ジェラルディン・マルケス - 聖華世界 @ wiki

ジェラルディン・マルケス

　暗黒騎士の弟子。氷結の魔眼持ち。レスクヴァ戦時17歳

　たいていの人間に対する態度は悪いが、相手の実力がはっきりと上の場合は礼儀正しくふるまう。（礼儀作法はきちんと仕込まれている）
　元は黒髪色白であったが、下町の風俗に感化され日焼け肌に変え、髪も金色に染めてツインテールにまとめている。

　ベンドーバーの街の領主、子爵マルケス家の長女。
　幼いころは活発な少女で、故郷の町で下の兄に付いて回っていた。しかし兄は素行が悪く、悪い影響を受けることを心配した親に帝都の寄宿制の学校に入れられてしまう。
　学校では頑張って優等生となったが、逆に目立ってしまいいじめられ孤立してしまった。親ともすれ互い、頼る相手もいなかったジェラルディンは、ついに学校を逃げ出し、下町の不良グループに転がり込んだ。
　兄の薫陶もあったのかそこで馴染んでしまい、半年がたったが、その間に身辺調査が行われ、魔眼病を発症している可能性が浮上した。周囲の人間が氷結の魔眼による寒気を感じ、遠ざけられていたのだ。
　追跡隊により不良グループ共ども狩り出される中、魔眼が完全覚醒し、周りを氷漬けにするも魔力枯渇で失神し、捕獲、保護され帝国統轄騎士會に送られた。
　権威に対する反発は大きく、暗黒騎士の弟子になるのを渋っていたが、仲間の待遇保障と引き換えに帝国統轄騎士會で訓練を受けることを承諾した。

　暗黒騎士の弟子としては魔力量の大きい普通の天才。体を動かすことは得意だが、暗黒魔法などは感覚的な使用で、感情が高ぶると暴走する。
　武器は鞭で、氷の刃をまとわせて振り回す。
　暗黒騎士イザベラ・アルコリオの弟子になった後は、幻惑の魔眼を持つ彼女の薫陶を受け、氷の霧や氷の鏡を駆使するからめ手の戦術を仕込まれている。（ちなみに女性好きのイザベラの弟子にすることには帝国統轄騎士會が渋っていたが、営倉に隔離されていたジェラルディン次を言いくるめて連れ出し、なし崩しで弟子に取ってしまった）

　レルアンの乱では師匠とともに皇帝側に付いたため、次兄ジェローム・マルケスと戦うことになる。
　レルアンの乱終結後功績を認められ、暗黒騎士に任命された。

　後に『黒竜の世代』の一人に数えられ、師匠譲りの優美な戦闘スタイルから『氷の雌豹』の異名で呼ばれるようになる。
　ただし、仲間内の反応は
「どちらかというと『昼寝する猫』？」
「というかもう大人なんだから日光浴の時のきわどい恰好を何とかしろ」
「調子に乗ってヒョウ柄とかやめとけよ？」（なお聞かなかった模様）
　と散々であった。

セリフ
「ちぃーす。よろー」
「なめてんじゃねーぞ！スッゾコラー！」
「弟子ジェラルディン・マルケス着任します！ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたし舞う！（噛んだー！）」
「うわーい！にーちゃーん💛！」