タイプDR共通戦術歩行システム



[解説]
自由都市同盟の冒険者組合に軍より出向している技師、ダライアス・アームストロング技術中佐が考案して設計開発した、機装兵の根幹システム。脚部のフレームと装甲、それに魔導炉がセットになった物。実際にこれを機装兵として完成させるには、これに操縦槽や転換炉、頭部、腕部等が装備された上半身が必要になる。
このシステムの画期的なところは、これを使用して機装兵を造る場合、下半身をあらかじめ用意しておく事ができる点だ。そして要求される仕様に応じた上半身を製造するだけで、様々なタイプの機装兵を造る事ができるのである。また、複数の上半身を用意しておけば、戦況に応じて上半身だけを交換し、瞬時に別のタイプの機装兵として出撃させる事もできる。
またもう1つの大きな特徴として、非常に安価に容易に大量生産ができる、と言う点が挙げられる。ダライアス・アームストロング技術中佐がかつて開発したアーミィ・アント型機装兵もまた安価で量産性が高く、整備性が優秀でそれにより稼働率もまた高かった。だがタイプDR共通戦術歩行システムを使った機装兵は、安価なはずのアーミィ・アント型を1機用意するのと同額の予算で、4機製造できる。
更に言えば、上半身の出来具合にもよるが、これを使用して造られる機装兵は、操縦も極めて容易である。従機を乗りこなす技量があれば、充分以上にこの歩行システムを用いた機装兵を扱えるのだ。
無論、欠点も無いわけでは無い。構造的にはこれは第六世代機兵であるが、性能的には第五世代機兵相当、と言うところである。またカスタマイズによる限界性能も、低いレベルで頭打ちになる。とは言え数は力であり、この歩行システムを用いた機装兵が雲霞の様に押し寄せれば、敵には為す術は無いだろう。たとえ10機20機倒せたとしても、討ち漏らした970機が戦略目標を達してしまうのだ。
(Darius Report:File7、File9-1参照)
このシステムの画期的なところは、これを使用して機装兵を造る場合、下半身をあらかじめ用意しておく事ができる点だ。そして要求される仕様に応じた上半身を製造するだけで、様々なタイプの機装兵を造る事ができるのである。また、複数の上半身を用意しておけば、戦況に応じて上半身だけを交換し、瞬時に別のタイプの機装兵として出撃させる事もできる。
またもう1つの大きな特徴として、非常に安価に容易に大量生産ができる、と言う点が挙げられる。ダライアス・アームストロング技術中佐がかつて開発したアーミィ・アント型機装兵もまた安価で量産性が高く、整備性が優秀でそれにより稼働率もまた高かった。だがタイプDR共通戦術歩行システムを使った機装兵は、安価なはずのアーミィ・アント型を1機用意するのと同額の予算で、4機製造できる。
更に言えば、上半身の出来具合にもよるが、これを使用して造られる機装兵は、操縦も極めて容易である。従機を乗りこなす技量があれば、充分以上にこの歩行システムを用いた機装兵を扱えるのだ。
無論、欠点も無いわけでは無い。構造的にはこれは第六世代機兵であるが、性能的には第五世代機兵相当、と言うところである。またカスタマイズによる限界性能も、低いレベルで頭打ちになる。とは言え数は力であり、この歩行システムを用いた機装兵が雲霞の様に押し寄せれば、敵には為す術は無いだろう。たとえ10機20機倒せたとしても、討ち漏らした970機が戦略目標を達してしまうのだ。
(Darius Report:File7、File9-1参照)