レッサーデーモン - 聖華世界 @ wiki

レッサーデーモン

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［解説］

人間の死体が邪法によって変質した姿。大きさは2ｍ～3m程度。
主に魔人種や不死種の魔族の尖兵として扱われる。
あまりにも知能が低すぎたために下等魔族に分類される。

本来、正しい手順で邪法による魔族化を行えば人間の死体からは不死種の魔族が生まれるが、工程を省き即席で魔族化を執り行うとレッサーデーモンが生まれる。

見た目は頭蓋骨や筋肉組織、脊髄などが露出しており、背中からも腕を生やしている上、わき腹からは巨大な目玉が剥いているという、ゾンビのごとく極めてグロテスクな姿をしている。
常に気味の悪いキチガイじみた笑い声を上げており、まるで知能というものが感じられない。

四つん這いの体勢で襲ってくるが大した攻撃力もないので武術の心得があれば倒すのは割と簡単――
かと思いきや意外とすばしっこく身軽に攻撃を躱してくる。
おまけにレッサーデーモンの肉体はそれ自体が強力な毒そのものであり、触れるだけで危険というのも非常に厄介なところである。
特に目玉部分は強力な毒素の塊で、うかつに目玉を潰そうものなら強力な毒液を浴びる事になるだろう。

レッサーデーモンと対峙する際は遠距離からの魔法や銃撃が有効である。
近接攻撃を仕掛ける場合は毒素を浴びないように素早い立ち回りが重要となる。

レッサーデーモンには自律型と召喚型の二種類が存在する。
自律型は邪法によって生物として再構築された状態であり、生命活動を維持するためには捕食行為による栄養摂取が必要となる。
そのため、自律型のレッサーデーモンは放置すれば再現なく人間を襲うようになる。
知能は低いが自分より高位の魔族に従い行動する程度の知恵はある。

召喚型は主にデビル・プランテーションや高位の魔人が邪法によって即席で用意するレッサーデーモンである。
本来レッサーデーモンを作るには人間の死体が触媒として必要になるが、召喚型は邪法による生命創造で生み出される。
これらは大本の邪法供給源を断たない限り何度でも蘇る。
そのため召喚型のレッサーデーモンとの戦闘では術者を狙うのが定石となる。
召喚型のレッサーデーモンは術者によって完全にコントロールされており、自律型より高度な戦略を駆使してくるため非常に厄介な相手である。
術者が死ぬと肉体を維持できなくなり泥のように溶けてしまう。