アンデス
[解説]
北米大陸全域に広く分布している、植物系の小型魔獣。本来つる植物であるが、成長して果実が成熟するまではまったく危険ではない。しかしながらいったん果実が成熟すると、その果実がつるを離れて周囲を転がって徘徊を始める。そしてまるで旧暦(西暦)時代のTVゲーム『パックマ〇』の様に大口を開き、近場の動物に齧りつき、貪り食らうのだ。
これはこの植物系魔獣の果実が、自身の内部に抱え込んだ種子を芽生えさせるための栄養源として、動物の血肉を必要としているがためである。この果実にはある程度の独立した知恵があるらしく、獲物の動物の急所(たいていは首元)を狙って来る。
これはこの植物系魔獣の果実が、自身の内部に抱え込んだ種子を芽生えさせるための栄養源として、動物の血肉を必要としているがためである。この果実にはある程度の独立した知恵があるらしく、獲物の動物の急所(たいていは首元)を狙って来る。
果実の外観は、直系1mほどの巨大メロン。マスクメロン種ではなく、網目状の模様は無い。獲物となる動物は、魔獣だろうが一般の動物だろうが、それこそ人間だろうがおかまいなし。狙いをつけて齧りつき、ひたすら食べる、食べる、貪り食らう。
ただしつるから離れた直後の、まだ何の動物も食らっていない状態の果実は、これは極めて滋養豊富で美味である。専門技術を持った冒険者がこれを網を使って捕らえて殺し、その破片をジューサーミキサーにかけて作ったジュースは『マ・ジュース』と呼ばれる。これは極めて美味いだけでなく、すばらしい精力剤として珍重されている。
ただしつるから離れた直後の、まだ何の動物も食らっていない状態の果実は、これは極めて滋養豊富で美味である。専門技術を持った冒険者がこれを網を使って捕らえて殺し、その破片をジューサーミキサーにかけて作ったジュースは『マ・ジュース』と呼ばれる。これは極めて美味いだけでなく、すばらしい精力剤として珍重されている。
ちなみに既に動物を食らってしまった果実は、体色が赤黒く変わり、果肉も生臭みと強い毒性を帯びてしまうので、ジュースには絶対にできなくなってしまう。