ガンギーン・フォン・ラズール
[解説]
金髪、青眼、小太り気味の男性(36歳、聖華暦835年)。自分の容姿に似合わない豪奢な服装に身を包んでいる。
レルアン・ギル・ラズールの甥にあたる人物で、帝国軍上級大将の一人。
聖華暦835年のレスクヴァ要塞奪還作戦における総司令官かつ貴族連合軍の代表として作戦の総指揮を取る。
レルアン・ギル・ラズールの甥にあたる人物で、帝国軍上級大将の一人。
聖華暦835年のレスクヴァ要塞奪還作戦における総司令官かつ貴族連合軍の代表として作戦の総指揮を取る。
能力
ハッキリ言ってしまって、無能である。
学も教養もあるのに『美しい勝ち方』というモノにとことん拘る人物で、現状を正しく認識しようともしない。
自分の身分を嵩にきて他人の意見を聞き入れず、上手くいけば自分の采配を誇示し、失敗すれば現場に責任を押し付ける事を平気で行なっている。
自分の身分を嵩にきて他人の意見を聞き入れず、上手くいけば自分の采配を誇示し、失敗すれば現場に責任を押し付ける事を平気で行なっている。
実際、ガーター黒騎士団をシャニムニ突撃させていただけであったが、元々ガーター黒騎士団が精強であったので勝利を重ねていた。
その事をきちんと理解せずに自身の采配が正しいと思い込み、自ら『不敗の猛将』などと吹聴している。
その事をきちんと理解せずに自身の采配が正しいと思い込み、自ら『不敗の猛将』などと吹聴している。
レスクヴァ奪還作戦での失態
レスクヴァ要塞奪還作戦の最中に参謀の意見を聞き入れず、意見具申した現場指揮官を二度にわたって更迭している。
これによって聖王国艦隊との戦いが長引いただけで無く、非常に多くの損耗も出してもなお、自身の考えを改める事をしなかった。
これによって聖王国艦隊との戦いが長引いただけで無く、非常に多くの損耗も出してもなお、自身の考えを改める事をしなかった。
最終的に座乗する旗艦が小破した際(実際の被害としては戦闘力も移動能力も些かも低下していない)に指揮を放り出して逃げ帰るという醜態を晒す事になる。
その無謀かつ無能っぷりは、後の軍事教本などで典型的な無能な指揮官として語り継がれるほどである。
なお、当人は第一次奪還作戦の敗戦責任と敵前逃亡罪によって処刑されており、その事が鮮血帝と貴族側の確執をより深くしたのは言うまでもない。