モヴィディック級高速戦艦
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ロードス級陸上戦艦から続く聖王国のホバー推進式陸上戦艦の系譜の直系ともいえる艦艇で、聖華暦772年の一番艦竣工以後、多数の同型艦が建造されており、聖華暦830年代現在でも、マイナーチェンジや設計、艤装配置の一部見直しを繰り返しながらも建造が続けられている名艦と言える。
モヴィディック級は、陸上戦艦の中でも高速戦艦に分類される艦艇で、格納庫内に機兵を最大数搭載している場合でも巡航速度で86km/h程度、格納庫が空の状態であれば、巡航速度で92km/h程度まで出すことができるとされる。
その一方で、同世代の平均的な陸上戦艦と比較すると、艦砲の装備数や機兵の最大搭載数では一歩譲ることになる。
その一方で、同世代の平均的な陸上戦艦と比較すると、艦砲の装備数や機兵の最大搭載数では一歩譲ることになる。
モヴィディック級がこのような装備構成となっているのは、ホバー推進式陸上艦艇の研究、開発が進んだ結果として、用途に合わせた多様な艦種が生まれて来たことが一つの要因と言えるだろう。
ホバー推進式陸上艦艇開発の黎明期において一度は陸上戦艦も多数の機兵を搭載し、前線に輸送する能力を要求されたことはあった。
しかし、機兵母艦や強襲揚陸艦などの艦種の登場により、自艦の護衛を務められるだけの機兵を搭載することができれば十分になり、速度や火力など、対艦戦闘を重視した最初期の陸上戦艦の装備構成に近いものを実現することが可能となったのだ。
ホバー推進式陸上艦艇開発の黎明期において一度は陸上戦艦も多数の機兵を搭載し、前線に輸送する能力を要求されたことはあった。
しかし、機兵母艦や強襲揚陸艦などの艦種の登場により、自艦の護衛を務められるだけの機兵を搭載することができれば十分になり、速度や火力など、対艦戦闘を重視した最初期の陸上戦艦の装備構成に近いものを実現することが可能となったのだ。
そういった流れの中で設計が行われた本艦は、特に速度に重きを置く形で装備構成が決定され、高速戦艦として建造されることになる。
これは、ある意味でラマー平原の戦いにおいて、その速度により多大な戦果を上げたロードス級戦艦の直系となる本艦にとっては当然の帰着と言えるかもしれない。
これは、ある意味でラマー平原の戦いにおいて、その速度により多大な戦果を上げたロードス級戦艦の直系となる本艦にとっては当然の帰着と言えるかもしれない。
このほか、モヴィディック級の構造上の特徴としては、船体の半分を占める大型のカタパルトが挙げられる。
このカタパルトはカタパルトレールを2本横並びに並べることで、発艦にかかる時間を大幅に削減することを目指したもので、機兵の発艦に使用されるのはもちろん、人員や物資を運搬するための小型輸送艇などの離着艦も効率的に行うことが可能である。
このカタパルトはカタパルトレールを2本横並びに並べることで、発艦にかかる時間を大幅に削減することを目指したもので、機兵の発艦に使用されるのはもちろん、人員や物資を運搬するための小型輸送艇などの離着艦も効率的に行うことが可能である。
また、モヴィディック級の機兵搭載数は陸上戦艦としてはやや少ない10機であるが、大型のカタパルトを利用して露天駐機することで擬似的に8〜10機程度は搭載数を増やすことができる。
もっとも、当然重量は増えることになるため、速度や燃費の面で悪影響は避けられないため、露天駐機を行う場合の追加搭載分の機兵は、搭載したまま艦隊戦を行うのではなく、部隊展開のタイミングで機兵母艦などから展開される主力機兵隊に合流させ運用するのが一般的である。
もっとも、当然重量は増えることになるため、速度や燃費の面で悪影響は避けられないため、露天駐機を行う場合の追加搭載分の機兵は、搭載したまま艦隊戦を行うのではなく、部隊展開のタイミングで機兵母艦などから展開される主力機兵隊に合流させ運用するのが一般的である。
[武装]
以下の兵装群はモヴィディック級の一般的な構成であり、参加作戦や竣工時期の違いにより変化する場合がある。
前方甲板上に、31cm3連装魔導砲が配置されており、これがモヴィディック級の主砲となる。
このほか、副砲として、後部に1門、両舷に2門の20.5cm2連装魔導砲が配置されている。
両舷に配置されたものは、側面配置となっているため砲塔旋回機能を持たないが、砲身自体が艦前方から外に向けてそれぞれ80度程度仰角をとれる作りになっている。
このほか、副砲として、後部に1門、両舷に2門の20.5cm2連装魔導砲が配置されている。
両舷に配置されたものは、側面配置となっているため砲塔旋回機能を持たないが、砲身自体が艦前方から外に向けてそれぞれ80度程度仰角をとれる作りになっている。
また、艦首に備えられた大型カタパルトの両舷には3連装の雷装発射管が備えられている。
対人、対機兵迎撃用兵装群
80mm対機兵連装魔導高角砲×2門
40mm 対機兵連装魔導機関砲×8門
内蔵式15.5mm対人/対機兵魔導機関銃×16門
80mm対機兵連装魔導高角砲×2門
40mm 対機兵連装魔導機関砲×8門
内蔵式15.5mm対人/対機兵魔導機関銃×16門
基本的には対艦戦闘に重きが置かれた設計思想を持つモヴィディック級であるが、最低限ながら自衛用の対人、対機兵迎撃用の兵装群も備えている。まず、艦首両舷に80mm対機兵連装魔導機関砲が1門づつの2門、艦中央から後部にかけては40mm 対機兵連装魔導機関砲が片舷4門づつの計8門、そして船体各部に内蔵式15.5mm対人/対機兵魔導機関銃が片舷8門の計16門備えられている。
これらの迎撃兵装は、陸上要塞のように、真正面から敵機兵隊主力を迎え撃つには流石に火砲不足と言わざるをえないが、基本的に陸上巡航艦や陸上駆逐艦と艦隊を組みつつ敵艦隊との艦隊戦を行うことを主とするモヴィディック級には十分であったのだ。