破槍砲
[解説]
この武器は二種類あり、対艦攻撃用に特化した対艦破槍砲と、対艦・対機兵戦闘用に使える通常の破槍砲である。
破槍砲の成り立ち
破槍砲は第三次聖帝戦争初期に対艦攻撃用としてバーニアを搭載した巨大な槍そのものをレギオンで運用したのが最初である。
本来ならばこのような安直な武器が通用するはずは無かったのだが、第五世代機兵特有の噴射式噴進装置のおかげで高速機動が行える事により、非常に強力な兵器となった。
当時の聖王国の艦船に大打撃を与えられるほどに。
本来ならばこのような安直な武器が通用するはずは無かったのだが、第五世代機兵特有の噴射式噴進装置のおかげで高速機動が行える事により、非常に強力な兵器となった。
当時の聖王国の艦船に大打撃を与えられるほどに。
対する聖王国は自身の軍の損害を目の当たりにし、対抗する形で破槍砲の研究開発を開始する。
折しも聖焔計画において新規開発していたノヴレスの装備として、対艦だけでは無く対機兵用としても運用可能となるように小型化され、短槍を再装填可能なように再設計されたのである。
折しも聖焔計画において新規開発していたノヴレスの装備として、対艦だけでは無く対機兵用としても運用可能となるように小型化され、短槍を再装填可能なように再設計されたのである。
しかし、有効射程距離は50m程度と短く、短槍を単発発射しか出来ない。
しかも短槍を一発しか装填出来ず、発射後に手動で短槍を再装填しなければ二撃目を撃てない。
重量も嵩張るので予備の短槍も多く持つ事も出来ない。
連装にすればさらに重量が増して、より扱いづらくなる。
しかも短槍を一発しか装填出来ず、発射後に手動で短槍を再装填しなければ二撃目を撃てない。
重量も嵩張るので予備の短槍も多く持つ事も出来ない。
連装にすればさらに重量が増して、より扱いづらくなる。
また、射出された短槍の初速もそこまで速いわけでは無い為、エース級や熟練操手ならば視認してから回避する事も不可能では無い。
そして最大の欠点は、槍を砲弾代わりに使い捨てるため、非常に運用コストが高くつく事である。
このままではただの欠陥兵器、より改良するまでは使えない代物だろうと思われていたのだが、ノヴレスの操手であったレイ・アームスフィアがこの装備を使いこなして戦果を上げた結果、この装備の有用性が評価されて、聖華暦800年代に至るまで開発と改良が続いている。
改良の結果、命中率や短槍射出の初速が改善されてきており、多少は扱いやすくなって来てはいる。