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  • 風来者ザカライア

聖華世界 @ wiki

風来者ザカライア

最終更新:2020年10月30日 23:13

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第一話:風来者ザカライア



 時刻は夕暮れ時、その村に1軒だけの酒場はごった返していた。客の半ば近くは、傭兵たちだ。更にそのうちの8割が、傭兵団「雷小僧(サンダーキッズ)」の構成員である。この傭兵団とその他の傭兵たちは、収穫前の畑を魔獣禍から護るため、この村に雇われたのだ。そしてつい先日、彼らがきっちり護り抜いた畑は、収穫を終えた。税も納め終えて、残った収穫物を村で食べる分を除き、商人に売却。そこから支払われた報酬で、傭兵たちは打ち上げをしていたのだ。
 そんな酒場の片隅、カウンターの一番端に、しょぼくれた風体の男が一人座って酒を飲んでいた。その男も傭兵の様で、腰には長剣と小剣を佩き、背中に破斬剣を背負っている。見た目はいかにも貧相であったが、実のところ見るべき者が見れば、薄く開けられた目は物騒に油断なく光っている。服装も軽装に見えるが各所に金属板を縫い込んで、最低限の防御は整っていた。更にその躯体も、細身だがしっかりと必要量の筋肉はついている。
 彼もまた、雇われた傭兵の1人であった。だが彼は、浮かれ騒ぐ他の傭兵たちとは距離をとり、1人静かに飲んでいる。そんな彼に、近づく者があった。

「なあ、おっさん。」
「……?」

 怪訝そうに右眉を上げ、声の方に顔を向けた男が見たのは、酒場の下働きをしている未だ年端も行かぬ少年だった。少年は言葉を続ける。

「なあ、おっさん。おいらの事、従者にしてくれねえか?」
「……いらん。」
「そんな事言わねえでよぉ。おいら、けっこう役に立つぜ?」
「駄目だ。従者を持てば、主人はそれを食わせる義務ができる。……俺の財布は、かつかつだ。他を当たるんだな。」

 少年は、しかし食い下がる。

「おっさん、傭兵たちの中でもピカいちの腕前じゃねえか。大半が従機乗りなのに、珍しい機装兵乗りだし。本気になれば金稼ぎぐらい、どうとでもなるんじゃねえのか?」

 装兵とは、全高8m弱の機械仕掛けの巨人兵器である。機装兵はその内でも上位の機種だ。傭兵が魔獣の類の退治に使うのは下級の従機である事が多い。もっとも従機は下級であるが故に、装兵として扱われていない代物なのだが……。
 機装兵を持っている傭兵であるこの男は、すなわち傭兵の中でもかなりの腕利きであるはずなのだ。だが男はぶっきらぼうに言う。

「俺は三流だ。それに俺は、旅の途中だ。旅には金がかかる。」
「頼むよ。俺、この村で腐っていたくねえんだ。世を見たいんだよ。旅してるってんなら、なおさらだ。連れてってくれよ。」
「駄目だ。」
「……。」

 少年は、しばらく男を睨みつけていたが、肩を落として片付けの仕事に戻る。カウンターの向こうで、今まで黙っていたバーテンダーが口を開いた。

「あいつもねえ……。困った奴です。器用で頭も回るので、将来はこの酒場を任せてみようかと思ってるんですがねえ、ジンデルさん。」
「……ザカライアでいい。家名で呼ばれるのは好かん。」
「ですか。まあ、外の世界に希望を抱く年ごろだってのは理解できるんですが……。」

 男……ザカライアは、酒のグラスを煽って、ため息混じりに言う。

「どこも地獄さ。まだしも家族や知り合いがいる、自分の村に閉じ籠っていた方が幸せだ。……外になんぞ、出るもんじゃない。」
「それがわからんのが、子供なんでしょうなあ……。」
「おかわり、くれ。」
「どうぞ。」

 そうしてザカライアは、バーテンダーの出した酒のおかわりを、ふたたび口に運んだ。



 ザカライアは酒場を出て、定宿へ向かう。だがその後を追う者がいた。先ほどの酒場にいた傭兵である。その数は5名。下卑た笑みをその顔に貼り付け、傭兵たちはザカライアを尾行した。ザカライアは、ちょっと寄り道でもしようと言うのか脇道に入る。それを追って傭兵たちもまた、脇道に入った。

「!?……いねえ!撒かれたか!?」
「ここは行き止まりの路地だぞ!」
「ど、どこへ行きやがった!?」
「ここだ。」

 傭兵たちが泡を食って振り向くと、行き止まりになった路地の入口、塀の上からザカライアが身軽に飛び降りて来るところだった。ザカライアは傭兵たちに問いかける。

「俺に何用だ?といっても、穏便な用事じゃなさそうだがな。」
「……へっ。まあな。」
「何、話は簡単さ。あんたの機装兵の、起動呪を教えて欲しくて、な。」
「……。」

 ザカライアは黙ったままだ。傭兵たちは、剣を抜く。

「おい、喉は潰すなよ。起動呪を吐かせられなくなる。」
「わかってるさ。それまでは、殺しちゃならんのだろ。」

 そして傭兵たちはザカライアに襲いかかる。いや、襲いかかろうとした。そして先頭の1人が、地面に倒れ伏す。その額には、先ほどまでは無かった角が生えていた。別にその男が、実は人間ではなかった、とか言う話ではない。ザカライアが投げた短剣が、その傭兵の額に突き立ち、そいつの命の火を吹き消しただけの話である。

「な、て、てめえ!」
「……。」

 ザカライアは背中から破斬剣を抜き放ち、両手持ちにすると残り4人になった傭兵たちへ斬りかかって行く。2人目の首が宙へ飛び、血しぶきが上がる。3人目が心の臓を貫かれる。4人目が袈裟懸けに斬られたところで、最後の1人が慌てて命乞いをする。

「ま、まて!わ、悪かった!い、命だけは勘弁してくれ!」
「……。」
「まて、まて!おま、あんたの機装兵奪おうとしたのは、謝る!たのむ、命だけげぶっ!」

 そしてザカライアは、相手の言葉を聞こうともせずに破斬剣の刃を突き出し、その傭兵の心臓を貫く。その刀身からは、妖気の輝きが放たれている。ザカライアが剣を抜くと、心臓が潰れているために弱々しく血が流れ出た。

(万が一があるな。宿には帰らん方がいい。たいした荷は置いていないしな。
 ……このまま『ベルグール・カラクル』を取りに行って、この村をオサラバするか。)

 ザカライアは踵を返すと、自分の機装兵『ベルグール・カラクル』を駐機させている村はずれへと走り出した。



 もう少しで、『ベルグール・カラクル』を駐機している村はずれまでたどり着くと言うところで、ザカライアは妙な気配を感じた。

(……血の、臭い?)

 ザカライアの鋭い鼻は、かすかな血の臭いを嗅ぎ取った。彼は一瞬、先ほど斬った敵の返り血の臭いかとも思ったのだが、その血の臭いは新鮮な血のものだった。そして彼の鋭敏な感覚は、他人の気配を感じ取る。かすかな、荒い息遣い……死に瀕した人間の物だった。
 彼は徐(おもむろ)に、その気配の方へ歩み寄る。そして灌木の隙間に倒れ込み、姿を隠していた人間を発見した。それは先ほど、ザカライアに従者志願をしてきた少年であった。少年は身体のあちらこちらをズタズタに斬られ、息も絶え絶えの状況である。
 と、少年が顔を上げた。

「だ、誰、だ?」
「……俺だ、小僧。何があった?」
「あ、お、おっさん?」
「ああ、いや、いい。やはり喋るな。今手当てを……。」

 少年の目は、視点が合っていない。どうやら、見えていない様だ。ザカライアは背負い袋から安物の包帯と、重傷用傷薬を取り出そうとした。その手を、少年がガッと掴む。瀕死の子供とは思えない力だ。いや、瀕死だからこそ、全身全霊を振り絞っているのか。

「お、おっさん……!たのむ、村を、村をたすけてくれ……!傭兵団が、「雷小僧」の連中が……。」
「……。」
「お、おいら、おっさんに断られてから、「雷小僧」に下働きでもいいから入れてもらおうって、そして奴らが機体を、駐機してる場所、に……。」
「喋るな。死ぬぞ。」
「や、やつら!村が収穫した作物売って、金があるから!その金を奪って!皆殺しにして!魔獣の仕業に見せかけようって!」

 少年の、ザカライアの腕を掴む力が増す。

「おいら、見つかって!遊び半分で嬲られて!む、村!あんな田舎の村だけど!出て行きたかったけど!それでも、それでも!」
「……。」
「これ、を……。おいら、村出たくて……。貯めてた……。これ、で……。これ、で……。」

 少年の懐から、幾ばくかのゴルダ銅貨がこぼれ落ちる。それは少年の命がこぼれ落ちて行くかの様だ。ザカライアは腰の小剣を抜くと、少年の身体に押し当てる。しかし、小剣は何の反応も示さない。

(わかっていた……。この剣は、主人以外の傷は癒さないと……。だが、それでもと思ってしまうのは……。)
「た……の、む……。おっ……さ……ん……。」

 少年の手から力が抜けた。ザカライアの手首には、青く変色した痕が残る。しかし彼が持っていた小剣の刃が仄かに光を放つと、その痕は消えていく。ザカライアは、地面にこぼれおちたゴルダ銅貨を拾い上げる。その双眸は、爛々と輝いていた。



 ザカライアの機装兵『ベルグール・カラクル』の周りでは、3人の傭兵が下品に笑いながら見張りをしていた。その傍らには、2台の従機が駐機されている。

「しかし遅えっすね。」
「コイツの持ち主を拷問して、起動呪を聞き出すのに手間取ってんじゃねえか?」
「女ならともかくよ、野郎を拷問したって楽しかねえからなー。」
「何はともあれ、兄貴がコイツを貰ったら、兄貴の従機は俺っちが貰ってかまわんのでしょう?」
「おう。そしたら本隊と合流して、村を襲うぞ。ま、村を襲うのはコイツの慣らしも兼ねてだな。……ありゃ?おめえ、首から上はどうし……!?」

 兄貴と呼ばれた傭兵は、すかさず体を投げ出した。もう1人も同じく、必死で身体を地面に転がす。そして弟分の首なし死体が、大地にドサッと音をたてて転がった。周囲に濃密な血の臭いが満ちる。

「……ほう。とっさに反応できるとは、まんざら雑魚ばかりでは無かったか。」
「だ、誰だ!?」
「馬鹿、それよりか従機に走れ!」
「お、おう!」

 2台の従機が起動する。そしてのろのろと立ち上がりかけた次の瞬間、操縦槽の扉が半開きのままの機装兵『ベルグール・カラクル』が片方の機体に破斬剣を振り下ろした。装兵用破斬剣の刀身から、妖気の輝きが零れる。斬られた従機は、中身の操手諸共、開きになって左右にばらけた。

『ひっ!?』

 そして残る1人の傭兵は、自らの従機の操縦槽で、危うく漏らしかけた悲鳴を飲み込む。傭兵は、自らの機体に長槍を構えさせた。いや、構えさせようとした。……腕が無かった。従機の腕は、それが持っていた装兵用の長槍ともども、宙に舞っていたのである。黒血油……操血とも呼ばれる装兵の血液が、従機の腕の断面から噴出した。

『あひゃいひゃい!?』

傭兵が条件反射で、黒血油の腕に回るバルブを閉じて出血を止めようとしたその矢先、ザカライアが操る『ベルグール・カラクル』の破斬剣が唸りを上げて、従機の真上から襲いかかって来る。傭兵には、もはや成す術が無かった。



『遅え!』
『団長、これ以上待てませんぜ。奴らは放っておいて、おっぱじめましょうや。』
『……そうだな。そうするか。
 おい、手前ら!行動開始だ!村を取り囲んで、1人も逃がすんじゃねえぞ!前にやったときと、同じ手順だ!わかってんな!?あと、下手に色気出すんじゃねえぞ!女に手ぇ出すなよ!男も女も、さくっと皆殺しだ!女欲しけりゃ、今回の儲けで買えばいい!』
『『『『『『おおーーー!!』』』』』』

 2機の機装兵に率いられた13台の従機が、機械音を発して立ち上がり、動き出す。それに付き従う様に、20人と少しばかりの徒歩の傭兵が走り出した。
 と、徒歩の傭兵連中が吹き飛ぶ。

「うわーーーっ!?」
「ぎゃーーーっ!!」
「ぎえええぇぇぇっ!!」
『な、何っ!?』
『ま、魔導砲だと!?何処のどいつだ!』

 威力からして、おそらく装兵用の小銃型魔導砲だろう。連射される魔導砲は装兵、特に機装兵に対してはさほどの威力も持たないが、人間にとっては致命的だ。傭兵団「雷小僧」の徒歩の兵は、壊滅する。
 そして、小銃型魔導砲を捨てる音が聞こえた。闇の中から、機装兵が歩む音が聞こえる。「雷小僧」団長は、怒りを込めて誰何した。

『何者だ!名を名乗れ!』
『……貴様らの様な外道に、名乗る意味があるのか?』
『ざ、ザカライア・ジンデル!そうか、貴様の装兵は奪い損ねたか。まあいい、ならば貴様から殺してやる!村はその後だ!』

 はたして、闇の中から現れたのは『ベルグール・カラクル』であった。その手にある破斬剣は、妖気の輝きを放ち、煌いている。傭兵団「雷小僧」の従機が、一斉に襲いかかった。



 そして、傭兵団「雷小僧」の団長は驚愕し、激昂していた。流石に『ベルグール・カラクル』も無傷では済まなかったが、その周囲に散らばる残骸は全てが「雷小僧」所属機の物であったのだ。全ての従機が討たれ、さすがに疲労の色を見せたザカライアに斬りかかった副団長の機装兵『ラルグ・カリキュラ』も、数合も保たせられずに真っ二つにされた。
 そして『ベルグール・カラクル』が膝をつく。流石にこれほどの連戦は、厳しかった様だ。機体も過熱しかけており、まともに動けるかどうか不明である。

『やってくれたな……。俺の、俺の傭兵団が……。』
『……。』
『だが、俺の機装兵『ターナ・ゴッズワルド・ダルタス』は、そう簡単にはいかんぞ!せめても貴様の首印を獲って、その装兵を金に換えてやるわ!』

 団長の機体が、長剣を振りかざして襲いかかる。そして全力を込めて、その長剣を振り下ろした。



 だがその長剣は、宙を舞った。



『ば、馬鹿な……。』
『……。』

 機装兵『ベルグール・カラクル』の左手が、何かを投げつけたかの様に伸ばされている。『ベルグール・カラクル』の肩装甲裏側には、装兵用の投げ短剣が片側5本ずつ計10本収納されているのだ。ザカライアは、最後の一瞬そのうちの1本を投げ放ち、『ターナ・ゴッズワルド・ダルタス』の右手首を狙い撃ちしたのだ。

『……さて。機体も多少冷えた、な。』
『ひ!』

 団長は、『ターナ・ゴッズワルド・ダルタス』に後ろを向かせると、必死で疾走させた。今更ながら、勝てる相手では無い事を理解したのである。ザカライアはだが、徐に機体の両手に破斬剣を握らせると、それを機体の頭上に高々と掲げた。
 破斬剣の刃から、妖気が漂い立ち昇る。そして『ベルグール・カラクル』は、破斬剣を振り下ろした。と、妖気が刃と化して剣から撃ち出され、『ターナ・ゴッズワルド・ダルタス』の後を追う。大地を引き裂きつつ、妖気の刃が敵装兵の背中に迫る。
 そして『ターナ・ゴッズワルド・ダルタス』は、頭の天辺から真っ二つになり、左右に転がる。ザカライアは、ぽつりと呟いた。

『……秘技、飛燕斬。』



 次の日、村では祭りが行われていた。昔は畑の収穫が終わった頃合いにやっていた祭りであったが、今は納税や収穫物を無事に換金できた後にやる事になっている。作物を保管したままだと、魔獣にやられてしまってぬか喜びになる場合があるのだ。
 村人たちで賑わう酒場で、バーテンダーは忙しく働いていた。もっとも、先ごろまで居た傭兵たちの大半が突然行方不明になったため、忙しさもそこまで激烈ではない。まあ、下働きの子供まで行方不明になったため、大変ではあるのだが。
 ちなみに村の路地裏で5人の傭兵の死体が見つかり、村はずれで何かしら争った様な痕跡が見つかっている事から、傭兵同士でのいざこざが起きたのではないか、と思われている。だが当の傭兵たちがほとんど居なくなってしまった以上、追及は無いに等しかった。

「やれやれ……。あいつも居なくなった傭兵たちの、誰かに付いて行っちまったのかねえ。」

 バーテンダーは、下働きの子供の事を考える。

(結局あいつも、村から出て行ってしまったんだろうか。せめて夢破れて帰って来たら、暖かく迎えてやるかね。……生きて帰ってくれば、だが。あいつが付いて行ったのが、ザカライアさんだったらいいんだが……。ザカライアさんの様子からして、無理っぽいかな。)
「バーテンさん、お酒追加―!」
「はい、今すぐ!」

 そしてバーテンダーは、仕事に戻った。村人たちは、何一つ知らずに祭りを楽しんでいる。秋の空は、どこまでも高く澄み渡っていた。



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