電波塔WRT-31
[解説]
禁忌の地内陸部に存在する、地上三階・地下三階の建造物と高さ300mほどある鉄骨構造の電波塔複数基を併せた施設の一つで新世暦150年頃に建設された。
電波塔は先端以外を蔓状植物が生い茂っており、遠目からは馬鹿でかい大木が立っているように見える。
電波塔は先端以外を蔓状植物が生い茂っており、遠目からは馬鹿でかい大木が立っているように見える。
この電波塔施設は荒れ果てているが鋼魔獣が施設周辺の警備の為に徘徊しており、非常に危険な場所の一つとされている。
また、この施設の近くでは、魔導通信機器からノイズ混じりの不気味な音や声が聞こえる事があり、それは無念のうちに滅亡した旧人類の怨嗟の声なのだと、怪談の如く真しやかに噂されている。
そんな噂と徘徊する鋼魔獣の為に探索が敬遠されていて、比較的手付かずな遺跡となっている。
実態
また、この電波塔施設の再生エネルギーによる発電設備そのものは今だに生きており、警備の鋼魔獣の充電スタンドを含めた施設がその電力で稼働を続けている。
さらにオーパーツ級の電波ラジオまたは魔導通信機器を持っており、周波数を合わせる事ができれば、陽気な性格を持った二基の人格AIが掛け合いで語るラジオ番組を聴く事が出来るようだ。