メディカル・ナノマシン
[解説]
旧人類が発明した医療特化型ナノマシンの事。
大別して二種類あり、一つは旧世紀に古代アリーシア文明の原始ナノマシンを研究して開発された医療用ナノマシン。
もう一つはWARESがメンテナンス・ナノマシンの技術を応用して開発したメディカル・ナノマシン。
有機物をベースとしている為、身体に同化しやすく、欠損した部位の再生も可能である。
大別して二種類あり、一つは旧世紀に古代アリーシア文明の原始ナノマシンを研究して開発された医療用ナノマシン。
もう一つはWARESがメンテナンス・ナノマシンの技術を応用して開発したメディカル・ナノマシン。
有機物をベースとしている為、身体に同化しやすく、欠損した部位の再生も可能である。
メディカル・ナノマシンは携帯用のペン型注入器に入れられ、血管に直接注入して使用する。
効果としては治癒魔法レザレクト+キュアポイズネス+キュアイルネス相当だが、欠損部位の再生に三〜六時間、毒素の分解に一〜二時間、疾患の治療には一〜ニ日かかる。
ナノマシンは約三日で同化が完了し、次第に自前の細胞と入れ替わってゆく。
ナノマシンは約三日で同化が完了し、次第に自前の細胞と入れ替わってゆく。
WARESでの開発経緯
新世暦288年、度重なる魔獣との戦闘において、人的資源の損耗を可能な限り抑える方策の一環として、メンテナンス・ナノマシンを救急医療に活用可能かを検討する目的で研究が始まる。
本来ならば旧世紀に医療用ナノマシンは実用化されていたが、アヴァロンに持ち込んだ技術はコールドスリープ期間の間にシステムエラーによって一部の重要な技術情報が失われてしまっていた。
本来ならば旧世紀に医療用ナノマシンは実用化されていたが、アヴァロンに持ち込んだ技術はコールドスリープ期間の間にシステムエラーによって一部の重要な技術情報が失われてしまっていた。
研究はほぼ一からのやり直しとなった為、成功の可能性は低く見積もられ、低予算かつ3年以内に成果が出なければ即刻打ち切りという劣悪条件で研究はスタートを切った。
研究初年度は残されたデータを元にメンテナンス・ナノマシンを人体に使用可能とする為の機能的な見直しを中心に行い、基本設計以外に実質的な成果は全く無かった。
この段階で、早くも研究打ち切りを働きかける者も現れたが、現場の研究者達は粘り強く出来る事をこなして行った。
この段階で、早くも研究打ち切りを働きかける者も現れたが、現場の研究者達は粘り強く出来る事をこなして行った。
研究が2年を過ぎた頃に、生体に使用可能なナノマシンのプロトモデルが試作され、新人類を使った動物実験が行われた。
結果は予想通りにナノマシンが機能し、被験体は高い自己再生能力を得た。
だが、ナノマシンが体内で一週間活動し続けると、再生能力が暴走を起こし肉体が崩壊してしまう事もわかった。
これにより、ナノマシンが約三日で同化を完了させるプログラムを組み込み、人体での臨床試験を経て三年という短い期限内でメディカル・ナノマシンは完成に漕ぎ着けたのだ。
結果は予想通りにナノマシンが機能し、被験体は高い自己再生能力を得た。
だが、ナノマシンが体内で一週間活動し続けると、再生能力が暴走を起こし肉体が崩壊してしまう事もわかった。
これにより、ナノマシンが約三日で同化を完了させるプログラムを組み込み、人体での臨床試験を経て三年という短い期限内でメディカル・ナノマシンは完成に漕ぎ着けたのだ。
聖華暦でのメディカル・ナノマシン
なお、ソキウスでは纏まった数量を回収しているようだが、貴重な物資である為、緊急時以外では滅多に使用されない。