Hanni-Bal -システム・ハンニバル
[解説]
機装兵ヴァナルガンドに搭載されている魔導指揮管制装置。
1つ目は風魔法を応用した、広域通信システムである。
これにより、前作機装兵フロズ・ヴィトニルで存在した、
「後方の通信装置から離れ過ぎると機能しなくなる」「混戦になると通信魔法がジャミングされる」の2大欠点が解消された。
これにより、前作機装兵フロズ・ヴィトニルで存在した、
「後方の通信装置から離れ過ぎると機能しなくなる」「混戦になると通信魔法がジャミングされる」の2大欠点が解消された。
2つ目は、レーダーによる戦域情報収集システムである。
従来機装兵に搭載される索敵用の機器は、一般にエーテル索敵機と呼ばれる物である。ことにその内でも、機装兵に搭載可能な物はエーテル・ロケーターと呼ばれる種類の物であり、これは乱戦状態では機能しない、探知精度が低い、地形の影響を受けるなどの弱点と言うか、欠点を持っていた。ダライアスはこれを嫌い、幻装兵などに搭載されていた科学技術の電波レーダーシステムを魔導工学で置換した、魔導式電波レーダーを組み込むことに成功する。ただしこれはこのシステム全体の価格を信じ難いレベルに跳ね上げ、同時に複雑なシステムはダライアス本人か、その監督下にある組織でしか製造できない代物となった。
従来機装兵に搭載される索敵用の機器は、一般にエーテル索敵機と呼ばれる物である。ことにその内でも、機装兵に搭載可能な物はエーテル・ロケーターと呼ばれる種類の物であり、これは乱戦状態では機能しない、探知精度が低い、地形の影響を受けるなどの弱点と言うか、欠点を持っていた。ダライアスはこれを嫌い、幻装兵などに搭載されていた科学技術の電波レーダーシステムを魔導工学で置換した、魔導式電波レーダーを組み込むことに成功する。ただしこれはこのシステム全体の価格を信じ難いレベルに跳ね上げ、同時に複雑なシステムはダライアス本人か、その監督下にある組織でしか製造できない代物となった。
3つ目は、この広域通信システムおよび戦域情報収集システムにより得られた情報を、微弱な雷魔法で電気信号にして、ヴァナルガンド操手の脳に直接伝達するシステムである。
と言っても、生の戦域情報をそのまま操手の脳に送り込むのは危険である。
小隊規模の情報ならば安全だが、その場合直接目視などした方が早い。中隊規模だと気絶。大隊規模以上だと目、耳、鼻、口から血を吹いて死ぬ事になる。
そのため安全なレベルまで戦域情報をデータ処理しなければならず、それには高度な演算システムが必要だった。
これを解決するために、ダライアス技師は操手であるエルトシャン・グレイブと共にある場所へ赴き、危機に陥るのだが……。(Darius Report:File4参照)
と言っても、生の戦域情報をそのまま操手の脳に送り込むのは危険である。
小隊規模の情報ならば安全だが、その場合直接目視などした方が早い。中隊規模だと気絶。大隊規模以上だと目、耳、鼻、口から血を吹いて死ぬ事になる。
そのため安全なレベルまで戦域情報をデータ処理しなければならず、それには高度な演算システムが必要だった。
これを解決するために、ダライアス技師は操手であるエルトシャン・グレイブと共にある場所へ赴き、危機に陥るのだが……。(Darius Report:File4参照)