「従機 フリルド・ハルゼイダチェス」
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聖華暦709年に初号機がロールアウトした、自由都市同盟の伝令用従機。開発元は都市同盟軍。
戦場においては多数の機兵が稼働状態で乱戦を行うため、その魔導炉ノイズによって通信などが妨害・阻害される事になる。
そのため旧来は、高機動型の機装兵による伝令が情報伝達の役割を担っていた。
だがしかし伝令と言う役目のみに、高価値でしかも戦力評価も高い機装兵、および機装兵を運用できるほど高度な訓練を施した操手を充当するのは、軍の高官たちからすれば非常な無駄に思えてならなかったのである。
戦場においては多数の機兵が稼働状態で乱戦を行うため、その魔導炉ノイズによって通信などが妨害・阻害される事になる。
そのため旧来は、高機動型の機装兵による伝令が情報伝達の役割を担っていた。
だがしかし伝令と言う役目のみに、高価値でしかも戦力評価も高い機装兵、および機装兵を運用できるほど高度な訓練を施した操手を充当するのは、軍の高官たちからすれば非常な無駄に思えてならなかったのである。
そこで都市同盟軍では、専用従機の配備と言う手段を取る事にする。
都市同盟軍参謀本部が示した要求仕様は、ただひたすらに単純明快であった。
圧倒的な走力と不整地踏破性、そして能力の低い操手でも扱える高い操縦性、この3つを安価な従機で実現することである。
そして都市同盟軍の研究所は、見事それに応えてみせた。
都市同盟軍参謀本部が示した要求仕様は、ただひたすらに単純明快であった。
圧倒的な走力と不整地踏破性、そして能力の低い操手でも扱える高い操縦性、この3つを安価な従機で実現することである。
そして都市同盟軍の研究所は、見事それに応えてみせた。
完成した試作機は実戦テストにおいて、当初現場からは不評の声をもって迎えられた。
薄っぺらい装甲、バランス取り目的だけで手がついていない腕、武装まったく無し。
戦闘にも、作業用にも、まったく使う事のできない特殊用途向け従機は、単なる場所塞ぎにしか思われなかったのだ。
しかしこの機体は使っているうちに、徐々に受け入れられていく。
この従機による確実な情報や命令伝達は、戦場に無くてはならない物になっていったのだ。
そしてその走る姿から、この機体は「フリルド・ハルゼイダチェス(エリマキトカゲ)」の愛称で呼ばれる様になり、正式量産機が配備される頃には、それが正式名称となったのである。
薄っぺらい装甲、バランス取り目的だけで手がついていない腕、武装まったく無し。
戦闘にも、作業用にも、まったく使う事のできない特殊用途向け従機は、単なる場所塞ぎにしか思われなかったのだ。
しかしこの機体は使っているうちに、徐々に受け入れられていく。
この従機による確実な情報や命令伝達は、戦場に無くてはならない物になっていったのだ。
そしてその走る姿から、この機体は「フリルド・ハルゼイダチェス(エリマキトカゲ)」の愛称で呼ばれる様になり、正式量産機が配備される頃には、それが正式名称となったのである。
ちなみに帝国や聖王国においても、自由都市同盟から数年遅れで伝令用従機の配備が始まった。
だが完成度の面では、先行していた都市同盟軍のこの機体には追い付いていない。
後に自由都市同盟では、魔導指揮管制装置Hanni-Balの簡易量産型であるBARCAが配備され、戦場での通信環境は飛躍的に向上する。
それでも伝令用従機の需要は無くならず、今もこの機種の生産は続けられている。
だが完成度の面では、先行していた都市同盟軍のこの機体には追い付いていない。
後に自由都市同盟では、魔導指揮管制装置Hanni-Balの簡易量産型であるBARCAが配備され、戦場での通信環境は飛躍的に向上する。
それでも伝令用従機の需要は無くならず、今もこの機種の生産は続けられている。