「機装兵 ラルグ・カリキュラ」
[解説]
聖王国が聖華暦200年代に開発した、魔導工学のみで作られた初の第二世代機兵。
第一世代機兵である幻装兵、1.5世代機兵の精霊機とは比較にならない低スペック。
しかし、魔導工学のみでも機装兵を製造できる事を証明した、この機体の功績は大きい。
第一世代機兵である幻装兵、1.5世代機兵の精霊機とは比較にならない低スペック。
しかし、魔導工学のみでも機装兵を製造できる事を証明した、この機体の功績は大きい。
ラルグ・カリキュラが聖王国にて初めてお披露目されたとき、初の魔導工学のみによる機装兵だと言う事で、その期待は過大な物であった。
だが知っての通り、第二世代機兵の走りでしかないラルグそのものは、その過剰な期待に応えられる物ではなかった。
だが知っての通り、第二世代機兵の走りでしかないラルグそのものは、その過剰な期待に応えられる物ではなかった。
聖王国上層部は、失望する。
この時点で、ラルグの真価に気付いている者は多くはなかった。
当時仮想敵国であったアルカディア帝国と、そして聖王国にある最大の工房所属鍛冶師、名工フォーン・ライ・テラスンである。
この時点で、ラルグの真価に気付いている者は多くはなかった。
当時仮想敵国であったアルカディア帝国と、そして聖王国にある最大の工房所属鍛冶師、名工フォーン・ライ・テラスンである。
帝国は、直後の第一次聖帝戦争にて、勅命で若干強引にラルグを戦場で鹵獲する。
もしラルグが戦場に出て来なければ、隠密裏に部隊を編成し、奪取に走っていたであろうことは間違いない。
実際後世の記録では、隠密部隊の編制を念のため命じていた記録が残っている。
一方聖王国のフォーン・ライ・テラスンだが、聖王国上層部に嘆願、ラルグを一般販売する許可を取り付けた。
もしラルグが戦場に出て来なければ、隠密裏に部隊を編成し、奪取に走っていたであろうことは間違いない。
実際後世の記録では、隠密部隊の編制を念のため命じていた記録が残っている。
一方聖王国のフォーン・ライ・テラスンだが、聖王国上層部に嘆願、ラルグを一般販売する許可を取り付けた。
はたして帝国では、ラルグの機体を調査し、リバース・エンジニアリングを行ったことにより、独自に帝国が研究していた第二世代機兵の完成に弾みがつく。
結果、機装兵ダルヴァンの完成、魔装兵ダアク・ガロウドへの影響、そしてあの周辺国にとって悪夢の機体機装兵ゲア・ガロウドの出現へと繋がって行くのだ。
結果、機装兵ダルヴァンの完成、魔装兵ダアク・ガロウドへの影響、そしてあの周辺国にとって悪夢の機体機装兵ゲア・ガロウドの出現へと繋がって行くのだ。
一方聖王国でも、フォーン・ライ・テラスンがラルグの改良に尽力し、一般販売した相手の購入者たちから運用データを得ていた。
そしてそのデータを元に、名機たる機装兵シャハナン・ローゾ、機装兵サングリーダル・ロドが完成。
これら2種の機装兵は、聖王国のみならず広く一般に送り出され、更に重要なデータを彼にもたらした。
そしてそのデータを元に、名機たる機装兵シャハナン・ローゾ、機装兵サングリーダル・ロドが完成。
これら2種の機装兵は、聖王国のみならず広く一般に送り出され、更に重要なデータを彼にもたらした。
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