかしこの都市の中心にはこの世ならざる美しさを秘めた自然が存在しエルフたちの意志をまとめています。Aegis山の麓からその幹がねじり合うようにしてそびえ立っているThe Lucent Treeは生命、光、超自然を象徴する銀白色の葉をまとった巨木です。この木の起源はエルフやそのホームワールドのS'iolaenに根ざしています。Lucent Treeはいわばエルフの人々を代表する顔であり、この種族の中で何よりも際立って重要な存在となっています。神として崇拝されている訳ではありませんが、この巨木はエルフとその悲劇的な過去を結びつける生きた自然のモニュメントであると同時に、エルフの将来を希望の光で照らす存在となっています。


この雄大なエルフの故郷を旅する間、Lucent Treeの寛大な光が我々を導かんことを。



レッドグローヴ

レッドグローヴはエルフが一から自然環境を造りあげたFaerthale内でも有数の実例です。この木々は惑星S'iolaenが原生地であり、Faerthaleの入り口に密接するように植えられています。都市の街路は北へ南へと道が伸びており、鮮やかな赤色の葉をまとった白い樹皮のレッドグローブがこの道を沿うようにして生えています。この木はエルフにとっては自分の家のような憩いの場であり、外から来た者もその魅力に優しく迎え入れられ、後ろ髪を引かれることになるでしょう。


The Reul Height/Adytum of Aellos

遠い昔、Aegisの山から分かたれたこの巨岩はRoan山脈の弟のような存在としてこの森から屹立しています。エルフはこの岩を神々の天界へ続く第一歩を象徴する物として捉えており、頂上にAdytum of Aellosを建立しました。Adytum(※神官のみが立ち入れる神聖な聖域のこと)の中心部に祀られているのはThe Celestial Eyeとして知られている非常に貴重で神秘的な水晶で、定命はこの宝物を通じて天上の神々とあたかも対面しているかのように交信することができます。



Faerthaleの森

Deicide Warの壊滅的な被害から復興したFaerthaleの森は自由奔放な自然環境に溶け込んだエルフの素晴らしい職人芸を如実に示しています。S'iolaenとTerminus双方に由来する木々、草木、野生生物が共存しており、そこには一貫性すら感じさせられます。これは、エルフがこの谷を自らの手を入れ過ぎないよう注意を払ったからです。新人冒険者には、エルフが切り開いた土地やその裏に隠された意図に気づくことは難しいでしょう。しかしその繊細な意図が分かれば、エルフたちの仕事が驚くほど明瞭となり、その目を通して彼らの自然への深い慈しみを感じることができるようになります。


エルフがTerminusでの生活を始めた当初、一介の冒険者が見ることができたのはこの森の外縁に留まりました。この森を通る道は殆ど作られておらず、むしろ進入者を混乱させる目的で作られていました。というのも当時のアシェンエルフは強権的で、「まだ見ぬ敵」から身を守ることは交易や同盟関係と同じくらい重要なことだと考えていたからです。


今日、Silent Plainsからの入り口は変わらずこの森に阻まれていますが、通り抜ければかつてとは異なりLo'thaleのたくましい人々が暖かい心であなたを迎え入れてくれるでしょう。


The Field of Fallen Stars

エルフは死者を埋葬しません。S'iolaenの時代、エルフはTohr'mentiriiから逃走を強いられたことで遊牧的な生活様式となった為、死者を埋葬するのではなく火葬していました。その代わりにアッシュストーンという装身具を死者の灰から作り、身内の者はそれをたいていは首に、あるいは体のどこかに身につけていました。Terminusではこの慣習はフォーマルな場に留まりますが同様に継承されており、このフィールドは死者なき墓苑となっています。


N'ylem川

Soul of Aegisより湧き出てLucent Treeの根の周りを流れるこの川は透き通った冷たい川です。その流れはゆるやかで底も浅いですが、川の淵はその限りではありません。この川はFaerthaleとOldwoodの両方の森にとって生命線であり、Lucentの巨木には劣るものの、この巨木と相互補完的な関係を築き上げています。


The Lake of Morning

Roan山の滝からその水源を支えられ、この神秘的な湖は毎朝太陽が昇る前、Faerthaleの地域一帯に大地を潤す恵みの霧をもたらします。その穏やかな水面にはAshrentと呼ばれる死者の灰より生まれし光り輝く精霊が湖畔を舞い踊ります。この精霊は準備が整うと、滝の裾に建つTemples of Dusk and Dawnを通り抜け、定命の世界から永遠に立ち去ります。


The Lucent Tree

前述の通り、ルーセント・ツリーはエルフの文化の根幹となっています。この巨木はエルフ文化の代表として何千年もの間、二つの星にまたがって彼らの文化を特徴づけています。

事実、ルーセント・ツリーはS'iolaenで絶滅した二本の木の子孫にあたります。このエルフの至宝は500年前RevenantがFaerthaleを占領した際その先祖とあわや同じ運命を辿りそうになりました。多くの命がこの木を守る為犠牲になりました。その多くはアシェンエルフでしたが、勝利への糸口が見えたのは彼らがこの世を去ってから随分時が経ってからのことでした。

着目すべき点は、Faerthaleを守る最後の戦いで多くのアシェンエルフが命を落としていなければ、まだ誕生したばかりのエンバーエルフの統治は存在していなかった可能性があることです。歴史家は、現在ではライバルでもあるアシェンエルフという勇敢な先人たちが大義のためにその身を捧げていなければ、エンバーエルフたちはその統治基盤を築き上げることはできなかっただろうと考えています。

しかし、Deicide War終結後エルフは指導者を欠き、エルフ社会から第三の求心力ある新興勢力が生まれることとなりました。


Aegis山とFaerthale

FaerthaleはDeicide Warの戦火からかつての輝きを取り戻した数少ない都市です。他の種族からすると一貫して冷静なように思われていますが、エルフが復興し、更には以前よりも更に増して輝く都市を見れば彼らの熱意の程は明白でしょう。

この都市には整然した物に対するエルフの性向だけでなく、その建築には自然が重要な構成要素となるべきだという考え方も示されています。建築物はその半分が山の中に入っていたり、半分が崖からはみ出ていたりしますが、これは全て意図的で慎重な計画によるものです。Faerthaleの都市はAegisの高山地帯周辺に展開され、都市の開発当初懸念されていた防衛が軽視されないように開発されました。

FaerthaleはThronefastのように地区整理を行うことなく、宗教施設や商業施設は生活のあらゆる側面を一体化、調和する目的でごちゃ混ぜとなっています。また、The Crownroomやルーセント・ツリーは時や人を問わず見ることができるように建設され、Crownroomから威厳ある声が天から降り注ぎ、ルーセントツリーの威容が大地より屹立しています。


Anadem評議会のCrownroom

この評議会は九本ある「枝の指導者」から構成されており、各々がエルフ社会における異なる社会の出身者によって成り立っています。The Crownroomの名前は象徴的であり、このCrownつまり王冠は一人のエルフのものではなく、エルフ全体を代表、統治するために選出された組織に属しています。Roomにあたる名前は、同様にある種不適切な名称で、この議会の上部は天井がなく空に向かって吹き抜けており、アーケインの魔法で塞がれないかぎり開放されています。これは神も含めた何人からも、いかなる発言や決定も包み隠すことができないようにするという意図が込められています。

……つづく



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最終更新:2026年07月14日 08:43